■政府と東電のあきれた理屈
再稼働日まで決めていた!
原発事故費用まで国民負担
いま大問題になっている電気料金値上げと原発再稼働―。東京電力は、原発再稼働を前提に値上げ申請をおこない、"再稼働がなければもっと上がる"と"脅し"ています。特集で問題点を検証します。福島県から自主避難している「福島避難母子の会in関東」の皆さんにも話をうかがいました。
いま大問題になっている電気料金値上げと原発再稼働―。東京電力は、原発再稼働を前提に値上げ申請をおこない、"再稼働がなければもっと上がる"と"脅し"ています。特集で問題点を検証します。福島県から自主避難している「福島避難母子の会in関東」の皆さんにも話をうかがいました。
テレビ、舞台で大活躍の女優、渡辺えりさん。山形県に生まれ育った東北出身者として、東日本大震災と原発事故に大変な衝撃を受けたといいます。「自分に何ができるか真剣に考えた」という渡辺えりさんに話を聞きました。
ドイツ1部リーグドルトムントをリーグ戦とカップ戦の2冠に導いた香川真司選手(23、日本代表)が、大きな飛躍を遂げようとしています。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドなど、同リーグの名門クラブが獲得に名乗りをあげています。横浜FC会長の奥寺康彦さんに聞きました。
原発再稼働に突っ走る野田内閣。問題は原発運転の安全性だけではありません。処分方法も確立していない、危険な使用済み核燃料="核ゴミ"をさらに量産する結果になるのです。すでに貯蔵限界に近づいた核ゴミの実態を最新資料でみると―。
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」。7回目の今回は、消費税の不公平さの実態についてです。消費税は消費者が負担する税金ですが、納税者となるのは、事業者です。消費税は製品、商品などの価額に上乗せして、消費税法上の納税者(事業者)から、実際に負担する消費者に移転させる仕組みです。このように、消費税は転嫁ができる税だと、一般的には説明されています。しかし、消費税の転嫁は、実際には、売り手と買い手の力の強さによって決まります。
大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の2府4県からなる衆院比例近畿ブロック(定数29)。日本共産党と後援会は、現有3議席を絶対確保し、4議席への前進を目指します。新しい政治を求める世論が高まる中で、党と保守・無党派層との「一点共闘」の広がりが注目されています。
長さ15㌢のくぎが20本あります。このくぎを1本のマジックペンの上に乗せることはできるでしょうか。
就職難、高学費、原発、貧困...不安だらけの日本。希望ある未来はつくれるのか―。青年のこんな疑問に日本共産党の志位和夫委員長が一問一答方式で語る「大阪青年トークセッション」が20日、大阪市内で開かれました。
物忘れが目立ち、記憶力の低下を感じてしまう。ついに来たか、と認知症への不安がわく。ただの老化だよね、と思いたい。病院へいくのは大げさだし、いきたくない。気軽に相談できるところがあればいいのに―。ときに同じ物を買い、気づいて気落ち。会話では肝心なことが思い出せず、あれとかそれとか。これって危ない兆候であって認知症の始まり? 「とは限らない」というのは、日本医科大学武蔵小杉病院内科・認知症センターの北村伸教授。専門は神経内科学、とくにアルツハイマー病の早期診断・治療です。話をうかがいました。北村教授の"もの忘れ減らす五つの工夫"も紹介します。
11年ほど前からほぼ年1回、仲間を募り、演劇を制作してきました。いままでの出演者は、坂東三津五郎さん、中井貴一さん...。「小学校時代も、自分で台本を書き、出演者を集めていました。変わりませんね」。10作目「HUG(ハグ)!」の仲間は、南原清隆さん、堀部圭亮さん、三倉茉奈さんたち。演劇数本の合間に、コントやトークのある楽しい舞台です。演劇の主人公がみな、挫折感や生きづらさを抱えているのが、近藤流。
「消費税は大増税、大企業向けの法人税は減税。あまりに不公平ではないか」。衆院社会保障・税特別委員会で始まった消費税増税の本格論戦。日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は22日、野田佳彦首相に消費税増税の中止を迫りました。
再稼働への動きが加速する関西電力大飯原発、東京電力柏崎刈羽原発などで、国・電力会社によるこれまでの原発周辺地域の活断層評価が次々と覆されています。その恐るべき真相とは?
JR東海が巨費を投じて東京―大阪間での開業を目指すリニア新幹線。日本共産党の志位和夫委員長は17日、「リニア新幹線の建設に反対する―東海道新幹線の地震・津波対策、大震災の鉄道復旧こそ」と求める党見解を発表しました。遊説先の山梨県南アルプス市での記者会見で発表したものです。(全文)
沖縄の本土復帰40年(15日)の節目の年に、県議選(定数48)が6月1日告示(10日開票)されます。前回3議席から5議席に躍進した日本共産党から6人(現職5、新人1)が立ち、議席増をめざします。県民の暮らし・雇用、平和...県議選の焦点は―。
1923年に誕生し、90年近い歴史を持つ大阪市音楽団。「市音」の愛称で市民に親しまれる同楽団を、橋下徹市長は来年4月に廃止し、公務員である団員の分限免職(解雇)をねらっています。何が起きているのか―。
高齢者がともに暮らす「グループリビング」(共生のすまい)が広がっています。個室で自立した生活をしながら、共用の食堂などで交流し支えあう―。千葉県神崎(こうざき)町に昨年9月に誕生した「神崎共生のすまい」を訪ねました。
民謡の島・沖縄の新たな歌い手が注目されています。うるま市出身の上間綾乃さん(26)。メジャー・デビューアルバム「唄者(うたしゃ)」で、若々しく張りのある美声を披露。島唄の楽しさと奥深さを伝えています。
美しい影絵劇で知られる劇壇角笛が初のアメリカツアーを行いました。「アメリカのようなデジタル化した国にとっては、アナログの日本の職人芸が新鮮で感動を与えたようです」と、代表の白石武士さんはいいます。
「鍵のかかった部屋」「都市伝説の女」など推理・刑事ドラマが花盛りの4月期ドラマ。今期はむしろ推理・刑事ジャンル以外のドラマが健闘中だという、フリーライターの岩根彰子さんが、「リーガル・ハイ」「クレオパトラな女たち」「もう一度君に、プロポーズ」にスポットを当てて今期のドラマを語ります。
広島、長崎の多くの原爆被爆者が、いまなお国から原爆症の認定を拒否され、病に苦しんでいます。被爆者らが認定を求めた集団訴訟で連続勝訴したあと、国は範囲を広げた新基準をつくりましたが、その新基準にもそぐわない不当な却下が続いています。被爆者と遺族らは再び裁判に立ち上がりました。
サロベツ動物記 富士元俊彦
冬眠明け春満喫 エゾシマリス
消費税を納めるために四苦八苦するのが中小零細企業。ところが輸出大企業になると、一円も消費税を負担しないどころか、逆に消費税で"もうかる"ことも―。まるで不公平を絵にかいたような話です。経済評論家の荻原博子さんのコメントも紹介します。
高く美しい4回転。りんとしなやかな滑り。ときに鬼気迫る形相...。心揺さぶる演技でした。初出場で銅メダルの快挙をなしたフィギュアスケートの世界選手権(3月仏・ニース)。地元仙台で東日本大震災に遭うなかで芽生え、伝えたかった思いとは―。羽生結弦選手(17)の胸の内に迫りました。
登下校中の児童ら歩行者が犠牲となる交通事故が、全国で続発しています。いまや交通事故死の中で一番多いのが歩行者です。歩行者の命を守るため、何が必要なのか。道路行政のあり方を考えてみると―。
前回に続き、酒粕料理を2品紹介します。基本の酒粕ペーストは、酒粕と水を1対1の割合であわせ、ペースト状にすりつぶしたもの。瓶や保存容器に入れて3~6カ月くらいを目安に使い切りましょう。
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」。⒍回目の今回は、消費税の歴史を振り返ります。現行の消費税を除けば、歴代政府は大型間接税の導入・定着に失敗し続けてきました。日本共産党の選挙における躍進が、大型間接税を食い止めてきたことも。どんなにごまかそうとも、消費税増税の痛みは隠しようがなく、国民の反発は強まります。連載でこれまで見てきたように、憲法が求める応能負担原則と税の使途に関する国民の理解を深めていくことが増税勢力の野望を断つ道だということを、消費税の歴史を通じて理解を深めていきます。
神奈川、千葉、山梨3県に約1600万人が暮らす衆院比例南関東ブロック(定数22)。"アメリカ・財界中心"の政治を断ち切り、日本を改革する展望を大いに語ろう―日本共産党と後援会は、志位和夫委員長(57)の議席を守り抜き、畑野君枝氏(55)=新、元参院議員=を再び国会へ送り出そうと、力を合わせています。
「新学期に入り、友達ができるか不安」「高校に入学したけど、すぐ不登校になってしまった」。こんなお便りが寄せられています。新生活の不安やストレス、人間関係の悩みの手助けになる認知療法―。その考え方について、うしおだ診療所の野末浩之さん(精神科医)に聞きました。
東日本大震災・福島原発事故後の昨年7月、福島県会津地方で「もう一つの大津波」が起きました。発電ダム10カ所が連なる只見川で、洪水が発生したのです。いま被災住民と自治体は、国・県に早期復旧を要請するとともに、電力会社に「発電優先で洪水対策を怠った人災だ」として安全対策を求めています。
出版社の辞書編集部を扱った小説『舟を編む』で、書店員が選ぶ「本屋大賞」を受賞しました。「辞書は堅苦しく、とっつきにくい印象があるけれど、本当はそうじゃない。この本を読んでくれた人が、辞書に親しみをもってくれたら、うれしい」。ふくらみのあるタイトル。「辞書が舟で、言葉の大海原を舟がいくというイメージ」を抱いて書きました。
「何としても今国会での実現を」と野田佳彦首相が「政治生命」をかける消費税増税法案が11日の衆院本会議で審議入りしました。日本共産党の佐々木憲昭議員は、同法案の問題点を指摘し、撤回を求めました。佐々木氏は、消費税増税の問題点について、①「4年間引き上げない」といった民主党の公約(2009年総選挙)に違反する②最悪の欠陥税制である③日本経済を重大な危機に突き落とす―ことを指摘しました。
子ども・子育て新システムの法案審議が、10日の衆院本会議で始まりました。日本共産党の高橋ちづ子議員の追及で浮き彫りになったことは―。5月13日。東京・明治公園で開かれた「いりません! 保育を産業化する子ども・子育て新システム5・13みんなの保育フェスティバル」(同実行委員会)には、全国から6000人を超える子どもづれの保護者や保育関係者が集まりました。埼玉県私立保育園連盟会長の森田弘道さんに話を聞きました。
「日米安保条約をなくしたらどういう展望が開かれるか」―。日本共産党の志位和夫委員長が全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)の第32回総会(12日)で記念講演を行いました。講演のポイントを紹介します。(全文)
15日は沖縄の本土復帰(1972年)から40年。米軍基地は沖縄県の農業や経済にも大きな影響を与えてきました。JA沖縄中央会の小那覇安優(おなは・あんゆう)会長、沖縄県中小企業家同友会の大城辰彦(おおしろ・たつひこ)専務理事に歴史と課題を聞きました。
今年も暑い夏がやってきます。ゴーヤーやアサガオを育てて緑のカーテンを作ってみませんか。苗なら今からでも間に合います。"きほんのき"をNPO「緑のカーテン応援団」理事の谷内誠治さんに聞きました。
絵画から食器まで、フィンランドの文化に多面的に迫る展覧会「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活」が、青森県立美術館で開かれ、各地を巡回します。いま注目のフィンランド文化はいかに育まれたのか。よりよい生活へのヒントが盛り込まれた企画です。
いまアニメ映画が元気です。今年は良質ともに充実し"アニメ新時代"という声も。なかでも、テレビアニメの映画化ではないオリジナル作品への果敢な挑戦がみられます。アニメ映画に何が起きているのか、探検します。
日常のひとコマを描く会話劇。「背景が大きいんです」と酒井美紀さん。4年ぶりとなる主演舞台は、「燕のいる駅」。静かに訪れた"地球最後の日"を生きる人びとの物語です。
自営業者などが入る国民健康保険の保険料(税)は高い。しかし、低所得世帯の国保料を独自に減免する市町村もあります。どんな内容なのか―。
日曜版(4月29日・5月6日合併号)で報じた携帯ゲームの高額請求問題でついに行政が動きました。「コンプガチャ」という金集め手法にたいし消費者庁が違法の可能性を指摘。主要6社が廃止を決めたのです。携帯ゲーム会社元開発者が明かす金集めの舞台裏とは...。
日本の山 四季折々 新井和也
奇跡のお花畑 危機 アポイ岳
▽<日曜クイズ>第2733回 正解者には抽選で100人に賞品をお送りします。
▽<クイズでごジャレ>第400回 小学生限定のクイズ。正解者に抽選で100人に賞品。
▽<連載小説「グラウンドの詩」作:あさのあつこ絵:佐々木こづえ>(45)五章 グラウンドの詩(二)
▽<リレーエッセー 風の色>手入れ念入り 桜の椀 食文化研究者・江原絢子さん
▽<連載漫画「今日もいい天気 PartⅡ」作:山本おさむ>第19話 さて、測定
▽<マリン先生の虹色ノート>7 「いやし隊」が誕生 小学校教諭・真咲倫子さん
▽<知って役立つ お墓の話>□5□ 運動団体の「共同墓」 連帯を取り戻す新しい試み ジャーナリスト・柿田睦夫さん
▽<本立て>津田大介著『動員の革命 ソーシャルメディアは何を変えたのか』、加藤登紀子著『命を結ぶ 加藤登紀子・対談』、新井基洋著『めまいは自分で治せる』
▽<経済これって何?>郵政民営化改定法 過疎地切り捨ても 日曜版編集部・山田邦夫記者
▽<電話相談>「家に引きこもる25歳息子 自立へ何をすればいいか」
「日本に暮らす中国人です 外国籍でも年金加入できる?」
▽<NEWディスク>クラシック 宇野功芳の2枚 「ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』&ハイドン:交響曲第88番『V字』(1962年、ヘッセン)」/クナッパーツブッシュ(指揮)、ヘッセン放送交響楽団 ほか
▽<読者の文芸>短歌、俳句、川柳
▽<石子順のにちようシネマ館>「ファミリー・ツリー」「ムサン日記~白い犬」「サニー 永遠の仲間たち」「プッチーニに挑む 岡村喬生のオペラ人生」
▽<つ り>メバル 夜にアタリ 兵庫・神戸港
▽<囲 碁>依田紀基九段の眼 新人王戦ここがポイント 第37期新人王戦 研究途上の変化 1回戦第12局 余正麒二段VS富士田明彦三段
▽<将 棋>上達のアドバイス〈3〉端攻めの手筋 日本将棋連盟指導棋士・木屋太二五段
▽<詰 碁>結城聡九段<詰将棋>伊藤果七段<詰連珠>岡部寛八段
▽<メディアをよむ>沖縄の思いを国民全体に 新聞ジャーナリスト・阿部裕さん
▽<1週間のおかず>「車麩とさつま揚げの煮付け」「豚肉と大根のカレー丼」ほか
▽<うれしい一品>杵島直美さんの「キャベツメンチ」
北海道電力泊原発3号機が5日、定期検査のために発電を停止し、42年ぶりに日本は「原発稼働ゼロ」になりました。昨年3月の福島原発事故以来、全国で繰り広げられてきた集会、宣伝、討論、パレード、署名集め...。「原発ゼロ」をめざす草の根の運動と世論が日本を動かしています。作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんの集会での発言、作家・室井佑月さんのコメントを紹介します。
すべての原発が止まった今、いよいよ私たち一人ひとりがこの国の未来について、真剣に考えなければいけない時期が来たと思います。
原発が行き詰まっていることは誰の目にも明らかです。使用済み核燃料は捨てる場所がない。再処理も全然できない。コストがかかりすぎる。危険が高すぎる。もう当たり前のことなのに、今までのシステムに乗っかってきた人たちは、オルタナティブ(対案)を考えようとしない。
沖縄が日本に復帰(1972年5月15日)してから40年。いまも沖縄は、米軍基地のほとんどが返還されず、在日米軍基地の74%が集中したままです。基地の歴史や沖縄の声から見えてくるのは―。
「70代最後の全力投球をしました」と語る佐江衆一さん。長編『兄よ、蒼(あお)き海に眠れ』を書き下ろしました。人間魚雷「回天」の特攻隊員の兄と、東京大空襲に遭った弟との心の交流を通じて戦争が庶民にもたらす悲劇を描き出しています。神奈川県藤沢市の自宅を訪ねました。
誰が一番電気を起こせるかな―。埼玉県草加市の子どもたちが4月29日、「大省エネまつり・エコリンピック」を開きました。東日本大震災と原発事故をきっかけにエネルギー大切さを実感しようと、市内の子どもたちが青年会議所の人たちと一緒に考えました。
福島県二本松市の東和地域は、豊かな里山を生かした有機農業が盛んです。しかし、福島第1原発事故により、放射能汚染を抱えることに...。「福島で生きていきたい」と試行錯誤しながら農業を続ける、菅野(すげの)瑞穂さん(24)の思いは―。
便はうん。運は運まかせで、うんが来たら幸運という。息んだって簡単には来やしない。つまり、頑固な便秘のお話で。いま急増中の、下剤も効かない"スーパー便秘"克服術をどうぞ。最近、『スーパー便秘に克つ』(文藝春秋)を著した、社会保険中央総合病院大腸肛門病センターの山名哲郎部長に話を聞きました。
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」。5回目の今回は、大企業優遇税制の実際のしくみについてです。株式会社などの法人は、法人税法と租税特別措置法(法人税関連)という税法にもとづいて法人税を負担します。この二つの税法は大企業の税負担を少なくする不公平な内容となっています。法人税は、益金から損金を差し引いた所得に税率を乗じて算出します。税法は、大企業の法人税負担を少なくするため、①益金を過少にし、②損金を過大にしたうえ、③税額計算では減免規定をおいています。大企業はこれらの仕組みによって、本来なら払うべき法人税を減免されています。これが大企業優遇税制です。
フランス大統領選挙の決選投票(6日)で、社会党のオランド氏が現職のサルコジ氏(国民運動連合)を下し、新大統領に当選しました。同日のギリシャ総選挙でも与党連合が大敗。欧州で進められてきた国民犠牲の緊縮政策への強い反発が浮き彫りになりました。
アラフォー世代が、相次いで、2000本安打に到達しています。日本ハムの稲葉篤紀内野手(39)、ヤクルトの宮本慎也内野手(41)、そしてソフトバンクの小久保裕紀内野手(40)は秒読み段階です。野球評論家の衣笠祥雄さんが活躍の秘密を解き明かします。
モデル時代、しかめっ面で写る写真が評判でした。素顔は真逆。笑い声の絶えない、表情豊かな女優です。映画「レンタネコ」(荻上直子監督)で演じたのは、猫と人との出会いを手伝うレンタネコ屋のサヨコ。風変わりな役柄に深いところで共鳴し、実に楽しげに演じています。「サヨコは人にも猫にも分け隔てない。私も、だれに対しても同じ目線で接したいという思いがあります。赤ちゃんとも年下の人とも、普通に話せる感覚でいたいですね」
連休最後の日曜日(6日)、住宅地を突然襲った竜巻。茨城県つくば市の中学生1人が死亡したほか、茨城・栃木の両県で53人が重軽傷を負い、建物被害は2000棟を超えました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員と大内久美子県議、党市議団は7日午前、被災地を現地調査しました。市が宅地内のがれきを自力で集積場まで運ぶように求め、多くの被災者が途方に暮れていました。早速、党市議団が市に迅速ながれき処理を求めました。市は翌日、方針転換し、がれき撤去に市が責任を持つと決めました。
日本国憲法の施行から65周年の3日。「憲法を守り生かそう」と、全国各地で多彩な行動が取り組まれました。東京で開かれた「輝け9条 生かそう憲法 平和とくらしに 被災地に 5・3憲法集会」には、2600人が参加。日本共産党の志位和夫委員長はスピーチで「憲法と相いれない現実」について、「国民の権利奪う原発」「9条踏み破る安保条約」「橋下・維新の独裁政治」の三つの角度で語りました。
本土復帰(1972年5月15日)から40年沖縄。米軍占領下の47年に那覇市で生まれ、現在、日本共産党衆院議員(党県委員長)の赤嶺政賢さんに復帰前後の思いや、今後のたたかい、きたる県議選(6月1日告示、10日投票)について聞きました。県議選(定数48)で、日本共産党(現有5人)は現職5人、新人1人の6人が立候補し、議席増をめざします。
「現役、子育て世代を協力にサポートする大阪市政」(2月20日の記者会見)と宣伝する大阪市の橋下徹市長。ところが実際は、保育にかかわる施策をみても、子どもの安全を脅かし、保育所と保護者の負担増につながる改悪ばかりです。
東京地裁(大善文男裁判長)がら無罪判決(4月26日)を言い渡された民主党の小沢一郎元代表。民主党は"一件落着"と国会での証人喚問など小沢氏の政治的道義的責任の解明には一切、頬かむりをきめこんでいます。しかし、判決内容からもそんな動きは許されません。
入学や進級で気持ちを張り詰めてきた子どもたちにも、ちょっと疲れが出てくる連休明け。小学生の子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、どうしますか? 子育てに悩む親たちに温かいアドバイスを送る、白梅学園大学学長・汐見稔幸さんに聞きました。
家計が苦しい中、子どもにかかる教育費が大きな負担になっています。軽減する方法を、全国生活と健康を守る会(全生連)事務局次長の前田美津恵さんに紹介してもらいました。
すっとんきょうな声。上司に見捨てられまいとコチコな姿...。初登場の場面が笑わせました。過去の資料をひもとき、迷宮入りした事件を捜査する「おみやさん」の新しい相棒となった京野ことみさん。「新・おみやさん」(テレビ朝日系)で絶妙な味を出しています。
4月からNHK(Eテレ)で放送が始まった、アメリカのテレビドラマ「グリー」。2009年9月に本国で放送が始まるや大ブームになっています。「グリー」関連のサウンドトラック11枚もすべて全米アルバムチャートトップ10入りしています。音楽評論家の和田静香さんが人気の秘密を解き明かします。
格安を売り物に利用者が急増している高速ツアーバスの事故で、乗客7人の尊い命が奪われました。事故はなぜ起きたのか―。安全が脅かされている実態を追いました。北海学園大学経済学部准教授・川村雅則さんにも話を聞きました。
笑顔の地球 関口照生 読者の写真
熱帯農業と農民 コスタリカ とっておきの1枚
(月1回掲載)
「米軍の"銃剣とブルドーザー"で奪われた私の土地を、今は日本政府が"法のブルドーザー"で奪っている」―。沖縄市の島袋善祐さん(75)は、米軍に奪われた土地の返還を求め続ける反戦地主です。28日は、沖縄を日本から切り離したサンフランシスコ条約発効60年。5月15日は沖縄の本土復帰40年。沖縄の歴史を象徴する島袋さんの思いは―。沖縄大学客員教授(憲法学)の小林武さんにも話を聞きました。
私の「脱原発」のスタートは11年前の米国9・11同時多発テロです。原発がテロの標的になったら、ひとたまりもないと。しかし昨年の福島第1原発事故が起きるまでは、地震大国である日本の原発は地震や津波に耐えられると、日本の技術力を過信していました。
3月20日に「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」を立ち上げました。賛同者は400人を超えました。多くのメディアは「経済界は原発は必要と言っている」と報道します。今、経済界からの声として「原発なしでやっていこう」と発信しないと、多くの人は危険性に気づきながらも「原発は怖いけど、ご飯を食べられなくなったら困る」と黙ってしまうと思いました。
麹(こうじ)や酵母、乳酸菌、納豆菌...微生物の力を借りて、食物をおいしく、栄養価や保存性の高いものに「醸す」のが発行食です。原発事故後、大量生産・大量消費型社会の、見直しや安心・安全な食の探究から、食や農業とじっくり向き合う、昔ながらの発酵食に関心が集まっています。発酵料理家で日本酒の蔵人、なかじさんが「酒粕(さけかす)」と「麹」について解説し、初心者にも挑戦しやすいレシピをシリーズで紹介します。
橋下徹大阪市長(前府知事)が率いる「大阪維新の会」。国政進出を狙っていますが、どんな国づくりをしようとしているのか。「維新の会」が示す「維新八策」(原案)と、府と市政の「実績」から見えてくるものとは―。
太陽が月に少しずつ隠されて、指輪のように見える金環日食が5月21日に起こります。国立天文台天文情報センターの山田陽志郎先生に、日食の仕組みや、観察の注意点などを聞きました。
南北米州大陸の34カ国が参加して開かれた米州サミット(南米コロンビア、4月14~15日)の結果が注目されています。19世紀から米国の「裏庭」とされてきた中南米諸国ですが、対米自立外交と地域統合を強め、力関係が大きく変化。米国の孤立ぶりが、かつてなく浮き彫りになっています。
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」。4回目の今回は、法人税についてです。財界などは「日本の法人税は世界と比べ高すぎる」といって、法人税の減税を求めています。確かに、実効税率だけ見れば、日本の法人課税は、諸外国のなかでアメリカについで高いほうです。しかし、実際の税負担率は、高くはありません。日本経団連(経団連)の阿部泰久経済基盤本部長は「私は昔から日本の法人税は、みかけほどは高くないと言っています。表面税率は高いけれども、いろいろな政策税制あるいは減価償却から考えたら、実はそんなに高くない。今でも断言できますが、特に製造業であれば欧米並みではある」と述べています(『税務弘報』2010年1月号)。実際を検証していきます。
沖縄の米軍新基地建設ノー、「原発ゼロ」、環太平洋連携協定(TPP)への参加反対―党派を超えた共同が劇的に広がる九州・沖縄8県。衆院比例九州・沖縄ブロック(定数21)で、日本共産党の2議席奪還をめざす、赤嶺政賢衆院議員(64)と新人の田村貴昭氏(50)が、その推進力になっています。
「高校に入学して友達ができるか不安」というアップルさんとネコ★かんさん(4月1日号)へたくさんの励ましが届いています。友達をつくるには、自分からあいさつをする、共通の話題を見つける、相手の持ち物をほめるというアドバイスが多かったです。相手に関心を持っていることが伝われば、相手もうれしくなるんじゃないかな。
"てんかん発作による事故"というニュースが目に付きます。一口に、てんかんといっても、小児と成人のてんかんでは大きく異なる面があります。大阪・堺市の耳原総合病院小児科医の藤井建一さんに解説してもらいます。
ドイツを拠点に世界中で活躍しているピアニストの小菅優さん。ベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲録音を進めています。2月には、第1弾となるアルバムを発表。その胸の内は...。
親しみのわく、まんまる顔。相手の"懐"に飛び込む笑みです。土俵で喜怒哀楽を表さないことで知られます。それは、ある信念があってのこと。「相手の失礼になってはいけないから。もちろんうれしいときも悔しいときもある。でも、まず相手のことを考える。相撲道とはそういうもの」。すでに横綱級の相撲観です。
米軍新基地建設や基地撤去という沖縄県民の願いにたいし、「日米安保条約があるから」と冷たく拒否するのが日本政府です。日本共産党の志位和夫委員長は、静岡市での演説会(4月21日)で、「アメリカいいなり政治」の転換をめざし、「日米安保条約の是非を国民的に問うべき時期に来た」と強調しました。
「(消費税増税を)きちっとやるという政治を民主党は見せつける」。野田佳彦首相は、何がなんでも消費税の大増税を進める姿勢に固執しています(22日、民主党全国幹事長会議後の懇談会でのあいさつ)。しかし、国民世論に逆らうこの暴走は、大きな矛盾に直面しています。「力を合わせて消費税増税を阻止したい」という、ジャーナリストで消費税ストップ4・12集会の呼びかけ人の斎藤貴男さんにも話を聞きました。日本共産党は、消費税増税頼にらないで社会保障を充実し、経済も財政も立て直す「提言」を発表。国会での論戦と消費税増税反対の「一点共闘」を進め、「提言」をもとに、全国各地で対話と懇談を広げています。提言のダイジェスト版もできました。
5月5日、北海道電力泊原発3号機(泊村)が定期検査に入り、国内の全原発50基が停止する歴史的事態を迎えます。そのなかで関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を強引に進める野田内閣に「再稼働ノー」や「原発ゼロを」の声がかつてなく広がっています。
「民主党は約束を守ってほしい。生きる権利を奪わないで」―。障害者自立支援法の廃止を求める障害者と家族らの訴えが連日、国会前で響いています。4月中にも民主、自民、公明3党が衆院本会議で障害者の願いに背く「障害者総合支援法」案の採決を狙っています。
日米首脳会談(30日)を前に環太平洋連携協定(TPP)をめぐる動きが激しくなっています。野田首相は"会談では参加表明はしない"とされますが、「いずれ判断する」と言明。首相の姿勢に反対の輪が広がっています。4月の列島各地のTPP反対集会などをダイジェストで紹介します。24日には、衆院議員会館で、首相の「訪米時のTPP交渉参加表明に反対する議員集会」が行われ、日本共産党を代表して志位和夫委員長があいさつしました。東大大学院教授の鈴木宣弘さんにも話を聞きました。
東京電力福島第1原発事故から1年余り。福島県内では避難区域の見直しが始まっています。しかし、国と地元の調整が難航。対象の11市町村中、再編を終えたのはわずか2市1村です。住民の不安や自治体の苦悩は―。
5月の連休明けにキュウリの苗を植えます。関東では遅霜の心配がなくなる5月上旬が植え時です。教育農場では、60㌢×150㌢の区画に3株の苗を植えています。
沖縄・八重山出身のシンガー・ソングライター、大島保克のニューアルバム「島渡る~Across the Islands~」が18日、発売されました。全国的には知る人ぞ知る存在だが、沖縄音楽ファンの間では絶大な人気を誇る人です。魅力を、フリーライターの寧樂小夜さんが語ります。
借金につぐ借金の低予算で作った長編劇映画デビュー作「ムサン日記~白い犬」。北朝鮮から韓国に亡命し、生きるすべを求めてもがく青年を描き、数々の国際映画祭で高い評価を受けてきました。監督のパク・ジョンボムさんは1976年生まれ。韓国の俊英です。
青年劇場が5月、原発を問う演劇「臨界幻想2011」(作・演出/ふじたあさや)を上演します。1981~82年に上演した「臨界幻想」(作/ふじた、演出/千田是也)を基に書き換えました。
劇団前進座が5月、国立劇場で30回目となる公演を催します。演目は、いずれも同座が長年取り組んできた歌舞伎「鳴神」と「芝浜の革財布」です。さわやかな涙と笑いを誘う舞台です。このほど、出演者が制作発表に臨みました。
人気タレントを使ったテレビコマーシャルで有名な「探検ドリランド」や「怪盗ロワイヤル」...。携帯電話などを使ったゲーム(ソーシャルゲーム)利用者が激増するなか、「10代の娘が1週間で120万円使った」などのトラブルが続発しています。その実態と問題点を追いました。
世界 野生の花風景 高橋修
砂漠とサボテン メキシコ