■衆院予算委 原発問題「よくぞ代弁」と反響
「国が責任をもって、放射能汚染から、国民、とりわけ子どもたちの健康を守れ」―。9月27日の衆院予算委員会。日本共産党の志位和夫委員長は、原発事故による放射能汚染への対策、損害賠償、原発再稼働問題で60分にわたり、政府の姿勢をただしました。福島県のルポ、二本松市長の三保恵一さん、大玉村長の浅和定次さんの質問への感想も紹介します。
「国が責任をもって、放射能汚染から、国民、とりわけ子どもたちの健康を守れ」―。9月27日の衆院予算委員会。日本共産党の志位和夫委員長は、原発事故による放射能汚染への対策、損害賠償、原発再稼働問題で60分にわたり、政府の姿勢をただしました。福島県のルポ、二本松市長の三保恵一さん、大玉村長の浅和定次さんの質問への感想も紹介します。
自然災害については地震、火山、台風の多い列島に暮らす国民はある程度、覚悟していますが、東日本大震災で被害を拡大したのは人災です。人災は、基本的に利益優先の資本主義や電力会社の秘密主義、そして情報伝達の錯綜(さくそう)によって引き起こされたものといえます。
原子力発電所は「核の平和利用」と触れ込む日米安保や冷戦時代のイデオロギーのもと、「低コスト」と「安全」、「クリーン」を売りに、高度経済成長期から建設されていったが、長期的なコスト計算をすると、資本の原理にもかなっていない。原発が廃炉になったあとの後始末のコストも計上したら、水力や火力よりはるかに高い。メルトダウン(炉心溶融)した福島第1原発の事故によって生じた被害まで計上すると、何兆円の単位です。そういう原発が全国に54基もあるという事態は今、見直さなくて、いつ見直すのか。
「"アラブの春"でアラブ民衆は民主主義を求めた。そして今、パレスチナの春―独立を求める時だ」。ニューヨークの国連本部で9月21日から始まった第66回国連総会の一般討論。拍手で迎えられたパレスチナ自治政府のアッバス議長は23日、国連総会で訴えました。最大の焦点になっているのは、パレスチナの国連加盟問題です。
青年の2人に1人が非正規雇用、東日本大震災後に広がる内定取り消しや雇い止め...。若者たちが「震災だからじゃすまされない! まともな仕事と人間らしい生活を!」と、10月23日に「全国青年大集会2011」を開きます。成功に向けてがんばる兵庫県の青年たちは―。
福島原発事故による低線量被ばくと自然界にある自然放射線を比べて、"事故の影響は軽い"と印象付ける議論があります。これは、事故から教訓を徹底的にくみとって、余計な被ばくをできるだけ減らす重要性を少しも感じさせない、後ろ向きの姿勢だと思います。そこで、今回は自然放射線について考えます。
「税と社会保障の一体改革」。野田佳彦首相が来年3月までに法案を出すと明言しています。「一体」となって押し寄せてくるのは、いったいどんなものか―。
駐車場に車を止めよう、その一瞬でした。いきなりの急発進。運転者は、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」。ペダルを踏み間違えたとはどういうことか。
「憎しみの大地で行われた、いのちのリレーを絵本にしたい」。パレスチナが舞台の絵本『アハメドくんのいのちのリレー』(画・安藤俊彦、集英社)を出版しました。きっかけは、6年前に目にした小さな新聞記事。イスラエル兵に狙撃された、12歳のアハメドくんの臓器を父親がイスラエルの子どもたちに提供したという内容です。