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 バックナンバー

文化 の紹介

文化

読書のページ

2020年10月18日号

20101829reading180.jpg

米ホスピスで聞いた記憶

『戦争の歌がきこえる』
 佐藤由美子著


評者・神戸市外国語大学准教授・山本昭宏さん

(29面)


富裕税で社会的公正図る

『つくられた格差』
 エマニュエル・サエズ、
 ガブリエル・ズックマン著
   山田義明訳


評者・横浜国立大学名誉教授・萩原伸次郎さん

(29面)




今も続く東西間の格差
 アンドレアス・レダー著『ドイツ統一』
話題の本

10月3日は1990年のドイツ統一から30年でした。ドイツの歴史学者が最新の研究成果に基づき統一の実態をコンパクトにまとめた本が出ました。(29面)



文化

変わる街、自分見つめ直す

2020年10月11日号

 写真集『東京、コロナ禍。』出版
 写真家 初沢亜利さん
阿刀田高が選ぶ少し昔の名作

20101129Ari180.jpg新型コロナウイルスの渦中の東京の街を写した写真集『東京、コロナ禍。』(柏書房)が話題です。出版した初沢亜利さんに話を聞きました。(29面)



文化

本心譲れば後悔どれほど

2020年10月04日号

 ① 夏目漱石『それから』

阿刀田高が選ぶ少し昔の名作

20100429Atouda180.jpg作家の阿刀田高さんが、愛読作の中から名作を半年にわたって案内します。(月1回掲載)(29面)



文化

同調圧力の強い日本で

2020年09月27日号

 "狭い檻"にいる私たち
 長編『魯肉飯のさえずり』
 作家 温又柔さん>

20092729On180.jpg作家の温又柔さんが、長編『魯肉飯(ロバプン)のさえずり』を出しました。(29面)



文化

読書のぺージ

2020年09月20日号

当事者語る米軍の核策動

『世界滅亡マシン 核戦争計画者の告白
 ダニエル・エルズバーグ著

 宮前ゆかり、荒井雅子訳

評者・国際問題研究者・新原昭治さん

(29面)


20092029Daniel180.jpg

首相追いつめた妻の執念

『私は真実が知りたい
  夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

 赤木雅子、相沢冬樹著

評者 ノンフィクション作家・森功さん

(29面)




時を超え心に響く「時間」の物語
 ミヒャエル・エンデ著、大島かおり訳『モモ』
話題の本

邦訳刊行から44年、長く読み継がれてきた『モモ』が、今年、ベストセラー入りしています。(29面)



文化

水と命をめぐる叙事詩

2020年09月13日号

 新作絵本『それから それから』
 料理家・文筆家 高山なおみさん

20091329Takayama180.jpg料理家・文筆家・絵本作家の高山なおみさんが、新作の絵本『それから それから』(絵・中野真典、文・高山なおみ、リトルモア)を出しました。(29面)



文化

アイヌが語るアイヌの文化

2020年09月06日号

 民族共生象徴空間 ウポポイ
 共生同化政策の反省なし 植民地思想脱却を
 少数民族懇談会会長 原島則夫さん

20090629Ainu180.jpg(29面)



文化

読書のページ

2020年08月30日号

学生の時から時代を共有

『心友 素顔の井上ひさし
 小川荘六著


評者・フェリス女学院大学教授・島村輝さん

(29面)


20083029reading180.jpg

夢と母親業の葛藤に悩み

『読書する女たち
フェミニズの名著は私の人生をどう変えたか

 ステファニー・スタール著、伊達尚美訳

評者 同志社大学教授・岡野八代さん

(29面)




戦争が変えた父の運命

 村上春樹著
 『猫を棄てる 父親について語るとき
話題の本

著者の父親についての回想記です。(29面)



文化

なぜ人は肉が好きなのか

2020年08月23日号

 新刊『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』
 エッセイスト 平松洋子さん

20082329Hiramatsu180.jpgエッセイストの平松洋子さんが新刊『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』を出しました。北海道から九州まで、おいしい肉が育まれる現場を訪ねています。(29面)



文化

未体験でも戦争伝わる

2020年08月16日号

 原爆朗読劇「夏の雲は忘れない」が本に
 演出 城田美樹さん

20081631clouds180.jpg昨年まで12年間続いた原爆朗読劇「夏の雲は忘れない ヒロシマ・ナガサキ一九四五年」が本になりました。「18人の女優が台本作りから裏方までこなして、12年も続けてきたのはすごいことです」と、演出の城田美樹さんは振り返ります。(31面)


江利チエミ14歳至高の声
 「テネシー・ワルツ」
 作詞・レッド・スチュワート
 作曲・ピー・ウィー・キング
あの日この歌 名曲の散歩道

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回、紹介するのは「テネシー・ワルツ」です。(31面)



文化

メロディーよりも歌詞が大切

2020年08月02日号

 阿久悠さんの励ましを胸に
 CDデビュー30周年記念アルバム
 ピアニスト 小原孝さん

20080229Obara180.jpgピアニストの小原孝さんがCDデビュー30周年記念、通算50枚目のアルバム「弾き語りフォーユー」を出しました。(29面)



文化

読書のぺージ

2020年07月26日号

実は「人種」は存在しない

『科学の人種主義とたたかう
 人種概念の起源から最新のゲノム科学まで

 アンジェラ・サイニー著、東郷えりか訳


評者・早稲田大学名誉教授・塩田勉さん

(29面)


20072629book180.jpg

草創期12人の体験回想記

『テレビの荒野を歩いた人たち』
 ペリー荻野著

評者 メディア文化評論家・碓井広義さん

(29面)




心揺さぶられる直木賞作
馳星周著『少年と犬』
話題の本

動物好き、とりわけ愛犬家には、心を揺さぶられる直木賞受賞作です。(29面)





文化

男性中心の日本では
 毎日がレジスタンス

2020年07月19日号

 初長編『持続可能な魂の利用』
 作家 松田青子さん

20071929Aoko180.jpg作家の松田青子さんが初長編『持続可能な魂の利用』を出しました。(29面)



文化

読者の写真 とっておきの1枚(月1回掲載)

2020年07月19日号

20071916reder180.jpg
(16面)



文化

連帯どこまで広げられるか

2020年07月12日号

 カミュ『ペスト』が問う現代
 パリでロックダウンを体験
 フランス文学者 海老坂武さん

20071229plague180.jpg(29面)



文化

皇族がまさかの"世直し"

2020年07月05日号

 近未来の日本が舞台『スノードロップ』
 作家 島田雅彦さん

20070529Shimada180.jpg作家の島田雅彦さんんが、新作『スノードロップ』を出しました。(29面)



文化

パンデミックとマルクス、エンゲルス

2020年06月28日号

 19世紀に貧困と収奪を告発し
 今も公衆衛生改善の功労者に
 経済研究者 友寄英隆さん

20062829Tomoyori180.jpg(29面)



文化

読書のページ

2020年06月21日号

黒人差別の根にある恐れ

『アメリカ白人が少数派になる日
   「2045年問題」と新たな人種戦争

 矢部武著


評者・横浜国立大学名誉教授・萩原伸次郎さん

(29面)


20062129white180.jpg

中卒者だからこその熱意

 『「勤労青年」の文化史』
 福間良明著

評者 東京大学名誉教授・加瀬和彦さん

(29面)




世界はどんどん悪くなっている?
ハンス・ロスリング他著『ファクト・フルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
話題の本

「世界は分断されている」「世界はどんどん悪くなっている」と考える人に、その思い込みを乗り越えてほしいと出された本です。(29面)



文化

奇抜と端正 魅惑のハイブリッド

2020年06月14日号

 「縄文×弥生」で読み解く日本美術
 『日本美術の底力』
美術史家、明治学院大学教授 山下裕二さん

20061429Yamashita180.jpg美術史家で明治学院大学教授の山下裕二さんが、『日本美術の底力』を出しました。(29面)





文化

読書のページ

2020年06月07日号

戦前社会運動の交友描く

『ゾルゲを助けた医者 
   安田徳太郎と〈悪人〉たち

 安田一郎著  安田宏編

評者 小樽商科大学名誉教授・荻野富士夫さん

(29面)



20060729reading180.jpg

水は「商品」ではなく人権

『水道、再び公営化!
   欧州・水の闘いから日本が学ぶこと

 岸本聡子著


評者・自治労連公営企業評議会・近藤夏樹さん

(29面)


涙誘う"誘拐事件"の真実
 凪良ゆう著『流浪の月』
話題の本

今年の本屋大賞受賞作は、心が苦しくなるような物語です。(29面)



文化

記憶せよ、抗議せよ、そして生き延びよ

2020年05月31日号

 没後10年 井上ひさしさんを語る
 妻 井上ユリさん

20053121Yuri180.jpg今年は、作家・劇作家で、九条の会呼びかけ人でもあった井上ひさしさんの没後10年です。4月から6月にかけ『井上ひさし 発掘エッセイ・セレクション』(全3冊)が刊行されます。妻のユリさんに話を聞きました。(21面)



文化

書くことは、生きること

2020年05月24日号

 医者との「二足のわらじ」振り返る
 作家生活40周年記念エッセー集
 『根に帰る落葉は』 南木佳士さん

20052429Keishi180.jpg作家の南木佳士さんが、エッセー集『根に帰る落葉は』(田畑書店)を出しました。作家生活40周年記念の本です。(29面)



文化

問い直す「コロナ後」の世界

2020年05月17日号

 市場原理が覆う「近過去」には戻れない
 -再興する「同時代性」
 神戸外国語大学准教授 山本昭宏さん

20051729Yamamoto180.jpg(29面)



文化

資料には残りにくい普通の人にスポット

2020年05月10日号

 記者を軸にした長編小説『暗い林を抜けて』
 作家 黒川創さん

20051031Kurokawa180.jpg『鶴見俊輔伝』で大佛次郎を受賞した作家の黒川創さんが受賞後第一作『暗い林を抜けて』を出しました。(31面)




「感染症」の小説・映画に注目
 『ペスト』『復活の日』「コンテイジョン」

新型コロナウイルス感染症が広がる中、「感染」をテーマにした小説や映画が大きな関心をあつめています。(31面)



文化

自分で自分を楽にする

2020年04月26日号

 いとうせいこうさんとの対談本
 『自由というサプリ 続・ラブという薬』
 精神科医・ミュージシャン 星野概念さん

20042629Gainen180.jpg精神科医であり、ミュージシャンでもある星野概念さん。『自由というサプリ 続・ラブという薬』を出しました。(29面)



文化

読書のページ

2020年04月19日号

島民全員が罹患した悲劇

『沖縄戦争マラリア 強制疎開死3600人の真相に迫る
 大矢英代著

評者 ジャーナリスト・映画監督・三上智恵さん

(29面)


20041929reading180.jpg

当事者30人が体験を告発

『マスコミ・セクハラ白書』
 WiMN編著


評者・新聞労連中央執行委員長・南彰さん

(29面)


動物に前と後ろがあるのは
 更科功著
 『若い読者に贈る美しい生物学講義』
話題の本

分子古生物学が専門の著者が、読者に生物学に興味を持ってほしいと書いた本です。(29面)



文化

みんなで手拍子してほしい

2020年04月12日号

 初のフュージョンアルバム「アレグリア」
 ジャズヴァイオリニスト 牧山純子さん

20041229Makiyama180.jpgジャズヴァイオリニスト・牧山純子さんが「牧山純子ニュープロジェクト」として初のフュージョンアルバム「アレグリア」を発売しました。(29面)



文化

ヘイト本あふれる日本の異様

2020年04月05日号

 新著『私は本屋が好きでした』
 ライター 永江朗さん

20040529Nagae180.jpgライターの永江朗さんが『私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)を出しました。(29面)



文化

読書のページ

2020年03月29日号

原発導入から事故後まで

『戯曲 福島三部作』
 谷賢一著

評者 劇作家・福原恵子さん

(29面)


20032929reading180.jpg

機長の声を聞かない危険

パイロットは知っている
 羽田増便・都心低空飛行が危険なこれだけの理由』

 杉江弘・山口宏弥著


評者・参議院議員・山添拓さん

(29面)


「反省」より「認知力向上」
 宮口幸治著
 『ケーキの切れない少年たち』
話題の本

変わったタイトルですが中身はいたってまじめです。著者は大学で臨床心理を教えている児童精神科医です。(29面)




AIでつくる新作手塚漫画「ぱいどん」

人工知能(AI)を使って、故・手塚治虫の"新作"まんがをつくる-そんな試みが話題を呼んでいます。その漫画は週刊『モーニング』(講談社)3月12日号に掲載された「ぱいどん」(前編)です。(29面)


文化

ピケティ『21世紀の資本』映画化

2020年03月22日号

 格差拡大の300年 生々しく
 経済研究者 友寄英隆さん

20032229Piketty180.jpgフランスの経済学者トマ・ピケティさんの著書『21世紀の資本』がドキュメンタリータッチの映画になりました。経済研究者の友寄英隆さんが解説します。(29面)



文化

日曜版連載漫画「夜間中学へようこそ」本に

2020年03月15日号

 夜間中学は笑顔で生き直せる場所
 原作者・山本悦子さん

 連載で削った話を加筆
 漫画家・沢音千尋さん

20031529nighttime180.jpg日曜版連載漫画「夜間中学へようこそ」が単行本になりました。原作者の山本悦子さん、漫画家の沢音千尋さんに思いを聞きました。(29面)



文化

涙、痛み、人生知ってほしい

2020年03月01日号

 写真展「となりの宋さん」各地を巡回
 日本軍「慰安婦」にされた宋神道さん

20030129Son180.jpg日本軍「慰安婦」にされた、被害を訴え、戦後を生き抜いた宋さんを記憶する「となりの宋さん」巡回展が各地で行われています。(29面)



文化

読書のページ

2020年02月23日号

被災者支えた料理300万食

『島を救ったキッチン
 シェフの災害支援日記inハリケーン被災地・プエルトリコ

 ホセ・アンドレス、リチャード・ウォルフ著

評者 ジャーナリス・志葉玲さん

(29面)


20022329reading180.jpg

不要な装備を政治主導で

『兵器を買わされる日本』
 東京新聞社会部編


評者・ジャーナリスト・吉田敏浩さん

(29面)


「身分社会」日本の解決策
 松岡亮二著
 『教育格差 -階層・地域・学歴
話題の本

「新書大賞2020」第3位の本書。早稲田大学准教授の著者が、日本は「緩やかな身分社会」だと記します。その解決のため、国際比較を交えながら分析しています。(29面)



文化

社会映す子どもの姿

2020年02月16日号

 写真集『未来へ架ける 世界の子ども』出版
 写真家 田沼武能さん

20021629Takeyoshi180.jpg半世紀以上の間、130カ国近くを回り、世界の子どもを取り続けている写真家の田沼武能さん。文化勲章受章記念として写真集『未来へ架ける 世界の子ども』を出版しました。(29面)



文化

どういう未来を選ぶのか

2020年02月09日号

 初の近未来小説『キッドの運命』
 作家 中島京子さん

20020929Nakajima180.jpg作家の中島京子さんが、初の近未来小説『キッドの運命』を出しました。多才な切り口の6作品を集めた短編集です。(29面)



文化

知的なおとなの文学

2020年02月02日号

 『赤毛のアン』初の全文訳
 作家、翻訳家 松本侑子さん

20020229Anne180.jpg(29面)



文化

読書のページ

2020年01月26日号

悲しくも熱い日本近代史

『道-自伝 全著作森繁久彌コレクション1
 森繁久彌著

評者 歌手・加藤登紀子さん

(29面)


20012629reading180.jpg

生活者感覚で問題えぐる

『放送の自由 その公共性を問う
 川端和治著


評者・専修大学教授・山田健太さん

(29面)




ブラック労働変えられる
 シナリオ・野口美代子
 監修・円谷源
 漫画・丸川楠美

 『マルクス&エンゲルス』
話題の本

漫画になった若きマルクス&エンゲルス。1巻は少年・青年期と出会い、2巻は運命の再会から『共産党宣言』を書き上げるまでを収録しています。(29面)



文化

谷川俊太郎の詩とコラボ

2020年01月19日号

 新アルバム「日本の詩」
 ソプラノ歌手 小林沙羅さん

20011929Sara180.jpgオペラ界の花形ソプラノ歌手・小林沙羅さん。日本の童謡や歌曲16曲をうたう新アルバム「日本の詩(うた)」をリリースしました。(29面)



文化

シンプルだから難しい

2020年01月12日号

 『線は、僕を描く』 小説デビュー作が好評
 砥上裕将さん

20011229Togami180.jpg水墨画家で作家の砥上裕将さんのデビュー作『線は、僕を描く』が好評で版を重ねています。(29面)



文化

大阪弁しか書かれへん

2020年01月05日号

 新作『桃源』 正統派の警察捜査小説
 作家 黒川博行さん

20010527Kurokawa180.jpg作家の黒川博行さんが新作『桃源』を出しました。創作への思いを聞きました。(27面)



文化

本さえあれば百年孤独でも

2019年12月22日号

 エッセー集『本と幸せ』
 作家デビュー30周年 北村薫さん

19122229Kitamura180.jpg作家の北村薫さんがデビュー30周年記念の"特別愛蔵版"と銘打ったエッセー集『本と幸せ』を出しました。(29面)




「江戸時代の朝鮮通信使」展
 東京・高麗博物館 来年5月3日まで

2017年に朝鮮通信使の歴史資料がユネスコ世界記憶遺産に登録されました。それを記念する展覧会です。(29面)



文化

奄美とアイヌ 調和する旋律

2019年12月15日号

 アルバム「Amamiaynu」
 奄美島唄の第一人者 朝崎郁恵さん

19121529Asazaki180.jpg奄美島唄の唄者(うたしゃ)で第一人者の朝崎郁恵さん。アイヌ音楽との共同プロジェクト「Amamiaynu(アマミアイヌ)」に力を入れています。同名のアルバムをリリース。合作にこめた思いとは-。(29面)



文化

読書のページ

2019年12月08日号

天皇「親率」の変容に迫る

 『天皇と軍隊の近代史』
 加藤陽子著

評者 明治大学教授・山田朗さん

(29面)



19120829reading180.jpg

生活者感覚で問題えぐる

 『日本経済30年史
  バブルからアベノミクスまで

 山家悠紀夫著


評者 東京工科大学名誉教授・工藤昌宏さん

(29面)




高齢警備員に尊厳はあるか
 柏耕一著『交通誘導員ヨレヨレ日記』
話題の本

工事現場でよく見かける割に実態は知られていない、交通誘導員の世界を描く本が売れています。著者は73歳です。(29面)



文化

ネットから火が付いたノンフィクション

2019年12月01日号

 『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』
 フリーライター 高橋ユキさん

19120129YukiT180.jpgフリーライターの高橋ユキさんの著書『つけびの村-噂が5人を殺したのか?』(晶文社)が話題です。2013年に山口県で起きた連続殺人放火事件を追跡したノンフィクションです。(29面)



文化

波のリズムで奏でる沖縄

2019年11月24日号

 沖縄民謡「うしなわれた海への挽歌 2019」
 内里美香さん

19112429Mika180.jpg沖縄民謡の実力者・内里美香さん。松田弘一さん、徳原成文さん、村吉茜さんと4人でCD「うしなわれた海への挽歌 2019」を出しました。(29面)



文化

「戦争は嫌だ!」思い克明

2019年11月17日号

『おこりじぞう』の画家が描いたシベリア抑留
 「四国五郎」展 平和祈念展示資料館

19111729Shikoku180.jpg「四国五郎展」が東京・新宿の平和祈念展示資料館(総務省委託)で開催中です。(29面)




心が湧き立つ華やかな街
 「たそがれの銀座」
 作詞・古木花江 作曲・中川博之
あの日この歌 名曲の散歩道

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回、紹介するのは「たそがれの銀座」です。(29面)



文化

読書のページ

2019年11月10日号

感じたのは未来への希望
 『この世の景色』
 早坂暁著

評者 ライター・荻野谷正博さん

(29面)



19111029reading180.jpg

国家建設の重要な"柱"に
 『北朝鮮と観光』
 礒崎敦仁著


評者 ジャーナリスト・三浦一夫さん

(29面)




「今年最良の新書」の声も
 大木毅著『独ソ戦-絶滅戦争の惨禍』
話題の本

「人類史条最大の惨戦」となった独ソ戦。防衛省防衛研究所講師などを務めた軍事史専門家が、欧米の最新の研究によりつつ、真相に迫ります。(29面)



文化

悠久の歴史を壮大に

2019年11月03日号

 九博「三国志」展イメージソング
 二胡奏者、作曲家
 ウェイウェイ・ウーさん

19110329WeiWei180.jpg現代にこの先駆者、ウェイウェイ・ウーさん(二胡奏者・作曲家)。九州国立博物館(太宰府市)で開催中の特別展「三国志」イメージソングを奏でています。(29面)



文化

英語力とは無縁の入試利権化

2019年10月27日号

 ビジネスありきの民間試験導入
 中止以外正常化の道ない
 東京大学教授 阿部公彦

19102729English180.jpg現在の高校2年生が受験する2020年度の大学入試では、これまでのセンター試験にかわって「共通テスト」が実施され、英語では民間試験も導入されます。東京大学教授の阿部公彦さんに聞きました。(29面)



文化

人間の温かみ、冷たさ、曲に乗せて

2019年10月20日号

 エルガーのチェロ協奏曲でメジャーデビュー
 チェリスト 宮田大さん

19102029cello180.jpg当代一流のチェリスト、宮田大さん、満を持して、エルガーのチェロ協奏曲でメジャーデビューを飾りました。(29面)



文化

英雄ではなく普通の人間
 時代にハマって出世した

2019年10月13日号

 新作『ナポレオン』(全3巻)
 作家 佐藤賢一さん

19101329Napoleon180.jpg作家の佐藤賢一さんが新作長編『ナポレオン』(全3巻)を出しました。歴史小説への思いを聞きました。(29面)



文化

読書のページ

2019年10月06日号

靖国で遺児を利用した国
 『「誉れの子」と戦争 
  愛国プロパガンダと子どもたち

 斉藤利彦著

評者 東京家政学院大学教授・佐藤広美さん

(29面)


19100629reading180.jpg

日本の税で監視施設増強
 『スノーデン・ファイル徹底検証
 日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたか

 小笠原みどり著


評者 元NHKディレクター・戸崎賢二さん

(29面)




『資本論』をヒントに新モデル提唱
 佐々木実著『資本主義と闘った男
  宇沢弘文と経済学の世界
話題の本

「ノーベル経済学賞にもっとも近かった日本人」と多くの同賞受賞者が語った宇沢弘文の障害を、近代経済学を織り込み展開します。(29面)



文化

違いがあるから人はおもしろい

2019年09月29日号

 世代も生き方も異なる女性3人が関係築く
 長編『待ち遠しい』 作家 柴崎友香さん

19092929Shibasaki180.jpg作家の柴崎友香さんが長編『待ち遠しい』を出しました。世代の異なる3人の女性の生き方を描く物語です。(29面)



文化

「静」と「動」のギャップにクラクラ

2019年09月22日号

謎の鳥の魅力に迫る『ハシビロコウのすべて』
グラフィックデザイナー・写真家 南幅俊輔さん

19092229Hashibiro180.jpg『ハシビロコウのすべて』(廣済堂出版)が好評です。写真を撮影した南幅俊輔さんに話を聞きました。(29面)



文化

読書のページ

2019年09月15日号

フェイク拡散にどう対抗
 『真実の終わり』
 ミチコ・カクタニ著、岡崎玲子訳

 評者 米文学研究者・山下昇さん

(29面)


19091529reading180.jpg

人種や国籍の意味に迫る
 『ふるさとって呼んでもいいですか    
6歳で「移民」になった私の物語

 ナディ著


 評者 詩人・柴田三吉さん

(29面)




若い人へ生きるヒント
 内田樹著『そのうちなんとかなるだろう』
話題の本

肩書が多い思想家の半生記です。(29面)



文化

小説は新しいおもちゃ

2019年09月08日号

 新作『図書室』 中編小説とエッセー
 社会学者 岸政彦さん

19090829Kishi180.jpg社会学者の岸政彦さんが、中編小説と自伝エッセーを収めた新作『図書室』を出しました。(29面)




2人の天才が出会った
 「上を向いて歩こう」 作詞・永六輔 作曲・中村八大
あの日この歌 名曲の散歩道

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回、紹介するのは「上を向いて歩こう」です。(29面)



文化

名所旧跡、興味がなくて

2019年09月01日号

 目的地到達だけじゃない旅の楽しみ
 エッセー集『旅ドロップ』
 作家 江國香織さん

19090129Ekuni180.jpg作家の江國香織さんが、エッセー集『旅ドロップ』を出しました。(29面)



文化

読書のページ

2019年08月25日号

生涯続く原爆被害の実態
 『ナガサキ 核戦争後の人生
 スーザン・サザード著

 評者 作家・青来有一さん

(29面)



19082529reading180.jpg

権力の支配介入リアルに
 『教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか
 斉加尚代、毎日放送映像取材班著


 評者 名古屋大学教授・中嶋哲彦さん

(29面)




芥川賞受賞作の奇妙な味わい
 今村夏子著『むらさきのスカートの女』
話題の本

先月決定した第161回芥川賞受賞作が売れています。(29面)



文化

内向的な作曲家により寄り添う演奏

2019年08月18日号

 ブラームス国際コンクールで日本人初優勝
 ヴァイオリニスト 中村太地さん

19081831Daichi180.jpg2017年のブラームス国際コンクールヴァイオリン部門で日本人で初めて優勝した中村太地さんに話を聞きました。(31面)



文化

戦時中、人は日常をどう生きたか

2019年08月04日号

 向田邦子の体験描いたエッセー原作に
 絵本『字のないはがき』
 作家 角田光代さん

19080429Kakuta180.jpg作家の角田光代さんが、絵本『字のないはがき』(絵・西加奈子)を出しました。なぜいま、向田作品に挑んだのか。(29面)



文化

漫画が結ぶ 現代と戦争 2019年

2019年07月28日号

 漫画評論家 神屋高雪

 中年の危機と重なる戦時の苦労
 『その女、ジルバ』作・有間しのぶ

 戦友たちの影を引きずり生きる
 『あれよ星屑』作・山田参助

 『銃座のウルナ』作・伊図透

19072829comics180.jpg今年、戦争を描いた漫画が話題です。漫画評論家の神屋高雪さんに寄稿してもらいました。(29面)



文化

初心に戻り主題は宇宙

2019年07月21日号

 CASIOPEA 3rd 40周年
 記念アルバム「パンスペルミア」
 ベーシスト 鳴瀬喜博さん

19072129CASIOPEA180.jpgデビュ−40周年を迎えた4人組フュージョンバンド、CASIOPEA 3rd。ベーシストで「チョッパー」奏法の達人・鳴瀬喜博さんに話を聞きました。(29面)



文化

読書のページ

2019年07月14日号

閉塞の10年鋭く見極める

 『メディア、お前は戦っているのか
  
メディア批評2008-2018
 神保太郎著、『世界』編集部編

 評者 放送レポート編集長・岩崎貞明さん

(29面)


19071429reading180.jpg

普通なのに困難な同性愛

 『僕が夫に出会うまで』
 七崎良輔著

 評者 思春期保健相談士、大学講師・あかたちかこさん

(29面)




社員が結束してたたかうドラマ原作
 江波戸哲夫著『集団左遷』
話題の本

本書は、同じ著者の『銀行支店長』と合わせて、福山雅治主演でテレビドラマ化され、大ヒットしました。2作は文庫化されベストセラー入りしています。(29面)



文化

"主人公"は日本初の国立図書館

2019年07月07日号

 本こそ個人を、人類を豊かにする
 新作『夢見る帝国図書館』
 作家 中島京子さん

19070729Kyouko180.jpg作家の中島京子さんが新作『夢見る帝国図書館』(文芸春秋)を出しました。「図書館が主人公」という異色作です。(29面)



文化

このままでいいのか

2019年06月30日号

 強大な官邸権力の情報コントロール
 森友・加計など想起...まるで"ドキュメント"
 映画「新聞記者」
ジャーナリスト 臺宏士

19063029reporter180.jpg映画「新聞記者」が28日から公開されます。東京新聞の記者・望月衣塑子さんの著書『新聞記者』に着想を得た架空の物語ですが、現実の出来事と合わせて考えさせる内容となっています。ジャーナリストの臺宏士さんが解説します。(29面)



文化

進路を決めるのは民意だ

2019年06月23日号

 原発、雇用、憲法、選挙...論壇を見つめて
 新著『私たちの国で起きていること』
 歴史社会学者、慶應義塾大学教授 小熊英二さん

19062329Oguma180.jpg歴史社会学者で慶應義塾大学教授の小熊英二さんが『私たちの国で起きていること』(朝日新聞出版)を刊行しました。(29面)




版元に文庫化拒まれた著者
 津原泰水著『ヒッキーヒッキーシェイク』
話題の本

著者と版元との確執が話題となった注目作が文庫化され、売れています。(29面)



文化

気楽に楽しめる

2019年06月16日号

 生の娯楽として 再燃させたい
 平成流し組合代表 パリなかやまさん

19061629Paris180.jpgギター流しのグループ「平成流し組合」代表・パリなかやまさん。流しの復活をめざし、注目されています。(29面)




あばれん坊車夫の無償の愛
 「無法松の一生」 作詞・吉野不二郎 作曲・古賀政男
あの日この歌 名曲の散歩道

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回、紹介するのは「泣くな嘆くな男じゃないか。どうせ実らぬ恋じゃもの」の歌詞で有名な、「無法松の一生」です。(29面)



文化

グローバリズムの裏側で

2019年06月09日号

 ユニクロ、GAPなど工場が立ち並ぶ
 写真集『DIVE TO BANGLADESH』
 写真家・僧侶 梶井照陰さん

19060929Kajii180.jpg佐渡島在住の写真家・僧侶の梶井照陰さん。バングラデシュの貧しい人々を撮影した写真集『DIVE TO BANGLADESH』を出しました。(29面)



文化

女を下に置くな!

2019年06月02日号

 自分の体験、今の視点から怒り
 作家 窪美澄さん 新作『トリニティ』

19060229trinity180.jpg作家の窪美澄さんが、新作『トリニティ』を出しました。作品への思いを聞きました。(29面)



文化

朝ドラにないニュアンスで

2019年05月26日号

 連作短編集『肖像彫刻家』
 作家 篠田節子さん

19052629Shinoda180.jpg作家の篠田節子さんが、連作短編集『肖像彫刻家』を出しました。彫刻家の中年男性を主人公にした不思議な物語です。(29面)




全盛時代のテレビを象徴
 「異邦人」 作詞・作曲 久保田早紀
あの日この歌 名曲の散歩道

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は1979年の10月1日発売の「異邦人」についてです。(29面)



文化

読書のページ

2019年05月19日号

韓国・台湾でも類似の問題
 『奴隷労働 ベトナム人技能実習生の実態』
 巣内直子著

 評者 外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表・大坂恭子さん

(29面)



19051929reading180.jpg

首相に将来ビジョンなし
 『「安倍増税」は日本を壊す
     消費税に頼らない道はここに』
 垣内亮著

 評者 立正大学法学部客員教授・浦野広明さん

(29面)



時空超え、二つの一族が対立
 伊坂幸太郎著『シーソーモンスター』
話題の本

伊坂幸太郎の最新作は、二つの一族の「対立」を軸に、争いの歴史を考えさせます。(29面)



文化

ピアノをもっと好きになる

2019年05月12日号

40枚目新譜
「PIANO SWITCH〜BEST SELECTION」
 作曲家・ピアニスト 西村由紀江さん

19051229Yukie180.jpg作曲家・ピアニストの西村由紀江さんが40枚目のソロアルバム「PIANO SWITCH〜BEST SELECTION」を発表しました。(29面)



文化

ドキュメンタリー映画「主戦場」

2019年05月05日号

 「慰安婦」問題の本質に迫る
 "論争"通じ見つめ直す原点
 映像ジャーナリスト 桜井均さん

19050531battlefield180.jpg慰安婦問題に焦点を当てたドキュメンタリー映画「主戦場」(ミキ・デザキ監督)について、映像ジャーナリストの桜井均さんが語ります。(31面)



文化

読書のページ

2019年04月21日号

米軍が握る首都圏の空
 『横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁』
 吉田敏浩著
 評者 日本平和委員会「平和新聞」編集長・布施祐仁さん

(29面)


19042129Yokota180.jpg

狂信家庭での洗脳と決別
 『ネオナチの少女』
 ハイデイ・ベネケンシュタイン著 平野卿子訳
 評者 千葉大学文学部教授・石井正人さん

(29面)




他人同士で作る家族の形
 瀬尾まいこ著『そして、バトンは渡された』
話題の本

今年の本屋大賞受賞作は、3人の父と2人の母をもつ女の子の物語です。(29面)



文化

「"平和"は腹を据えて」ぶれなかった兜太さん

2019年04月14日号

 ドキュメンタリー映画
 「天地悠々 兜太・俳句の一本道」
 監督 河邑厚徳さん

19041429Touta180.jpg俳人の金子兜太さんの晩年を追ったドキュメンタリー映画「天地悠々 兜太・俳句の一本道」が完成しました。監督の河邑厚徳さんに寄稿してもらう。(29面)




特別展「巨星 松本清張」
 横浜 県立神奈川近代文学館

作家の松本清張(1909〜92)の生誕110年にあたる今年、県立神奈川近代文学館で特別展「巨星 松本清張」(5月12日まで)が開催中です。(29面)



文化

主婦も無職も社会人

2019年04月07日号

 小説『趣味で腹いっぱい』
 「赤旗」日刊紙連載が本に
 作家 山崎ナオコーラさん

19040729Naokora180.jpg作家の山崎ナオコーラさんが長編『趣味で腹いっぱい』を出しました。「しんぶん赤旗」日刊紙に連載した小説です。(29面)




ベトナム戦争伝えた写真
 戦争を知らない子供たち
 作詞・北山修/作曲・杉田二郎
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「戦争を知らない子供たち」です。(29面)



文化

現代アイヌの"日常"に心寄せて

2019年03月31日号

 撮影10年 デビュー写真集『AINU』
 写真家 池田宏さん

19033129AINU180.jpg北海道のアイヌの人々を写した写真集『AINU』(リトルモア)が話題の写真家・池田宏さんに話を聞きました。(29面)




特別講演会を全国中継 瀬戸内寂聴さん
 京都会場と全国33映画館

瀬戸内寂聴さん(96)の特別講演会と全国中継が4月14日(日)午後1時から行われます。(29面)



文化

分断克服の道も開く 日本が積極関与を

2019年03月24日号

 38度線設定は日本の降伏と直結
 新著『朝鮮分断の起源』
 慶応大学名誉教授 小此木政夫さん

19032429Okonogi180.jpg日本での朝鮮半島の政治外交研究の第一人者、小此木政夫・慶応大学名誉教授が大著『朝鮮分断の起源-独立と統一の相克』の発表しました。(29面)




差別笑い飛ばす漫画の力
 『翔んで埼玉』 魔夜峰央著
話題の本

1982年に発表された漫画が、映画化を機に売れています。魔夜峰央著『翔んで埼玉』を取り上げます。



文化

オペラ勉強して日本歌曲のよさ光った

2019年03月17日号

 姉妹声楽家ユニット
 シュガーシスターズ

19031729suger180.jpg童謡や日本歌曲を歌って人気の姉妹デュオ、シュガーシスターズ。4月に上野でコンサートを開きます。(29面)



文化

神話や物語に残された大地震・津波の歴史

2019年03月10日号

 「安全神話」に反撃する
 3・11の教訓と歴史地震学

19031029catfish180.jpg東大名誉教授の保立道久さんの寄稿です。(29面)



文化

圧政に抗う意思示す

2019年03月03日号

 美術展「アジアの木版画運動」

19030329print180.jpg群馬県のアーツ前橋で美術展「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s-2010s」が開かれています。(29面)



文化

小さいけれど
 大きな可能性が
 つまった楽器です

2019年02月24日号

 新アルバムは初のフル・オリジナル
 クロマチックハーモニカ奏者 南里沙さん

19022429harmonica180.jpgアルバム「Canvas(キャンバス)」を発表したクロマチックハーモニカの旗手、南里沙さんに話を聞きました。(29面)



文化

読書のページ

2019年02月17日号

家族が虐殺され性奴隷に
 『THE LAST GIRL イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語』
 ナディア・ムラド、ジェナ・クラジェスキ著、吉井智津訳
 評者 ジャーナリスト・川田文子さん

(29面)



19021729Kiki180.jpg

在日米軍が無法放題な訳
 『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』
 矢部宏治著
 評者 ジャーナリスト・末浪靖司さん

(29面)




個性的な「名言」1冊に
 樹木希林著『一切なりゆき 樹木希林のことば
話題の本

昨年9月、75歳で死去した樹木希林さんの『一切なりゆき 樹木希林のことば』を紹介します。(29面)



文化

路地裏の日常、時代の記録

2019年02月10日号

 写真展「東京わが残像 1948-1964」
 写真家 田沼武能さん

19021029Tanuma180.jpg89歳の写真家・田沼武能さんの写真展「東京わが残像 1948-1964」が東京・世田谷美術館で開かれています。(29面)



文化

書くことは分かること
 でも死ぬってなんだろう

2019年02月03日号

 新作『冥界からの電話』
 作家 佐藤愛子さん

19020328Aiko180.jpg『九十歳。何がめでたい』が120万部を超えた作家の佐藤愛子さん。最新刊は『冥界からの電話』です。(29面)




黒澤明「生きる」の名場面
 ゴンドラの唄
 作詞・吉井勇/作曲・中山晋平
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「ゴンドラの唄」です。(29面)



文化

ステージは誰も邪魔できない

2019年01月27日号

 モーツァルトでジャズ
 ジャズピアニスト 細川千尋さん

19012729Chihiro180.jpgモントルー・ジャズフェスティバル・ソロ・コンペティションで日本人女性初のファイナリストになった細川千尋さん。2月2日のコンサートの主題はモーツァルトです。(29面)




若者夢中の流行歌第1号
 カチューシャの唄
 作詞・島村抱月、相馬御風/作曲・中山晋平
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「カチューシャの唄」です。



文化

あえて雑音 五感に届ける

2019年01月20日号

 デビュー盤「ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ」
 ヴァイオリニスト 石上真由子さん

19012029Ishigami180.jpg医師免許を持ち、ヴァイオリニストとして活動する石上真由子さん。23日、デビュー盤「ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ」を発表します。(29面)



文化

「代替わり儀式」と憲法

2019年01月13日号

 歴史学者、神奈川大学元学長
 中島三千男さん

19011329emperor180.jpg今年4月30日に現天皇が退位し、翌5月1日に現皇太子が即位します。「代替わり儀式」について歴史学者で神奈川大学元学長の中島三千男さんに話を聞きました。(29面)



文化

雷に打たれたようにマリンバと出合った

2019年01月06日号

 母に捧げるアヴェ・マリア集
 デビュー15年 マリンバ奏者・作曲家
 SINSKEさん

19010627marimba180.jpgマリンバの第一人者・SINSKEさんの新作は「Prays Ave Maria」。アヴェ・マリア集です。(27面)



文化

現実の風景の裏に不思議をみつける

2018年12月23日号

 「最後まで読めない」本の謎
 新作 『熱帯』 森見登美彦さん

18122329Morimi180.jpg小説家の森見登美彦さんが新作『熱帯』を出しました。500ページ超の力作です。(29面)




今も進化続ける
 来年結成50年「頭脳警察」ライブ盤

ロックバンド「頭脳警察」の最新ライブアルバム「BRAIN POLICE RELAY POINT 2018」が発売されました。(29面)



文化

人の心ってなんだろう

2018年12月16日号

 『理想の猫じゃない』
 2018年度伊奈信男賞を受賞
 写真家 インベカヲリ★さん

18121629Inbe180.jpg『理想の猫じゃない』で2018年度伊奈信男賞を受賞した写真家のインベカヲリ★さんに話を聞きました。(29面)



文化

読書のページ

2018年12月09日号

ジブリ創設時の制作部の回想録

 『ふたりのトトロ 宮崎駿と「となりのトトロ」の時代』
 木原浩勝著

評者・映像研究家・叶精二さん。(29面)


18120929Jiburi180.jpg

医学とは違う科学と家族の視点

 『脳科学者の母が認知症になる
 記憶を失うと、その人は"その人"でなくなるのか?
 恩蔵絢子著

評者・汐田総合病院副院長・宮澤由美さん(29面)


奥底に差別へのあらがい
 榎本憲男著『ブルーロータス -巡査長 真行寺弘道
話題の本

映画監督が描く警察小説のシリーズ第2作です。発売1カ月超で版を重ね、「発売即重版」の勢いです。(29面)



文化

女性差別に怒り込め

2018年12月02日号

 TPP発効後の暗黒社会
 長編小説『ウラミズモ奴隷選挙』
 作家 笙野頼子さん

18120229Syono180.jpg作家の笙野頼子さんが警世の入魂長編『ウラミズモ奴隷選挙』を出しました。TPPと女性差別社会のへの怒りを込めたディストピア小説です。



文化

国動かす「調査報道」の力

2018年11月25日号

 韓国 ドキュメンタリー映画「共犯者たち」
 「スパイネーション」を見て
 ジャーナリスト 桜井均さん

18112529Korea180.jpg韓国のドキュメンタリー映画「共犯者たち」「スパイネーション/自白」(いずれもチェ・スンホ監督)が、12月1日から公開されます。そこから見えることは...。ジャーナリストで元NHKプロデューサーの桜井均さんの寄稿です。




淡谷のり子と2人の天才
 別れのブルース
 作詞・藤浦洸/作曲・服部良一
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「別れのブルース」です。



文化

戦争ばかりだった日本

2018年11月18日号

 「明治150年」とは何か
 佛教大学歴史学部教授 原田敬一さん

18111829Harada180.jpg「明治150年」について、佛教大学歴史学部教授の原田敬一さんの寄稿です。



文化

激減した大学の応募

2018年11月11日号

 4年目の「軍学共同」推進制度

 戦争法反対の運動と日本学術会議声明で
 大学人は警戒心強めた
 名古屋大学名誉教授 池内了さん

18111129Satoru180.jpg



文化

中心はど真ん中とは限らない

2018年11月04日号

 著書『衣・食・住・音
  音楽仕事を続けて生きるには』
 インディーズレーベル「カクバリズム」代表
 角張渉さん

18110429Kakubari180.jpg個性的なインディペンデント音楽レーベル「カクバリズム」の代表・角張渉さん。初の著書『衣・食・住・音 音楽仕事を続けて生きるには』を出しました。



文化

社会と熱くリンク

2018年10月28日号

 「アジアにめざめたら:アートが変わる、
 世界が変わる 1960-1990年代」展

 西洋の枠超え新たな表現生む
 美術評論家 武井利史さん

18102829Asia180.jpgアジア12カ国・地域の先鋭的な美術を集めた展覧会「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代」が東京国立近代美術館で開催中です。美術評論家の武居利史さんにも話を聞きました。



文化

歴史に翻弄される民衆

2018年10月21日号

 戦国、朝鮮出兵生き抜いた男
 『星夜航行』 作家 飯嶋和一さん

18102129Iijima180.jpg作家の飯嶋和一さんが上下2巻の長編『星夜航行』を出しました。戦国時代を生き抜いた、不屈の男の物語です。




名作曲家は14歳で社会に
 高校三年生 作詞・丘灯至夫/作曲・遠藤実
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「高校三年生」です。



文化

いい演奏ができてる時は
 自然に歌ってしまいます

2018年10月14日号

 初の「オール・ラフマニノフ・プログラム」
 ピアニスト 長富彩さん

18101429Nagatomi180.jpgピアニストの長富彩さんが、来月、初の「オール・ラフマニノフ・プログラム」を、来年2月には「オール・ショパン・プログラム」を弾きます。



文化

生きることは喜びなんだ

2018年10月07日号

 猫「花ちゃん」が教えてくれたこと
 短編集『ハレルヤ』
 作家 保坂和志さん

18100729Hosaka180.jpg作家の保坂和志さんが、新作短編集『ハレルヤ』を出しました。川端康成文学賞受賞作「こことよそ」も含む作品集です。



文化

読書のページ

2018年09月30日号

日本に巣食う「無責任」という病

 『戦慄の記録 インパール』
 NHKスペシャル取材班著

 評者 明治大学教授   山田朗さん


18093029reading180.jpg

痛快、クール 性的少数者の視点

 『オレは絶対ワタシじゃない』
 遠藤まめた著

 評者 "人間と性"教育研究協議会代表幹事
  水野哲夫さん




刊行10年 変わらない悩み
 菅野仁著『友だち幻想
   人と人の〈つながり〉を考える
話題の本

10年前に出た本がいま売れています。著者は宮城教育大学教授だった社会学者で、2年前に病死しています。



文化

バッハの無伴奏弾くのは
 音楽家人生の大きな目標

2018年09月23日号

 8歳で視力失い、10歳からヴァイオリン
 デビュ−20周年記念アルバム
 ヴァイオリニスト 川畠成道さん

18092329Kawabata180.jpgデビュー20周年を迎えたヴァイオリニスト川畠成道さんが。記念アルバム「J・S・バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を出しました。



文化

「駅の子」戦争孤児たちの証言を追って

2018年09月16日号

 福井で家族亡くした少年が
 上野や神戸など全国を放浪
 立命館宇治中学校・高等学校教員 本庄豊さん

18091629Honjyo180.jpg



文化

権力への忖度、官僚の苦悩

2018年09月09日号

 吉宗に越前 キャストも展開も史実
 新作『悪玉伝』 作家 朝井まかてさん

18090929Makate180.jpg作家の朝井まかてさんが、新作『悪玉伝』を出しました。大岡越前や徳川吉宗も登場する史実を元にした小説です。




名画のような描写と旋律
 踊子 作詞・喜志邦三/作曲・渡久地政信
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「踊子」です。



文化

希望もたらすのは若者

2018年09月02日号

 安倍政権が続けば日本落ち込む
 新作『絶望キャラメル』は直球青春小説!
 作家 島田雅彦さん

18090229Shimada180.jpg作家の島田雅彦さんが、新作『絶望キャラメル』を出しました。



文化

追い詰められ発見した幸せ

2018年08月26日号

『なるべく働きたくない人のためのお金の話』
 肩書は"隠居" 大原扁理さん

18082629Henri180.jpgユニークな新刊『なるべく働きたくない人のためのお金の話』を出した大原扁理さんに話を聞きました。




心の暗部えぐる直木賞作
 島本理生著『ファーストラヴ』
話題の本

本書は第159回直木賞受賞作。親族殺人をめぐる長編ミステリーです。



文化

日本軍礼賛に事実で反論

2018年08月19日号

 残酷な戦場みない改憲論は観念的
 一橋大学大学院特任教授 吉田裕さん
シリーズ 歴史に向き合う

18081931Yutaka180.jpg8月15日でアジア・太平洋戦争が終結してから73年です。日本人の戦没者310万人のうち軍人・軍属は230万人です。吉田裕一橋大学大学院特任教授に聞きました。



文化

若いゲイの希望になる

2018年08月05日号

 カミングアウトしている私の受賞
 『弟の夫』で漫画家協会賞優秀賞
 漫画家 田亀源五郎さん

18080529husband180.jpgゲイ(男性同性愛者)と家族を描いた漫画『弟の夫』が、2018年度日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました。作者の漫画家、田亀源五郎さんに話を聞きました。




夢の国に誘う言葉と旋律
 銀座九丁目水の上
 作詞・藤浦洸/作曲・上原げんと
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリストで芸術学博士の丸山繁雄さんの「あの日この歌名曲の散歩道」。今回は「銀座九丁目水の上」(歌・神戸一郎)を取り上げます。



文化

ボツ10年分のバカをやるのだ

2018年07月29日号

 フジオロックフェスティバル
 フジオ・プロダクション社長、現代美術家
 
 赤塚りえ子さん

18072929Fujio180.jpg今年は、赤塚不二夫没後10年です。「フジオロックフェスティバル」が開かれます。赤塚さんの娘でフジオ・プロダクション社長、現代美術家の赤塚りえ子さんに話を聞きました。



文化

負けがあるから勝ちが楽しい

2018年07月22日号

 サッカー2部舞台に連作小説
 『ディス・イズ・ザ・デイ』作家 津村記久子さん

18072229Tsumura180.jpg作家の津村記久子さんが、連作小説集『ディス・イズ・ザ・デイ』を出しました。新境地となる作品はどのようにして書かれたのか。




謎の先住民が問う文明の野蛮
 国分拓著『ノモレ』
本の窓

国分拓著『ノモレ』(新潮社)はペルーで、先住民「イゾラド」との接触を描いたノンフィクションです。



文化

パワーそのまま 新たな色を

2018年07月15日号

  新アルバム「MAPAI」
 ネーネーズ 初の3人編成に

18071529Nenezu180.jpg沖縄の人気ポップスグループ、ネーネーズ。新アルバム「MAPAI」を先月発表しました。



文化

差別は無知や偏見からくるもの
   人間の手でなくすことができる

2018年07月08日号

 一人芝居「在日バイタルチェック」
 公演120回超え
 脚本・演出・出演 きむきがんさん

18070829Kim180.jpg劇団石の一人芝居「在日バイタルチェック」が初演から120回を超えました。脚本・演出・出演のきむきがんさんに聞きました。




巨星となった三橋美智也
 おんな船頭唄 作詞・藤間哲郎/作曲・山口利郎
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリストで芸術学博士の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は三橋美智也さんの「おんな船頭唄」を取り上げます。



文化

アイデアは次々あふれてくる

2018年07月01日号

 若手演奏家13人で結成
  「ソノダオーケストラ」
 ピアニスト、作曲家 園田涼さん

18070129Sonoda180.jpgピアニスト・作曲家の園田涼さんは昨年10月「ソノダオーケストラ」を結成。アルバム「ミケランジェロ」を発表しました。



文化

植民地背景に在日の人たちと
  どうかかわるか書きたかった

2018年06月24日号

 長編小説『日の出』
 作家 佐川光晴さん

18062429Sagawa180.jpg作家の佐川光晴さんが、長編『日の出』を出しました。日本近代史の暗部を直視しようとする力作です。



文化

分からないから内面は書かない

2018年06月17日号

 信じられるのは色や形
 短編集『庭』 作家 小山田浩子さん

18061729Oyamada180.jpg芥川賞作家の小山田浩子さんが、短編集『庭』を出しました。




年代超えYA小説が本屋大賞
 辻村深月著『かがみの孤城』
本の窓

今年の本屋大賞を受賞した辻村深月著『かがみの孤城』(ポプラ社・1800円)が、50万部を超えベストセラーになっています。



文化

没後70年 新たな太宰治像

2018年06月10日号

 「弱さ」はつくられたイメージ
 フェリス女学院大学教授 島村輝

18061029Dazai180.jpg6月19日は「桜桃忌」です。太宰治が、今日新たな角度から見直されようとしています。フェリス女学院大学教授の島村輝さんが解説します。




友に恋を譲る優しき無頼
 大利根月夜 作詩・藤田まさと/作曲・長津義司
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「大利根月夜」です。



文化

和楽器、ヴァイオリン-聴けばイメージ変わる

2018年06月03日号

 和洋折衷ユニット 結成10周年
 龍馬四重奏

18060329Ryoma180.jpg津軽三味線、篠笛、鼓、ヴァイオリンという"和洋折衷"のユニット・龍馬四重奏は、結成10周年です。



文化

私は表現し続ける

2018年05月27日号

 短編集『ウィステリアと三人の女たち』
 作家 川上未映子さん

18052729Mieko180.jpg作家の川上未映子さんが短編集『ウィステリアと三人の女たち』を出しました。




サユリストの夢ときめく
 いつでも夢を 作詩・佐伯孝夫/作曲・吉田正
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「いつでも夢を」です。



文化

いまの時代と地続きの物語を

2018年05月20日号

 少年兵を主人公に『ぼくがきみを殺すまで』
 作家 あさのあつこさん

18052029Asano180.jpg作家のあさのあつこさんが、少年兵を主人公にした意欲作『ぼくがきみを殺すまで』を出しました。




戦争に「死にはぐれた」意味問い続けた
 追悼 加古里子さん

「だるまちゃん」シリーズ、『どろぼうがっこう』で知られる絵本作家の加古里子さんが2日、92歳で亡くなりました。追悼します。



文化

スーパーいい曲たくさん

2018年05月13日号

 童謡 100周年コンサート出演
 歌手 たいらいさおさん

18051329Taira180.jpgNHK「おかあさんといっしょ」3代目"うたのおにいさん"として知られる歌手のたいらいさおさん。6月3日、埼玉で開かれる同様誕生100周年を記念するコンサートで歌います。



文化

人間が人間であるために

2018年05月06日号

 井上ひさしさん 吉里吉里忌
 演劇、憲法 旧友が語る

18050631Kirikiri180.jpg「九条の会」呼びかけ人で作家・劇作家の故・井上ひさしさんを語り継ぐ「吉里吉里忌(きりきりき)」が15日、生まれ故郷の山形県川西町で開かれました。




不条理と立ち向かう医師 今後も
 「大江戸ウーマンドクター」を終えて 和田はつ子

本誌連載小説「大江戸ウーマンドクター」が4月22日号・70回で完結しました。作者の和田はつ子さんが連載を振り返ります。



文化

既成概念も境界も飛び越えて

2018年04月22日号

 伊福部昭とドヴォルザークに共通点
 指揮者 アンドレア・バッティストーニさん

18042229Andreas180.jpg若きイタリア人指揮者、アンドレア・バッティストーニさん。定番の交響曲と、現代日本人作曲家の管弦楽曲をカップリングでCDをリリースするプロジェクトを始めました。



文化

読書のページ

2018年04月15日号

 『「米軍(アメリカ)が恐れた不屈の男」
 瀬長亀次郎の生涯』
 佐古忠彦著

 投獄された身で暴動を解決
 評者・不屈館運営委員長・平良宗潤さん


18041529reading180.jpg

 『AIvs.教科書が読めない子どもたち』
 新井紀子著

 人にしかできない仕事とは
 元『経済』編集長・友寄英隆さん




映画監督が書く異色警察小説
 『巡査長 真行寺弘道』榎本憲男著
本の窓

榎本憲男著『巡査長 真行寺弘道』は、映画監督でもある作者の初の警察小説です。



文化

悲しい曲でもポジティブに

2018年04月08日号

 観客に元気与えるのが仕事
 来月 宇野功芳さん追悼リサイタル
 ヴァイオリニスト 佐藤久成さん

18040829Hisaya180.jpg「魔界のヴァイオリニスト」。音楽評論家の宇野功芳さんにそう名付けられた佐藤久弥さん。来月恩師の故・宇野さんの追悼リサイタルを開きます。



文化

人間性に魅せられて

2018年03月25日号

 5月公演 全曲ラヴェル ギャップがいい
 ピアニスト 村田理夏子さん

18032529pianist180.jpgベルリン芸術大学で教壇に立つピアニストの村田理夏子さん。5月東京で開く全曲ラヴェルの演奏会の抱負を訪ねました。




名もなき捕虜が歌い継ぐ
 異国の丘 作詞・増田幸治/作曲・吉田正
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト・博士(芸術学)の丸山繁雄さんの「名曲の散歩道」。今回は、「異国の丘」です。



文化

子どもの空想力が不思議な相乗効果

2018年03月18日号

 『樽とタタン』 作家 中島京子さん

18031829Kyouko180.jpg作家の中島京子さんが、新作『樽とタタン』を出しました。小さな喫茶店をお気に入りの居場所とする少女の視点で、日々の"事件"を描く、連作短編集です。



文化

うれしい話書きたくて

2018年03月11日号

 震災後 不幸ばかりじゃない福島
 長編小説『竹林精舎』
 作家 玄侑宗久さん

18031129Soukyu180.jpg作家の玄侑宗久さんが、長編小説『竹林精舎』を出しました。住職を務める福島県三春町の福聚寺で新作への思いを聞きました。




老境の再出発 63歳で芥川賞
 若竹千佐子著『おらおらでひとりいぐも』

このほど芥川賞を受賞した若竹千佐子著『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社・1200円)は、心の奥底で眠っていた「最古層のおらそのもの」が、突然目覚める物語です。



文化

戦場での「狂気」「地獄」リアリティー描きたい

2018年03月04日号

 『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』が漫画家協会賞
 漫画家 武田一義さん

18030429Periryu180.jpg南太平洋のパラオ諸島のペリリュー島での悲惨な戦争を描いた漫画作品、『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』が2017年日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞しました。漫画家の武田一義さんに聞きました。



文化

直木賞 作家 門井慶喜さん

2018年02月25日号

 宮沢賢治の父親に迫る
 気分はインタビュアー

 長編小説『銀河鉄道の父』

18022529Kadoi180.jpg作家の門井慶喜さんが、長編小説『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞しました。小説への思いを聞きました。



文化

おもしろくて変な父

2018年02月18日号

 『枕詞はサッちゃん』 内藤啓子さん

18021829Naitou180.jpg内藤啓子さんは、童謡「サッちゃん」で知られる詩人で作家の阪田寛夫さんの長女です。父の生涯を『枕詞はサッちゃん 照れやな詩人、父・阪田寛夫の人生』にまとめました。




青島の人生こそが塞翁が馬
 スーダラ節 作詞・青島幸男/作曲・萩原哲晶
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリストで芸術学博士の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「スーダラ節」(1961年)です。



文化

北朝鮮の実像に迫る

2018年02月11日号

 建国以来の略史から核開発までのガイド
読書のページ

18021129North Korea180.jpg北朝鮮の核・ミサイル開発。この問題のために日本の「安全保障環境は戦後、最も厳しい」と安倍首相があおるもと、北朝鮮の冷静、リアルな理解を助ける本を探してみました。




教育長の「脱・学力向上」宣言
 門脇厚司著『異色の教育長 社会力を構想する』
本の窓

門脇厚司著『異色の教育長 社会力を構想する』(七つ森書館・2800円)の実践記録は驚きの連続です。



文化

子どもの目が映した時代

2018年02月04日号

 写真家 田沼武能さん 2冊の写真集

18020429Tanuma180.jpg写真家・田沼武能さんが、『東京わが残像』(クレヴィス)、『たくさんのふしぎ 地蔵さまと私』(福音館書店)の2冊の写真集を出しました。



文化

人育て残した"形残らない仕事"

2018年01月28日号

 『鶴見俊輔さんの仕事』全5巻
 企画・編集 作家 黒川創さん

18012829Tsurumi180.jpg2015年に93歳で死去した哲学者鶴見俊輔さん。多面的な活動を振り返る「鶴見俊輔さんの仕事」(編集グループSURE)全5巻が完結しました。企画・編集した作家の黒川創さんに話を聞きました。




名作映画とつながる匂い
 勝手にしやがれ 作詞・阿久悠/作曲・大野克夫
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリストで芸術学博士の丸山繁雄さんの「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「勝手にしやがれ」(1977年)です。



文化

西鶴・近松はライトノベル

2018年01月21日号

 講義もとにした新著『深読み日本文学』
 作家 島田雅彦さん

18012129Shimada180.jpg作家の島田雅彦さんんが『深読み日本文学』(集英社インターナショナル)を出しました。




『母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記』
 松浦晋也著
本の窓

『母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記』(日経BP社・1300円)。著者の松浦晋也さんは、宇宙開発などを取材してきた科学ジャーナリストです。





文化

「人口減少時代」が来る

2018年01月14日号

 少子化加速する「生産性革命」
 経済研究者 友寄英隆さん

18011429Tomoyori180.jpg





文化

中島みゆき「糸」に導かれ

2018年01月07日号

 「優歌」-Jポップの名曲歌う
 オペラ歌手 幸田浩子さん

1801070122opera180.jpgオペラ歌手の幸田浩子さんが新作「優歌〜そばにいるうた、よりそううた」で、Jポップの名曲13曲を歌います。



文化

ドミンゴの道 僕らも歩む

2017年12月24日号

 羽生結弦選手がこの歌声で舞った
 イタリアのテノールトリオ イル・ヴォーロ

17122429tenor180.jpgイタリアの若きテノールトリオ、イル・ヴォーロ。初来日コンサート時にイタリア大使館でインタビューしました。



文化

ハリウッドの弾圧通し
 日米の"今"を問い直す

2017年12月17日号

 山本おさむ「赤狩り」第1巻
 漫画評論家 石子順

17121729Red purge180.jpg山本おさむの『赤狩り』第1巻が刊行されました。漫画評論家の石子順さんが解説します。



文化

"フシギな2人"のほんわか日常

2017年12月10日号

 芸人がエッセー漫画『大家さんと僕』
 カラテカ 矢部太郎さん

17121029Yabe180.jpgお笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎さん初のエッセー漫画『大家さんと僕』(新潮社)が売れています。作品が生まれた背景は-。




こみ上げた戦争への怒り
 星の流れに 作詞:清水みのる/作曲:利根一郎
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリストで、芸術学博士の丸山繁雄さんによる「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は、「星の流れに」です。



文化

核兵器禁止条約 不可逆的な流れ

2017年12月03日号

 日本はなぜ反対
 製造能力への野望、対米従属
読書のページ

17120329nuclear weapon180.jpg




戦前刊行の名著 漫画化で脚光
 漫画『君たちはどう生きるか』
 原作:吉野源三郎、漫画:羽賀翔一





文化

得意なロシアの曲に磨き

2017年11月26日号

 デビュ−10周年 記念リサイタル
 ドイツ在住のバイオリニスト 滝千春さん

17112629Chiharu180.jpgベルリンに居を構えて活動するバイオリニスト・滝千春さん。来年3月、デビュー10周年を記念して東京でリサイタルを開きます。



文化

まずは最初の1ページ

2017年11月19日号

 "らくがき"して小説を楽しむ
 『名作をいじる』
 英文学者、東大准教授 阿部公彦さん

17111929Abe180.jpg英文学者・東大准教授の阿部公彦さんが、読書法の本『名作をいじる』を出しました。



文化

小さな失敗の情けなさを
 笑い飛ばす余裕が欲しい

2017年11月12日号

 デビュ−15周年「ナイトライダーズ・ブルース」
 マルチ弦楽器奏者 高田漣さん

17111229Takada180.jpgデビュ−15周年を迎えたマルチ弦楽器奏者の高田漣さん。4年ぶりの新作「ナイトライダーズ・ブルース」をリリースしました。



文化

圧巻ブラームス 鬼気迫る

2017年11月05日号

 ヴァイオリニスト・礒絵里子さん
 デビュー20周年記念アルバム

17110529Iso180.jpg研ぎ澄まされた、さわやかな音色を奏でるヴァイオリニストの礒絵里子さん。新アルバム「エスプレッシーヴォ」をリリースしました。




戦争の特需で潤う日本人
 太陽の翼 作詞/作曲・利根常昭
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリストで芸術学博士の「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「太陽の翼」(1967年)です。



文化

「かっこいい」って何だろう

2017年10月29日号

 家業つぶれた少年と苦難に寄り添う男性の物語
 長編小説『むーさんの自転車』
 作家・詩人 ねじめ正一さん

17102929Nejime180.jpg作家で詩人の、ねじめ正一さんが長編小説『むーさんの自転車』を出しました。苦難に直面した少年の成長する姿に、小林一茶の俳句を絡めた小説です。




忘れ去られた反戦の医師発掘
  森永玲著『「反戦主義者なる事通告申上げます」
  反軍を唱えて消えた結核医・末永敏事』

戦前の総動員体制下でと反軍思想を貫いた医師・末永敏事を発掘した労作が刊行されました。



文化

明日をもっと良い日に

2017年10月22日号

 新譜「TODAY for TOMORROW」

 チェリスト 柏木広樹さん

17102229cello180.jpgチェロに親しんでもらう活動に力を入れている、チェリストの柏木広樹さん。新譜「TODAY for TOMORROW」について話を聞きました。



文化

ノーベル文学賞にカズオ・イシグロさん

2017年10月15日号

 読みやすいのに重厚

 貫くテーマは"過去のねつ造"
 東大名誉教授  柴田元幸さん

17101529Kazuo180.jpg今年のノーベル文学賞は、長崎市出身の日系日本人作家・カズオ・イシグロさんに決まりました。東大名誉教授(英米文学)の柴田元幸さんにも話を聞きました。



文化

嫌われても書きたいことを書く

2017年10月08日号

 長編小説『さあ、文学で戦争を止めよう』
 作家 笙野頼子さん

17100829Syono180.jpg作家の笙野頼子さんが、長編小説『さあ、文学で戦争を止めよう 猫キッチン荒神』を出しました。




うつ、介護、難病 わけあり記者
 『わけあり記者』三浦耕喜・著
本の窓

人生は、いつ何が起こるかわからない。『わけあり記者』(高文研)は、それを地でいく現役記者の体験記です。



文化

大衆の声が日本変える

2017年10月01日号

 路上の政治学者が見た社会運動
 『ポピュリズムと『民意』の政治学』
 政治学者 木下ちがやさん

17100129Chigaya180.jpg官邸・国会前行動を、ずっと手伝ってきた政治学者の木下ちがやさん。『ポピュリズムと「民意」の政治学』(大月書店)の刊行を機に話を聞きました。




実はデパート集客ソング
 有楽町で逢いましょう
 作詞・佐伯孝夫/作曲・吉田正
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんが名曲を紹介する「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「有楽町で逢いましょう」(作詞・佐伯孝夫/作曲・吉田正)です。



文化

亡命先からナチス批判を展開 思った以上に大きな人でした

2017年09月24日号

 『闘う文豪とナチス・ドイツ
  トーマス・マンの亡命日記』
 ドイツ文学者 池内紀さん

17092429Toma Mann180.jpgドイツ文学者の池内紀さんに、新著『闘う文豪とナチスドイツ トーマス・マンの亡命日記』について聞きました。



文化

祖父・永六輔はすごかった

2017年09月17日号

 弱気に寄り添い、苦しむ人々勇気づけ続けた言葉
 永拓実さん 『大遺言』出版

17091729Takumi Ei180.jpg昨年亡くなった永六輔さん。孫の永拓実さんが一周忌にあわせ『大遺言』(小学館)を出版しました。



文化

「鳥肌立った」と言わせたい

2017年09月10日号

 "奇跡の歌声"のソプラニスタ
 東京でコンサート 岡本知高さん

17091029Tomotaka180.jpg"奇跡の歌声"といわれるソプラニスタの岡本知高さん。今月ゲストに中川晃教さんを迎え東京でコンサートを開きます。




鎮魂のように響いた哀歌
 アカシアの雨がやむとき
 作詞・水木かおる/作曲・藤原秀行
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんが名曲を紹介する「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「アカシアの雨がやむとき」(作詞・水木かおる/作曲・藤原秀行)です。



文化

読書のページ

2017年09月03日号

 『倍賞千恵子の現場』
 倍賞千恵子著

 ロケの緊迫感あふれる自伝
 評者・作家・早乙女勝元さん


17090329reading180.jpg

 『環境破壊と現代奴隷制』
 ケビン・ベイルズ著 大和田英子訳

 今も解放されない4580万人
 評者・英文学者・木名瀬円行さん




半藤一利「40年史観」の戒め
 『歴史に「何を」学ぶのか』
本の窓

夏目漱石研究で知られ、作家で昭和史に造詣が深い、半藤一利さんが『歴史に「何を」学ぶのか』(筑摩書房・880円)を出しました。



文化

急激な変化 自由な発想で

2017年08月27日号

 サンシャワー 東南アジアの現代美術展
 10月23日まで 国立新美術館、森美術館

17082729Southeast180.jpg「サンシャワー 東南アジアの現代美術展 1980年代から現代まで」が、東京の国立新美術館と森美術館で開催されています。ASEAN(東南アジア諸国連合)設立50周年記念の展覧会です。



文化

さあ、青春を歌おう

2017年08月20日号

 ボニージャックス 衰え知らず60周年
 記念アルバム「昭和歌暦」

17082029chorus180.jpgボニージャックスが、結成60周年記念の新アルバムを出しました。タイトルは「昭和歌暦」です。4人にインタビューしました。



文化

〈読む〉以外も文学 多角的に語り合う

2017年08月13日号

 東大大学院 現代文芸論研究室10周シンポ

17081329symposium180.jpg2007年に創設された東京大学大学院人文社会系研究科・文学部の現代文芸論研究室が10周年を迎えシンポジウムを開きました。




集団就職者の夢を描いた
 見上げてごらん夜の星を 作詞・永六輔/作曲・いずみたく
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんが名曲を紹介する「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「見上げてごらん夜の星を」(作詞・永六輔/作曲・いずみたく)です。



文化

ズッコケてなんぼ

2017年08月06日号

 得意生かすと飛距離でた

 新作『パーマネント神喜劇』 万城目学さん

17080629Makime180.jpg作家の万城目学さんの新作『パーマネント神喜劇』が売れています。万城目学さんに聞きました。




娘励ます井上ひさしの手紙
 『井上ひさしから、娘へ-57通の往復書簡』

『井上ひさしから、娘へ-57通の往復書簡』(文藝春秋)が刊行されました。



文化

音は変わり続ける

2017年07月30日号

 CASIOPEA結成40周年
 ギタリスト 野呂一生さん

17073029Cassiopeia180.jpgフュージョングループCASIOPEA。結成40周年記念ベストアルバム「VESTIGE」を出しました。リーダーの野呂一生さんに聞きました。



文化

韓国の詩人・尹東柱 生誕100年

2017年07月23日号

 映画「空と風と星の詩人〜尹東柱の生涯」によせて
 詩人 秋村宏さん

17072329Yun Dong-ju180.jpg今年、生誕100年の尹東柱。韓国で作られた映画「空と風と星の詩人〜尹東柱の生涯」について、詩人の秋村宏さんが語ります。



文化

完成の時 まるで奇跡

2017年07月16日号

 初の短編集『福袋』
 作家 朝井まかてさん

17071629Makate180.jpg作家の朝井まかてさんが時代小説集『福袋』を出しました。




真の「国民歌謡」はどっち
 温泉芸者 作詞/作曲・越純平
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト、博士(芸術学)の丸山繁雄さんが名曲を紹介する「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「温泉芸者」(作詞・作曲・越純平)です。



文化

認知症当事者の執筆本

2017年07月09日号

 必要な支援とは何か

 汐田総合病院副院長  宮澤由美さん

17070929dementia180.jpg認知症の当事者が書いた本が相次いで出版され、話題となっています。汐田総合病院副院長・日本認知症学会専門医の宮澤由美さんが紹介します。




音楽とコラボした小説のいま
本の窓

小説と音楽のコラボ(協力)が最近、注目されています。6月28日「蜜蜂と遠雷 ピアノ全集」(ソニーミュージック)が出ました。



文化

愛称はホープガール

2017年07月02日号

 岩手から世界めざさなきゃ

 ジャズボーカリスト 金本麻里さん

17070229Mari180.jpg岩手からジャズの新星がうまれました。ジャズボーカリストの金本麻里さんが3枚目のアルバム「金本麻里 WITH THE BOP BAND」をリリースしました。



文化

救いを書かなきゃ小説は意味がない

2017年06月25日号

 町工場と大企業の息子 2人の波乱の人生

 最新作『アキラとあきら』 作家 池井戸潤さん

17062529Ikeido180.jpg作家の池井戸潤さんが最新作『あきらとアキラ』を出しました。2人の「あきら」の波乱に満ちた物語です。




『スノーデン 日本への警告』

亡命先のロシアから日本のシンポジウム「監視の"今"を考える」にネットで出席した、同氏の日本国民へのメッセージと討論の記録です。



文化

全人生にじむ演技力

2017年06月11日号

 第70回カンヌ国際映画祭
 俳優たちの存在感にうっとり
現地リポート 今泉幸子

17061129Cannes180.jpg第70回カンヌ国際映画祭が5月17〜28日に行われました。映画評論家の今泉幸子さん(パリ在住)の現地リポートです。



文化

世界30都市での公演の経験生かす

2017年06月04日号

 津軽三味線奏者 はなわちえさん

17060429Chie180.jpg津軽三味線奏者、はなわちえさん。新作「Hello,World(ハローワールド)」は、世界に向けた意欲作です。




焼け跡に夢与えた「女王」
 東京キッド
 作詞・藤浦洸/作曲・万城目正
あの日この歌 名曲の散歩道 丸山繁雄

ジャズボーカリスト・博士(芸術学)の丸山繁雄さんの連載、「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「東京キッド」です。



文化

女子から見た子規

2017年05月28日号

 率直で最後まで貧乏 そこが好き

 作家 森まゆみさんが評伝

17052829Mayumi180.jpg作家の森まゆみさんが、俳人・正岡子規の評伝『子規の音』を出しました。




有田焼400年
 望郷と同化のはざまで
 東京・高麗博物館

東京都新宿区大久保の高麗博物館で「有田焼400年 望郷と同化のはざまで-朝鮮被虜人の生活と文化」展を開催中です。8月27日まで。



文化

こんにちは 僕、憲法くん!

2017年05月21日号

 笑いのパワーで改憲跳ね返そう

 芸人・松元ヒロのネタが絵本に

17052129Hiro180.jpg政治風刺コントで人気の松元ヒロさんの絵本『憲法くん』(絵・武田美穂、講談社)が注目されています。持ちネタである「憲法くん」を絵本にしたものです。




「極道息子」の意外な感性
 ちいさい秋みつけた
 作詩・サトウハチロー、作曲・中田喜直
名曲の散歩道 あの日この歌 丸山繁雄

ジャズボーカリストで芸術学博士の丸山繁雄さんの、「あの日この歌 名曲の散歩道」。今回は「小さい秋見つけた」です。



文化

いま若い人は恋愛しないのか?
   つながりたい気持ちを描く

2017年05月14日号

 長編『やめるときも、すこやかなるときも』

 作家 窪美澄さん

17051429Misumi180.jpg作家の窪美澄さんが、長編小説『やめるときも、すこやかなるときも』(集英社)を出しました。心にしみいるような、おとなの恋の物語です。




沖縄の告発映画 撮影記が本に
 三上智恵著『風かたか』

ドキュメンタリー映画の三上智恵監督。最新映画「風(かじ)かたか」の「撮影日記」を本にまとめたのが『風かたか』(大月書店)です。



文化

チェロの源流たどる"旅"

2017年05月07日号

 今回のリサイタルは一生に一度のプログラム

 チェリスト 水谷川優子さん

17050731Miyagawa180.jpgチェリストの水谷川優子さん。5月、上野で、毎年自ら企画しているリサイタルシリーズの10回目を開きます。



文化

ジャンルをつなぐ"通訳"に

2017年04月23日号

 フォーク ロック クラシック...
 映像音楽集めたアルバム「PRESENTS Ⅴ」

 作曲家・ピアニスト 羽毛田丈史さん

17042329Haketa180.jpg作曲家・ピアニストの羽毛田丈史さん。映画やテレビドラマなど、映像音楽の自作曲を自ら奏でたアルバム「PRESENTS Ⅴ」をリリースしました。



文化

底抜けに明るく交友多彩

2017年04月16日号

 正岡子規 各地で 生誕150年展
 死病と向き合い多彩な足音

17041629Shiki180.jpg「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句などで知られる正岡子規。生誕150年の今年、各地でその生涯と文学をたどる展覧会が行われます。




国策の毒に包まれた歌
 支那の夜 作詩・西條八十、作曲・竹岡信幸
名曲の散歩道 あの日この歌 丸山繁雄

胸に残る歌、思い出とともによみがえる人生の歌を音楽活動40年のジャズヴォーカリストで博士(芸術学)の丸山繁雄さんがたどる新シリーズです。初回は「支那の夜」です。



文化

ニューオーリンズで衝撃的な"化学反応"

2017年04月09日号

 ジャズトランペッター 高澤綾さん

17040929Aya180.jpg実力派ジャズトランペッターの高澤綾さん。メジャー初となるアルバム「クレセント・シティ・コネクション」を出しました。



文化

読書のページ

2017年04月02日号

 『奨学金が日本を滅ぼす』
 大内裕和著

 「米百俵」裏腹の教育最貧国
 評者・経済ジャーナリスト・荻原博子さん


 『昭和天皇の戦争 
  「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと
 山田朗著

 歴史否定にしてはならない
 評者・山口大学名誉教授・纐纈厚さん

17040229reading180.jpg




モヤモヤこそ村上春樹の味
 『騎士団長殺し 1部・2部』
本の窓

村上春樹の新作『騎士団長殺し 1部・2部』(新潮社・各1800円)の主人公は36歳の画家です。



文化

夢と現実 胸の内へダイブ

2017年03月26日号

 「軍師官兵衛」「3月のライオン」
 "劇伴の旗手"交響曲に挑戦
 作曲家 菅野祐悟さん

17032629Kanno180.jpg作曲家の菅野祐悟さんが、CD「交響曲歳1番〜The Boder〜」をリリースして評判になっています。



文化

派兵、原発、権力者 戦後100年の"景色"

2017年03月19日号

 長編『岩場の上から』
 作家 黒川創さん

170319_29_180.jpg作家の黒川創さんが、新作『岩場の上から』を出しました。近未来の日本を舞台に、海外派兵や原発の問題を描き込む意欲作です。



文化

人生ジャズ

2017年03月12日号

 伝統を大切に 鳥のように自由に
 本場ニューヨークで活躍するジャズボーカリスト
 霧生ナブ子さん

17031229jazz180.jpgニューヨークに渡り20年。現地でジャズボーカリストとして活躍する霧生ナブ子さん。2016年度第32回日本ジャズボーカル大賞を受賞しました。



文化

トランプ政権って何?

2017年03月05日号

 暴言の履歴と「旋風」の背景
読書のページ

17030529Trump180.jpg米大統領トランプ氏。大統領令の連発で暴言政治を強行し、米国と世界に大混乱を起こしています。




日系人強制収容が影落とす
 宮内悠介著『カブールの園』
本の窓

芥川賞候補作、宮内悠介著『カブールの園』には、日系人強制収容という、米国現代史の暗部が影を落としています。



文化

以心伝心 双子のハーモニー

2017年02月19日号

 ソプラノデュオ「山田姉妹」名曲カバー
 華さん オリジナルにも挑戦したい
 麗さん 気持ちに寄り添える歌手に

17021929sisters180.jpg双子のソプラノデュオ「山田姉妹」が22日、アルバム「あなた〜よみがえる青春のメロディー」(日本コロムビア)でCDデビューします。



文化

待たされ にらまれ 喜ばれ

2017年02月12日号

 写真展「時代を刻んだ貌」

 写真家 田沼武能さん

17021229Tanuma180.jpg写真家・田沼武能さんの「田沼武能肖像写真展 時代を刻んだ貌」が練馬区立美術館とふるさと文化館分室で開かれます。



文化

文学はウソに抗する力

2017年02月05日号

 政治、家族、自殺、移民を問う自選集完結
 作家 星野智幸さん

17020529Hoshino180.jpg作家の星野智幸さんの自選作品集『星野智幸コレクション』全4巻が完結しました。現代社会や政治へも切り込む気鋭の作家に、社会と文学への思いを聞きました。



文化

モデルの野宿者を訪ねて

2017年01月29日号

 近未来小説『野良ビトたちの燃え上がる肖像』
 作家 木村友祐さん

17012929norabito180.jpg作家の木村友祐さんの新作『野良ビトたちの燃え上がる肖像』が好評です。文学と社会の思いを聞きました。




西田敏行の自叙伝、こぼれ話
 『役者人生、泣き笑い』
本の窓

涙もろい人情は俳優、西田敏行が自叙伝『役者人生、泣き笑い』を出しました。



文化

朝鮮人の特攻兵はなぜ処刑されたのか

2017年01月22日号

 記録作家 林えいだいさんの周年の取材追う
 ドキュメンタリー映画「抗い」 冤罪の闇

17012229Eidai180.jpg朝鮮人強制連行や炭鉱問題、公害問題など、現代史の闇に光を当ててきた記録作家・林えいだいさん(83)。映画「抗い 記録作家 林えいだい」(西嶋真司監督)が公開されます。



文化

初めは棒でなでていた

2017年01月15日号

 〝友情はぐくんだ17年 写真集『白い犬』

 写真家 梅 佳代さん

17011529UmeKayo180.jpg鋭敏な感性で日常の"面白い"一瞬を切りとる写真家・梅佳代さん。石川県の実家の飼い犬を撮り集めた写真集『白い犬』(新潮社・税別2500円)を出版しました。



文化

結婚したら家事は無償?

2017年01月08日号

 夫婦は共同の最高経営責任者(CEO)
 漫画「逃げるは恥だが役に立つ」が大ヒット
 作者 海野つなみさん

1701080122Tsunami180.jpg「逃げるは恥だが役に立つ」。ドラマ完結に続き、漫画月刊誌に連載した原作も最終回を迎えました。作者の海野つなみさんに思いを聞きました。



文化

ユーモラスなミステリー

2016年12月25日号

 他人のやってないことを

 『かがやき荘アラサー探偵局』
 作家 東川篤哉さん

16122529higasigawa180.jpg本屋大賞受賞作『謎解きはディナーのあとで』で知られる作家の東川篤哉さんが、新作『かがやき荘アラサー探偵局』を出しました。




キラーストレスとむきあう
 『キラーストレス 心と体をどう守るか』
本の窓

ストレスの怖さを追究し、逃れるすべを紹介した『キラーストレス 心と体をどう守るか』(NHK出版・780円)が出版されました。



文化

裸の魂に裸の言葉を

2016年12月18日号

 「少女A」「め組のひと」古びないヒット作の秘けつ
 作詞活動35周年 売野雅勇さん

16121829Urino180.jpg"歌謡曲黄金時代のナンバーワン・ヒットメーカー"と呼ばれる売野雅勇さん。作詞活動35周年を迎えました。



文化

自国の歴史の影 隠さずに語って

2016年12月11日号

 ドイツ少年兵捕虜に戦後地雷除去させたデンマーク
 映画「ヒトラーの忘れもの」
 マーチン・サントフリート監督

16121129Denmark180.jpgナチス敗北後、デンマークの海岸に埋めた地雷の除去に駆り出されたのは若いドイツ兵捕虜たちでした。映画「ヒトラーの忘れもの」を監督したマーチン・サントフリートさんに聞きました。



文化

よかったでは終わらせない

2016年12月04日号

 明治から昭和 開発を夢見た技術者の光と影
 技術の軍事利用テーマの長編小説『光炎の人』
 作家 木内昇さん

16120429Kiuti180.jpg作家の木内昇さんが、長編小説『光炎の人』を出しました。技術の軍事利用を題材にした物語です。なぜこのテーマに挑んだのか-。




「水壁」の連載を終えて

 高橋克彦さん

連載小説「水壁」が11月27日号をもって終了しました。作者の高橋克彦さんの連載を終えての感想です。



文化

"人間には希望がある"

2016年11月27日号

 父と囲んだ食卓の思い出
 エッセー集『ごはんの時間 井上ひさしがいた風景』
 エッセイスト 井上都さん
読書のページ

16112729Miyako180.jpgエッセイストの井上都さんが、エッセー集『ごはんの時間 井上ひさしがいた風景』を出版しました。




東京藝大 異彩放つ奇人たち
本の窓

東京藝術大学の学生たちの生態を探求した、二宮敦人著『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』(新潮社・1400円)が5刷を重ねています。



文化

大卒自衛官増の裏に 奨学金返済の「不安」

2016年11月20日号

 著書『経済的徴兵制』が評判
 ジャーナリスト、「平和新聞」編集長 布施祐仁さん

16112029conscription180.jpg著書『経済的徴兵制』が評判のジャーナリストで「平和新聞」編集長の布施祐仁さんの寄稿です。



文化

厳しい世界 苦しみ生きる

2016年11月13日号

 東京国際映画祭 コンンペ作品などをみて
 映画評論家 石子順さん

16111329movie180.jpg第29回東京国際映画祭(10月25日〜11月3日)が行われました。映画評論家の石子順さんが同映画祭を振り返ります。



文化

奏でる写すスペインの記憶

2016年11月06日号

 留学半年"音楽豊かになる街"
 ギタリスト 朴葵姫さん

16110629Kyuhi180.jpg人気ギタリストの朴葵姫(パク・キュヒ)さんが19日に「スペインの記憶」と題してリサイタルを開きます。半年間のスペイン留学をへてパワーアップした現在の抱負は-。



文化

「ああっ」ではなく「ああ...」

2016年10月30日号

 作品を完成させるのは読者
 短編集『遠い唇』 作家北村薫さん
読書のページ

16103029Kaoru180.jpg作家の北村薫さんが、短編集『遠い唇』を出しました。日常生活にひそむ謎から、意外な真実が浮かび上がる七つの物語です。




金子兜太 反骨の気概ますます
本の窓

戦争法案反対運動の広がりに大きく貢献した俳人の金子兜太さんが、その言葉に込めた思いを『あの夏、兵士だった私 96歳、戦争体験者からの警鐘』(清流出版社)に記しました。



文化

ボブ・ディランさん ノーベル文学賞

2016年10月23日号

 変わり続ける姿 ファン魅了

 シンプルな言葉 柔らかさと強さ
 フォーク歌手 中川五郎さん

16102329Bob Dylan180.jpgスウェーデン・アカデミーが13日、米国のシンガー・ソングライター、ボブ・ディランさん(75)に2016年のノーベル文学賞を授与すると発表しました。フォーク歌手で『ボブ・ディラン全詩集1962-2001』翻訳者の中川五郎さんにも話を聞きました。



文化

伝統を芸術にした45年

2016年10月16日号

 永六輔さんの葬儀で演奏「本当に恩人です」
 太鼓ソロ奏者 林英哲さん

16101629Eitetsu180.jpg太鼓奏者の林英哲さんが、演奏活動45周年を記念するコンサートを開きます。



文化

異国で被爆して

2016年10月09日号

 韓国人・金分順さんのこと

16100929Edogawa180.jpg韓国人被爆者が眠る「原爆犠牲者追悼碑」が、東京都江戸川区の滝野公園にあります。碑には、韓国南部の大邱市で戦後を生きた金分順さんと、娘の和子ちゃんが眠っています。



文化

篠笛の心温まる優しさ 歌うつもりで今風に

2016年10月02日号

 アルバム「フエウタイ」でメジャーデビュー
 篠笛奏者 佐藤和哉さん

16100229Shinobue180.jpgアルバム「フエウタイ」(日本コロムビア)でメジャーデビューした篠笛奏者の佐藤和哉さん。日本の伝統楽器にかける思いを聞きました。



文化

明治前から歌い継がれた

2016年09月25日号

 わらべうたの良さを知り
 アルバム「わたしの好きなわらべうた」
 シンガー・ソングライター、エッセイスト
  寺尾紗穂さん

16092529Terao180.jpg透明な歌声が人の心を震わすシンガー・ソングライターでエッセイストの寺尾紗穂さん。アルバム「わたしの好きなわらべうた」(Pヴァイン)を発表しました。



文化

米学生に新鮮な刺激

2016年09月18日号

 変革のため現実つかみ表現した
 米国で『日本プロレタリア文学選集』出版
 共編者・シカゴ大学名誉教授
 ノーマ・フィールドさんに聞く

16091829literature180.jpg今年、アメリカで『日本プロレタリア文学選集』(シカゴ大学出版局)が出版されました。日本のプロレタリア文学が、英語圏で翻訳・出版されるのは、83年ぶりです。共編者のノーマ・フィールド・シカゴ大学名誉教授に聞きました。



文化

『大本営発表』 国民だました軍と報道の一体化

2016年09月11日号

 安倍政権のメディア介入に
 過ち繰り返す危険が見える
 フリーの歴史研究者 辻田真佐憲さん

16091129falsehood180.jpg71年前の日本の戦争で、全滅を"玉砕"、撤退を"転進"と言い換えて国民をだました、日本軍の「大本営発表」。歴史研究者、辻田真佐憲さんが『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争』で迫りました。




五輪と無縁 国のメダル競争
 小川勝著
  『東京オリンピック 「問題」の核心は何か
本の窓

4年後の東京五輪へ向けてムードづくりが始まっていますが、オリンピックは「開催国のため」ではない、「国同士の争い」ではないと解説する小川勝著『東京オリンピック 「問題」の核心は何か』(集英社・700円)が出ました。



文化

一途にシューベルト

2016年09月04日号

 1000超す全曲演奏プロジェクト
 ピアニスト 佐藤卓史さん

16090429Schubert180.jpg若き理論派ピアニストとして知られる佐藤卓史さん。取り組んでいるのが、シューベルトの全曲演奏会です。第6回「ピアノ・ソナタⅡ 20歳のシューベルト」を開きます。



文化

「日本会議」ってなんだ?

2016年08月28日号

 危険な実像に迫る出版相次ぐ
読書のページ

16082829reading180.jpg憲法改定をめざす右派運動団体「日本会議」の実像に迫る著書の出版が相次いでいます。




リリーが明かす寅さん秘話
本の窓

昭和から平成へ、銀幕を飾ってきた俳優浅丘ルリ子が、半生の自伝『私は女優』(日本経済新聞社・1700円)を出しました。



文化

戦争の傷口さらしたまま

2016年08月21日号

 短歌でつづる終わらない戦後
 歌人 水野昌雄

16082129poet180.jpg



文化

読書のページ

2016年08月14日号

 『科学者と戦争』
 池内了著

 進む日本の軍学共同に警鐘
 評者・立教大学教授・精神科医 香山リカさん



 『戦後補償裁判 民間人たちの終わらない「戦争」
 栗原俊雄著

 「戦争被害受忍論」の無責任
 評者・シベリア抑留者支援・記録センター代表世話人・有光健さん

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芥川賞作家はコンビニ店員
 『コンビニ人間』 村田沙耶香著
本の窓

村田沙耶香の芥川賞受賞作『コンビニ人間』(文藝春秋・1300円+税)が売れています。



文化

日中友好 歌い続ける

2016年08月07日号

 南京の花に平和の願い込め
 「東京紫金草合唱団」15年

16080729chorus180.jpg「紫金草(しきんそう)」という花を知っていますか。日本の菜の花に似た薄紫色の中国原産の花です。この花に平和と日中友好の願いを込めて歌う「東京紫金草合唱団」が今年15周年を迎えました。



文化

赤狩りと闘いぬいた男

2016年07月31日号

 人間の尊厳奪った反響の嵐
 今の日本と重なり勇気わく
 映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」

16073129Trumbo180.jpgハリウッドの"赤狩り"と、たたかい続けたダルトン・トランボを描いた映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(ジェイ・ローチ監督)が公開されています。映画評論家の石子順さんが解説します。



文化

フラメンコ 孤高の旅

2016年07月24日号

 天才ギタリストの探求、苦悩、愛情
 回想、証言、演奏でたどるドキュメンタリー
 映画「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」

16072429Paco180.jpgトランペット奏者の天神直樹さんが、ドキュメンタリー映画「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」について語ります。



文化

書いておきたい 放っておいたら 平和は続かない

2016年07月17日号

 ふたつの謎解き シリーズ完結『残照』
 作家 辻 真先さん

16071729Tsuji180.jpg作家の辻真先さんが、新作ミステリー『残照 アリスの国の墓誌』を出しました。日本推理作家協会賞受賞作『アリスの国の殺人』から34年。ミステリー界の重鎮が手掛けてきた作品世界にひとつをしめくくる物語です。




ジブリ鈴木氏「半歩先を行く」
 『ジブリの仲間たち』鈴木敏夫著

アニメ映画を手掛けてきた名プロデューサー鈴木敏夫氏の『ジブリの仲間たち』(新潮社840円)は、映画の宣伝というものがいかに多方面の人や企業とのつながりから生まれるかを、1作ごとに振り返っています。



文化

二つの短歌が並ぶとスパーク

2016年07月10日号

 短歌随想『うた合わせ 北村薫の百人一首』
 作家 北村薫さん

16071029Kaoru180.jpg作家の北村薫さんが、短歌随想『うた合わせ 北村薫の百人一首』を出しました。



文化

日本とコリアのかけ橋になりたい

2016年07月03日号

 新大久保駅で人が転落。助けに飛び降りた
 韓国人留学生の死-衝撃でした
 ヴァイオリニスト ジョン・チャヌさん

16070329Johnston180.jpgヴァイオリニストのジョン・チャヌさんが7月「いのち、愛と平和への願いをこめて」と題して演奏会を開きます。



文化

津軽三味線 26歳の輝き

2016年06月26日号

 世界注目 動画再生122万回
 じょんがら節は一生追求
 輝&輝 武田佳泉さん 白藤ひかりさん

16062629Kiki180.jpg全国大会で日本一の経験を持つ白藤ひかりさん(26)と、武田佳泉さん(26)の津軽三味線デュオ「輝&輝(キキ)」。卓越した技術とコンビネーションは、世界からも熱い視線が注がれています。



文化

憲法と違う回路で進む恐ろしさ

2016年06月19日号

 戦争法強行で"タガ"は限界状態
 廃止してほころび直さなくては
 新著『憲法と政治』
 学習院大学教授 青井未帆さん
読書のページ

16061929Aoi180.jpg憲法は権力を縛るものという立憲主義を踏みにじる安保法制(戦争法)。反対する論陣を張ってきた憲法学者の一人、青井未帆・学習院大学教授が『憲法と政治』を出しました。




「国会前」に行ってみたい人へ
本の窓

昨年夏、連日国会前に足を運び、安保法案反対デモの模様などを配信してきた元朝日新聞記者・白井健さんのブログが一冊の本になりました。『一度は行ってみたい人の「国会前」練習帳』です。



文化

書き進めていくうち 小説に巻き込まれる

2016年06月12日号

 現代から一転70年後へ「いまなら変えられる」
 新作長編小説『橋を渡る』
 作家 吉田修一さん

16061229Yoshida180.jpg作家の吉田修一さんが、新作長編「橋を渡る」を出しました。映画化も相次ぐ人気作家の創作法とは-。



文化

楽しく自由に軽やかに

2016年06月05日号

 アイヌの伝統歌「ウポポ」を歌う
 女性ボーカルグループ マレウレウ

16060529Mareureu180.jpg「アイヌの伝統歌『ウポポ』の再生と伝承」をテーマに掲げる女性ボーカルグループ、マレウレウ。4月に発表した10曲入りのアルバム「cikapuni(チカプニ)」についてなど、音楽活動への思いと抱負を聞きました。



文化

書きながら謎を解く

2016年05月29日号

 浮世絵の定型壊したのはどんな人?
 北斎の娘・応為の絵に衝撃
 時代小説『眩』 作家 朝井まかてさん

16052929Makate180.jpg作家の朝井まかてさんが時代小説『眩』を出しました。葛飾北斎の娘の絵師・応為を主人公にした物語です。



文化

読書のページ

2016年05月22日号

『貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち
 藤田孝典著

  世界一若者が生きにくい国
  評者・作家 雨宮処凛さん

『語り継ぐ 日本の侵略と植民地支配』 赤旗編集局編

  戦争による負の遺産学ぶ書
  評者・高校教師・今井雅巳さん

16052229reading180.jpg




報道と官邸 異常の常態化
 『安倍官邸とテレビ』 砂川博憲著
本の窓

社団法人日本民間放送連盟(民放連)職員を経て今は立教大学で教える砂川浩慶氏が『首相官邸とテレビ』(集英社・720円)を出しました。



文化

真理の光求めて

2016年05月15日号

 中国人「慰安婦」の苦しみ撮り続け20年
 ドキュメンタリー「太陽がほしい」
 監督 班忠義さん

16051529Han180.jpg中国で日本軍「慰安婦」の被害女性を撮り続けてきた映画監督の班忠義さんが『太陽がほしい-「慰安婦」とよばれた中国女性たちの人生の記録』を出版しました。



文化

"名教授"がソロ活動再開

2016年05月08日号

 「喜びを感じて弾きたい」
 "伝説のピアニスト"
 20年ぶり日本リサイタル
 パスカル・ドゥヴァイヨンさん

16050831Pascal180.jpg"伝説のピアニスト"パスカル・ドゥヴァイヨンさんが日本で20年ぶりのソロリサイタルを開きます。




『全国革新懇 35年のあゆみ』を発行

結成35周年を迎えた全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)が『全国革新懇 35年のあゆみ-「国民が主人公」の政治をめざして-』を発行しました。



文化

"犬の思想"で人間を見ると

2016年04月24日号

 息苦しい日本よりずっと自由かも
 長編『十三匹の犬』
 作家・加藤幸子さん
読書のページ

16042429dog180.jpg作家の加藤幸子さんが、新作長編『十三匹の犬』を出しました。犬が語り手となった異色作です。




三浦綾子が残したメッセージ
本の窓

三浦綾子の新刊『国を愛する心』(小学館新書)が出ました。戦争と平和、人権、教育など、社会的テーマをあつかったエッセーを集めています。



文化

戦争と人生 残さないと消えてしまう

2016年04月17日号

 戦後帰国しなかった日本人の証言
 写真家 橋口譲二さん

16041729Hashiguchi180.jpg写真家の橋口譲二さんが、20年がかりの書き下ろしノンフィクション『ひとりの記憶 海の向こうの戦争と、生き抜いた人たち』を出しました。日本人にとっての戦争と戦後を、多くの証言で浮き彫りにする力作です。



16面

求めている音はビューティフル

2016年04月10日号

 新アルバム「ギター・イズ・ビューティフル KW45」
 ギタリスト 渡辺香津美さん

16041016Kazumi180.jpgギタリスト・渡辺香津美さんが6日、新アルバム「ギター・イズ・ビューティフル KW45」を発表しました。



文化

"福島"の世界史的大きさが
  いまの日本では見えにくい

2016年04月10日号

 原発事故題材の連作短編集『象は忘れない』
 作家 柳広司さん

16041029Yanagi180.jpg作家の柳広司さんが、東日本大震災と原発事故を題材にした連作短編集『象は忘れない』を出しました。



文化

差別された韓国人被爆者

2016年04月03日号

 「韓国のヒロシマ」 ビデオ映像祭大賞
 鈴木賢士さん 静な語りと写真で告発

16040329video180.jpgプロ・アマ不問の映像祭「東京ビデオフェスティバル(TVF)2016」で、東京都の鈴木賢士さん(83)の作品「韓国のヒロシマ」が最優秀のビデオ大賞を受賞しました。16分40秒に込めた思いは-。




農民詩人が映す戦後日本
 ドキュメンタリー映画「無音の叫び声」9日公開

木村迪夫さんの詩と人生を追った映画「無音の叫び声」(原村政樹監督)が9日から公開されます。



文化

読書のページ

2016年03月27日号

 『暴走する自衛隊』 纐纈厚著

  「文民統制」の弱まりに警鐘
    評者・ジャーナリスト・布施祐仁さん



 『新聞と憲法9条 「自衛」という難問』
    朝日新聞取材班 上丸洋一著

  平和の理想への現実性探求
    評者・東京慈恵会医科大学教授・小沢隆一さん

16032729reading180.jpg




荻原博子さんが「隠れ貧困」を追及
 『隠れ貧困』 荻原博子著
本の窓

お茶の間目線の解説が喜ばれている経済ジャーナリストの荻原博子さんが『隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計』(朝日新聞出版)を出しました。



文化

強烈なカラー出したい

2016年03月20日号

 ロン=ティボー国際コンクール3位
 アルバム「ザ・デビュー」
 ピアニスト 實川風さん

16032029Kaoru180.jpgロン=ティボー=クレスパン国際コンクール(2015年)で3位入賞のピアニスト・實川風さん(26)。23日、デビューアルバム「ザ・デビュー」を発表します。スケールの大きな新星がクラシック界をにぎわせています。



文化

文学全集から電子書籍まで

2016年03月13日号

 経験生かした楽しみ方いろいろ
 『51歳からの読書術』 永江朗さん
読書のページ

16031329Nagae180.jpgプロの「本案内人」の永江朗さんが、エッセー集『51歳からの読書術 ほんとうの読書は中年を過ぎてから』を出しました。"人生の後半"からの読書をいかに楽しむか。とっておきのヒントとは-。




日本メディアへの苦言と提言
本の窓

挑発的な書名『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』(双葉社)の著者は、ニューヨーク・タイムズのマーティン・ファクラー前東京支局長です。





文化

人間の愚かさと素晴らしさ

2016年03月06日号

 代表曲「パリは燃えているか」に込めた思い
 「新・映像の世紀」オリジナル・サウンドトラック
 作曲家・ピアニスト 加古隆さん

16030629Kako180.jpg「パリは燃えているか」をはじめ詩的な音楽を紡ぐ作曲家でピアニストの加古隆さん。CD2枚組のアルバム「NHKスペシャル『新・映像の世紀』オリジナル・サウンドトラック完全版」を出しました。来月、コンサートも開きます。



文化

魂の匂いに触れる

2016年02月28日号

 宮沢賢治、竹久夢二、中原中也...
 リンクする美術と文学
 兵庫・姫路市立美術館 「画家の詩、詩人の絵」

16022829poet180.jpg珍しい切り口の美術展「画家の詩、詩人の絵 絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」が、兵庫県の姫路市立美術館で開催中です。画家はどのような詩を書き、詩人はどんな絵を描いたのか-。



16面

死者と語り 死と向き合う

2016年02月14日号

 民主主義奪還 できること全部する
 短編集『砂浜に坐り込んだ船』
 作家 池澤夏樹さん

16021416Ikezawa180.jpg作家の池澤夏樹さんが、短編集『砂浜に坐り込んだ船』を出しました。小説、エッセー、編集と幅広く活躍し、欧米から南極までを取材してきた作家は、いまの時代をどうみているのか。



文化

生活保護のリアルな現場

2016年02月07日号

  読者とともに直面していく

 新人ケースワーカーの奮闘描く
 「健康で文化的な最低限度の生活」
 漫画家 柏木ハルコさん

16020729social security180.jpg『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の漫画「健康で文化的な最低限度の生活」がヒットしています。生活保護の新人ケースワーカーの奮闘物語です。作者の漫画家・柏木ハルコさんに聞きました。



文化

生き叫ぶ文字

2016年01月31日号

 鬼気迫る「東京大空襲」

 生誕百年 井上有一 回顧展

16013129Yuuichi180.jpg見る者を圧倒する大迫力の書の数々。過去最大規模の回顧展「生誕百年記念 井上有一」が金沢21世紀美術館で開催中です。強烈な存在感を放つ作者とは...。



文化

表現脅かす圧力はね返す

2016年01月17日号

 ニコン「慰安婦」写真展中止は不当
 安世鴻さん勝訴

 SOS出せるかがカギ
 武蔵大学教授 永田浩三さん

16011729Nikon180.jpg右派グループの攻撃で日本軍「慰安婦」写真展が中止になった事件で、これを不当だと訴えていた原告の韓国人写真家が勝訴しました(2015年12月25日)。表現の自由を脅かす事件が相次ぐ中で、意義ある判決です。武蔵大学教授で元NHKプロデューサーの永田浩三さんにも話を聞きました。




核兵器廃絶へ「一歩でも」
 国民平和大行進が記録映画に

国民平和大行進を撮った記録映画「一歩でも二歩でも」(有原誠治監督)が完成し、感動を呼んでいます。



文化

バッハ協奏曲に挑戦

2016年01月10日号

 機械的な緻密さと美しい響き
 2月「ベルリン・フィル」メンバーと
 ヴァイオリニスト 神尾真由子さん

16011029Kamio180.jpgチャイコフスキーコンクール優勝者で、パワフルなヴァイオリニスト・神尾真由子さん。2月、ベルリン・フィルのメンバーとバッハの協奏曲に初挑戦します。世界最高峰のバッハの競演です。



文化

絵師が挑んだサル

2016年01月03日号

 申年に東西で美術展

 森狙仙 毛の感触を視覚で
 京都国立博物館「さるづくし 干支を愛でる」

 河鍋暁斎 自由奔放さ
 埼玉・河鍋暁斎記念美術館
 「申年の祝い 七福神と猿」

1601030122mankey180.jpg干支にちなんだ美術展が東西で開催されます。京都国立博物館では、さまざまな絵師が挑んだサルの絵を特集。埼玉県の河鍋暁斎記念美術館では、河鍋暁斎一門によるサルの作品展が年明けから始まります。



文化

人間を描き続け半世紀

2015年12月20日号

 時勢がいやな方向に流れてゐる
 エッセー集『時のながめ』
 作家 高井有一さん
読書のページ

15122029Yuuichi180.jpg作家の高井有一さんがエッセー集『時のながめ』を出しました。半世紀を超す創作活動を経て、いま思うことは...。




驚がく『チェルノブイリの祈り』
本の窓

今年、ノーベル文学賞を受賞したスベトラーナ・アレクシエービッチさんの『チェルノブイリの祈り』を紹介します。



文化

「モノ」優先の社会を問う

2015年12月13日号

 映画「森のカフェ」/小説「エアー2.0」
 映画監督・小説家 榎本憲男さん

15121329enomoto180.jpg新鋭映画監督、榎本憲男さん。新作映画「森のカフェ」の公開と合わせ、直前に上梓した小説『エアー2.0』も注目されています。二つの作品の底流を流れるものは...。



文化

妖怪たちがいつでもそばに

2015年12月06日号

 病弱若だんなと事件解決
 「しゃばけ」シリーズ累計700万部
 作家 畠中恵さん

15120629Shabake180.jpg江戸を舞台に、病弱な若だんなが、妖怪たちと事件を解決する時代小説「しゃばけ」シリーズ。14作目で累計700万部を超えました。作者の畠中恵さんに聞きました。



文化

引き出しの中身 そろえたくて

2015年11月29日号

 音楽の楽しさ見失い スイスで再修業
 5年ぶりアルバム「エルガー:チェロ協奏曲
 チェロ奏者 新倉瞳さん

15112929cello180.jpg鋭敏で優美な音色を奏でるチェロ奏者・新倉瞳さん。5年ぶりのCD「エルガー:チェロ協奏曲」を発表しました。この5年間に何があったのか、そしてどんな新境地を切り開いたのか...。



文化

荒れた森に猟師の意義

2015年11月22日号

 獲物を尊重 積極的に山に関わる
 『けもの道の歩き方』 猟師 千松信也さん

15112229hunter180.jpg猟師の千松信也さんが、新刊『けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然』を出しました。日本の狩猟の"いま"を伝え、人間と野生動物、自然との関わりを洞察。注目を集めています。




「神田っ子」は大阪系漫画家
本の窓

日曜版の連載漫画が単行本になりました。『昭和の神田っ子』(愛育者・1000円)です。半世紀前の東京・神田を舞台に、生き生きした子どもたちを描いています。



文化

事実を描く力強さ

2015年11月15日号

 第28回東京国際映画祭

 東京グランプリ、最優秀主演女優賞「ニーゼ」ブラジル
 人権無視とたたかった女性精神科医

 最優秀主演男優賞「地雷と少年兵」デンマーク・ドイツ
 地雷撤去に動員された捕虜少年兵

 審査員特別賞「スリー・オブ・アス」フランス
 イランで反政府活動した監督の父

15111529movie180.jpg第28回東京国際映画祭(10月22〜31日)は、事実を描く力強さと悲しみから脱出しようとする作品が印象に残る映画祭でした。映画評論家の石子順さんが振り返ります。



文化

断片つなぎ歴史にする

2015年11月08日号

 報道されなかった映像
 市民からの無償提供で完成
 ドキュメンタリー映画「首相官邸の前で」を監督
 慶応大学教授(歴史学) 小熊英二さん

15110829Oguma180.jpeg「3・11」原発事故の翌月から官邸前に通い、「記録すべき歴史的出来事が起きている」とそれを本に著し、今度、監督としてドキュメンタリー映画「首相官邸の前で」をつくった小熊英二さん(慶応大学教授・歴史社会学)。映画は何をとらえたのか。聞きました。

【当面の上映日程】
 東京
=渋谷アップリンクほかで上映中
 兵庫=元町映画館=11月7日~13日まで
 新潟=シネ・ウインド=11月8、11、17、20日
 高知=メフィストフェレスシアター=11月13日
 愛媛=愛媛大学情報キャンパス・グリーンホール=11月14日
 愛知=シネマスコーレ=11月21~27日
 鹿児島=ガーデンズシネマ=11月17日
 北海道=札幌プラザ2・5=11月22日
 青森=弘前市文化センター大ホール=11月24日
 横浜=あーすぷらざ研修室A=11月29日
 福岡=福岡市立中央市民センター視聴覚室=11月29日
 石川=さろんほっと=12月6日
 東京=生活クラブ館=12月12日
 長野=いきいき元気館=12月13日
 愛知=いーぶる名古屋(女性会館)=12月13日
 岡山=岡山大学・文・法・経済学部講義棟20番講義室=12月17日
 東京=ライブ&イベントハウス 高円寺GRAIN=12月18日
 東京=和光大学H403教室=12月19日
 問い合わせ03(6821)6821アップリンク
 





文化

津軽弁でジャズ柔らかく

2015年10月25日号

 小豆島生まれで縁遠かったのだけれど
 ジャズシンガー 伊藤君子さん

15102529Kimiko180.jpg日本のジャズシンガーの第一人者、伊藤君子さん。6曲入りの新作は、全曲津軽弁で歌いました。タイトルは「津軽弁ジャズ ジャズだべ!ジャズ!ださ」。その心は...。



文化

書くことの衝動と喜び

2015年10月18日号

 "沖縄の私小説"描き続けて
 短編集『レールの向こう』
 作家 大城立裕さん
読書のページ

15101829Ritsuyuu180.jpg沖縄初の芥川賞作家の大城立裕さんが、短編集『レールの向こう』を出しました。沖縄で暮らしながら"沖縄の私小説"を描き続けて半世紀を超える重鎮に、文学への思いを聞きました。




シールズってなんだ?これだ
本の窓

戦争法反対で注目を浴びる学生グループ「シールズ」。どんなことを考えているのか。作家の高橋源一郎さんがメンバ−3人から聞き出した『民主主義ってなんだ?』(河出書房新社・1200円)が注目されています。



文化

やりたいことは徹底的に

2015年10月11日号

 日本発の"Jシャンソン"広げたい
 ベストアルバム「CITRON」
 アコーディオン奏者 桑山哲也さん

15101129accordion180.jpgすご腕アコーディオン奏者・桑山哲也さんが、ベストアルバム「CITRON(シトロン)」をリリースしました。今月、歌手の加藤登紀子さんをゲストに招いて記念コンサートを開きます。



文化

壁にぶつかった時から 自分の生き方が始まる

2015年10月04日号

 新作は前代未聞のお家騒動

 作家 葉室麟さん

15100429Rin180.jpg直木賞受賞作『蜩ノ記』などで人気の作家・葉室麟さんが、新作『鬼神の如く 黒田叛臣伝』を出しました。"天下の逆臣"が実は...、という意外性に満ちた物語。時代小説への思いを聞きました。



文化

最高音"ソ"に込めた モーツァルトの情熱

2015年09月27日号

 世界でわずかしかいない高音域の持ち主
 ソプラノ歌手 田中彩子さん

15092729soprano180.jpg世界的に希少なハイ・コロラトゥーラという高音域で歌うソプラノ歌手の田中彩子さん。京都府出身ですが、オペラの本場・ウィーンに居を構え、存在感を放っています。



文化

読書のページ

2015年09月20日号

 20万人島民 空前の運動の全容
  永田浩三著
   『奄美の奇跡 「祖国復帰」若者たちの無血革命
  評者・図書出版南方新社代表・向原祥隆さん

 進む研究の軍事動員に警告
  益川敏英著
   『科学者は戦争で何をしたか』
  評者・名古屋大学名誉教授・池内了さん

15092029reading180.jpg




戦争が奪った"芸術の子"
 小林察著『骨のうたう "芸術の子"竹内浩三』
本の窓

感受性豊かな詩や絵を残し23歳で戦死した竹内浩三。没後70年の節目に小林察著『骨のうたう "芸術の子"竹内浩三』(藤原書店)が刊行されました。


文化

奄美の竪琴 原点に返る

2015年09月13日号

 島唄集めたアルバム「紡唄」
 歌手 里アンナさん

15091329Anna180.jpg"奄美の聖霊が宿る声"と称される歌手・里アンナさん。初めて島唄だけを集めたアルバム「紡唄(つむぎうた)」が好評です。原点回帰という珠玉の一作です。



文化

本がないと苦しくて

2015年09月06日号

 ちょっと変な日常 新作『あの家に暮らす四人の女』
 作家 三浦しをんさん

15090629shiwon180.jpg本屋大賞受賞作『舟を編む』などで人気の作家・三浦しをんさんが、新作『あの家に暮らす四人の女』を出しました。小説への思いや、マンガだらけの生活ぶりなどを聞きました。



文化

映画「日本のいちばん長い日」にみる天皇の虚像

2015年08月30日号

 「聖断」は国体護持が目的で
 国民救うためではなかった
 明治大学教授 山田朗さんに聞く

15083029end180.jpg天皇の「聖断」(決断)で戦争が終わった-。公開中の映画「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)が描くのは、太平洋戦争末期の戦争指導部の混乱と天皇の決断、軍部のクーデター未遂事件です。史実はどうだったのか、明治大学の山田朗教授(日本近現代史)に聞きました。



文化

旧日本海軍の責任を問う

2015年08月23日号

 大山中尉の謀略事件で始まった全面戦争
 『海軍の日中戦争 アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ
 笠原十九司さん
読書のページ

15082329tokushi180.jpg旧日本海軍は開明的で国際協調的で平和的だったという通説は本当なのか。日本の敗戦・破局への道を検証した笠原十九司さんの新著『海軍の日中戦争 アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』は、この通説を覆すものです。




村上春樹さんに聞いてみよう
本の窓

村上春樹著『村上さんのところ』(新潮社・1300円)は、人気作家によるメールでの人生相談をまとめた本です。



文化

一音一音広がり無限

2015年08月16日号

 国内外でコラボ多彩に
 デビュー15周年 ベストアルバム「道」
 尺八演奏家 藤原道山さん

15081631syakuhachi180.jpgデビュー15周年を迎えた尺八演奏家の藤原道山さん。ベストアルバム「道」を出し、今月、東京で記念コンサートを開きます。その心意気は...。



16面

怒りを帯びて 戦争見ている

2015年07月26日号

 「私の中のスフィンクス」展
 彫刻家 舟越桂さん

15072616katsura180.jpg「舟越桂 私の中のスフィンクス」展が兵庫県立美術館で開催されています。現代日本の具象彫刻を代表する彫刻家の舟越桂さんに、創造の魅力を聞きました。



文化

誰もしないことをしたくて

2015年07月19日号

 新アルバムはベルリン・フィルの弦楽五重奏団と共演
 ヴァイオリニスト 古澤巌さん

15071929furusawa180.jpgヴァイオリニスト・古澤巌さんが、新アルバム「愛のツィガーヌ〜あなたを想い続けて〜」を発表しました。ベルリン・フィルのメンバーで構成される弦楽五重奏団「ベルリン・フィルハーモニーヴィルトゥオーゾ」との共演です。美しさとユニークさを備えた新作です。



文化

小説は銀行に似ている

2015年07月12日号

 熟知した金融界描いた
 小説『鬼忘島 金融捜査官・伊地知耕介』
  作家 江上剛さん
読書のページ

15071229egami180.jpg作家の江上剛さんが新作『鬼忘島 金融捜査官・伊地知耕介』を出しました。金融界をめぐるサスペンス。この世界を熟知する作者の思いとは...。




「童謡どこに?」服部公一嘆く
 
本の窓

♪おとぎばなしの王子でも...で始まる童謡「アイスクリームのうた」の作曲家が、最近、童謡が歌われなくなった事情を考えました。服部光一著『童謡はどこへ消えた 子どもたちの音楽手帖』(平凡社・820円)です。



16面

詩人は反骨 当たり前

2015年07月05日号

 政治の手品的言葉を見抜く
 新著『もしも、詩があったら』
 詩人 アーサー・ビナードさん

15070516arthur180.jpg詩人のアーサー・ビナードさんが『もしも、詩があったら』(光文社新書)を出しました。鋭い時代批判を織り込んだ詩も紹介するエッセー集です。「社会派なのは当たり前」というアメリカ生まれの反骨の詩人の思いは...。



文化

そうだったのか戦争法案

2015年06月28日号

 国会論戦、元防衛官僚・元自衛官 危険な実態告発

読書のページ

15062829book180.jpg日本の政治の大争点となっている戦争法案(安保法制案)。問題の核心の理解に役立つ本を探してみました。




黒柳さんが抱きしめた世界の子
 『トットちゃんとトットちゃんたち 1997-2014』
本の窓

30年間ユニセフ親善大使として、内戦や飢餓に苦しむ世界の子どもの実情を伝え、支援を訴えてきた黒柳徹子さん。その報告の第2集『トットちゃんとトットちゃんたち 1997-2014』(講談社・1600円)ができました。18年間18カ国を訪ねた活動を伝える「赤旗」日曜版連載をまとめた本です。



文化

沖縄の草の根の力に明るい希望感じた

2015年06月21日号

 ドキュメンタリー映画「沖縄 うりずんの雨」
 監督 ジャン・ユンカーマンさん

15062129junkerman180.jpg1980年代から、平和を希求する視点で日本を撮り続け、ドキュメンタリー「映画 日本国憲法」(2005年)で知られるアメリカ人のジャン・ユンカーマン監督(63)。新作ドキュメンタリー映画「沖縄 うりずんの雨」で、沖縄の抑圧の実態と、県民の不屈のたたかいをとらえました。



文化

生で勝負 原点回帰

2015年06月14日号

 デビュー15周年 歌舞伎とも共演
 三味線プレーヤー 上妻宏光さん

15061429samisen180.jpgデビュー15周年を迎えた三味線プレーヤーの上妻宏光さん。記念の新アルバム「伝統と革新-起-」を発表しました。節目の年の"原点回帰"といいます。



文化

一番美味しいところ

2015年06月07日号

 ブラームス、ベートーヴェン、シューベルト
 「三大作曲家の遺言」
 大河ドラマのようなすごい曲も
 ピアニスト 田崎悦子さん

15060729tazaki180.jpgしなやかで、流麗な音の粒を生み出すピアニストの田崎悦子さん。リサイタル「三大作曲家の遺言」全3回シリーズを開いています。ユーモアあふれる彼女のピアノの魅力とは-。



文化

高田渡 没後10年

2015年05月31日号

 「自衛隊に入ろう」...シャレですまない
 時代こえ重い意味
 父を歌う ミュージシャン 高田漣さん

15053129takada180.jpg没後10年、「高田渡」は生きている-。日本代表するフォークシンガーのひとり、高田渡(1949〜2005)が、ツアー先で急逝して10年。話題曲「自衛隊に入ろう」などを収めた初のオールタイム・ベスト盤の発売や、若き日の「日記」の出版など、改めて注目されています。その秘密を長男でミュージシャンの高田漣さんに聞きました。



16面

自然が師 毎日が初体験

2015年05月24日号

 憲法9条は人類の誓い

 画業80年 美を追究し続ける 堀文子さん
 「一所不住・旅」展開催 兵庫県立美術館

15052416hori180.jpg堀文子「一所不住・旅」展が兵庫県立美術館で開催されています。代表作をそろえた、過去最大級の展覧会です。80年の画業から浮かび上がるものは...。



文化

判定一つで流れ変わる

2015年05月24日号

 私のミスで悔しがる選手出したくない
 女子W杯主審 サッカー国際審判員 山岸佐知子さん

スポーツインタビュー 挑む

15052432soccer180.jpg女子サッカー最高峰ワールドカップ(W杯)の舞台に、もう一人の"日本代表"が挑みます。主審を務める山岸佐知子さん(41)です。6月6日(日本時間7日)に開幕する女子W杯カナダ大会に、苦労や失敗を糧に成長してきた姿を見せます。



文化

神よ なぜ戦争を放っておく

2015年05月24日号

 小説『人間のしわざ』刊行
  作家、長崎原爆資料館 青来有一さん
読書のページ

15052429reading180.jpg長崎市在住で、土地に根ざした作品を書いてきた芥川賞作家の青来有一さんが新著『人間のしわざ』を出しました。館長を務める長崎原爆資料館で、小説への思いを聞きました。



結婚、育児...漂流する中年男性
本の窓

奥田祥子著『男性漂流』(講談社)が売れています。副題は「男たちは何におびえているか」。世の中年男性が抱える悩みを、継続的な取材で掘り起こそうとしています。



文化

先輩たちから刺激受けて

2015年05月17日号

 ピアニスト 藤井一興さんと初共演で新境地
 ヴァイオリニスト 奥村愛さん

15051729ai180.jpg人気ヴァイオリニストの奥村愛さんんが、新境地を開きます。30日、ピアニスト・作曲家の藤井一興さんと初共演のリサイタルを開催。これからの自分のヒントを得たい、と意気込んでいます。



文化

戦争に無関係な人いない

2015年05月10日号

 子どもたちに送る戦跡の図鑑
 フリーカメラマン 安島太佳由さん

15051031battlefield180.jpg日本、アジア、そして太平洋の島々へ。太平洋戦争の戦跡を20年撮り続けてきたフリーカメラマンの安島太佳由さんが、集大成ともいえる『平和を考える 戦争遺跡図鑑』(吉田裕監修 岩崎書店・税別6000円)を出しました。子どもたちに何かを感じてほしいと、児童書仕立てです。



16面

狩野派 永徳の後継者たち

2015年04月26日号

 生き残りかけ 表現極める

 特別展覧会 桃山時代の京都国立博物館

15042616kanou180.jpg特別展覧会「桃山時代の狩野派-永徳の後継者たち-」が京都国立博物館で開催中です。華やかな大画面の絵が集められた展覧会。そのみどころは-。



文化

なぜ同じ色柄 チョウと鳥

2015年04月19日号

 デザイン、詩歌、建築... 風土が育む不思議な世界
 『虫から始まる文明論』 虫博士 奥本大三郎さん

15041929bug180.jpg南米、アフリカ、タイ、インドネシア...。それぞれの土地に特有のカラーがあり、チョウや鳥の体が同じ色やデザインに染め上げられている。虫博士、奥本大三郎さんの新著『虫から始まる文化論』は、風土の産物というべき不思議な世界に案内してくれます。


芸人・又吉が散らす『火花』
本の窓

読書家のお笑い芸人として知られる又吉直樹の小説『火花』(文藝春秋・1200円)が売れています。同作が最初に掲載された文芸誌『文学界』は異例の大造刷。単行本は35万部を超える勢いです。


文化

想像する力が 自由と革命もたらす

2015年04月12日号

 日本のアニメ音楽収録のアルバム「アニメッシ」
 ジャズピアニスト ジョバンニ・ミラバッシさん

15041229jazz180.jpgイタリア出身の世界的なジャズピアニスト、ジョバンニ・ミラバッシさん。新作「アニメッシ」は、スタジオジブリをはじめ日本アニメの音楽10曲をジャズで演奏しました。来日ツアーの合間を縫ってインタビューしました。



文化

実は意味あるニセモノ

2015年04月05日号

 国立歴史民俗博物館 「大ニセモノ博覧会」
 見え、代用品、見世物...動機いろいろ

15040529imitation180.jpg贋作(がんさく)、模造品、複製、復元品...。一口にニセモノといってもつくる動機は金もうけであったり、研究目的であったりとさまざまです。国立歴史民俗博物館で開催中の「企画展示 大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-」はニセモノの意味を考えさせます。



文化

心の扉ゆっくり開いて

2015年03月29日号

 曲とエッセー 新譜「My Stories」
 作曲家・ピアニスト 西村由紀江さん

15032929nishimura180.jpg作曲家・ピアニストの西村由紀江さんが、来年のデビュー30周年を前に、新アルバム「My Stories(マイ・ストーリーズ)」を発表しました。12の自作のエッセーと曲が一つの物語を織りなすようです。



3面

やっと読者のために書けた

2015年03月22日号

 全員を深く感動させたい 作家生活10周年
 『透明カメレオン』 作家 道尾修介さん

15032216michio180.jpg作家の道尾秀介さんが、新作『透明カメレオン』を出しました。作家生活10周年の記念作となった長編への思いは...。



文化

美しさ熱さに魅せられて

2015年03月08日号

 抵抗の歴史、ドラム缶でできた楽器
 スティールパン 中野優希さん 初リサイタル

15030829steel pan180.jpgスティールパン奏者の中野優希さん(29)が、初のリサイタルを開きます。ソリストとして、バッハから現代曲、オリジナル曲まで披露。その心意気は-。



文化

歴史、記憶語る「大切な宝」

2015年03月01日号

 特別展「3・11 大津波と文化財の再生」 東京国立博物館
 岩手県陸前高田市の被災文化財など展示

15030129disaster180.jpg特別展「3・11 大津波と文化財の再生」が、東京国立博物館で15日まで開催中です。東日本大震災で大きな被害を受けた、岩手県陸前高田市の文化財が中心の展示。被災文化財の修理のようすなどを紹介しています。そこからみえてくるもの...。




文化

混迷ほぐし背景に迫る IS(イスラム国)って何?

2015年02月22日号

読書のページ

15022229 IS180.jpg日本人に、なじみの薄い中東問題。過激武装組織IS(イスラム国)に関心を寄せています。



没後1年 吉野弘の詩集増刷中
本の窓

「二人が睦まじくいるためには/愚かでいるほうがいい/立派すぎないほうがいい」。結婚式でよく読まれる「祝婚歌」や、教科書に載った「夕焼け」で親しまれ、昨年1月に亡くなった詩人の吉野弘さん。いま、改めて注目されています。



文化

結晶する「華やいだ暗黒」

2015年02月15日号

 ひとりぼっちの女の子の転落描く
「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」
 文芸評論家・早稲田大学教授 高橋敏夫さん

15021529Okazaki180.jpg漫画家・岡崎京子さん(1996年5月に交通事故に遭い、現在療養中)の展覧会「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」が世田谷文学館で開催中です(3月31日まで)。魅力を文芸評論家・早稲田大学教授の高橋敏夫さんが語ります。



文化

「動く証拠」表情が語る真実

2015年02月08日号

 ユダヤ人虐殺生還者、元ナチス親衛隊らの証言記録
 映画「SHOAH」 18年ぶり公開
 元NHKプロデューサー・立正大学教授 桜井均さん

15020829SHOAH180.jpgアウシュビッツ強制収容所解放から70年になる今年、ナチスによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の全貌を証言のみで構成したクロード・ランズマン監督の映画「SHOAH ショア」(1985年製作)が18年ぶりに日本で一般公開されます。14日からの公開に先立ち、この作品に詳しい元NHKプロデューサーで立正大学教授(メディア、映像ジャーナリズム論)の桜井均さん(68)に寄稿してもらいました。



文化

名文はなぜ名文か

2015年02月01日号

 味わい凝縮 生の作家像も
 芥川龍之介から村上春樹まで98人

 『日本の作家 名表現辞典』 中村明さん

15020129akira180.jpg辞書としては異例の8万部のベストセラーとなった『語感の辞典』の著者の中村明さんが、『日本の作家 名表現辞典』を出しました。言葉の目利きはどう生まれ育ったのか。言語学研究の軌跡などを聞きました。



文化

書くうちに現実が小説に似てきた

2015年01月25日号

 女性記者描き、富国強兵の時代を問う
 日曜版連載「風雪のペン」が本に
 体制寄りのメディアにもの申す 作家 吉橋通夫さん

15012529yoshihas180i.jpg本紙で連載され大好評だった小説「風雪のペン」が本になりました。読者の熱い支持を得た小説はいかにして生まれたのか。作者の吉橋通夫さんを長野県北部の自宅に訪ねました。



文化

「格差拡大」を徹底暴露

2015年01月18日号

 トマ・ピケティ著『21世紀の資本』を読む
 経済研究者 友寄英隆
読書のページ

15011829Piketty180.jpgいま、世界中で大ベストセラーになっているという評判のトマス・ピケティ著『21世紀の資本』。マルクスの『資本論』を意識した表題でも、話題になっています。経済研究者の友寄英隆さんが解説します。


予測不能 仏製強烈ミステリー
 『その女アレックス』
本の窓

年末恒例となったミステリーの人気投票。昨年はピエール・ルメートル著『その女アレックス』(文春文庫・860円)が各誌で上位に入り話題となりました。



16面

気持ちのままに自由に弾きたい

2015年01月11日号

 デビュー15周年 ますますパワフル
 ヴァイオリニスト・作曲家 川井郁子さん

15011116kawai180.jpgクラシックからポップス、オリジナルまで多彩な音楽を奏でるヴァイオリニスト・作曲家の川井郁子さん。今年、デビュー15周年です。年明けからコンサートも目白押し。ますますパワフルです。



16面

流されずに疑え

2015年01月04日号

 歌は相手に渡すもの 言いたいことぐっと抑えて
 歌人 永田和宏さん

1501040118nagata180.jpg歌人の永田和宏さんの書いた秀歌選が好評です。「日本人ならこれだけは知っておいてほしい」という思いを込めた『近代秀歌』と、「今後100年読まれ続けてほしい」と選んだ『現代秀歌』(どちらも岩波新書)。細胞生物学者でもある永田さんを京都の研究室に訪ね、歌と人生のかかわりを聞きました。



文化

名曲ほどシンプルで強い

2015年01月04日号

 AKBも"黄金のコード進行"
 新刊『ゼロから始めるクラシック入門』

 作曲家・ピアニスト 加羽沢美濃さん

1501040122 180.jpgNHK「ららら♪クラシック」(Eテレ土曜夜9時半)の司会でもおなじみの加羽沢美濃さん(作曲家・ピアニスト)。CD付きの入門書『ゼロから始めるクラシック入門』を出したばかりです。音楽の楽しみ方をききました。



文化

子どもを貧困から救え

2014年12月14日号

 教育の公的支援は先進国最低レベル 雇用も不安...

 "家族依存"もう限界

14121429poverty180.jpg子どもの貧困率が過去最悪の16.3%―格差を拡大するアベノミクスは、立場の弱い子どもたちを苦しめています。子どもを貧困から救うために何が問われているのか。


はるな檸檬、「読書狂」少女時代

漫画家の、はるな檸檬さんがエッセー漫画『れもん、よむもん!』(新潮社・820円)を出しました。本の世界にのめり込んだ少女時代を振り返る作品です。



文化

今に通じる いくさ回避の願い

2014年12月07日号

 江戸時代に実在した女性大名
 武士の意地鎮め非戦貫いた

 初の時代小説『かたづの!』 作家 中島京子さん

14120729kyouko180.jpg作家の中島京子さんの初の時代小説『かたづの!』が話題です。なぜ時代小説に挑んだのか。現代社会の動きをどうみるか。10月に泉鏡花文学賞を受賞するなど、今注目の作家に思いを聞きました。


『土砂どめ奉行物語』 日曜版連載が本に

日曜版連載漫画、青木朋さんの「山の奉行ものがたり」が『土砂どめ奉行物語』(双葉社・税別700円)として単行本になりました。



文化

音楽を聴く感覚は 人それぞれでいい

2014年11月30日号

 ソロデビュー5周年
 「ミス着物」のヴァイオリニスト 松本蘭さん

14113029kimono180.jpgソロデビュー5周年のヴァイオリニスト、松本蘭さん。ミスに本ン「ミス着物」受賞者(2009年度)としても知られる、注目の演奏家です。来月のコンサートを前に、抱負を訪ねました。



写真展「奈良原一高 王国」
 修道院・刑務所舞台に 人間の極限とらえる
   東京国立近代美術館

写真展「奈良原一高 王国」が東京国立近代美術館で開かれています。1958年に発表したシリーズ「王国」のモノクロ写真87点を展示しています。



文化

海外文学の注目作

2014年11月23日号

 ナチ占領下の尋ね人/架空の米国史
読書のページ

14112329foreign180.jpg多様な価値観や歴史、風土のありようを伝え、視野を広げてくれる海外の文学。ノーベル文学賞の対象作など、海外文学の注目作を紹介します。



富岡名誉教授が税のカラクリ暴露
 富岡幸雄著『税金を払わない巨大企業』
本の窓

消費税の再増税が狙われています。「消費税率が10%なんてとんでもない。でも、財政が厳しいから、仕方ないかな」という方もいるのではないでしょうか。そんな疑問にズバリ応えているのが、富岡幸雄中央大学名誉教授の『税金を払わない巨大企業』(文春新書・700円)です。



文化

生き抜く厳しさと喜び

2014年11月16日号

 コンペ唯一の告発作品が強烈
 第27回東京国際映画祭を見て 石子順

14111629rie180.jpg第27回東京国際映画祭(10月23〜31日)が開催されました。映画評論家の石子順さんが、今年の映画祭の特徴を語ります。



文化

「慰安婦=性奴隷」は世界の常識

2014年11月09日号

 日本政府 国連で恥さらした
  大森典子弁護士に聞く

14110929oomori180.jpg安倍晋三首相は日本軍「慰安婦」を「性奴隷」と言うのは「中傷」だと国会で答弁しました。しかし国際社会は「性奴隷」と洋舞のが常識です。「国際社会と日本の右派勢力との間に重大なずれがある」と指摘する大森典子弁護士に聞きました。



文化

ぜいたく 国宝の秋 東京、京都で展覧会

2014年11月02日号

 東京国立博物館 120の出品作品 すべて国宝
 京都国立博物館 「鳥獣戯画」全4巻 甲巻が傑出

14110216museum180.jpgいま、東京と京都の国立博物館で多くの国宝を集めた展覧会が開催されています。さらに、東京の複数の美術館でも注目の国宝を展示中。なんともぜいたくな、"国宝の秋"です。


文化

福島への思い イタリアの情熱

2014年10月26日号

 2枚目のアルバム「パッシオーネ〜イタリア歌曲集」
 オペラ歌手 樋口達哉さん

14102629tatsuya180.jpgオペラ歌手の樋口達哉さん(テノール)が、2枚目のアルバム「パッシオーネ〜イタリア歌曲集」(ソニー)を発表しました。「第二の故郷」と語るイタリアの歌曲を集めた力作です。



文化

いつも自分に冒険を課す

2014年10月19日号

 原発、ヘイトスピーチ...
 殺伐とした現代の空気描く
 小説集『聖地Cs』 作家 木村友祐さん

14101929y kimura180.jpg作家の木村友祐さんが小説集『聖地Cs』(新潮社・税込み1836円)を出しました。原発事故後も避難せず、居住制限区域で牛を飼いつづける牧場の物語。もう一編では、現代の若者の閉塞(へいそく)感と過激化する右翼集団を描きました。注目の新鋭が追い求める文学とは...。


色彩美と風刺 生命の力
 岡山県立美術館「小野絵麻・二三 人間・幻想・自然」展

岡山県立美術館で「小野絵麻・二三 人間・幻想・自然」展が開催されています。絵麻(1917〜97年)は県内の高校や短大で美術を教え、二三(15〜2008年)は絵画教室を主宰し、多くの美術家やデザイナーを育てたがか夫婦です。



日曜ワイド

今、アートが熱い 各地を彩る現代美術

2014年10月12日号

 古民家×アート 自然が演出家 びわこビエンナーレ
 学び×アート ふるさと再認識 山形ビエンナーレ
 温泉×アート どっぷりつかる 松山市・道後オンセナート
 最先端アート ヨコハマトリエンナーレ、福岡アジア美術トリエンナーレ

14101218art360.jpgいま、アートフェスティバル(現代美術の祭典)が注目されています。ことしは新たに「道後オンセナート」(松山市)、「山形ビエンナーレ」(山形市)、「国東(くにさき)半島芸術祭」(大分県)などがスタート。なぜいまアートフェスが熱いのか...。



文化

年貢に苦しむ農民 現代に重なる

2014年10月12日号

 新作『天に星 地に母』 一揆に寄り添った医師描く
  医師・作家 帚木蓬生さん
  安倍さんには"英霊"も怒る

14101216hahakigi180.jpg医師で作家の帚木蓬生さんが、書き下ろしの時代小説『天に星 地に花』を出しました。江戸時代の九州で、圧政に抗して一揆を起こす農民と、それに寄り添う医師を描いた物語。いまなぜ一揆を書いたのか。自身が院長を務める福岡県中間市のメンタルクリニックを訪ねました。



文化

多様な角度で危険性告発

2014年10月12日号

 集団的自衛権 あいつぐ批判本
読書のページ

14101229selfdefense180.jpg日本を再び「戦争する国」にするために、安倍内閣が強行した集団的自衛権行使容認の閣議決定。反対世論は収まるどころかいっそう大きくなっています。出版の世界でもそれを反映し、さまざまな角度からの批判本が目白押しです。




津村記久子 中3生を温かく
本の窓

ころびそうになっても、友だちとつながって手探りで歩もうとする若者たち―。芥川賞作家の津村記久子の新作『エヴリシング・フロウズ』(文芸春秋・1600円)は、親や教師に心を簡単に見せない中学3年生の物語です。



1面

首相は"時代の精神"を侮辱

2014年10月05日号

 憲法、原発、民主主義...
 国民に逆行する暴走政権
 『自選短篇』を出版 ノーベル賞作家 大江健三郎さん

14100501ooe180.jpgノーベル賞作家の大江健三郎さんが、半世紀以上におよぶ創作の精華を集めた『大江健三郎自選短篇』を出しました。作家としての歩みを振り返りながら、安倍政権について、本当の民意のありどころとしての「時代の精神」の角度から語りました。



文化

新しいこと ええ感じで

2014年10月05日号

 「Bitter Sweet Soul」発売 有山岸 feat.上田正樹
 呼吸ぴったり もの3人でやってる安心感

 ギタリスト 有山じゅんじさん

14100529ariyama180.jpgギタリストの有山じゅんじさんと、本場アメリカで活躍中の山岸潤史さんのユニット「有山岸」。このコンビでは2枚目となるアルバム「Bitter Sweet Soul」が発売されました。味わい深いソウルミュージックが全10曲。有山さんに、音楽を続けてきたからこそ味わえた喜びを聞きました。



文化

連弾はピアノの可能性を開く

2014年09月28日号

 新譜「KIYOZUKA☆LAND」
 ピアニスト 清塚信也さん

14092829kiyozuka180.jpg年間120本もの演奏会を開く人気ピアニスト・清塚信也さん。演奏・作曲のみならずトークや文筆、芝居とマルチな才能を発揮しています。そんな彼の新作は、ピアノの連弾。相暴は、意外な人です。



14年09月21日号

国民の不安をよそに
 独走する政治は怖い

2014年09月21日号

 名探偵 浅見光彦が見たドイツと日本
 歴史認識・原発・集団的自衛権

 『遺譜 浅見光彦最後の事件』
  作家 内田康夫さん

14092103uchida180.jpg作家の内田康夫さんが、『遺譜 浅見光彦最後の事件』を出しました。ナチス・ドイツと日本の現代史を下敷きにした大長編です。いまなぜこの題材に挑んだのか。いまの時代をどう見るか。人気作家の胸の内は―。



文化

罠にかかる快感

2014年09月21日号

 「だまし絵Ⅱ」展を見て 似顔絵作家 小河原智子さん

14092129trick180.jpg東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「だまし絵展Ⅱ」が開催されています(10月5日まで)。似顔絵作家で2014年度の日本漫画家協会大賞を受賞した、小河原智子さんに同展鑑賞の感想を聞きました。



文化

日清戦争120年 第1次世界大戦100年

2014年09月14日号

 俗説退け、現代照らす視点
 戦争違法化に連なる流れ
読書のページ

14091429reading180.jpg日清戦争から120年、第1次世界大戦から100年の今年、新書がいくつか出版させています。なにが起きたのか。世界と日本はどう変わったのか。そこから現代はどう見えてくるのか。

高村薫 初のユーモア小説  本の窓

現代社会に切り込む作家、高村薫が初のユーモア小説『四人組がいた。』(文芸春秋・1500円)に挑みました。



ひと

新譜「Etupirka」 バイオリニスト 葉加瀬太郎さん

2014年09月14日号

14091436hakase180.jpg「勝負かけました。いま僕ができることを全力で」。新譜「Etupirka〜Best Acoustic〜」を出しました。「情熱大陸」や「エトピリカ」など自信の「名刺代わり」の曲と、ブラームスやサラサーテらの名曲を含む全14曲です。


文化

黒人音楽とのズレ だから面白くなる

2014年09月07日号

 「在日ファンク」メジャー・デビューアルバム

 ミュージシャン・俳優 浜野謙太さん

14090729funk180.jpg"ハマケン"の愛称で親しまれるミュージシャン・俳優の浜野謙太さん。自ら率いる7人組のバンド、「在日ファンク」のメジャー・デビューアルバム「笑うな」を3日、発表しました。のりにのっています。



「風雪のペン」を書き終えて 吉橋通夫

昨年7月21日号から始まった、吉橋通夫さんの連載小説「風雪のペン」。好評のうちに、8月31日号をもって完結しました。連載を終えての作者の感想です。



文化

書くこと=現実の把握

2014年08月31日号

 見えない放射能への興味 昔から

 小説『マダム・キュリーと朝食を』 作家 小林エリカさん

14083129erika180.jpg作家の小林エリカさんが、放射能を「光」にイメージ化して描いた小説『マダム・キュリーと朝食を』を出しました。放射能への関心は、東京電力福島第1原発の事故以前から。新しい「震災後文学」と評される物語はどのように生まれたのか...。



文化

火を噴く生命のパワー

2014年08月24日号

 メジャー初アルバム「プライマル・イグニッション」

 管楽器ファンクバンド ファイヤーホーンズ

14082429horn180.jpg管楽器が火を噴く? トランペット、アルトサックス、トロンボーンの3人組、ファイヤーホーンズがアルバム「プライマル・イグニッション」(ビクター)でメジャーデビューしました。ライブも盛況、"熱い"サウンドを届けています。



ひと

山本周五郎賞を受賞 作家 米澤穂信さん

2014年08月24日号

14082436honobu180.jpg短編小説集『満願』(新潮社)で山本周五郎賞を受賞しました。「短編のひきしまった形式が大好きです。自分が好きなミステリーはこういうものという思いで書きました」


14年08月17日号

悪政なほどネタがわく ジレンマだなぁ...

2014年08月17日号

 戦争に現実感ないのは安倍政権の方


  本紙連載「小言・大言」が本に やく みつるさん

14081703yaku180.jpg日曜版で4コマ漫画連載を始めて20年。「ニュースがいろいろありすぎてネタが枯渇することはなかった」という漫画家、やくみつるさんに、単行本『やくみつるの小言・大言』(新日本出版社)出版を機に話を聞きました。



文化

自分への「呪い」解く

2014年08月17日号

 少女の友情 現代版『赤毛のアン』

 『本屋さんのダイアナ』 作家 柚木麻子さん

14081731yuzuki180.jpg作家の柚木麻子さんが長編小説『本屋さんのダイアナ』を出しました。仲の良かった2人の少女がそれぞれ、つらい経験を乗り越え成長する現代版『赤毛のアン』のような物語です。作品に込めた思いを聞きました。



文化

クリムト「接吻」のように

2014年08月03日号

 本場ドイツで活躍 新譜を独日同時発売
 オーボエ奏者 渡辺克也さん

14080329oboe180.jpgクラシック音楽の本場ドイツで活動するオーボエ奏者・渡辺克也さん。独日同時発売のアルバム第4弾「ロマンス」を発表しました。帰国リサイタルの直前に話を聞きました。



文化

清志郎さんやっぱり悔しいです

2014年07月27日号

 原発も時代も「ちぐはぐ」
 三宅伸治BAND 新作 「slave」

14072729slave180.jpgミュージシャンの三宅伸治さんが率いるバンドがアルバム「slave」を出しました。時代を撃つ新作への思いや、師・忌野清志郎さんのことを聞きました。



文化

農民が主役 時代に衝撃

2014年07月20日号

 ミレー生誕200年 二つの展覧会

14072016Millet180.jpg「晩鐘」や「落穂拾い」などの作品で親しまれているフランスの画家、ジャン=フランソワ・ミレー(1814〜75年)。生誕200年の今年、「ボストン美術館 ミレー展」が名古屋で開催中です。「種をまく人」をはじめとする代表作と、周辺の画家たちの作品を集めた展覧会。みどころは...。



文化

いまの政治にうんざり でも僕はあきらめない

2014年07月20日号

 自由に空想してほしい

 新作短編集『透明な迷宮』を刊行 平野啓一郎さん

14072007hirano180.jpg作家の平野啓一郎さんが新作短編集『透明な迷宮』(新潮社)を出しました。文学への思いと、社会の動きをどうみているのか聞きました。



ひと

移籍第1弾アルバム「カラーズ」
 ヴァイオリニスト 高嶋ちさ子さん

2014年07月20日号

14072036chisako180.jpgフジテレビの軽部真一アナウンサーとコンビのコンサート「めざましクラシックス」は、17年目を迎えました。演奏のみならず豪放なおしゃべりも人気ですが、「芸人さんみたいになっちゃうから自制しないと」といいます。


文化

差別の世 民衆の唄を伝承

2014年07月13日号

 山梨大学教授 ジェラルド・グローマーさんにきく
 目の不自由な女旅芸人を研究 『瞽女うた』

14071329goze180.jpg目の不自由な女性の旅芸人、瞽女(ごぜ)。最盛期は明治から近世までです。村々を回り、戸口や座敷で唄と三味線を披露して生計を立てていました。彼らの唄を研究した本『瞽女うた』(岩波新書)を出し、「瞽女唄は草の根の文化だ」と語るジェラルド・グローマー山梨大学教授に聞きました。




権力に屈しない江戸の出版人
本の窓

江戸の出版界を舞台にしたスリリングな小説が話題になっています。谷津矢車著『蔦屋(つたや)』(学研パブリッシング・1300円)です。実在した出版人・蔦屋重三郎を軸に、喜多川歌麿、山東京伝、写楽など、蔦屋と仕事をした当時のそうそうたる文化人が登場する物語です。



文化

僕は登山しませんが 山を書くのは楽しい

2014年07月06日号

 山で人生整える女性主人公が話題に

 小説『八月の六日間』 作家 北村薫さん

14070629kaoru180.jpg作家の北村薫さんの3年ぶりの小説『八月の六日間』が話題です。「山ガール」というほど若くはない。けれども登山を通じて自分を見つめ直し、山で人生を整える。そんな主人公の姿に共感が広がっています。作者に思いを聞きました。



文化

伝統からクリエーション〈創造〉

2014年06月29日号

 荘厳で面妖 能×現代音楽
 能謡・能舞 青木涼子さん

14062929aoki-noh180.jpg古典芸能の能と現代音楽の融合。それに挑む女性がいます。青木涼子さん(能謡)。7日、デビューCD「Noh×Contemporary Music」(コジマ録音)を出しました。その胸中は...。



14年06月15日号

浮世絵 北斎が歌麿が 各地で行列

2014年06月15日号

 時代と心を映す 作家・浮世絵研究者 高橋克彦さん

14061516ukiyoe180.jpg近年、浮世絵への関心が高まっています。入場制限がおこなわれるほどの人気の展覧会が、各地で開催されています。いまなぜ浮世絵なのか。作家で浮世絵研究者としても著明な高橋克彦さんにも話を聞きました。



ひと

エッセー集『うた、ひとひら』を出版 俳人 黛まどかさん

2014年06月15日号

14061536mayuzumi180.jpg埋もれさせたくない俳句、詩歌から人生の哀歓や日本語の豊かさを伝えるエッセー集を出しました。珠玉の言葉を添えた、『うた、ひとひら』(新日本出版社)です。


文化

魂の叫び 現実に立ち向かえ

2014年06月08日号

 モルゴーア・クァルテット
 ロックアルバム第2弾「原子心母の危機」

 ヴァイオリニスト 荒井英治さん

14060829arai eiji180.jpg日本屈指の弦楽四重奏団モルゴーア・クァルテットが発表したロックアルバム第2弾「原子心母の危機」が、オリコンのクラシックチャート1位を獲得。ライブにはロックファンの若者も駆けつけ、話題を広げています。メンバーでヴァイオリニストの荒井英治さんに聞きました。



14年06月01日号

流されず先入観を疑え

2014年06月01日号

 作家・元朝日新聞東京本社編集局長 外岡秀俊さん

 新作『カノン』、長編『北帰行』 新旧の2小説出版

14060103sotooka180.jpg作家で元・朝日新聞東京本社編集局長の外岡秀俊さんが新旧2作の小説を出しました。退職後に帰郷した札幌市で、小説への思いとフリージャーナリストとしての現在の心境について聞きました。


文化

南京事件描く 5年越し日本初上映

2014年06月01日号

 映画「ジョン・ラーベ 〜南京のシンドラー〜」

 何がなぜ起きたのか 開かれた議論が大切

14060129nankin180.jpg日本が中国に侵略する過程で引き起こした南京大虐殺。この事件を描いた映画「ジョン・ラーベ〜南京のシンドラー〜」が2009年に世界で公開されて以来、5年ごしでついに日本で初上映されました(5月17日)。ドイツ人のフロリアン・ガレンベルガー監督は「何が起き、なぜ起きたのかを議論するきっかけとなってほしい」とメッセージを寄せています。



文化

一音一音ゆったり バラード歌う

2014年05月25日号

 2枚目のアルバム「CoLoRful(カラフル)」

 津軽三味線奏者 はなわちえさん

14052529hanawa180.jpg女性ナンバーワンともいわれる津軽三味線奏者のはなわちえさん。先月10年ぶりに2枚目のアルバム「CoLoRful(カラフル)」を発表しました。この10年間の経験や蓄積を凝縮した新作です。



ひと

『村上海賊の娘』で本屋大賞受賞 作家 和田竜さん

2014年05月25日号

14052536wada180.jpg『村上海賊の娘』(新潮社)で本屋大賞を受賞しました。戦国時代、瀬戸内海で一大勢力を築いた海賊が題材。個性的な登場人物たちが躍動する、完成に4年半を要した長編です。


文化

戦争と画家 二つの展覧会

2014年05月18日号

 熱狂に向けた静かな目

 "超現実"に託した消極的抵抗

14051816exhibition180.jpg戦争と美術の関係を考えさせる二つの展覧会が、東京で開催されています。1930年代から40年代にかけての戦争の時代、画家は戦意高揚のための「戦争画」だけでなく、戦時下を生きる複雑な思いも数多く描いていました。


文化

原発事故 こん身ルポ

2014年05月11日号

 風化を懸念 愚直に掘り下げ

14051129reading180.jpg書店のルポルタージュコーナーで福島第1原発事故をテーマにした本が目立ちます。著者はフリージャーナリスト、科学者、新聞の取材班と多彩です。事故から3年間にわたって東京電力や被害住民に向かいあってきた力作も出ています。



文化

楽器は自分の声の分身 チェリスト 古川展生さん

2014年05月04日号

 小品集「ジェントル・ソウルズ」が好評

14050429cello180.jpgチェリストの古川展生さんは、ことしデビュー15周年。東京都交響楽団首席チェロ奏者で、ソロ活動も精力的です。3月発表の新アルバム「ジェントル・ソウルズ」が好評です。



文化

のんびり走る風情と平和

2014年04月27日号

 画集『昭和を走ったチンチン電車』 漫画家 うゑださと士さん

14042716streetcar180.jpg半世紀前の東京の風景を描き続けている漫画家・うゑださと士さん。色紙画(色紙に描いた水彩画)は500枚以上に。このほど出版した人気の都電シリーズの画集もレトロなぬくもりが伝わってきます。



14年04月20日号

小説は生きる哀しさに  寄り添うことができる

2014年04月20日号

 エッセー集、長編小説を連続刊行 作家 伊集院静さん

 歴史を学んでいない政治は怖い

14042003ijyuin180.jpg作家の伊集院静さんが先月、エッセー集『許す力』(講談社)を出しました。ベストセラーとなった『大人の流儀』シリーズの4巻目にあたります。今月は、長編小説『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』(集英社)を刊行。精力的に執筆する伊集院さんが、いま伝えたいことは―。



文化

核と人間、生き方「3・11」後の意欲作

2014年04月20日号

読書のページ

14042029reading180.jpg東日本大震災・原発事故から3年。多様な切り口で「3・11」後の世界と向き合う作家たちの仕事が目をひきます。小説、ルポルタージュ、評論など分野はさまざま。物語として練り上げられたり、従来にない視点で「3・11」後に迫るなど、震災直後に比べて文学表現に進展が見られます。この半年間の新刊から、注目作や意欲作を紹介します。



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