集団的自衛権 あいつぐ批判本
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日本を再び「戦争する国」にするために、安倍内閣が強行した集団的自衛権行使容認の閣議決定。反対世論は収まるどころかいっそう大きくなっています。出版の世界でもそれを反映し、さまざまな角度からの批判本が目白押しです。
■津村記久子 中3生を温かく
本の窓
ころびそうになっても、友だちとつながって手探りで歩もうとする若者たち―。芥川賞作家の津村記久子の新作『エヴリシング・フロウズ』(文芸春秋・1600円)は、親や教師に心を簡単に見せない中学3年生の物語です。