■泥縄新基準 免震棟なしでゴーサイン
「安全言えない」 原子力プラント設計者・後藤政志さん
世論も、多くの自治体首長も大反対なのに"何がなんでも"です。野田内閣は、わずか3日でつくった「安全新基準」にパスしたと、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に突き進んでいます。調べると、その「安全対策」にはあきれるほどひどい実態が―。東芝で原子力プラントの設計に携わった後藤政志さんにも話を聞きました。
世論も、多くの自治体首長も大反対なのに"何がなんでも"です。野田内閣は、わずか3日でつくった「安全新基準」にパスしたと、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に突き進んでいます。調べると、その「安全対策」にはあきれるほどひどい実態が―。東芝で原子力プラントの設計に携わった後藤政志さんにも話を聞きました。
1962年初来日してから50年を迎えた作家のC・W・ニコルさん(71)。日本列島の自然と人に魅せられ、長野県で森の再生に取り組みながら、日本国籍を得ました。東日本大震災後、宮城県東松島市で復興に協力する今、目に涙をうかべ、「地震と津波の国に原子力発電所はいらない」と思いを語ります。
1月に刊行した『聞く力』が、息の長いベストセラーとなっています。雑誌やテレビの仕事で、千人以上の相手から話を聞きだしてきた阿川佐和子さんは、いかにして今に至ったのでしょう。
大学、短大への入学おめでとうございます。期待と不安で胸がいっぱいでしょう。この「新入生応援特集」は、充実した学生生活を送るためのアドバイスです。
磁石のダンスに挑戦しよう! 説明通りに作ると、反発力や引力でくるくる回転する磁石のおもちゃになります。
がんになっても働きたい―がん患者・経験者の就労を国が支援する取り組みが、がん対策推進基本計画に初めて書き込まれました。計画の見直し内容を議論した厚労省がん対策推進協議会で、患者関係委員5人のうちの1人として患者家族の声を代弁してきた子宮頸(けい)がん経験者の松本陽子さん(46)は「多くの仲間の声が反映されて踏み出せた第一歩」と話します。
亡き父への約束を果たす時がきました。ロンドン五輪新種目の女子ボクシングで、ライト級の釘宮智子選手(20=平成国際大)は、中学生のときに亡くした父に五輪出場を誓っていました。それから8年。五輪への最終関門となる5月の世界選手権(9~20日、中国・秦皇島)がその勝負の舞台です。
1日にミャンマーで行われた連邦議会と地方議会の補欠選挙。民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏が議長を務める国民民主連盟(NLD)の圧勝という結果が注目を集めています。軍事政権が続いてきた「世界最貧国」の一つ、ミャンマーの発展に向けた足がかりを得たとの評価も出ています。
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」。3回目の今回は、所得税についてです。所得税は個人の暦年中に得た所得を課税対象にしています。分類された所得金額を合計して課税する総合・累進課税を建前にしています。近年この考えは崩される一方です。
変形性股関節症が進行して、激しく痛み、歩くのも困難。確実な"手"があるという。人工股関節全置換術です。再びスポーツをやりたい。股関節治療とスポーツ活動が専門の筑波大学人間総合科学研究科スポーツ医学専攻の宮川俊平教授に聞きました。
ビートたけしさんの両親がモデルの人情喜劇「菊次郎とさき」のさき役。人気のテレビシリーズが終わって5年、待望の舞台化です。普段は静かなのに酒を飲むと大暴れするペンキ屋の菊次郎(陣内孝則)。貧乏から脱出するには学問しかないと固く信じる、さき。「けんかはするけどやっぱりとうちゃんは大黒柱。強いきずなで結ばれてる夫婦です」。舞台は関東大震災、戦争を経て、4人の子どもを育てた北野家を笑いと涙にくるんで描きます。近所や仕事仲間との濃い人間関係も見どころです。
野田政権が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を急ぐなか、事故のさい住民を守る防災対策はまったく改善されていません。事故対策の現地司令塔とされる全国のオフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)は、放射線防護さえできないうえ、事故収束対応に不可欠な原発の図面が配備されていないことが分かりました。
民主党の野田佳彦内閣は、消費税10%への増税「理由」のひとつとして、「財政健全化」を掲げています。しかし、消費税を増税すれば、財政は健全化できるのか。かつての消費税増税の経過や、それを推進してきた政治家の証言から浮き彫りになってくるのは―。「税収減が景気回復に打撃を与えた」という、元通産大臣(第2次橋本内閣)・元衆院議員(自民)の佐藤信二さんのコメントも紹介します。
北朝鮮が13日強行したロケット発射に対し、国際社会の批判が高まっています。国連安全保障理事会は16日、「発射を強く非難」し、「弾道ミサイル技術を使用した新たな発射をしないよう要求する」議長声明を全会一致で採択しました。日本共産党の志位和夫委員長は13日、北朝鮮の「ロケット」発射に強く抗議する談話を発表しました。
訪米中の東京都の石原慎太郎知事は17日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を都の予算で購入するための交渉を始めたことを明らかにしました。同諸島のうち、個人所有となっている「魚釣島、北小島、南小島の所有者と購入に向けた交渉を開始した」としています。日本共産党東京都議団の大山とも子幹事長は17日、「尖閣諸島を購入して紛争に介入するようなことは、地方自治体としてやるべきではありません」とするコメントを発表しました。
"原発が再稼働しなければ関西電力の夏の電力は最大で18.4%不足する"―関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を進めようとする野田政権は、こんな「理由」を持ち出しています。しかし、その想定は疑問だらけ。検証すると―。
介護保険の制度が4月から変わり、ヘルパーが買い物や掃除、調理、洗濯などを行う訪問介護の生活援助サービスの時間が減らされています。介護の現場で何が起きているのかを追いました。
ベテランのパイロットや客室乗務員、165人を不当解雇し、空の安全をおびやかす―と批判されている日本航空(JAL)。いま事故・トラブルが多発し、異例の「特別安全キャンペーン」に乗り出す事態になっています。解雇撤回の訴訟を起こしたパイロットらは一審の不当判決を受け、11日に控訴。裁判でも現場でもJALの姿勢が問われ続けます。
小惑星探査機「はやぶさ」や陸域観測衛星「だいち」の開発など、宇宙分野で世界に誇る活躍をしてきた宇宙航空研究開発機構(JAXA)。その最先端技術や施設、研究者を、軍事動員するためのしくみづくりが進んでいます。この動きに反対して、「これからも日本の宇宙開発は平和主義でいこう」と、日本人初の宇宙飛行士秋山豊寛さんらが呼びかけたインターネットでの署名運動が広がっています。
沖縄の本土復帰40年となる5月15日、米軍普天間基地撤去・辺野古への新基地建設反対などを訴える新聞意見広告の掲載へ、団体、個人の賛同金を募っています。全労連、安保破棄中央実行委員会、沖縄県統一連が呼びかけたもの。朝日新聞と地元紙の琉球新報、沖縄タイムスに掲載する予定です。賛同金は個人が1口千円、団体が同5千円。紙面には団体名のみ掲載(4月30日まで届いたもの)します。【賛同金の送金先】郵便振替00120-1-547220 加入者名は「意見広告」。通信欄に団体・個人別と口数、意見広告の抜き刷り送付の希望、掲載団体名を記載。問い合わせは、安保破棄中央実行委員会☎03(3264)4764
初主演から43年。松本幸四郎さん今夏、ミュージカル「ラ・マンチャの男」の1200回主演を迎えます。困難にめげず、「見果てぬ夢」を追う人間の美しさを描く感動作。幸四郎さん自身の歩みとも重なります。
一青窈(ひとと・よう)初のカバーアルバム「歌窈曲」が18日発売になりました。ここ数年のカバーブームのなか、多くのアーティストが過去の楽曲に挑んできました。しかし、一青窈が手がけると若干意味が違ってくるという、音楽ライターの山浦祐介さんが、新しいアルバムと彼女の魅力について語ります。
国は私たちの苦しみを認め、戦争の後始末をきちんとしてほしい―。第2次世界大戦下の東京大空襲の被災者が中心になって訴えた裁判の控訴審判決が25日、東京高裁で予定されています。変国の一人、渡辺紘子さん(79)=東京都大田区=の思いは―。
サロベツ動物記
衣替えと出産 ユキウサギ
若い世代に財政のツケを残さない―。消費税10%をめざす野田内閣が訴える増税理由のひとつです。"若者のため"という宣伝ですが、実は、若年層にもっとも厳しいのが消費税増税なのです。2人の若者、大阪の業者の暮らしから見えてくるものは。
宮城県石巻市で東日本大震災に被災し、被災を目の当たりにした歌手のクミコさん。無力感のなかでも歌の力を信じ、被災地を思って作った新曲「きっとツナガル」で、被災者に寄りそう活動を続けています。
サッカーの日本女子代表は、ロンドン五輪(7月27日~8月12日)を前に、順調に強化を重ねています。3月のアルガルベ杯で準優勝し、4月のキリンチャレンジカップ(日本、1~5日)は優勝を手にしました。二つの大会から見えてきたものは―。
国民の命や治療に欠かせないのが医薬品です。環太平洋連携協定(TPP)への参加で、日本の医薬品の値段が跳ね上がりかねません。アメリカが要求しているからです。日本政府も「医薬品はTPPで議論になっている」と認めています。
春休み、みんなはどこに遊びに行ったかな? 昨年3月の東日本大震災で被害にあった宮城県の子どもたち83人は3月25、26日、同県蔵王町にある、みやぎ蔵王えぼしスキー場でスキーを楽しんできたよ。
原発をなくすため、私たち学生も何か行動したい―。そんな思いを集め、首都圏の学生有志が昨年8月に「原発No! 学生チーム」を結成しました。初のバスツアー(7~8日)で福島を訪ねた学生たちは―。
自動車など製造業が発達し、浜岡原発をかかえる東海地域(愛知・静岡・岐阜・三重県)。衆院比例東海ブロック(定数21)で日本共産党の佐々木憲昭衆院議員(66)と新人の河江明美候補(46)が「消費税増税に頼らない財政再建、原発ゼロの日本を。比例2議席を実現し政治を変えよう」と訴えています。
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」。2回目の今回は、憲法が考えている税のとり方「応能負担の原則」について逐条的に解説します。
監督を務めた白黒無声のフランス映画「アーティスト」。3Dやコンピューター映像が隆盛の時代に、米アカデミー賞で、作品賞をはじめ、監督、主演男優など5部門を制しました。一躍"時の人"に。受賞の翌3月、オスカー像と共に来日。公開試写会で、「真摯(しんし)に、誠実な気持ちで作りました。こうしたら受けるとは考えなかった」と日本の観客に伝えました。
「実用衛星打ち上げ」を理由にした北朝鮮のロケット発射―。国連安全保障理事会決議に違反するとの批判が世界中に広がっています。同時に、軍事的緊張を高めず、外交的努力での対応を求める声も強まっています。
野田内閣は、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を猛スピードで急いでいます。福島第1原発事故の原因究明もなされておらず、安全対策も整備しないまま。住民や専門家などからは強い批判の声が―。東大名誉教授でストレステスト意見聴取会委員の井野博満さんにも話を聞きました。
関西電力大飯原発の再稼働につき進む野田内閣。しかし福島第1原発事故の原因や教訓は未解明のままです。これまでの調査や関係者の証言で浮かんできた重要な問題点を見てみると―。
消費税増税法案の今国会成立へひた走る野田内閣に世論は「支持しない」が53%(NHK調査=9日)。そのなかで、日本共産党は志位和夫委員長を先頭に、「消費税増税に頼らない道がある」と訴え、各地で「消費税大増税ストップ! 社会保障充実、財政危機打開の提言」の懇談会を開催しています。7、8の両日、京都市と千葉市で開かれた懇談会では―。晶和電気工業会長の藤井正さん、西陣織工業組合監事総代の村山洋介さん、全国FC加盟店協会事務局長の植田忠義さんの発言を詳しく紹介します。
ゆらゆらと水の中を漂うクラゲ。見ているだけで癒やされると、女性に人気です。新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)が実施する、女性限定の「お泊りナイトツアー~クラゲヒーリングナイト」を体験しました。
流行のケープを着物地で作るとすてきな表情になります。世代を問わず、おしゃれで便利に羽織れます。春夏の日差ししのぎになります。今回は流水紋の絽(ろ)の着物で作りました。
特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」が東京国立博物館で開催中です。会場に並ぶのは、アメリカのボストン美術館が所蔵する文字通りの「至宝」です。なぜ、これだけの名品がアメリカにあるのでしょうか。
5歳でデビューし、4月から高校生です。アニメ映画「ももへの手紙」(沖浦啓之監督)で、主人公・ももの声を演じた美山加恋(みやまかれん)さん。自身と重ね合わせ、母と娘の絆に「胸がジーンとした」とはにかみます。
人の良さが災いして、いまひとつ、うだつが上がらない。そんな役どころがよく似合います。月曜ゴールデン「猫弁~死体の身代金」(TBS系)の主人公・百瀬太郎もそんな役。演じる吉岡秀隆さんは、「この人の胸の張り方が好きなんです」と語ります。
国保料の軽減措置の見直し、敬老パス有料化、保育量値上げ...。職員の「思想調査」で批判を浴びた大阪市の橋下徹市長が、今度は、切実な市民サービスに大ナタを振るおうとして、市民から怒りが噴出しています。
東海、東南海、南海の大地震が繰り返し発生してきた南海トラフ(海溝)。東日本大震災を受け、内閣府の専門家検討会が3月末に公表した津波・震度想定に衝撃が広がっています。関西学院大学教授(防災計画学)の室崎益輝さんにも話を聞きました。
「占い師」に操られ、多大な被害を被った漫才コンビ・オセロの中島知子さん。芸能人特有の事件? そうともいいきれないようです。「占い」「スピリチュアル」人気が続くなか、危険もいっぱいです。
日本の山 四季折々 新井和也
花見と富士見
「原発事故のツケをなぜ私たちが払わされるのか」―。平均17%という東京電力の料金大幅値上げに大口需要家の怒りが沸騰しています。値上げの理由説明も疑問だらけ。真相をさぐっていくと、「原発利益共同体」のとんでもない責任逃れの構図が見えてきます。大田工業連合会会長の舟久保利明さん、電気料金問題に詳しい立命館大学教授・大島堅一さん、山梨流通研究会事務局長の内藤学さんにも聞きました。
国内のプロ歌手の団体である日本歌手協会(会員数585人)で、代表理事をつとめるのが田辺靖雄さんです。1960年代に「ヘイ・ポーラ」を歌って大ヒットした田辺さん。歌手生活50年を超えたいま、歌謡曲や文化への思いなどを聞きました。
旬の野菜は、味も栄養も一番です。野菜が苦手なお子さんでも喜んで食べられ、ヘルシーなおやつを年4回のシリーズで紹介します。野菜がほどよく主張する、一味違ったおいしさをお楽しみください。今回は新ショウガのマフィンとニンジンのチュロスです。
イギリスからオーストラリアへ子どもたちが強制的に送られ、過酷な労働や虐待にさらされた―映画「オレンジと太陽」は、「児童移民」の実態を突きとめ、救済に力を注いだ女性を描きます。監督デビューしたジム・ローチさん(42)が4月の公開を前に来日。「ぜひ知ってほしい物語」と語ります。
首都直下地震、南海トラフの巨大地震で震度7の発生が危惧されています。これまでにない被害の発生が予想されます。震度7とはどんな揺れなのか、家庭での対策は―。今回は首都直下地震で考えてみました。
国の原子力安全委員会専門部会の防災計画見直し案に基づき、全国の原発から30㌔と50㌔の圏内に入る地域の夜間人口を500㍍メッシュ(網)で、原発ごとに地図で示しました。先週掲載できなかった、泊、志賀、伊方原発についての地図を掲載します。
大学生のお兄さんお姉さんと一緒におもちゃを作ってみよう! 東京都目黒区の東京大学駒場キャンパスで「ふしぎ体験! おもちゃミュージアム」が開かれ、みんなで、おもちゃ作りに挑戦しました。
高校生が、森や海、川でなりわいを営む「名人」を訪ね、その技や人生を「聞き書き」する「聞き書き甲子園」。3月末、作品を発表するフォーラムが開かれました。高校生たちが「名人」と向き合い、見つけたものは―。
「見せましょう、野球の底力を」-。昨年4月2日に行われた復興支援試合のスピーチから1年。東日本大震災の被災地、仙台を本拠とする東北楽天の選手会長として、この言葉を胸にたたかってきました。しかし、それゆえの苦悩もありました。嶋基宏捕手(27)に聞きました。
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」を連載します。1回目は租税法律主義と近代市民社会の成立についてです。1789年のフランス革命に代表される市民革命は、領主が行っていた一方的な課税をはじめとする権力行使を制約するたたかいでした。
イラッとして、またイラッ。いちいち口に出さないけど、イラッが重なると、いつかは"キレル"か病気になるかもしれない。イラッのうまい解消法はないのか。
高校を卒業したばかり。高校生ラストを飾るNHK土曜ドラマスペシャル「あっこと僕らが生きた夏」で、野球部のマネジャー・あっこを主演します。2007年、甲子園初出場でベスト8入りした大分・楊志館(ようしかん)高校野球部60人と、それを支えたマネジャー・大崎耀子(あきこ)さんの実話をもとにした物語。耀子さんは高校3年の秋、がんで他界しました。
野田佳彦内閣が閣議決定し、国会提出(3月30日)した消費税増税法案。暮らしも経済も財政も壊す大増税です。世論調査でも6割の国民が反対(「毎日」2日付)しており、世論の圧力のなかで与党内に亀裂が走っています。志位和夫委員長は1日のNHK「日曜討論」で消費税増税に代わる日本共産党の「提言」(消費税増税ストップ! 社会保障充実、財政危機打開の提言)について説明しました。
東日本大震災を口実にした雇い止めを撤回させ、会社に正社員での再就職に責任をもたせる―。ソニー仙台テクノロジーセンター(仙台TEC、宮城県多賀城市)内で働いてきた期間社員が画期的な成果を勝ち取りました。
日本航空のパイロットと客室乗務員が解雇撤回を求めた裁判で東京地裁は3月29、30日、いずれも解雇を有効と判断し、請求を棄却する不当判決を出しました。原告団はただちに控訴する方針を表明。全国の支援者とともに新たなたたかいにのぞみます。日本共産党の志位和夫委員長は判決後の報告集会にかけつけ、原告、支援者へのたたかいへの敬意とともに不当判決への怒りをこめた抗議を表明しました。
「現在、日本はTPP(環太平洋連携協定)交渉参加に向けて関係国と協議を行っています」―。政府は3月、全国紙や地方紙にこんな「政府広報」を掲載しました。ところが、肝心の交渉内容にはいっさい触れないまま。そんななかで交渉の危険な中身を浮き彫りにした政府の文書が注目されています。
韓米FTA(自由貿易協定)が3月に発効したのを受け、「TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える岩手県民会議」(51団体)は、調査団を韓国に派遣(3月18~21日)しました。団長の岩手県生協連会長理事、加藤善正さんに聞きました。
滋賀県では、幅広い団体・個人が「TPPから県民のいのちと暮らし/医療と食を守る県民会議」(略称・TPP県民会議)を結成(3月5日)し、県民共同の運動になっています。22日には県民大集会が開かれます。運動をリポートします。JA滋賀中央会会長の万木(ゆるぎ)敏昭さんにも話を聞きました。
赤ちゃん絵本をはじめ、海外作品の翻訳も多数手がける詩人の木坂涼さんが、絵本づくりの裏側を語ります。
全国各地を回るNHKの地方公開番組「ごきげん歌謡笑劇団」が、4月14日から「コロッケぱらだいす ごきげん歌謡笑劇団」に衣替えして再スタートします。司会が綾小路きみまろさんから、ものまね芸人のコロッケさんへバトンタッチされます。コロッケさんに、番組や笑いへの思いを聞きました。
2枚組ライブCD「3Peace2」(コロムビア)が3月21日に発売された、クラムボン。名前を聞いて宮沢賢治の童話『やまなし』を思い出す人もいるでしょう。童話では正体不明だった、クラムボンをバンド名にした、マイペースな3人組。魅力を、フリーライターの寧樂小夜さんが語ります。
脱原発がテーマの音楽フェスティバル「NO NUKES 2012」の呼びかけ人の坂本龍一さんと、後藤正文さん(アジアン・カンフー・ジェネレーション)が記者会見しました。坂本さんは、「社会に対してミュージシャンとしてきちんと意見をのべよう」と考えてきたと振り返り、「声をかけたアーティストの多くは賛同してくれました。うれしい驚きです」と発言。「原子力政策を考えよう、ではなく、原発いらないという趣旨。方針は脱原発です。公演名は核兵器を含む、非核という意味です」と語りました。後藤さんは、「原発に対する意見をいうことがタブーであること自体がおかしい。それぞれのコンサート内で、言いたいことが自由に言えたらいい」と話しました。公演は7月7、8日、千葉県の幕張メッセで開催。斉藤和義さん、元ちとせさんらが出演します。
東日本大震災から1年が過ぎましたが、被災者の生活と生業(なりわい)の再建はまだこれからです。被災地ではボランティアの息長い活動が求められています。
貧困下で餓死や「孤立死」が相次ぐ日本に対し、ヨーロッパでは人間らしい生活を支える制度が大きく違います。2010年にイギリス、フランスを訪れた社会保障研究者の三成一郎さんと、ロンドン在住23年の古川修さん(66)=運送会社社長=に聞きました。
地球の笑顔 関口照生
"秘境"の民族衣装 グアテマラ
原発事故が起きたら住民はどうなる―。政府の原子力安全委員会が3月に承認した原発防災新指針案によると、事故で住民の避難や屋内退避などが必要な原発50㌔圏内に全国で約1100万人、総人口の1割近くが居住し、甚大な被害が広がることが分かりました。18、19面ワイドで、50㌔圏の自治体名を地図で詳しく紹介します。静岡県牧之原市の西原茂樹市長のコメントも紹介します。
国の原子力安全委員会専門部会の防災計画見直し案に基づき、全国の原発から30㌔と50㌔の圏内に入る地域の夜間人口を500㍍メッシュ(網)で、原発ごとに地図に示しました。
「ペンギンってかわいい!」。ふれあいペンギンビーチでえさやり体験。近づいてくるペンギンにみんな興味津々です。長崎市宿町の「長崎ペンギン水族館」。世界で18種類いるペンギンの8種がいて現在168羽、飼育種類数では日本一です。ここにいる7割以上が長崎生まれ。国内最大級のペンギンプールで飛ぶように泳ぐ姿や陸上をヨチヨチ歩く姿が大人気です。
いよいよ野球シーズン到来です。今回は、大リーグ挑戦で注目を浴びるテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)と、これから日本を背負って立つ東北楽天・田中将大投手(23)にスポットを当てました。
水俣病の症状に苦しみながら患者と認定されない被害者の救済が、2010年5月に始まって2年足らず。国が2月、救済申請を7月末で締め切ると発表しました。「まだまだ被害者が残っている中での切り捨てだ」との怒りが広がっています。熊本県天草では―。
3月初旬、女子サッカーの国際親善大会の試合に沢穂希選手が欠場。あれっと思っていたら、体調を崩したのだという。帰国後の診断は、”良性発作性頭位めまい症”。この病気ってなに?
大震災と福島第1原発事故で甚大な被害を受けた東北地方。日本共産党の東日本大震災現地対策本部長として、被災者の声を国会に届け政治を動かしてきたのが高橋ちづ子衆院議員(52)です。衆院比例東北ブロック(定数14)で「議席を必ず守り、被災者が主役の復旧・復興に全力をあげたい」と広い東北6県を駆け巡ります。
激情のベートーベンを奏でたかと思えば、消え入るような弱音のショパンで驚かせ、超絶技巧のリスト「ラ・カンパネラ」を流麗なタッチで弾きこなす。いま世界で人気上昇中のピアニストです。クラシックの名門レーベル独グラモフォンから、アルバム4枚をリリース。若きスターですが、普段は気さくで、さわやかな23歳です。
自衛隊による個人情報の収集は「人格権の侵害」―。仙台地裁(畑一郎裁判長)は判決(3月26日)で、情報保全隊による国民監視を「違法」と判断しました。日本共産党が明らかにした"闇の監視部隊"の活動に司法がノーを突き付けたのです。
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県民の"住民の足"三陸鉄道(第三セクター)。その運行再開区間が4月から拡大します。社員や住民の思いと活動、全国の支援が結実し、復旧費用の全額を国が補助することに。全線開通の見通しもでてきました。
北朝鮮政府が12~16日の午前7時から正午の時間帯に同国西岸の東倉里(トンチャンリ)基地から「実用衛星」を打ち上げる計画を進めていることに対し、世界で強い批判と懸念の声が高まっています。3月26~27日にソウルで開かれた核安全保障サミット(53カ国参加)でも、打ち上げ中止を求める声が相次ぎました。
大阪府議会で教育・職員基本2条例を制定した「大阪維新の会」(代表=橋下徹・大阪市長)は、「維新政治塾」を開講し、国政進出へ向け走り始めました。そこに盛り込まれた危険な政治理念とは―。「大阪維新の会」の議員が大阪市議会で取り上げた"市職員の選挙関与リスト"は捏造(ねつぞう)だった―。3月26日、大阪市交通局が、こんな調査結果を発表し、リストづくりに関わった交通局非常勤嘱託職員も同27日、捏造を認めました。
野田佳彦民主党政権は消費税を現行5%から2段階で10%まで引き上げる消費税増税法案を、民主党の事前審査を経て、30日に閣議決定し、国会提出する方針です。これにたいし、日本共産党は「消費税大増税ストップ! 社会保障充実、財政危機打開の提言」(2月7日発表)をもとに、消費税増税によらない社会保障充実・財政危機打開の道を示し、各地で各界懇談会を開いています。消費税増税に反対する人たちに話を聞きました。
恵泉女学園大学園芸教育センターの菊地牧恵さんが、化学肥料や農薬をいっさい使わない教育農場から、野菜や草花の有機栽培について語ります。今回のテーマはジャガイモです。
「バカヤロー、おまえなんて仕事辞めちまえ!」―上司の叱責は"教育的指導"か、パワーハラスメントなのか。初めて社会に出て働く新社会人には戸惑いが多いもの。パワハラとはどんな行為か、起きたらどう対処すればいいのかなど、労働問題に詳しい棗(なつめ)一郎弁護士に聞きました。
「3・11」から1年がたち、作家たちのエッセーや創作を集めたアンソロジーが続々と刊行されています。言葉を生きる糧とする人たちは「3・11」をどう受け止め、向き合おうとしているのでしょう...。
親に捨てられた子どもに、生きる幸福を取り戻してあげたかった。ベルギーの名匠、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督は、映画「少年と自転車」に込めた思いをそう語ります。
浪曲師の国本武春さんが完全復活です。2010年末ウイルス性脳炎で倒れ、40日間の入院と5カ月に及ぶ闘病生活を余儀なくされました。芸歴31周年の記念公演「武春まつり」の話題と共に、演芸専門誌・東京かわら版編集人の佐藤友美さんが語ります。
証券取引等監視委員会が強制調査(3月23日)に入ったAIJ投資顧問。神業ともいえる高い収益率や海外の疑惑のペーパーカンパニーの存在がありながら、監督官庁の金融庁はなぜ今まで分からなかったのか。さらに厚生労働省の責任も...。疑惑の構図に迫ります。
世界野生の花風景 高橋修 読者の写真
固有種多い楽園 ギリシャ・クレタ島 とっておきの1枚
(月1回掲載)