■米兵暴行 1984年 被害女性は訴える
「空はオスプレイ、陸は米兵犯罪」―沖縄の怒りが沸騰しています。16日未明の2米海軍兵による集団女性暴行事件。「米軍基地ある限り、こんな事件はなくならない」という声が島全体に広がっています。被害女性と同じような体験を持つ沖縄県の富田由美さん(45歳、仮名)の思いは―。現地からのルポをお届けします。うるま市長の島袋俊夫さんや米兵に暴行を受け裁判中のフィッシャーさんらに話を聞きました。
「空はオスプレイ、陸は米兵犯罪」―沖縄の怒りが沸騰しています。16日未明の2米海軍兵による集団女性暴行事件。「米軍基地ある限り、こんな事件はなくならない」という声が島全体に広がっています。被害女性と同じような体験を持つ沖縄県の富田由美さん(45歳、仮名)の思いは―。現地からのルポをお届けします。うるま市長の島袋俊夫さんや米兵に暴行を受け裁判中のフィッシャーさんらに話を聞きました。
きたる総選挙で「650万票、議席倍増」をめざす日本共産党。国民との共同・対話に駆け巡る比例候補を紹介します。初回は、比例北関東ブロック(埼玉、茨城、栃木、群馬=定数20)です。塩川鉄也衆院議員(50)と梅村早江子候補(48)=新=が2議席獲得をめざします。
27日からプロ野球の日本シリーズが始まります。パ・リーグは日本ハム、セ・リーグは巨人と、ともにリーグ優勝チームがクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がりました。2009年と同じ対戦カードです。豪華な顔ぶれをそろえる巨人の強力打線にたいし、先発からリリーフまでそろって安定した日本ハムの投手陣との対決が焦 となりそうです。
10月1日に工事再開が強行された電源開発(Jパワー)大間原発=青森県大間町=。昨年3月の福島原発事故以降、着工済みの原発の建設再開は初めてです。青森県側でも、津軽海峡を挟んで原発と向き合う北海道側でも、怒りと不安が広がっています。
東京で働く阿南里恵(あなみ・りえ)さん(31)が子宮頸(けい)がんの宣告を受けたのは、仕事も遊びも充実した、青春真っただ中の23歳の時でした。人生が一転、生きていていいのかと思い詰めた日々。いま、自身の体験を若い世代に伝えることに情熱を燃やしています。
「もやもや ふっとばしまスカッ!! 福島青年大集会2012」が11月4日、福島市で開催されます。原発事故以降、福島の人々が抱える"もやもやした気持ち"とは―。福島の今を知り、日本の未来を一緒に考えませんか。現地の実行委員会メンバーが集会にかける思いを語ります。
新聞紙でつくった袋に空気を入れるだけで、人を持ち上げることに挑戦しました。空気が抜けない工夫をすれば、手軽にできることがわかりました。
国の特別史跡で世界遺産にも登録されている奈良市の平城宮跡。いまその中心区域をセメントと土で舗装する国交省の整備事業が大問題となっています。県内外から「文化の破壊だ」「埋蔵文化財が危ない」と批判が広がっています。
漢方薬の人気は根強い。医師の約9割が処方し、患者の期待も高い。何よりも副作用がないから。本当にそうか。漢方薬の安全性を考えます。筑波大学名誉教授の内藤裕史さんに聞きました。
鬼のようににらみつけ、果敢に攻める。そのスタイルからついたあだ名は「野獣」。でも、素顔は秋の青空のように穏やかです。ロンドン五輪の日本人金メダリスト第1号。柔道女子57㌔級の五輪金は日本初の快挙です。
日本共産党の志位和夫委員長は19日にオバマ大統領に、集団女性暴行事件と米海兵隊垂直離着陸機MV22オスプレイの配備強行に抗議し、米軍基地の全面撤去を求める書簡を送りました。大要を紹介します。(全文)
米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの配備撤回を求める全国いっせい行動が23日、39都道府県で実施されました。東京・日比谷野外音楽堂で開かれた中央集会には、雨をつき「オスプレイノー」のカードを掲げ2000人以上が参加。集会後は国会まで行進しました。集会では日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました。
2014年4月に8%、15年10月10%へ税率を引き上げるという消費税の大増税。これが実施されたら暮らしはどうなるのか。そして、実施を阻止する道はどこにあるのか―。家計診断の専門家であるファイナンシャルプランナーの松山陽子さんに二つの家族の家計簿を診断してもらいました。消費税増税実施を阻止しようという運動が全国で広がっています。リポートします。「消費税をなくす全国の会」で事務局長を務めていた、日本共産党北関東比例候補の梅村早江子さんにも話を聞きました。
那覇市の「市民が主人公の革新市政をつくる会」は19日、11月4日告示(11日投票)の那覇市長選で、市民の共同候補として日本共産党沖縄県委員会の村山純県委員長代理(64)を無所属で擁立することを発表しました。同会は、社民党県連、沖縄社会大衆党にも推薦を要請しています。
「原発即時ゼロ」と公然と訴え、話題になっている北海道電力元社員がいます。北海道旭川市の水島能裕(よしひろ)さん(65)。日本共産党員です。会社の不当な差別待遇に負けず、誇りを持って働いてきた信念と生き方が共感を呼んでいます。
日本共産党の志位和夫委員長は22日、野田佳彦首相と党首会談をおこない、臨時国会と解散・総選挙、米兵による集団女性暴行事件とオスプレイ配備強行、尖閣諸島問題について党の考え方を伝え、解決策を提起しました。さらに国会論戦で争点を明瞭にしたうえで、速やかに解散・総選挙をおこなうことを強く求めました。
いじめを受けた子、発見した子は、家族や学校などに相談すること―。こんな義務をこどもたちに負わせる条例を滋賀県の大津市議会が制定しようとしています。同市では昨年10月、いじめを誰にも相談できずに中学2年の男子生徒が自殺しました。「いじめに対する洞察が全くない」など批判が広がっています。
伝統楽器の太鼓を音楽表現として芸術へと押し上げた、太鼓奏者の林英哲さん。来月、自叙伝ともいうべき書き下ろし『林英哲 太鼓日月〜独走の軌跡』(講談社)を出版します。胸の内を聞きました。
10月24日に発売の、つじあやのの新アルバム「Oh!SHIGOTO Special」。彼女が手がけた野菜ジュース、日本酒などのCMソングや映画主題歌を集めたのが、このアルバムです。魅力をフリーライターの寧樂小夜さんが語ります。
還暦後の監督デビューです。NHK在職39年。「がん宣告」や「シルクロード」「チベット死者の書」など、生と死のありようを問う数々のドキュメンタリーをつくってきた河邑厚徳(かわむら・あつのり)さん。初めての映画「天のしずく 辰巳芳子"いのちのスープ"」で、食を通して見えてくる、いのちと愛の物語を撮りました。
自分もいつ逮捕されるかわからない―。そんな不安を感じた国民も少なくないでしょう。インターネットサイトに小学校襲撃予告を書き込むなどの犯行予告事件で警察は、無実の市民4人を誤認逮捕していました。なぜこのようなことがおきたのか―。
地球の笑顔 関口照生
「黄金の丘」のワイン フランス
きたる総選挙。「650万票、議席倍増」で、日本政治全体に衝撃をもたらすような躍進を―。日本共産党は第5回中央委員会総会(14〜15日)で、総選挙躍進への活動方針を決めました。いまの政治に二つの流れが。①民主・自民・「維新」が呼応してつくり出す反動的逆流の台頭②新しい政治を求める国民運動の歴史的高揚と、日本共産党との共同の広がり、強まり―です。自民元県議も「見直した」という日本共産党。共同の力で政治を動かし未来を開きます。(5中総報告全文はこちら)(同結語)
私は自民党公認で多賀城市議1期、県議1期やり、父も自民党県議6期で議長までやりました。今は商売に専念し、商工会会長です。昨年の大震災と津波で私自身、胸まで水につかり、九死に一生を得ました。みんなで何とか立ち直ろうと、国の「中小企業等復旧・復興支援補助」事業(グループ補助)の適用を求め、国会にも行きました。一番対応が早かったのは日本共産党の高橋ちづ子議員(東北比例候補)でした。ていねいに話を聞き、翌日返事をくれ、本当に助かりました。
「反捕鯨団体による妨害活動の対策に23億円」「国際青少年交流に72億円」「被災地外の税務署の耐震化に12億円」...。19兆円もの復興予算の流用が大問題になっています。調べてみると流用先には、労働者をリストラしている大企業の事業や原発推進事業も...。
ユニセフ(国連児童基金)のうれしい報告です。"世界の5歳未満の子どもの死亡数が過去21年間で年1200万人以上から690万人に半減した"。けれども、半数の命が失われています。助けを求めている子どもたちの元へ、ユニセフ親善大使・黒柳徹子さんが訪ねたのは28年間で30カ国。同行して撮影を続けてきた写真家・田沼武能(たけよし)さんがその全記録をまとめました。
いつでも、どこでも元気に行動する女性たち。新日本婦人の会(新婦人)が、10月19日、創立50周年を迎えました。その歩みと魅力を。
中東のシリアで、アサド政権の専制政治への抗議が内戦状態にエスカレートし、トルコなど周辺諸国にも紛争が拡大する危険性が出ています。
3連覇を目指す日本代表監督に山本浩二氏が就任し、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC、来年3月2日開幕)に向け、日本がスタートを切りました。展望と課題を野球評論家の衣笠祥雄さんに聞きました。
埼玉県宮代町にある東武動物公園で、8月2日にマレーバクの赤ちゃん(オス)が生まれ、元気に育っています。名前は「ヒコボシくん」(通称ヒコちゃん)です。
朝9時、近所の牧場に4歳の長女を送って1日が始まります。「フリースクールといえば、かっこよく聞こえるけれど、お馬に乗せてもらったり、ヤギのお世話をしたり」。亜熱帯のジャングルが広がる沖縄本島北部の森・やんばる(山原)。ノグチゲラなど希少動植物も多数生息する自然の宝庫です。福島原発事故の直後に神奈川を離れ、家族と移り住んで1年半。この地で生まれた第3子の次男は、夫と2人で自宅出産しました。
多賀城のグループ補助を受けられた重機を扱う中小企業の方がいっていました。「今年、補助を受けて新規採用者をとることができる。毎年とれないと会社の将来はない」。身勝手に労働者をリストラして海外に出ていく大企業と対照的です。地域に貢献する中小企業を助けないと、震災からの復興も、被災地での雇用の回復もありません。
沖縄本島中部で日本人の成人女性を暴行し、けがをさせたとして、沖縄県警は16日、集団性的暴行・致傷容疑で、米海軍兵の男2人を緊急逮捕しました。沖縄県婦人連合会の平良菊会長、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員に話を聞きました。
全国の農協の代表約3000人が参加して、JA全国大会が11日に東京で開かれ、「脱原発」をめざすと盛り込んだ活動方針を満場一致で決めました。環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加は「断じて認められない」とする特別決議も満場一致で採択しました。日本共産党の志位和夫委員長は同大会に参加し、連帯のあいさつをしました。
次期総選挙の前哨戦として全国注視の中、16日告示(28日投開票)された衆院鹿児島3区補選。選挙区内の九州電力川内(せんだい)原発の再稼働・増設を許すのか、それとも「原発ゼロ」に道を開くのか、が大きな争点です。
「今すぐ原発ゼロに」「大飯原発停止せよ」―。首都圏反原発連合が呼びかける首相官邸前抗議行動が12日、官邸前と国会・霞が関周辺で行われ、2万人(主催者発表)が参加しました。13日、各地で「さようなら原発集会」が開かれました。札幌市の大通公園で開かれた「さようなら原発北海道1万人集会」には1万2000人(主催者発表)が参加しました。東京・日比谷野外音楽堂では、作家の大江健三郎さんら9氏が呼びかけた「10・13さようなら原発集会in日比谷」が開かれ、参加者6500人(主催者発表)がアピールしました。バルト海に面するリトアニアで14日、日本の日立製作所が建設を予定するビサギナス原発新設の是非を問う国民投票が実施され、65%が反対票を投じました。福島原発事故以降のヨーロッパの脱原発の新たな流れです。
女性のさまざまな生き方を紹介する「ときめきカフェ」。今回は「見た目問題」について考え、情報発信の活動をする「マイフェイス・マイスタイル」代表の外川浩子さん(43)です。顔や体にあざや、やけど、傷、脱毛など見た目に症状がある人がぶつかっている問題を、当事者ではない立場でとりくみ10年になります。
さまざまな人権があります。誰かの人権が誰かの、あるいは組織の権利を妨げることがあります。権利の行使は一筋縄ではいきません。性にかかわる人権、生殖にかかわる人権について考えます。(❷は9月16日号、❶は8月19日号に掲載しています)
いまだに名誉は回復されていない―。自主上映中のドキュメンタリー映画「もういいかい ハンセン病と三つの法律」からハンセン病元患者の痛切な声が届きます。監督は、宝塚大学准教授の高橋一郎さん。「ハンセン病問題は決して忘れてははらない」と語ります。
幻想的な音楽に華やかな衣装。体の動きはゆったりと、しかし切れがあり、しなやかです。日本ではあまり知られていない、インドネシアのジャワ舞踊。小島夕季(ゆき)さんは、その魅力を伝えようと公演を続けています。
東日本大震災からの復興に向け、何をやるべきか。NHKが来年の大河ドラマ「八重の桜」で題材に選んだのは、国が敗れても不屈に生き抜いた会津藩士の娘・新島八重(旧姓・山本)の生涯でした。演じるのは、綾瀬はるかさん。先月、八重の故郷・福島県会津でクランクインしました。
大阪市の橋下徹市長が「業務命令」として市職員に回答を強要し、大問題になった「思想調査」―。職員による反撃が法廷でも始まりました。55人が「耐え難い精神的苦痛を受けた」として、市を相手に損害賠償を求めて7月に提訴し、3日から口頭弁論が始まりました。
身寄りのない人の葬儀を続けてきた"おくりびと"がいます。東京都中野区・「中野セレモニー」の桃田数重(かずしげ)さん(74)。孤独死が相次ぐ中、「命の重さを真摯(しんし)に受け止めたい」。地域で"命と死"をみつめてきた18年は―。
世界野生の花風景 高橋修
独立峰に花の楽園 キリマンジャロ
貧困に苦しむ国民の最後の"命綱"―。それが生活保護制度です。いま、政府・与党や自民党などから、生活保護最大の大削減をめざす動きが。その手段の一つが、親族の扶養義務の強化です。あなたにも大きなかかわりが―。花園大学社会福祉学部教授の吉永純さんにも話を聞きました。
「基地の沖縄県。原子力の青森県」という言葉があります。国策としての米軍基地が沖縄に、核のゴミが青森に置き続けられている、という意味です。福島第1原発の事故をうけ、政府は「原発ゼロ」を言いだしました。しかし、根本的な問題はなにひとつ解決されていないのです。
大接戦のパ・リーグを制し、3年ぶり6度目の優勝を果たした北海道日本ハムファイターズ。残り10試合を切ってなお、5チームに優勝の可能性があるという史上まれな混戦を抜け出しました。その最終盤、チームをけん引したのが糸井嘉男外野手(31)のバットでした。
実りの秋。新米がおいしい季節です。ところが近年、猛暑の影響で西日本を中心に米の品質が低下する「イネの高温障害」が問題になっています。その実態や対策は―。
料理本には塩少々と。塩梅(あんばい)が大事という。多すぎては辛く、少なくては味気ない。といっても味は喉元までの話。後は消化・吸収があり、食塩接種が多いほど血圧を上げてしまう。高血圧でお悩みのご同輩のみなさん、新しい減塩法です。東北大学大学院医薬開発構想講座の今井潤教授に聞きました。
南米ベネズエラで7日実施された大統領選。米国いいなりを拒否し、国民生活向上をめざす政治を進めてきたチャベス大統領が4回目の当選を決めました。国民の思いを現地からリポートします。
"世界一高い"といわれる日本の大学の学費。国際人権規約には、高校・大学までの段階的無償化を定めた条項があります。しかし、日本政府は33年間も、この状況を「留保」してきました。9月11日、政府はやっと「留保撤回」を閣議決定しました。これから学費はどうなるのか―Q&Aと、全日本学生自治会総連合(全学連)委員長の藤浦修司さんと、「国際人権A規約第13条の会」運営委員長代表の細川孝龍谷大学教授にも話を聞きました。
沖縄の米軍普天間基地に強行配備された米海兵隊の垂直離着陸機オスプレイは、1981年の開発開始以来、その安全性が米国でも議論になり続けてきました。そんな軍用機の開発、配備が止まらないのは、なぜなのか。
アクロバットのような、すさまじいアクション―。NHKのBS時代劇「猿飛三世」で時代劇初主演です。やったことのなかった前宙、バク宙は稽古の中でマスター。技の難易度はどんどん高まり、アクションの分量も増えていきました。腰を痛め、ほぼすべての指が突き指。満身創痍(そうい)です。
電源開発が建設再開を表明し、国民から大きな批判の声があがっている大間原発(青森県大間町)や東通原発(東通村)、六ケ所再処理工場(六ケ所村)―。下北半島に集中立地している原発・核燃料サイクル施設の直近に存在する活断層がいま、安全上の重大問題として注目されています。
日本維新の会(代表・橋下徹大阪市長)に対する世論調査の支持率が急激にダウンしています。民主、自民、みんなの党の国会議員を寄せ集めて「国政政党」となり、"実像"が鮮明になる中での急落ぶり。くら替え議員の言動をみても、米国と財界いいなり、国民生活破壊の政治を推進する正体が、ますますはっきりします。
「尖閣問題をいかに解決すべきか」をテーマに日本共産党の志位和夫委員長が4日、日本外国特派員協会で講演、中国側の見解をどうみるかなど、各国記者からの質問に答えました。その内容を紹介します。(全文)
何度言っても言うことを聞かない子どもを、イライラして怒っては自己嫌悪に陥る日々...。思春期を迎えて親への反抗が激しくなると、「自分の子育てが間違っていたのか...」と悩むこともあるでしょう。そんなときも、子どもには「やさしく接して大丈夫です」と話す医師・臨床心理士の田中茂樹さんに、子どもとの上手な向き合い方を聞きました。
赤ちゃん絵本をはじめ、海外作品の翻訳も多数手がける詩人・木坂涼さんのシリーズ「絵本開きまーす」。今回は、伝承の歴史のある歌が、新しい作家の手で新しく次世代にバトンタッチされている作品を紹介しています。
女性作曲家の草分けで、プロレタリア音楽運動でも活躍した吉田隆子が没して56年。評伝の刊行や関連番組の放送などで、あらためて注目を集めています。音楽評論家の小宮多美江さんに吉田隆子について書いてもらいました。
劇団民藝代表で俳優の大滝秀治さんが2日、亡くなりました。87歳でした。インタビュー経験のある寺田忠生記者が大滝さんをしのびます。
第25回東京国際映画祭(TIFF)が20日から28日までの9日間、東京・六本木ヒルズをメーン会場に開催されます。アジア最大級の映画祭で、上映本数は約100本です。
来年1月の歌舞伎公演を最後に閉場する前進座劇場(東京都武蔵野市)。同劇場で、前進座が今月、「おたふく物語」を上演します。主人公おしずを演じるのは、今村文美さん。思いもひとしおの舞台です。
大津市立中学2年の男子生徒が昨年10月、13歳で自らいのちを絶って1年がたちます。市の第三者調査委員会が調査を続けていますが、学校関係者は今この事件をどう受け止め、何が必要だったと考えているでしょうか。取材で見えてきたのは―。北海道教育大学教職大学院教授の福井雅英さんにも話を聞きました。
峡谷サロベツ動物記 富士本寿彦
貯食で冬支度 エゾリス
最初の日から「安全策」は骨抜き―。1日から米海兵隊の欠陥機、MV22オスプレイの配備が強行された沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地。オスプレイは、飛行経路など「安全策」さえ無視して市街地上空をわが物顔に飛びました。沖縄県北谷町の野国昌春町長と沖縄県生活協同組合連合会会長の東條渥子さんにも話を聞きました。俳優・演出家の米倉斉加年さんのコメントも紹介します。
日本国民の強い反対を押し切って米軍普天間基地に配備された米海兵隊のMV22オスプレイ。米国では、住民の抗議で同機の演習が中止、延期される事例が相次いでいます。その重要な法的根拠となっている国家環境政策法(NEPA)とは?
作家で精神科医の加賀乙彦さんが、四半世紀にわたり執筆してきた自伝的大河小説を完成させました。東京・本郷の仕事場を訪ねると、戦争と米軍と日本、原発を語る熱い言葉が―。
全国で反対の声がわきあがる米海兵隊の欠陥機オスプレイの配備―。米国は「日米安保条約上の権利」だと主張しています。日本政府は「(配備を拒否できる)条約上の権限はない」と言うだけです。オスプレイも拒否できない日米安保条約とは一体どんなもなのか―。
製紙業で日本一の規模を誇る静岡県富士市(人口26万人)。大手製紙企業が需要低迷を理由に工場を縮小・撤退しています。「紙のまち」を守ろう。幅広い団体・市民の共同が広がっています。
サッカー日本代表は今秋、"足試し"の旅にでかけます。12日にはパリでフランス代表と、16日にはポーランドでブラジル代表とたたかいます。9月のFIFA(国際サッカー連盟)ランクは日本の23位にたいし、フランス15位、ブラジル12位です。「世界との距離」を測るには絶好の相手です。横浜FC会長の奥寺康彦さんが語ります。
みなさんは言語聴覚士という仕事を知っていますか? 1997年に国家資格になった比較的新しい仕事です。どういう仕事でどんなやりがいがあるのか―。東京にある立川相互病院で働く新堀統宮子(とくこ)さん(38)に聞きました。
秋の星空を楽しんでみませんか? 東京都文京区で開かれた「天文工作教室」では、子どもたちが天体望遠鏡を組み立て、使い方や星空の見どころを教わりました。
働き盛りにがん罹患、どうして自分に、と。それでも手術が終了し、退院。さあ、仕事に復帰しよう、と思っても、現実は厳しい。みんな、どうしているのか。がん患者の就労状態を追跡した初めての大規模調査の結果です。山形大学大学院医学系研究科医療政策学講座の村上正泰教授に聞きました。
事件と人の内面と。どちらも謎に満ちている推理劇を見るのは大好きと語ります。「アガサ・クリスティーなら、一番は『オリエント急行殺人事件』。『検察側の証人』は封切りで見たし...。でも、演じるとなると大変ね(笑い)」。今月挑むのは、クリスティー作の舞台「招かれざる客」。霧深い夜。車が溝にはまった男(古谷一行)が、近くの屋敷に助けを求めます。
「これでは原発規制でなく報道規制ではないか」―。記者会見から「しんぶん赤旗」記者の排除を打ち出した原子力規制委員会が世論の広がりのなかで8日後ついに、「赤旗」の参加を認めました。インターネットのツイッターにはさっそく「報道の自由の勝利」「規制庁が取材規制をいいだした背景も追及してほしい」といった書き込みが続いています。
民主、自民両党の党首選挙が終わり、1日、野田改造内閣が発足、橋下徹大阪市長が率いる「日本維新の会」は政党届け出を終え、本格的に国政進出へ―。解散・総選挙含みの秋の政局を迎える中で、各党の路線を見ると、国民との矛盾をますます深める内容です。
「外交交渉による尖閣諸島問題の解決を」という、志位和夫日本共産党委員長の「提言」(9月20日発表)が政治的立場を超えて注目を集め、反響を広げています。
首都圏反原発連合(反原連)の有志による呼びかけで始まった毎週金曜日の首相官邸前行動は、9月28日で半年を迎えました。官邸前や国会・霞が関周辺には2万7000人(主催者発表)が集まり、「原発なくせ」の声を響かせました。『原発も温暖化もない未来を創る』を出版した平田仁子さん(気候ネットワーク東京事務所長にも話を聞きました。
教育農場ではハクサイが根を張って、一回り大きく葉を広げています。10月中旬にはサツマイモを収穫し、その後作(あとさく)にホウレンソウをまきます。ホウレンソウには東洋種と西洋種、それらの交雑種があります。
はおりものとして便利なロングベストはいかがでしょう。この季節には重宝します。今回は「お召し」で作ってみました。「お召しちりめん」の略称です。ちりめんのようなしぼ(凹凸)と光沢があり、上質のよそゆき着として広く着用されていました。ほかに、どのような着物地でもどうぞ。
「アジアの女性アーティスト展 アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984―2012」が今秋から来年にかけて、福岡、沖縄、栃木、三重の各県を巡回します。女性と社会、歴史などへの問いかけをはらんだ作品が並ぶ美術展です。
ハートの新作「ファナティック」がリリースされました。1976年のデビューからキャリア36年。アンとナンシーのウィルソン姉妹はここ数年、精力的に活動しています。魅力を音楽評論家の和田静香さんが語ります。
役者になって25年の阿部寛さん。二枚目半を巧みに演じます。是枝浩和監督初の連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(フジ系で9日から)で主演するのも、そんな役。「監督から家の中で居場所がちょっと薄れてきた夫の役、父親の役をやりましょうと言われ...」
歴代政府が、原発からの核ゴミ=使用済み核燃料への「対策」としてきた核燃料サイクル計画。完全に破綻しているにもかかわらず政府や青森県の三村申吾知事は固執しています。核燃料サイクル施設を一手に引き受ける青森県の現場から見えてくる巨額の「核燃・原発マネー」と還流の構図とは...。
日本の山 四季折々 新井和也 読者の写真
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