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2012年10月21日号の目次

復興は住まいと生業の再建が土台
 日本共産党東日本大震災現地対策本部長 高橋ちづ子衆院議員

多賀城のグループ補助を受けられた重機を扱う中小企業の方がいっていました。「今年、補助を受けて新規採用者をとることができる。毎年とれないと会社の将来はない」。身勝手に労働者をリストラして海外に出ていく大企業と対照的です。地域に貢献する中小企業を助けないと、震災からの復興も、被災地での雇用の回復もありません。

沖縄 米兵が女性暴行 海軍の2人を緊急逮捕
 全基地閉鎖を 沖縄県婦人連合会の平良菊会長
 安保廃棄めざす 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員

沖縄本島中部で日本人の成人女性を暴行し、けがをさせたとして、沖縄県警は16日、集団性的暴行・致傷容疑で、米海軍兵の男2人を緊急逮捕しました。沖縄県婦人連合会の平良菊会長、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員に話を聞きました。

JAが「脱原発」めざす 全国大会で決定 TPP反対も決議
 日本農業発展へ共同 志位委員長が連帯あいさつ

全国の農協の代表約3000人が参加して、JA全国大会が11日に東京で開かれ、「脱原発」をめざすと盛り込んだ活動方針を満場一致で決めました。環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加は「断じて認められない」とする特別決議も満場一致で採択しました。日本共産党の志位和夫委員長は同大会に参加し、連帯のあいさつをしました。

川内原発問う 衆院鹿児島3区補選
 大倉野候補だけが 「原発ゼロ」の道

次期総選挙の前哨戦として全国注視の中、16日告示(28日投開票)された衆院鹿児島3区補選。選挙区内の九州電力川内(せんだい)原発の再稼働・増設を許すのか、それとも「原発ゼロ」に道を開くのか、が大きな争点です。

原発 いますぐなくせ 官邸前 札幌 東京
 原発 日本製ノー リトアニアで国民投票

リトアニア.jpg「今すぐ原発ゼロに」「大飯原発停止せよ」―。首都圏反原発連合が呼びかける首相官邸前抗議行動が12日、官邸前と国会・霞が関周辺で行われ、2万人(主催者発表)が参加しました。13日、各地で「さようなら原発集会」が開かれました。札幌市の大通公園で開かれた「さようなら原発北海道1万人集会」には1万2000人(主催者発表)が参加しました。東京・日比谷野外音楽堂では、作家の大江健三郎さんら9氏が呼びかけた「10・13さようなら原発集会in日比谷」が開かれ、参加者6500人(主催者発表)がアピールしました。バルト海に面するリトアニアで14日、日本の日立製作所が建設を予定するビサギナス原発新設の是非を問う国民投票が実施され、65%が反対票を投じました。福島原発事故以降のヨーロッパの脱原発の新たな流れです。

ときめきカフェ マイフェイス・マイスタイル代表 外川浩子さん
 「見た目」の偏見と向き合う

ときめきフェイス.jpg女性のさまざまな生き方を紹介する「ときめきカフェ」。今回は「見た目問題」について考え、情報発信の活動をする「マイフェイス・マイスタイル」代表の外川浩子さん(43)です。顔や体にあざや、やけど、傷、脱毛など見た目に症状がある人がぶつかっている問題を、当事者ではない立場でとりくみ10年になります。


連載 性のゆくえ 人口のゆくえ❸ 産科医師 早乙女智子さん
 影おとす妊娠と貧困の連鎖

さまざまな人権があります。誰かの人権が誰かの、あるいは組織の権利を妨げることがあります。権利の行使は一筋縄ではいきません。性にかかわる人権、生殖にかかわる人権について考えます。(❷は9月16日号、❶は8月19日号に掲載しています)


元患者の名誉はまだ回復されていない
 国策で進めた"ハンセン病狩り"を問う
 映画「もういいかい」 監督 高橋一郎さん

ハンセン監督.jpgいまだに名誉は回復されていない―。自主上映中のドキュメンタリー映画「もういいかい ハンセン病と三つの法律」からハンセン病元患者の痛切な声が届きます。監督は、宝塚大学准教授の高橋一郎さん。「ハンセン病問題は決して忘れてははらない」と語ります。


笑顔になれる踊り ジャワ舞踊家 小島夕季さん

幻想的な音楽に華やかな衣装。体の動きはゆったりと、しかし切れがあり、しなやかです。日本ではあまり知られていない、インドネシアのジャワ舞踊。小島夕季(ゆき)さんは、その魅力を伝えようと公演を続けています。


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大河ドラマ 「八重の桜」 福島県会津でクランクイン
 響き合う復興の思い

東日本大震災からの復興に向け、何をやるべきか。NHKが来年の大河ドラマ「八重の桜」で題材に選んだのは、国が敗れても不屈に生き抜いた会津藩士の娘・新島八重(旧姓・山本)の生涯でした。演じるのは、綾瀬はるかさん。先月、八重の故郷・福島県会津でクランクインしました。


橋下市長の違憲「思想調査」 職員 法廷で反撃
 市民に顔向けた仕事したい 55人が提訴 原告の思い

橋下法廷反撃.jpg大阪市の橋下徹市長が「業務命令」として市職員に回答を強要し、大問題になった「思想調査」―。職員による反撃が法廷でも始まりました。55人が「耐え難い精神的苦痛を受けた」として、市を相手に損害賠償を求めて7月に提訴し、3日から口頭弁論が始まりました。


命は宝 人の絆大切に18年
 孤独死を弔う 東京都中野区の葬儀屋 桃田数重さん

中野おくりびと.jpg身寄りのない人の葬儀を続けてきた"おくりびと"がいます。東京都中野区・「中野セレモニー」の桃田数重(かずしげ)さん(74)。孤独死が相次ぐ中、「命の重さを真摯(しんし)に受け止めたい」。地域で"命と死"をみつめてきた18年は―。



世界花風景キリマンジャロ.jpg
世界野生の花風景 高橋修
独立峰に花の楽園 キリマンジャロ



ほかにこんな記事が

▽<日曜クイズ>第2755回 正解者には抽選で100人に賞品をお送りします。
▽<クイズでごジャレ>第422回 小学生限定のクイズ。正解者に抽選で100人に賞品。
▽<連載小説「大江戸ドクター」作:和田はつ子、絵:安里英晴>《17》三話・女弟子(五)
▽<リレーエッセー 風の色>炭鉱の村の切なく美味な食堂 ジャーナリスト・秦真紀子さん(スペイン在住)
▽<連載漫画「今日もいい天気 PartⅡ」作:山本おさむ>第41話 故郷
▽<マリン先生の虹色ノート>29 僕らの松の湯ピンチ 小学校教諭・真咲倫子さん
▽<知って役立つ 変わる言葉 誤用にご用心>⑧最終回 耳をすまして聞いてみると 何気に やばい すごい 「しんぶん赤旗」校閲部長・河邑哲也さん
▽<スポット>沖縄伝える役目 文化座・藤原章寛さん
▽ <にちようシネマ館>「菖蒲」「ペンギン夫婦の作りかた」「思秋期」「希望の国」
▽ <本立て>宇都宮健児、浅見昇吾、稲葉剛編『連続授業 命と絆は守れるか? 震災・貧困・自殺からDVまで』、ライターズ・フォーザ・99%著『ウォール街を占拠せよ はじまりの物語』、石子順、ちばてつや、森田拳次著『ぼくらが出合った戦争 漫画家の中国引き揚げ行』
▽ <ほ ん>『酒がうまい 安い 早い 評判つまみ251』杵島直美著、『有機・無農薬 マンガでわかるコンテナ菜園の裏ワザ』西村和雄著
▽ <NEWディスク>クラシック 宇野功芳の2枚 「ショスタコーヴィチ:交響曲第4番」/エリアフ・インバル(指揮)、東京都交響楽団、「オード・エロティーク」/佐藤久成(ヴァイオリン)、田中良茂(ピアノ)
▽ <経済これって何?>復興事業と中小企業 地元雇用で生活再建 全国商工団体連合会運動政策局・藤田信好さん
▽<電話相談>「給食を無理に完食させる 厳しい指導に疑問感じて」
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▽ <つ り>クロソイ 漁船着岸でチャンス到来 北海道・三石漁港
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▽ <囲 碁>拓ちゃんの一手指南〔188〕黒の狙いを見定めて 日本棋院・山田拓自八段
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▽<1週間のおかず>「里芋の白煮ユズ風味」「大根と豚肉の煮物」ほか
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