■宮城・亘理町、山元町 全国の支援 実を結ぶ
生産基盤の復旧急いで JAみやぎ亘理組合長 岩佐国男さん
「例年と変わらない甘さだ」。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県亘理(わたり)町と山元町で、イチゴの赤い実が実り、出荷が始まりました。特産の「仙台いちご」の復活です。支援と連帯で希望の灯がともりました。リポートします。JAみやぎ亘理組合長の岩佐国男さんにも話を聞きました。
「例年と変わらない甘さだ」。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県亘理(わたり)町と山元町で、イチゴの赤い実が実り、出荷が始まりました。特産の「仙台いちご」の復活です。支援と連帯で希望の灯がともりました。リポートします。JAみやぎ亘理組合長の岩佐国男さんにも話を聞きました。
地球に優しくエコ、通勤手段としても注目される乗り物が自転車です。日本国内の保有台数は約6900万台。手軽な一方で、危険も多く、歩行者との事故も急増しています。自転車を取り巻く日本の現状は―。
「もっと知りたい」「自分も役に立ちたい」。東日本大震災や福島原発事故を経験し、社会のあり方や生き方を問い直し、学ぶ場所や温かい人間的連帯を求める若者が増えています。この声に応える活動をしているのが、日本民主青年同盟(民青)です。中部地方のある大学班を訪ねました。
新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)から3シーズン目、猛烈な台風が過ぎた後の静けさのよう。"天災は忘れた頃にやってくる"というし、流行はどうなるのか。
新潟市が実施しようとしている公民館使用料の有料化に反対し、中止を求める市民運動が広がっています。有料化条例案は16日の文教経済委員会で可決されました(本会議採決は21日)、幅広い人たちが署名に協力するなど大きな動きが―。
大関取りの九州場所(11月13日初日)。直前に師匠・鳴戸親方(元横綱隆の里)の急逝に見舞われました。悲しみ、落胆、揺れ動く心...。そのすべてを押し殺し、「何がなんでもやるしかない。下を向いて、何もできなかったら悲しむのは親方。(亡くなった)その日も次の日もけいこ場に降りました」。心を鬼にした15日間。なんとか10勝を挙げ、直近3場所で32勝ながら、見事その座を射止めました。
朝鮮王朝儀軌―朝鮮王室や国家の行事を絵画で記録したもので、韓国ドラマ「イ・サン」にも登場します。朝鮮半島を「併合」(1910年)した日本(朝鮮総督府)が持ち去ったままにしていましたが、このほど関係団体の運動と日本共産党の努力が実って返還され、記念式典が13、16日の両日、韓国で行われました。日本の国会議員でただ一人招待された日本共産党の笠井亮衆院議員に経過や感想を聞きました。
非正規労働者が45%、20代前半では60%も占める、全国最悪の京都市。そんな底冷えのする雇用状況をはね返すたたかいが話題を呼んでいます。京都放送(KBS京都・京都市上京区)で、アルバイト職員100人が雇い止めを撤回させ、1年間の雇用継続を勝ち取ったのです。
「夫は長野に、妻は神奈川に配転。いやなら退職を」―。4兆円を超す内部留保をため込みながら、1万5千人削減という国内最大規模のリストラをすすめるパナソニックグループ。人権無視の労働者追い出しのやり方をみると―。
北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、金正日(キム・ジョンイル)朝鮮労働党総書記(69)が17日午前8時半(日本時間と同じ)、列車で移動中に心筋梗塞を起こし、心原性ショックを併発して死去したと報じました。日本共産党の志位和夫幹部会委員長は19日、談話を発表しました。20日行った「綱領教室」のなかでも、発言しました。
民主党は、「税と社会保障の一体改革」に盛り込む社会保障部分の案をまとめました(20日)。「不退転の決意」で消費税10%への増税を進める野田首相。その上、社会保障もあらゆる分野で削減する「一体改悪」であることが、ますますはっきりしました。社会保障改悪と消費税増税の内容を見ると―。「不公平な税制をただす会」事務局長・税理士の富山泰一さんにも聞きました。
東京電力・福島第1原発は「原子炉が冷温停止状態に達し、事故は収束した」―野田佳彦首相の16日の宣言に怒りが広がっています。放射能汚染への国民の不安の広がりをよそに"安全宣言"を急ぐ裏に、原発拡大を狙う米国の圧力も―。「メルトダウンに『冷温停止』ない」という元GE(ゼネラル・エレクトリック)社の原発技術者・菊地洋一さんのコメントも紹介します。
水素爆発で放射能汚染を広げた福島第1原発事故。実は過酷事故で原発建屋に水素が漏れ出すことは、政府機関も"想定"していたのに対策はとられていませんでした。事故が人災であることをあらためて示すものです。日本共産党の吉井英勝衆院議員にも話を聞きました。
復興実現と被災者の「年越し」に支援強化を―日本共産党国会議員団は20日、これまで3次にわたって提起してきた復興提言をふまえ、年末にあたり被災者の生活を支援するための「緊急申し入れ」を野田佳彦首相に出しました。申し入れは平野達男復興担当相におこないました。
「被災地では、おひなさまもたくさん流されてしまっただろうと思って...」。神奈川・箱根の旅館で仲居をする茂村ひとみさん(63)は、お客さんや地元の人と一緒にひな人形を手作りしています。来春、被災地の女性たちに届ける予定です。
大正期に活躍した天才的な画家の展覧会「村山槐多(かいた)の全貌」が、愛知県の岡崎市美術博物館で開催されています。初公開作を含む250点に多数の資料を加えた最大級の回顧展です。
今年の「紅白歌合戦」出場者は55組。東日本大震災後、最初の紅白歌合戦。少女時代とKARAが初出場し、東方神起を含む韓流3ユニットが、どのようなパフォーマンスをみせるかは一つの見どころ、というフリーライターの寧樂小夜さんが、今年の「紅白」を展望します。
「日々、私はどうやって立っていればいいのか...」。どの撮影の瞬間も必死だったと満島(みつしま)ひかりさん。新年放送のNHK・BSプレミアムドラマドキュメンタリードラマ「開拓者たち」で主演します。戦前、旧「満州」(中国東北部)に渡った"大陸の花嫁"です。
福島原発事故後に自主避難した人にも支払われることになった賠償金。しかし、自主避難者が納得できる賠償指針ではありませんでした。何が問題なのか―。
たび 沖縄 七つの海 中村庸夫
八重瀬町の石彫大獅子 生物豊かな南極海
「放射能から子どもを守りたい」「原発いらない」―。そんな思いに突き動かされ、生まれて初めてデモに参加する若いパパ・ママや青年の姿が目立ちます。日本共産党との新たな出合いも。その思いを各地で聞きました。7月から12月初めまで、「放射能測り隊」にとりくんだ、作家の室井佑月さんのコメントも紹介します。
1969年に始まった「水戸黄門」が、19日放送の最終回スペシャルで42年の幕を閉じます。最後の黄門となった里見浩太朗さん(75)は、59年の映画版を含めると、格さん、助さん、黄門さまの3役を演じた唯一の役者です。里見さんに、「水戸黄門」と時代劇への思いを聞きました。
フィギュアスケートはGPファイナル(11日最終日)で、今季の前半戦が終わりました。ファイナルは、浅田真央選手のお母さんの訃報で悲しみに包まれました。出場を直前にキャンセルした彼女が、このあと、しっかりと立ち直ってくれることを願いつつ、今回は、これまでにないほど選手層が厚くなってきた日本男子についてみていきたいと思います。
囲碁、将棋の若手プロが競う「新人王戦」。囲碁は日本棋院と関西棋院、将棋は日本将棋連盟の公式戦で、「しんぶん赤旗」が主催しています。「若手の登竜門」で、歴代のトップ棋士を輩出。囲碁・将棋界から今年、改めて高い評価を受けました。その魅力を紹介します。
東日本大震災では、多くのペットも被災しました。宮城県仙台市動物管理センターは、被災した犬や猫に新しい飼い主を見つける取り組みも行っています。仕事の内容ややりがいを獣医師の仲嶺友香さん(31)に聞きました。
「明日を今日救おう」が議長国の呼びかけでした。南アフリカ共和国ダーバンで11月28日から開かれていた国際気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)は11日、徹夜の交渉を重ねた末、今後の地球温暖化対策の道筋をつける重要な決定を採択しました。同会議の経過は? 日本政府の役割は?
学校給食で子どもたちに安全でおいしい給食を届けるのに欠かせない栄養士。ところが、その民間委託を打ちだしたのが東京都江戸川区です。全国で例のない計画に反対運動が広がっています。
愛称は「ミッちゃん」。テレビやラジオ、映画と、活動は幅広く、物まねは天才的です。「昔ね、イミテーション・シンガーと名のったんですけれど、浸透せず、結局タレントに戻しました(笑い)」。物まねする著名人は、秋川雅史さん、綾戸智恵さん、瀬戸内寂聴さん、松任谷由実さん、森山良子さん、美輪明宏さん、矢野顕子さんら、数知れず。
「がんと生きる」シリーズの今回は、東京都内で放送関係の製作会社に勤める会社員、幸夫さん(51)=仮名=の体験です。幸夫さんは7年前、44歳で精巣がんを発症。手術で腫瘍を摘出したものの、6年後の昨年春に定期検査でリンパ節への転移再発が見つかりました。
臨時国会が9日、閉会しました。野田佳彦内閣・民主党は「税と社会保障の一体改悪」へと突き進んでいます。内閣支持率が急落するなか、社会保障の大改悪を進めながら、消費税を2倍にする大増税へ暴走する背景には―。日本共産党の志位和夫委員長は、国会閉会にあたって、9日の議員団総会であいさつしました。志位氏は、今国会で、労働者派遣法の骨抜き改定案や国家公務員給与削減法案の成立を断念させたことは「国民のたたかいの重要な成果だ」と指摘しました。
「大阪維新の会」の橋下徹、松井一郎両氏が当選した大阪市長・府知事選(11月27日投開票)。「橋下独裁政治ノー」で共同の輪が広がった選挙戦の後も、「独裁政治」の柱、「教育基本条例案」「職員基本条例案」の撤回を求めるたたかいが盛り上がっています。
野田内閣が「税と社会保障の一体改革」で、来年度から段階的に年金額を2.5%引き下げようとしています。「本来の年金額より高い」というのですが、これには高齢者の生活実態に合わないカラクリがあります。
福島原発事故から9カ月。放射能汚染に苦慮する福島県内の各市町村は、本格的な除染に着手しようとしています。しかし汚染の実態把握は進まず、廃棄物処分の場所や方法も未定という難題も。来年2月から本格的な除染を始める南相馬市では―。
「原発ゼロ」をめざす一点で賛同する全国の中央団体・組織30団体が参加した「原発をなくす全国連絡会」が13日、東京都内で結成されました。
年の瀬を迎え、日本共産党東日本大震災対策本部は、震災直後から呼びかけた「東日本大震災救援募金」への協力に感謝するとともに、ひき続く協力を訴えています。この間、党機関に寄せられた募金は9億3000万円をこえました。
北海道にすんでいる「エゾヒグマ」というクマを知っていますか。陸上にすむ野生動物としては日本最大で、人を襲うこともあります。ちょっと怖い? でも大丈夫。ピンチのときに助かる方法があります。ヒグマ学習センターの学芸員の前田菜穂子さんが教えてくれました。
21歳、新進気鋭のバンドネオン奏者、三浦一馬さん。先月、第2作となるニューアルバム「ブエノスアイレスの四季」(ビクター)を発表しました。全曲アストラル・ピアソラ作品の新譜にかけた思いは―。
連載の上(10月16日号)では、あかりの生理的・心理的な役割、中(11月20日号)では行為に応じた照明の使い方を紹介してきました。最終回は、照明器具の選び方と加齢への対応について紹介します。
ミュージカル出演は久しぶり。元宝塚娘役トップの愛原実花さんが、昨秋の対談後初となる「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち」(原作/ジャン・ポワレ)に出演します。主人公はゲイのカップル。優しさあふれる感動作です。
「世界と日本と未来をつなげる国際映画祭」と銘打った第12回東京フィルメックス。11月27日までの9日間、有楽町を中心に開かれました。韓国やイラン、中国などアジアの話題作が並び、現実に迫る映画の力を示しました。
「困難があっても、あきらめなければ夢はかなう」。8月11日、タイの首都バンコクの屋外特設リングで、高田結(ゆい)さん(34)=長野県岡谷市=が念願のムエタイ(タイ式キックボクシング)女子ライト級世界王座を獲得しました。ムエタイを始めて8年目の快挙です。素顔の結さんに迫ります。
東日本大震災で県内のすべての漁港が被害を受けた宮城県。村井嘉浩知事が「水産特区」構想に続いて、今度は県内142漁港の機能を60漁港に集約・再編するとの方針を打ち出しました。漁民からは不安や怒りの声があがっています。宮城県漁協の阿部力太郎理事長にも話を聞きました。
▽<連載小説「グラウンドの詩(うた)」 作:あさのあつこ 絵:佐々木こづえ> (25)
▽<リレーエッセー 風の色> 「片づけブーム」、わが家では 講談師・神田茜さん
▽<連載漫画「ポケネコ にゃんころりん」 作:山本悦子 漫画:沢音千尋> 48
▽<ヒゲ先生の学級通心> No.49 「カメムシはすごい」 中学校教諭・東神大さん
▽<スポット>ひらめきを大事に フルート奏者 竹山愛さん
▽<知ってトクする スロトレ(スロートレーニング)筋肉づくり> ➆ 60代以上 個人差が広がる 東大大学院教授・石井直方さん
▽<経済これって何?>農業「再生」計画 TPPと相いれぬ 日本共産党国民運動委員会・橋本正一さん
▽<本立て>野口邦和ほか著『放射能汚染食品、これが専門家8人の 食べ方、選び方』、原田敬一著『「坂の上の雲」と日本近現代史』、本間郁子著『間違えてはいけない 老人ホームの選び方』
▽<子どもの本>サンタさんの仕事は... 『まどからおくりもの』五味太郎作 ほか 子どもの本専門店店主・三輪哲さん
▽<NEWディスク>クラシック 宇野功芳の2枚 「モーツァルト:『ジュピター』、ワーグナー:『タンホイザー』序曲他」/ハンス・クナッパーズブッシュ(指揮)、ウィーンフィル、ベルリン・フィル ほか
▽<電話相談> 「怪しげな『副業』始めた娘 お金をためたいようだが」
「M8程度という東海地震 沿岸部住民として対策は」
▽<句読点>「ヌード...冷静な検証」
▽<読者の文芸>短歌、俳句、川柳
▽<石子順のにちようシネマ館>「灼熱の魂」「ブリューゲルの動く絵」「風にそよぐ草」ほか
▽<つ り>フナ・タナゴ つりの会HAT 霞ケ浦・北浦の自然再生めざして 茨城・北浦
▽<囲 碁>第36期新人王戦 青木喜久代八段の序盤中盤の見所 熱戦譜(決勝3番勝負・第2局) 村川手堅く、安斎強気 安斎伸彰六段VS村川大介七段
▽<将 棋>次の一手〔110〕 西村一義九段
▽<詰 碁>結城聡九段 <詰将棋>伊藤果七段 <詰連珠>岡部寛八段
▽<メディアをよむ> 歴史画す年 原点見据え 新聞ジャーナリスト・阿部裕さん
▽<1週間のおかず> 「マグロのレアステーキ」「ちくわの磯辺揚げ」ほか
▽<うれしい一品> 杵島直美さんの「小煮しめ」
たび 山口・萩往還 みちのく山紫水明 小松ひとみ
"歴史の道百選"志士の足跡 繊細「しぶき氷」 十和田湖
1990年、日本人初の宇宙飛行士となり、その後、福島県で有機農業を営んでいた秋山豊寛さん(68)。今回の東京電力福島原子力発電所事故で生活を一変させられました。大地を汚した東電に怒り、「原発ゼロ」への強い思いを語ります。
東日本大震災復興支援の慈善試合で来日した、イングランド女子サッカーの強豪アーセナル・レディース。5日の帰国を前に、FWとしてチームを引っ張るエレン・ホワイト選手(22)に、自国開催のロンドン五輪の意気込み、チャリティーマッチに込めた思いを聞きました。
野田佳彦首相が交渉参加を表明した環太平洋連携協定(TPP)。農業、医療、公共事業など暮らしに大きな影響を与えます。TPPで何がどう変わるのか、現場から考えていきます。肉や乳製品を生産する畜産では―。
月に1度の、みなさんからのはがき特集です。漫画家を目指している麗さんと、「緊張しない方法を教えて」という泉水さん(11月6日号)へあたたかいアドバイスが届いています。自分を周りの人の立場に置き換えてみるなど、少し視点を変えてみると、心の余裕が生まれて、緊張もやわらぐのかなと思いました。
ロタウイルスとは、胃腸炎を引き起こすウイルスのひとつです。特に乳幼児のウイルス性胃腸炎の原因となっています。冬から春先にかけて毎年流行します。感染や重症化を防ぐには、ワクチン接種も有効です。
厚生労働省が指定する「五大疾病」の一つ、糖尿病。北海道留萌(るもい)市では、市民に独自の「メタボリックアンケート」を通じて、「隠れ糖尿病」の早期発見を促そうと取り組み、話題になっています。
「アハハハ」と大きな声で笑います。京都市内のロケを終え、役衣装のまま現れた沢口さんは、明るく気さくな人でした。京都府警の科学捜査研究所を舞台に、シリーズ11回目を数えるドラマ「科捜研の女」(朝日系)。法医研究員・榊マリコを主演して12年になります。「マリコは共に歩み、共に成長してきた存在です。始まった頃は科学一辺倒だったんですけど、マリコ自身の成長もありまして...。最近は、人の心を見つめる優しさが加わってきました」
「不退転の決意で臨む」。野田佳彦首相が消費税増税と社会保障切り捨ての「一体改革」=「一体改悪」を急いでいます。政府・与党社会保障改革本部の初会合(5日)で、年内に政府・与党の「素案」をまとめ、そこに消費税増税の幅や時期、社会保障改悪の具体化を盛り込むよう指示しました。素案をもとに各党協議を呼び掛け、年度内に法案を国会に提出する、というのです。その内容や問題点を随時追及していきます。「重度化進め、生活困難者増やす」という立教大学コミュニティ福祉学部教授の芝田英昭さんにも話を聞きました。
民主・自民「二大政党」の基盤の大崩壊が始まった。政党の力関係を劇的に変える可能性がいま目の前に―。日本共産党の第4回中央委員会総会(3、4日)。報告に立った志位和夫委員長が今日の情勢の特徴を明らかにしながら、新しい総選挙方針を示し、党勢拡大大運動の飛躍を呼びかけました。報告と討論の結語のポイントは―。
前沖縄防衛局長や防衛相の相次ぐ暴言に、沖縄県民の怒りが収まりません。ことは単に閣僚らの資質の問題ではなく、民主党政権の米軍基地押しつけの姿勢が問われています。沖縄県議会で2日、日本共産党の西銘純恵県議が代表質問に立ち、相次ぐ暴言に対し「県民の苦しみや痛みを全く理解しない、政府の基地押し付けの体質そのもので、二重に看過できない」と抗議しました。
総務省が公表した2010年分の政治資金収支報告書(11月30日付)と、同政党交付金使途等報告書(9月30日付)。原子力発電所建設推進のため自民、民主両党にばらまかれた巨額な電力マネーの実態と国民の税金を原資とした政党助成金に注目しました。
4日投開票の兵庫県福崎(ふくさき)町長選。日本共産党員町長で「明るい福崎町をつくる会」の嶋田正義氏(76)=無現=が5716票(得票率56.4%)を獲得して5選を果たしました。公正・明朗で「町民が主人公」を貫いてきた嶋田氏。町民から当選への喜びや期待の声が相次いでいます。
長野県南牧(みなみまき)村長選(11月13日投票)では、日本共産党員の菊池幸彦村長(69)が2期目の当選を果たし、福祉充実と農業・観光振興などを掲げた公約「5大プラン」の実現へ踏み出しました。
プラスチックの下敷きには、端が光るタイプのものがあります。集光プラスチックという名前で売られてもいます。同じ原理で端が光る集光スライムを作ってみましょう。
映画「サラの鍵」の撮影を終えたとき「つくって良かったという喜びがありました」とジル・パケ=ブレネール監督。今はさらに「深い喜びを感じている」と言います。各国を回りながら強い手ごたえを味わっているからです。日本公開を前に来日した監督に聞きました。
女性の多彩な生き方や仕事を紹介する「ときめきカフェ」。今回は、布ナプキンを製作・販売するユーゴさん(37)です。カラフルでおしゃれな布使いに驚かされます。布ナプキンに込めた思いは―。
この時期はホッとする温かいものがごちそうです。栄養たっぷりのキャベツとカブのスープはいかがですか。レシピを紹介するのは、野菜ソムリエの関佳代子さんです。
「アニメソング」の女王といわれる水樹奈々が、4年9カ月ぶりのベスト盤「THE MUSEUMⅡ」をリリースしました。「水樹奈々を『アニメソングの女王』と紹介する見出しを最近よく見かける。間違いではないが、なにか違和感もないだろうか。女王の割には親しみやすい。アニメソングの枠に収まらない気がする」という、音楽ライターの山浦祐介さんが、ニューアルバムと彼女の魅力について語ります。
来年のNHK大河ドラマ「平清盛」は今、撮影真っ最中。このほど京都市内で、平清盛(松山ケンイチ)と清盛の生涯の友となる佐藤義清(さとう・のりきよ、後の西行=藤木直人)が、流鏑馬(やぶさめ)の稽古をするシーンが撮影されました。
年賀状の季節です。1枚50円のはがきで届く懐かしい友人の消息、あの人の活躍ぶり...。近年、金券ショップ(格安店)での年賀はがきの安売り合戦が話題になっています。その背景に、とんでもない実態が―。
たび 岡山・真庭市勝山 アフリカからの贈り物 飯塚明夫
往時の宿場町 今も 喪明けの儀礼 マリ
今でも重い病院や診療所での医療費窓口負担。野田内閣が、「税と社会保障の一体改革」という看板のもと、消費税は増税、社会保障も切り刻む―という路線を進めているからです。踏んだりけったりの社会保障改悪の内容をシリーズで伝えます。「窓口負担は公的医療保険制度の骨格です。それを崩していく政府のやり方には、保険制度を守るという基本がありません」という埼玉県医師会長の金井忠男さんインタビューも掲載しています。
「強く大きな民青をつくりたい思いが心の底からわき上がった」。日本民主青年同盟(民青)は11月18日から20日、東京都内で第35回全国大会を開き、47都道府県から約200人が参加しました。58人が発言し、東日本大震災以降、社会も青年も変わろうとしているなか、民青自身も成長し、魅力や役割を輝かせようと生き生きと語り合いました。
8日は日本がアジア・太平洋戦争を開始してから70年。あの戦争はなんだったのか、いまどう受け継ぐのか、あらためて考えてみます。
ちょっとの心がけ次第という。自分の乳房の変化に気付き、乳がんの早期発見を目指す"手"です。乳房自己検査のススメをどうぞ。
Jリーグで快進撃を続ける柏レイソル。「サッカーに特効薬はない。やるべきことを一つ一つ積み重ねたからこそ結果がついてくる」という、奥寺康彦さん(横浜FC会長)が、J1昇格後すぐに優勝争いを続ける柏レイソルの好調の理由を分析します。
北海道の戦車と部隊を民間フェリーとJRで九州に移動、戦車隊がわが物顔で公道走行、内陸の原野を「島」に見立て実戦訓練―。陸上自衛隊西部方面隊(総監部・熊本市)が11月10~18日、大分県の日出生台(ひじゅうだい)演習場で繰り広げた大規模演習は、異例ずくめでした。周辺住民は不安を訴え、平和団体は演習の常態化を危ぐしています。
「子どものころから名人・本因坊にあこがれていた。トップ中のトップの仲間入りができて素直にうれしい」。10月末に囲碁の名人戦を4勝2敗で制し、囲碁の三大タイトル(7番勝負)のうち名人と本因坊を手にしました。史上7人目です。対戦相手は、史上最年少の20歳で名人になった、伸び盛りの井山裕太十段・天元(22)。「想像以上に激しい碁になった。井山さんが最強の手を打たれるので、こちらも最強の手で返さざるをえない。かわす打ち方もあるが、緩んで負けたら、後悔が残る。思い切って踏み込んでいった」
海外からの観光客にも人気のスポット、築地市場(東京都中央区)。その移転先の土壌汚染対策工事をめぐり大手ゼネコンの談合疑惑が浮上しています。編集部はそれを裏付けるゼネコンの内部資料や証言を得ました。危険で税金のムダ遣いという総事業費約4300億円の巨大プロジェクトの舞台裏は...。
「これが政府の姿勢か」。防衛省沖縄防衛局の田中聡局長が沖縄県民を冒瀆(ぼうとく)する暴言で、11月29日更迭されました。米軍新基地建設を押し付ける政府に県民の不信は募る一方です。
全国が注目した大阪市長選、同府知事選のダブル選挙が11月27日投開票され、市長に橋下徹氏(維新の会代表)、知事に松井一郎氏(同会幹事長)が当選しました。市長選では、「独裁反対」「大阪の民主主義を守れ」と訴えた現職市長の平松邦夫氏が敗れたものの52万2641票、得票率41.04%を獲得しました。結果について記者会見した日本共産党の市田忠義書記局長は、「非常に短期間に『反独裁』の一点での府民的な共同が広がったことは、これからのたたかいの土台を築いたものとして非常に重要だ」と指摘。橋下氏の独裁批判について「まともな反論も、説明もありませんでした。『選挙に勝てば"これが民意だ"』といって強行することは許されません」とのべました。「『独裁』政治が長続きするはずはなく、やがて府民、市民が真実を見抜くときがくる。われわれは独裁を許さない大闘争を展開したい」と決意を表明しました。
日本共産党も参加した日韓議員連盟代表団が11月28日、ソウルの青瓦台(大統領府)を訪問し、李明博(イ・ミョンバク)大統領と懇談しました。このなかで、志位和夫委員長は李大統領とあいさつを交わしました。穀田恵二国対委員長・衆院議員、笠井亮政策委員長代理・衆院議員も同席しました。
日本共産党の市田忠義書記局長は11月28日、国会内で記者会見し、次期衆院選比例代表候補(第2次発表分)3氏と、絶対確保をめざす参院選比例代表候補(第1次発表分)5氏を発表しました。衆院選比例代表候補は1・2次発表を合わせて18人。市田氏は「衆院選でも参院選でも『比例を軸に』を貫き、『全国は一つ』の立場から衆・参比例代表選挙で650万票以上の獲得を目指す」と強調しました。
日本原子力発電(原電)の社長室長を経験し、現在も「日本原子力産業協会」(原産)参事の北村俊郎さん(66)=福島県富岡町=は原発推進の立場でしたが、いま「ものすごく反省している」と語ります。原発事故で取り返しのつかない苦難を住民に与えたからです。
福島原発事故の検証もないまま、原発を再稼働させようという政府と電力業界。その無謀に警鐘を鳴らす元東芝原発設計技術者の渡辺敦雄さん(64)に聞きました。
「原発再稼働は許せない」。気温4度の冷え込みのなか、札幌市の大通公園で11月23日、「とめよう! なくそう! 原発」11・23道民集会(国民大運動北海道実行委員会主催)が開かれ、参加者は3000人を超えました。静岡県御前崎市では11月26日、4000人の「人間の鎖」が浜岡原発の周囲約4㌔を取り囲みました。「11・26ひまわり集会in浜岡」でのとりくみです。
古い小学校の校舎に足を一歩踏み入れると、そこは木のおもちゃと笑顔がいっぱい。東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)で、年に1度の大まつり「東京おもちゃまつり」が開かれました。
アウシュヴィッツの収容所から生還し、恐るべき実態を記録・告発した作家・プリーモ・レーヴィ。その生涯と仕事を紹介する日本初の展覧会が京都で開催中です。波乱に満ちたレーヴィの人生と著作が現代に語りかけるものとは...。
大掃除の季節です。といっても何かと忙しい毎日。少ない労力で効率よく、エコできれいにする方法を、掃除のプロに伝授してもらいました。日本ハウスクリーニング協会の佐藤嘉浩さんです。
この秋、落語協会は来年の真打ち昇進を発表。3月に春風亭一之輔、9月に古今亭朝太と古今亭菊六が昇進。一之輔は21人抜きという快挙です。昨年、落語協会の会長が鈴々舎馬風から柳家小三治に替わり、"実力本位"に改革されたといわれる今回の真打ち昇進について、演芸専門誌・東京かわら版編集人の佐藤友美さんが語ります。
今から千年前、紫式部を『源氏物語』執筆へと駆り立てたものは何だったのか。映画「源氏物語~千年の謎」は、世界最古の長編小説の誕生の秘密に迫ります。鶴橋康夫監督に聞きました。
沖縄市で今年1月、19歳の男性が、米軍属の乗る車に衝突されて亡くなりました。軍属は裁判にもかけられず、米側の処分は免許停止5年。世論の批判を受け、事故から10カ月たってようやく起訴に。それでも残された課題は重い。
▽<連載小説「グラウンドの詩(うた)」 作:あさのあつこ 絵:佐々木こづえ> (23)
▽<リレーエッセー 風の色> 「ここが家で~す」 「日向ぼっこ」理事長・渡井さゆりさん
▽<連載漫画「ポケネコ にゃんころりん」 作:山本悦子 漫画:沢音千尋> 46
▽<ヒゲ先生の学級通心> No.47 「どうしたらええ?」 中学校教諭・東神大さん
▽<スポット>舞台で"生きる"ため 劇団民藝 塩田泰久さん
▽<知ってトクする スロトレ(スロートレーニング)筋肉づくり> ➄ 脱メタボ 30~40代から 東京大学大学院教授・石井直方さん
▽<経済これって何?>金融取引税 貧しい人々に希望 赤旗経済部・金子豊弘さん
▽<本立て>赤旗編集局著『原発の闇 その源流と野望を暴く』、宮崎駿著『本へのとびら 岩波少年文庫を語る』 ほか
▽<NEWディスク> 洋楽 山口智男の3枚 「メタルズ」/ファイスト 「ヒメナ・サリニャーナ」/ヒメナ・サリニャーナ ほか
▽<電話相談> 「未払い分を一括で払うと 繰り上げ受給できるのか」
「税制改正による扶養控除 どんな点が変わったの?」」
▽<園 芸>セントポーリア 日本の冬と夏は過酷 大阪・長居パークセンター長居植物園・紺谷保美さん
▽<読者の文芸>短歌、俳句、川柳
▽<石子順のにちようシネマ館>「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」「ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊」ほか
▽<つ り>チヌに興奮 魚ざんまい夕食 鹿児島・小湊漁港
▽<囲 碁>第36期新人王戦 青木喜久代八段の序盤中盤の見所 熱戦譜(決勝第1局) 大石取って負けとは 村川大介七段VS安斎伸彰六段
▽<将 棋>次の一手〔109〕西村一義九段
▽<詰 碁>結城聡九段 <詰将棋>伊藤果七段 <詰連珠>岡部寛八段
▽<メディアをよむ> 「生活保護は施しではない」 弁護士・半田みどりさん
▽<1週間のおかず> 「鶏肉の幽庵焼き」「タラと長芋のグラタン」ほか
▽<うれしい一品> 清水信子さんの「カキとカブの昆布蒸し」
たび 滋賀・甲賀・信楽町 日本列島野鳥の旅 真木広造
伝統の窯元とタヌキ マガンの群翔 宍道湖
読者の写真 とっておきの1枚(月1回掲載)