本来な経済危機に襲われる欧州でも危ない国の一つとされるスペイン。陽気な国民性ですが、暮らしは大変です。バルセロナ在住のジャーナリスト、秦真紀子さんがリポートします。
完成が遅れ、まだ本格的に飛んでもいない米国製戦闘機を1機99億円(今年度計上の4機。関連経費を含むと1機150億円)で42機も買う―。野田内閣は、消費税増税など16兆円の国民負担増政策の陰で、こんなトンデモない計画を強行しようとしています。
作家・恩田陸さんの長編『夢違(ゆめちがい)』が注目されています。約2年ぶりの新作刊行となりました。夢と現実が交錯する、幻想的な小説です。創作への思いを聞きました。
ロンドン五輪代表選考のヤマ場を迎える女子マラソン。29日の大阪国際女子マラソンでは、ハーフマラソンの日本記録保持者・福士加代子(29)らと若手が注目を集めています。選考の行方を含めバルセロナ、アトランタ両五輪のメダリスト有森裕子さんに聞きました。
長年、看護師として働いてきた横浜市の山本美代子さん(62)。お産の時以外入院したことがない病気知らずでした。健診で表れたがんのサインを見落としてしまった痛恨の体験から、周りの人に再検査の重要性を説いています。
「首都圏に民族文化の花を咲かせよう!」。民族歌舞団「荒馬座」は、東京都板橋区に生まれ、創立45周年を迎えました。2月11日から記念公演「未来は祭の輪の中に」を上演します。「元気と希望を届けたい」という三浦直美さん(33)と川内愛弓さん(23)の思いは―。
「縁結びの神」として知られる出雲大社がある島根県出雲市。昨年11月、市が小・中学校と幼稚園の再編計画素案で、大規模な統廃合を打ち出したことから、自治協会やPTA、幼稚園の父母から「地域の灯が消えてしまう」と、危惧の声が広がっています。
役者、絵描き、書家...。八面六臂(ろっぴ)の活躍ぶりです。今年も俳優業で幕開け。昼帯ドラマ「鈴子の恋」で、題字を担当しつつ、ヒロイン鈴子=芸名・ミヤコ蝶々(映美くらら)の父・英次郎を演じています。「もともとは、東京・日本橋の家具屋のおやじなんですね。私も東京の生まれで家具屋の息子ですから、何かこう通ずるものがあって...」
国が責任を持って進めなくてはならない福島原発事故による放射性物質の除染。そのモデル事業を国が原発利益共同体の象徴ともいえる組織に"丸投げ"しています。そこには原発利権を狙ったゼネコンやメーカーの社員がのべ1000人をこえて出向しています。除染で浮かび上がる癒着の構図を追いました。日本環境学会「福島第1原発事故による放射能汚染問題研究委員会」委員長・同学会前会長の畑明郎さんのインタビューも。
原発の運転は条件を満たせば最長60年までOK―。野田内閣が提出しようとしている「原子力安全改革法案」の内容に強い批判が出ています。背景には、米国や電力会社、原子炉メーカーからの圧力が...。
24日に開会した通常国会(6月21日まで)。日本共産党の志位和夫委員長は党国会議員団総会で、「国民への公約を裏切り、暮らし、平和、民主主義を壊す暴走を続ける民主党政権には、もはや国政を担う資格がない」と指摘、「野田政権と正面から対決し、日本の政治の閉塞(へいそく)を打ち破る展望を示してたたかいぬく」と表明しました。
野田佳彦首相が昨年11月、環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加表明してから約2カ月。現在、政府は、参加9カ国とそれぞれ事前協議を始めています。すでにアメリカからは、ここぞとばかりに対日要求が...。国際貿易論が専門の東大大学院教授・鈴木宣弘さんにも話を聞きました。
野田政権が強行しようとする消費税増税が京都市長選(2月5日投票)の重大争点になっています。「増税ノーを京都から発信しよう」と呼びかける「京都市政を刷新する会」の中村和雄候補(57)=日本共産党推薦=と、民主、自民、公明各党の増税連合にかつがれた現職の門川大作候補(61)の一騎打ち。増税に反対し、市民の暮らし・福祉最優先の市政実現へ、幅広い市民の期待と共同が広がっています。西陣織物振興連盟副会長の山崎清一郎さんのコメントも紹介します。
福島第1原発事故への反省もないまま、文部科学省は新たな教材を作りました。「放射線はもともと身近にあるものだから安全だ」―。そんな誤った認識を児童・生徒に与えかねない内容です。一方、原発の負の側面を教える記述へと改める教科書会社も出ています。
甘く切ないラブソングに定評のある女性歌手、Tiara(ティアラ)が通算3枚目のアルバム「Flower」(日本クラウン)を発売しました。昨年9月にはコラボレーション楽曲を集めた企画盤も発売するなど、精力的に活動を続け、勢いを感じさせる実力派です。音楽ライターの梅岡彩友美さんが、魅力を語ります。
40年前の"沖縄返還密約事件"を正面に据えた意欲的な作品です。山崎豊子原作のドラマ「運命の人」(TBS系)。沖縄返還40周年の今年、ドラマは何を伝えようとしているのか。企画した瀬戸口克陽(かつあき)プロデューサーに(38)に聞きました。
「日本政府が毒ガスの加害者であることを明確にしていただきたい」。20日、東京高等裁判所の法廷で、中国から来日した王成さん(31)が訴えました。王さんは、旧日本軍が終戦前後、中国に遺棄した毒ガス兵器で被害を受け、日本政府に救済を求める原告の一人。法廷で語った王さんの苦悩は―。
▽<日曜クイズ>第2718回 正解者には抽選で100人に賞品をお送りします。
▽<クイズでごジャレ>第385回 小学生限定のクイズ。正解者に抽選で100人に賞品。
▽<連載小説「グラウンドの詩」作:あさのあつこ絵:佐々木こづえ>(30)三章 風の向こうに(五)
▽<リレーエッセー 風の色>兄弟弟子は心の支え 講談師・神田茜さん
▽<連載漫画「今日もいい天気 PartⅡ」作:山本おさむ>第4話 脱出
▽<ヒゲ先生の学級通心>No.53 親の心子知らず 中学校教諭・東神大さん
▽<知ってトクする 確定申告>③医療費控除 上 通院費やお産の費用も対象に 税理士・吉元伸さん
▽<経済これって何?>有期労働契約 使い捨て労働依存 赤旗国民運動部・昆弘見さん
▽<スポット>ドレス姿は妄想!? 女優・桜庭ななみさん
▽<すくすく子どもたち>
〈子育て〉一人で頑張らないで 民間保育園元園長・石川幸枝さん
〈健 康〉五感のふれあい大切 鹿児島県奄美市・奄美中央病院小児科医・森田智さん
▽<少年少女>ワクワクこども会スペシャル(はがき特集) 「けいおん!」好きですか ほか
▽<本立て>寒川旭著『日本人はどんな大地震を経験してきたのか 地震考古学入門』、中平まみ著『小百合ちゃん』ほか
▽<NEWディスク>ジャズ バードマン幸田の3枚 「ゼア・ラスト・タイム・アウト」/ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット、「イントゥ・ザ・ブライト・デケイド」/守屋純子オーケストラほか
▽<電話相談>「はしかワクチンの2回め 18歳息子はいつがいい?」
「家族のお金取る高2息子 叱ると暴力をふるうが...」
▽<読者の文芸>詩、短歌
▽<石子順のにちようシネマ館>「ALWAYS 三丁目の夕日'64」「J・エドガー」「イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘」ほか
▽<つ り>友と寒バヤ 山梨・葛野川
▽<囲碁・将棋>6カ月で1級から五段位まで 実力認定テスト〈第382回〉出題者・囲碁・村川大介七段(第36期新人王)、将棋・佐藤天彦六段(第42期新人王)
▽<詰 碁>結城聡九段<詰将棋>伊藤果七段<詰連珠>岡部寛八段
▽<メディアをよむ>危険極まる秘密保全法 新聞ジャーナリスト・阿部裕さん
▽<1週間のおかず>「白菜と豚肉の煮びたし」「ポテトコロッケ」ほか
▽<うれしい一品>杵島直美さんの「イカのショウガ焼き」
七つの海 中村庸夫
アザラシ繁殖地 南極海の島々
今年の日本のサッカーは、男女ともロンドン五輪への挑戦が、大きなテーマです。男子は、まずアジア最終予選を突破しなくてはなりません。2月5日のシリア戦(ヨルダン)がヤマ場です。横浜FC会長の奥寺康彦さんが展望を語ります。
パイロット、客室乗務員165人を大量解雇した日本航空。解雇撤回を求める東京地裁での裁判が昨年12月に結審し、判決が3月末に出されることが決まりました。裁判の内容はどうだったのか。利益優先・安全軽視の日航の現場はいまどんな状況か。そして、全面勝利に向けてたたかう原告団(148人)の思いは―。
医師で作家の帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)さんが、軍医の目線から戦争に迫る全2冊の小説集「軍医たちの黙示録」を完結させました。福岡県中間市にある診療所で思いを聞きました。
古典短歌ってどんなイメージ? とっつきにくい、むずかしい...。そんな短歌から現代のラブストーリーが生まれました。歌人で作家の加藤千恵さん(28)が短歌集『あかねさす 新古今恋物語』(河出書房新社)を出版しました。
大阪府との県境、熊野古道の宿場町でもあった和歌山市滝畑の山林に突如、持ちあがった産業廃棄物の「安定型」最終処分場計画。面積は甲子園球場の約5倍、国内最大級の規模に、住民たちは「良好な水質と生活環境を守れ」と反対に立ち上がっています。
原子力と人間の関係を問う絵本『火の話』(石風社)を出版しました。「東日本大震災や原発事故があり、ぼくにできることは何だろうと考えました。ぼくにできるのは、絵を描くこと。絵で世の中を変えられるとは思わないけれど...」。鮮烈な色彩と奇抜な造形が驚きを感じさせる作品です。
「営業破壊税」ともいわれる消費税。野田佳彦内閣の税率10%への引き上げ方針に対して、流通小売業界や中小企業団体はこぞって反対・懸念の声をあげています。消費税に苦しめられている中小業者の声は―。
東京電力・福島第1原発事故の被害がますます広がるなかで、定期検査中の原発を再稼働させる電力会社や政府の動きが強まっています。その問題点は―。
発電量に占める原発の割合が4割で、関西電力や四国電力と並んで"原発依存率"が高い九州電力。現在、6基の原子炉すべてが停止中です。九電玄海原発が立地する佐賀県玄海町を訪ねました。
「今度こそ京都を変えたい」―全国から注目される京都市長選(22日告示、2月5日投票)で、「京都市政を刷新する会」の弁護士、中村和雄氏(57)=新、日本共産党推薦=が、民主・自民・公明各党が相乗りで推す現職市長に挑みます。18日に開かれた「刷新する会」の「1万人の市民集会」では、日本共産党の市田忠義書記局長が、中村氏の勝利を訴えました。
米軍普天間基地を抱える沖縄県宜野湾市で行われる市長選(2月5日告示、12日投票)。「基地のない沖縄」と市民の暮らしを守り豊かにする市政推進を掲げて立候補する元市長のイハ(伊波)洋一さん(60)=日本共産党、社民党、沖縄社大党推薦=に決意と政策を聞きました。
集落上空は飛行しない―。沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)の移設・新基地建設(名護市辺野古)をめぐり防衛省が名護市などと合意したときの約束です。ところが、沖縄防衛局が昨年末、闇にまぎれて県に提出した環境影響評価(アセス)評価書には、これをほごにするような中身が書かれていました。
東日本大震災の被災地では、仕事を失った労働者の命綱となってきた失業手当が1月中旬から順次、給付切れを迎えています。2月末までに最大で約4000人の手当が切れると見られ、被災者からは不安や怒りの声があがっています。被災地の失業者の現状を追いました。
本来なら正社員がすべき仕事を、賃金半分で、いつでも使い捨てにできる期間工や契約社員に置き換え、利益を上げる大企業。空調機器メーカー最大手、ダイキン工業(本社・大阪)では、「『非正規だから』という使い捨ては許さない」と、雇い止めされた期間工が裁判でたたかっています。
「都教委の暴走に歯止め」―。16日、最高裁判所前(東京都千代田区)に掲げられた旗です。「君が代」起立などの職務命令に違反したとして処分された東京都の教職員が「処分は不当」と訴えた3件の裁判で、最高裁は、重い処分に「慎重な考慮」を求める判断を示しました。
手づくりの卒業証書って良いと思わない? 宮城県丸森町立丸森小学校のみんなが町伝統の丸森和紙で卒業証書づくりに挑戦したよ。
歯科インプラントとは、歯が抜けたところのあごの骨に人工物を埋め込み、その上に人工の歯を作る治療方法です。有効な治療である一方、全国の消費生活センターには、この治療で、歯や口腔(こうくう)の痛みが続くなどの相談が増えています。国民生活センターは「慎重に検討を」と呼びかけています。
学校に保健室があるように、地域にも「まちかど保健室」を―。子どもからおとなまでちょっとした体や心の相談にのったり、子育てを応援したりできるところです。各地で生まれ、訪れる人も増え、地域に人の輪が広がっています。
昨年リリースされた「好きだよ。~100回の後悔~」がレコチョクのダウンロード・シングル部門で見事年間1位を獲得した、ソナーポケット。ko-dai(コーダイ)、eyeron(アイロン)、matty(マティ)の3人組が織り成す音楽の魅力を音楽ライターの山浦祐介さんが語ります。
主人公は"ダメおやじ"。劇団民藝公演「静かな落日―広津家三代」は、戦後の謀略事件―松川事件に、言論で立ち向かった作家・広津和郎と家族の物語。出演する若手劇団員の梶野稔さんと飯野遠さんが、魅力を語ります。
1995年の阪神淡路大震災から17年。神戸市など被災地では17日、6400人を超える犠牲者を追悼しました。神戸市ではいまもなお、震災前後の借金の返済で苦しむ中小零細業者が数多くいます。被災業者の再建なくして地域の復興はない―。東日本大震災を受けて、震災復興のあり方が改めて問われています。
▽<日曜クイズ>第2717回 正解者には抽選で100人に賞品をお送りします。
▽<連載小説「グラウンドの詩」作:あさのあつこ 絵:佐々木こづえ>(29)3章 風の向こうに(四)
▽<リレーエッセー 風の色>甘美きわまるリマの夏 フリーライター・飯尾響子さん(ペルー在住)
▽<やく・みつるの小言・大言>その412
▽<連載漫画「今日もいい天気 PartⅡ」作:山本おさむ>第3話 ケイコさんのその日そして...
▽<ヒゲ先生の学級通心>No.52 お母さんがキレた! 中学校教諭・東神大さん
▽<知ってトクする 確定申告>②人的控除 介護認定でも対象になる 税理士・吉元伸さん
▽<経済これって何?>ISDS制度 TPPの毒素条項 赤旗経済部・山田俊英さん
▽<スポット>海外でランニングも 俳優・オダギリジョーさん
▽<本立て>小倉正行著『放射能汚染からTPPまで 食の安全はこう守る』、吉橋通夫著『風の海峡』、国安修二著『国安修二のもう一度ギターを手に取れ』
▽<ほ ん>なかじ著『酒粕のおいしいレシピ』、安田まゆみ著『月5万円ムリなく貯めるシンプルな生き方』
▽<NEWディスク>クラシック 宇野功芳の2枚「マーラー:交響曲第7番『夜の歌』」/エリアフ・インバル(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団ほか
▽<電話相談>「特別支援学級の小4男子 自傷行為をするように...」
「年金収入だけの高齢者は 確定申告が省略できる?」
▽<読者の文芸>短歌、俳句、川柳
▽<石子順のにちようシネマ館>「ロボジー」「預言者」「アニマル・キングダム」
▽<新作DVD>「素晴らしき戦争」(英、1969年)
▽<つ り>サケ狙いもマツカワガレイ 北海道・長万部川河口
▽<囲 碁>依田紀基九段の眼(め) 新人王戦ここがポイント 第37期新人王戦・予選 時期尚早で黒苦しく 藤沢里菜初段vs高橋真澄初段
▽<将 棋>次の一手〔111〕 西村一義九段
▽<詰 碁>結城聡九段<詰将棋>伊藤果七段<詰連珠>岡部寛八段
▽<メディアをよむ>国民無視の"増税合唱" 元ワイドショープロデューサー・仲築間卓蔵さん
▽<1週間のおかず>「お餅チーズもんじゃ」「京風たぬきうどん」ほか
▽<うれしい一品>奥薗壽子さんの「レンコン肉団子」
みちのく山紫水明 小松ひとみ
八甲田の樹氷
日本テレビのアナウンサーとして活躍した町亞聖(まち・あせい)さん(40)。画面に映る華やかな姿からは想像もつかない、壮絶な介護体験を『十八歳からの十年介護』(武田ランダムハウスジャパン)として、このたび出版しました。
現在、砂糖の国内自給率は約3割です。日本が環太平洋連携協定(TPP)に加われば、農水省の試算でも、砂糖はすべて外国産に置き換わり、生産減少額は1500億円にもなります。国産砂糖は"全滅"の危機に直面します。
海を渡る選手の行方に注目が集まっています。一番手は日本のエース、日本ハムのダルビッシュ有投手です。ポスティングシステム(入札制度)で大リーグ入りを目指し、レンジャーズと交渉中です。楽天の岩隈久志投手、ソフトバンクの和田毅投手も大リーグでの活躍が期待されます。野球評論家の衣笠祥雄さんが課題と展望を語ります。
男だけのがんといえばこれ。前立腺がんです。急増中であり、油断できない。幸いなのは早く発見したら、さまざまな治療法があり、選べること。その一つが、おなかを切らず、穴も開けずに治す"高密度焦点式超音波療法"です。
長く竜王だけの1冠でしたが、昨年は王座戦で羽生善治王座を3連勝のストレートで下し、念願の2冠目を獲得しました。「初めて出たタイトル戦が8年前の王座戦です。相手も同じ羽生さん。その時は負けました。今回、私の原点ともいえる棋戦で結果を出せて大きな達成感があります」
埼玉県は、県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)を、さいたま新都心(同市中央区)に移転させる計画を進めています。治療の難しい病気を抱える小児や新生児の医療を行う病院の移転。患者家族や住民は「子どもの命綱が絶たれてしまう」「医療過疎化が心配」と存続を強く求めています。
読者の皆さんにおわびします ▽<日曜クイズ>第2716回 「横のカギ」の「15 羊の肉はマトン・子牛の肉は」とありますが、「15 羊の肉はマトン・子羊の肉は」の誤りでした。
「沖縄の心」を情感込めて歌い続ける、沖縄民謡歌手の古謝(こじゃ)美佐子さん。米軍基地が押し付けられている沖縄、そして平和への思いを語ります。
昨年末、沖縄防衛局が闇にまぎれて県に運び込んだ、米軍普天間基地「移設」にかかわる環境影響評価(環境アセス)の評価書。そのやり方にも中身にも、県民の厳しい批判が広がっています。
米軍普天間基地をかかえる沖縄県宜野湾市で、安里猛市長の病気辞職に伴う市長選が来月5日告示(12日投票)されます。選挙戦は、前市長で日本共産党、社民党、沖縄社会大衆党が推薦するイハ(伊波)洋一氏(60)と、自民党県議で自民、公明両党が推す佐喜真(さきま)淳氏(47)との一騎打ちの様相です。
日本共産党創立(1922年)から90周年の年に開かれた「2012年党旗びらき」(4日)。志位和夫委員長は、東日本大震災や原発事故の被災地と連帯して奮闘する決意をのべるとともに、90周年にふさわしく、来るべき総選挙での躍進をかちとることを強く呼びかけました。
「裁判の場で明らかにする」として国会での説明責任を拒否してきた民主党元代表の小沢一郎被告。自身が被告となった政治資金規正法違反事件の裁判での4億円の原資やゼネコンとの癒着についての弁明は、矛盾に満ちたものでした。
東日本大震災から10カ月。被災自治体でも、成人式が行われました。岩手県釜石市職員の佐々木慶太さんも新成人のひとり。「全力で復興にあたっていきたい」と決意する佐々木さんの思いは...。
「民意を得た」といって、「大阪都」構想や「教育基本条例案」「職員基本条例案」の"独裁3点セット"をはじめ、意のままに大阪を牛耳ろうとする橋下徹大阪市長と「大阪維新の会」。これに対し、「独裁政治ノー」の府民の共同とたたかいが新たに広がっています。
大きいミカンと小さいミカンを坂の上から転がします。どちらが速く転がるでしょうか。実験してみましょう。
料理をアクセントにした小説で人気の小川糸さんが、初の短編集『あつあつを召し上がれ』を出しました。作品に込めた思いを聞きました。
俳優・大路恵美さんが今月、演劇「火葬」に客演します。中学校を舞台にした濃密な会話劇。めざすは、"演じない演技"です。
歌舞伎の人気女形、坂東玉三郎さんが演じてきた泉鏡花作品の中から3作が、スクリーンでシネマ歌舞伎としてお目見えします。この21日から3月にかけての連続公開。「とても光栄でうれしいことです」と玉三郎さんは語ります。
1995年1月17日の阪神淡路大震災直後、「神戸の再生」「鎮魂」「希望」への思いを託した「復興の歌」が生まれました。その歌がときを超え、いま東日本大震災の被災地の人々の心に響き、力を与えています。
▽<日曜クイズ>第2716回
読者の皆さんにおわびします 「横のカギ」の「15 羊の肉はマトン・子牛の肉は」とありますが、「15 羊の肉はマトン・子羊の肉は」の誤りでした。
▽<連載小説「グラウンドの詩」 作:あさのあつこ 絵:佐々木こづえ>(28)3章 風の向こうに(三)
▽<リレーエッセー 風の色>自分の時間 「日向ぼっこ」理事長・渡井さゆりさん
▽<連載漫画「今日もいい天気 PertⅡ」 作:山本おさむ>第2話 その日
▽<ヒゲ先生の学級通心>No.51 3学期も頑張ります 中学校教諭・東神大さん
▽<知ってトクする 確定申告> ① 払いすぎた税金取り戻そう 税理士・吉元伸さん
▽<経済これって何?>欧州危機の打開 打開策で国民苦難 中央大学名誉教授・今宮謙二さん
▽<豆知識>冬の星空 輝く木星と金星
▽<10's20'sYモード>ハガこんスペシャル(はがき特集) 学校を休みがちな悪人さんへ ほか
▽<本立て>飯田哲也著『エネルギー進化論 「第4の革命」が日本を変える』、野口邦和監修、新美景子文『カラー図解 ストップ原発 第1巻・大震災と原発事故』ほか
▽<園 芸>ウメ 万葉時代に花見の対象 大阪・長居パークセンター長居植物園・紺谷保美さん
▽<NEWディスク> クラシック 伊熊よし子の1枚 「FIRST」/宮田大、柳谷良輔
▽<電話相談> 「市役所勤務27年の後転職 63歳で定年だが年金は?」
「駐車場の台数減らしたら 不適格建築物になるのか」
▽<読者の文芸>詩、川柳
▽<石子順のにちようシネマ館>「マイウェイ 12,000キロの真実」「はさみ」「マジック・ツリーハウス」
▽<新作DVD> 「小川の辺(ほとり)」(日本、2011年)
▽<つ り> 55㌢ニジマス 夕方 フライにヒット 神奈川・早戸川
▽<囲 碁>拓ちゃんの一手指南〔173〕シチョウ関係を含んで 日本棋院・山田拓自八段
▽<将 棋>第43期新人王戦・手どころ勝負どころ 土俵際 粘りが決め手 上田初美女王vs井出隼平三段
▽<詰 碁>結城聡九段 <詰将棋>伊藤果七段 <詰連珠>岡部寛八段
▽<メディアをよむ>橋下発言に無批判すぎる 弁護士・半田みどりさん
▽<1週間のおかず> 「鶏肉と白菜の鍋」「豚肉のネギみそ焼き」ほか
▽<うれしい一品> 清水信子さんの「ブリ大根」
アフリカからの贈り物 飯塚明夫
遊牧は誇り セネガル
「言葉の力」と「共同の力」―――。今年の新春対談は、方言指導の先駆者、大原穣子さんと、日本共産党の志位和夫委員長です。方言から、東日本大震災など政治の課題まで、たがいの思いを語り合いました。
ユーロ危機でも、再生可能エネルギー(自然エネルギー)の普及が着実に進む欧州。「原発ゼロ」の日本をめざすうえで参考になる自然エネルギー先進国、スペインとドイツの現場を訪ねました。スペインでは同国最大の太陽光発電所「オルメディーリャ太陽光発電所」と世界初のタワー式「ヘマソラール太陽熱発電所」をリポートします。ドイツでは、自然エネルギーによる電力だけを供給する市民電力会社の一つ、バーデン・ビュルテンベルク州の「シェーナウ電力会社」を訪ねました。
真冬の夜空に輝くオリオン星座など宝石のように輝く星々。きれいですが、実は今、光では見ることができない宇宙の探究が進んでいます。その最前線を追いました。
鍛えた技と力を競い、友情をはぐくむ―。2012年はロンドン五輪、パラリンピックの年です。今年それぞれの舞台に立つ女子サッカーの宮間あや選手(26)と、女子車いすランナーの土田和歌子選手(37)。世界を見据える2人が語った思いは―。
子育てには迷いや悩みがいっぱい。イライラしたり、落ち込むことも多いものです。「もっと子育てを楽しもうよ」とエールを送り続ける「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹さんから、子育て中のママ・パパへ愛情たっぷりのメッセージです。
今年5月15日に祖国復帰40年を迎える沖縄。米軍による占領から日本の施政下に戻ったものの、"米軍基地のなかに沖縄がある"といわれる状態はいまも続いています。「島ぐるみ」復帰闘争の先頭に立った故瀬長亀次郎氏(沖縄人民党委員長、日本共産党衆院議員)の次女として、当時の闘争を間近に見、いま米軍基地撤去へ声を上げ続けるエッセイストの内村千尋さん(66)に、思いを聞きました。
ことし6月には、沖縄県の民意を問う県議選がおこなわれます。前回、3から5議席に躍進した日本共産党。基地撤去、県民の雇用や暮らしを守るためにさらに前進できるかどうか、が選挙戦の焦点です。ヘリポート建設阻止協議会・命を守る会代表の西川征夫さんの期待のコメントも紹介します。
格差拡大や失業増に抗議して米国ニューヨークやスペイン・マドリードで始まった「占拠」(オキュパイ)運動―。「取り残された99%の国民の声を聞け」の叫びは、先進国を中心に世界中に広がり、富が集中する「1%」層から「われらに増税を」の声も起こりつつあります。厳しい冬の到来のもとでも、各国の運動の灯は2012年に引き継がれようとしています。アメリカ・ワシントンと、イギリス・ロンドンからのリポートです。
「地元を盛り上げたい」「自分の作品を見てもらいたい」。千葉市緑区土気(とけ)地域の若者たちが、手作りの商品や農産物を出展し、地域の人と交流する「土気サタデーマーケット」。12月17日、会場の「あすみが丘ふれあいの広場公園」を訪れました。
「マニフェスト総崩れ」(「朝日」)―。12月24日、野田内閣が閣議決定した2012年度予算案。民主党が総選挙マニフェストの筆頭に掲げた八ツ場(やんば)ダム建設中止など、自らの公約と国民を裏切る内容がズラリと並びました。
東京電力福島第1原発の事故による放射能汚染に立ち向かい、団結を強め、仲間を増やしている農家の人たちがいます。福島県農民運動連合会(農民連)。合言葉は「たたかってこそ農民」です。
東日本大震災で被害額が1兆円を超えた水産業。新巻きサケ発祥の地といわれる岩手県大槌町も津波と火災で壊滅的状態になりました。すべてを失ったなか「水産業の町・大槌の復興を引っ張っていきたい」と仲間と立ち上がった"大槌人"がいます。
東日本大震災の被災者の多くが暮らす仮設住宅。かけがえのない家族や自宅、仕事などを失った被災者たちは、「2012年こそみんなでよい年に」と、お互いの手をしっかりつなぎ合って前に進もうとしています。
「二大政党」の深刻なゆきづまりと深まる閉塞(へいそく)感のなか、2012年は、衆院の解散・総選挙の可能性をはらんだ政治情勢が展開します。13年には参院選挙も予定されています。その先頭に立つ、日本共産党の衆参国会議員・候補を紹介します。衆院議員・候補については編集部からの三つの質問(①好きな言葉②子どもの頃の夢③議員・候補者活動で最近感動したこと)に回答を寄せてもらいました。
親戚や友人など、お客さまを自宅に招く機会が多いお正月。手作りのお菓子を用意して、楽しい時間を過ごしませんか。米粉を使って作るヘルシーなおもてなしスイーツを、坂本廣子さんに紹介してもらいました。
新年早々、政令市の市長選として全国が注目する京都市長選(1月22日告示、2月5日投票)。前回951票差で敗れた、「京都市政を刷新する会」の弁護士、中村和雄氏(57)=新、日本共産党推薦=が再び立候補、現職市長に勝利し、「今度こそ京都を変えたい」と全力投球です。
今年の干支は辰(龍)。その龍にのった写真を撮れるところがあります。でも龍は想像上の生き物のはず。東京都日野市にある東京都多摩動物公園に設置された、辰の記念写真コーナーに謎の答えがありました。
今年の有名な作曲家のアニバーサリー・イヤーを挙げるなら、生誕150年のドビュッシーが筆頭です。「クラシック音楽は19世紀末を境に大きくその姿を変えるが、その転換に重要な役割を果たした一人がドビュッシーだ」という音楽史研究家の桧山浩介さんがドビュッシーの魅力について語ります。
本紙に連載された小説「蕣花咲く」が本になりました。梶よう子著『夢の花、咲く』です。連載は2010年7月から11年6月まで。「毎週一番に読んでいる」「庶民の生活のさま、作者の温かな気持ちが伝わり、新たな夢を見るためにがんばりたいと思った」など、好評でした。題名を改め、装いを新たにしての刊行です。
冬のかまくらで知られる秋田県横手市。雪深い米どころという地理的条件から、食品を米麹(こめこうじ)で発酵・保存する食文化が根づいてきました。1950年代までは麹を専門に扱う「こうじ屋」が集落ごとにあったといいます。市は「食と農からのまちづくり」として、伝統食文化の継承・発展を掲げています。
例年、当欄では、新人王と赤旗名人の記念対局をお届けしていました。2011年は東日本大震災の影響で、赤旗名人戦が開催されなかったため、11年度の赤旗名人は存在しません。そこで、女子高生が新人王の胸を借りる企画が実現しました。囲碁新人王の村川大介七段に対するのはアマ六段の二宮歌穂さん。国学院久我山高校(東京)の2年生です。昨年の高校選手権大会・女子の部で準優勝しています。将棋新人王の佐藤天彦六段に対するのは、アマ五段の北村桂香さん。昨年の全国高校将棋選手権大会・女子の部で優勝しています。お楽しみください。
濃密な人間ドラマの末に、希望が見えます。劇団俳優座が18年ぶりに上演するドストエフスキー原作「カラマーゾフの兄弟」。主人公の3人兄弟の次男役に、同座の頼(らい)三四郎さんが挑みます。
大好評だった連載漫画「今日もいい天気」が帰ってきます。前作は2009年に連載され、作者の山本おさむさん自身の福島での田舎暮らしをコミカルに描き、大好評でした。
〈山本おさむさんの略歴〉1954年、長崎県諌早市生まれ。79年デビュー。現在『ビッグコミック』(小学館)で「そばもん」を連載中。2011年、太宰治の短編を漫画にした『津軽』(同)を出版しました。デビュー当初は青春漫画を得意とし、「ぼくたちの疾走」がヒット。以後、メジャー誌を舞台に活躍し、連載作品多数。ろう学校生が甲子園を目指す漫画「遥かなる甲子園」をきっかけに、障害者問題をテーマにした作品を続けて発表しました。重複障害児とその作業所づくりを描いた「どんぐりの家」は日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました。
谷山怜君、20歳。人工呼吸器をつけ、寝たきり。重い意識障害があり、意思表示もできません。母・みえ子さん(56)はいいました。「息子は私の元気の源です」
詩 柴田三吉さん 短歌 柳井喜一郎さん、下村すみよさん
俳句 田中千恵子さん、中村花木さん 川柳 岩佐ダン吉さん
▽<連載小説「グラウンドの詩」 作:あさのあつこ 絵:佐々木こづえ> (27)3章の2
▽<リレーエッセー 風の色> 「しみじみ普通のお正月」 女優・根岸季衣さん
▽<連載漫画「今日もいい天気 PartⅡ」 作:山本おさむ> 1
▽<ちがいさがし>新春ちがいさがしスペシャル 3作品 10カ所ずつちがいがあります
▽<NEWディスク>洋楽 山口智男の3枚 「エル・カミーノ」/ザ・ブラック・キーズ ほか
▽<石子順のにちようシネマ館>「善き人」「ミラノ、愛に生きる」「永遠の僕たち」「カルテット!」
▽<つ り>幻の魚 赤ムツ 茨城・波崎
▽<懸 賞><詰 碁>結城聡九段 <詰将棋>伊藤果七段 <詰連珠>岡部寛八段
▽<日曜クイズ> 第2715回 スペシャル 正解者に抽選で200人に賞品をお送りします。
日本列島野鳥の旅 真木広造
朝焼けとツル群飛 出水平野