■各界からの発言
未来を選ぶ岐路に立っている 作家 高村薫さん
今こそ原発撤退の政治的決断を
日本共産党原発・エネルギー問題対策委員会責任者 笠井亮衆院議員
国民合意で原発ゼロ可能 環境エネルギー政策研究所所長 飯田哲也さん
この夏から省エネ社会に 気候ネットワーク東京事務所長 平田仁子さん
電力体制改革や政策転換を
東北大学東北アジア研究センター所長 明日香壽川さん
世論調査(NHK、16日)で、原発を「減らす」「廃止する」と答えた人は57%。過半数を超えた―。東京電力福島第1原子力発電所の事故で、いま、原発の縮減・廃止を求める人が急増しています。世界でも原発からの撤退の動きが強まっています。そのなかで、ますます問われてくるのが、原発から自然エネルギーへの政策転換の決断です。環境省も認めるのが自然エネルギーの潜在力。①自然エネルギーの戦略的拡大②節電や省エネルギーの推進―を大きな柱とした対策で、「原発ゼロ」への道を切り開くことは可能です。日本共産党原発・エネルギー問題対策委員会責任者・笠井亮さんと作家・高村薫さんのコメントを紹介します。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さん、気候ネットーワーク東京事務所長の平田仁子さん、東北大学東北アジア研究センター教授の明日香壽川さんに話を聞きました。


東日本大震災の復興をめぐり、「公的支援で被害者の生活基盤回復を」「上からの押し付けではなく住民合意で」という二つの原則を貫くかどうかが問われています。過去二つの大震災の被災地・北海道奥尻島と神戸市長田区の経験から見てみます。
博物館や美術館で、資料の収集や展示などの仕事をする人を学芸員といいます。どういう仕事で、どんなやりがいがあるのか―。東京都渋谷区の文化学園服飾博物館で働く村上佳代さんに聞きました。
「橋下知事は何考えとんや」。大阪府の橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」が、公立学校の教職員に「君が代」斉唱時の起立を強制する条例案を開会中の5月府議会(6月3日までの予定)で押し通そうとしています。条例化は全国に例がなく「憲法違反やないか」と、抗議の声がわきあがっています。
「一緒に映画をつくって楽しかったな」。出演した子どもたちにそう思ってほしかったと言います。その願い通り、最新作「奇跡」では、子どもたちが生き生きと輝きます。九州新幹線が全線開業する日。博多から鹿児島に向かう一番列車と鹿児島から北上する一番列車がすれ違う瞬間を見て、願いを託せば奇跡が起こる―。そんなうわさを知り、願いをかなえようと冒険の旅に出る子どもたち。ユニークな着想の出発点は、「新幹線を題材にした映画を」と頼まれたこと。
世界有数の地震と津波の多発国、日本に54基という世界3位の原子力発電所が集中する―。「世界でも異常な状態」と専門家が指摘します。中部電力・浜岡原発(静岡県御前崎市)の全炉停止ではすまない日本の危険な状態とは―。「日本に立地している原発で、大地震・津波にみまわれる危険性がないと断言できる原発は一つもない」。17日の首相官邸。日本共産党の志位和夫委員長が菅直人首相に申し入れた「大震災・原発災害にあたっての提言(第2次)」での指摘です。世界で起きたマグニチュード(M)5.5級以上の自身(1900年以降)と原発立地を、編集部で1枚の世界地図に重ねました。
東日本大震災、福島第1原発事故をどう見るか、復興のあり方は―。阪神・淡路大震災や原発問題に詳しい経済評論家の内橋克人氏に聞きました。
東日本大震災の津波でがれきの町と化した宮城県女川(おながわ)町。震災直後から満足な食料が届かない中、あたたかい「かまぼこ」を届け続けた若者たちがいます。Jリーグを目指す地元のサッカークラブ、「コバルトーレ女川」の選手たち。いまチームは、町民とともに明日を切り開こうと活動を続けています。
東日本大震災の大津波で駅舎や線路が破壊された岩手県のローカル線・三陸鉄道。一部区間は復旧したものの、路線の3分の2は復旧の見通しはありません。三陸海岸地域の「住民の足」復活のため、国の支援が求められています。
東京電力・福島第1原子力発電所の事故ではっきりした"原発安全神話"の崩壊。日本共産党や専門家、住民から繰り返し批判の声があったにもかかわらず"安全神話"が堂々とまかり通り、原発が次々につくられた背景には、政治家・官僚・財界の癒着構造がありました。その実態は...。
「愛媛の原発は大丈夫?」「原子力発電所ってどんなところ?」。こんな声に応え、民青同盟愛媛県委員会は、松山市内で学習会(4月23日)を開きました。伊方原発に隣接する原発PR施設などを見学するフィールドワーク(29日)には、7人が参加しました。
月経時、痛みがひどく、つらい。会社を休み、寝込んでしまう。そんなとき月経困難症の可能性があります。痛みは我慢しないで。改善する方法があるのですから。
「妖怪はいない」。妖怪ミステリーの第一人者が断言します。では、なぜ怪異にこだわるのか。新作『豆腐小僧双六(すごろく)道中おやすみ』では、まぬけなお化けの珍道中を軽妙に描き、妖怪の存在意義にも踏み込みます。「この時期にお化けなんて不謹慎と思われるかもしれませんが、お化けは本来、つらい現実を笑い飛ばす『強さ』から生まれたもの。物理的復興は急務ですが、笑顔を取り戻すための心の復興も大事だろうと思います」
「政府は、原発からの撤退を決断し、原発をゼロにする期限を決めたプログラムの策定を」―。日本共産党の志位和夫委員長が提唱し、国民的運動を呼びかけました(1日)。9日には、世論に押されて、ついに最も危険とされる浜岡原発の全炉停止が決定。いま、政治が動き始めました。
99歳で詩集『くじけないで』を出した柴田トヨさん。その詩は多くの人の心をとらえています。6月26日に100歳を迎える今も、詩を作り続けるトヨさんに詩作をすすめたのは息子の健一さん(66)です。母の日の前日、2人を訪ねました。
「何かしないではいられない」「自分にも何かできないか」―。大型連休中、東日本大震災の被災地には全国から多くのボランティアがかけつけました。日本共産党や民主青年同盟、民主団体や労働組合の呼びかけにこたえた人たちの活動を紹介すると―。
海の向こうに飛び出し、注目を集める日本の若者たち―。サッカーで最高峰の欧州リーグでプレーする選手は、いまや30人に迫る勢いです。この現象をどうみるか。サッカー関係者に聞きました。
2万2058人―。日本の裁判史上空前の大原告団です。沖縄県の米軍嘉手納基地周辺5市町村の住民が4月28日、爆音をまき散らす米軍機の飛行差し止めを求める訴えを那覇地裁沖縄支部に起こしました。第3次嘉手納基地爆音差止請求訴訟です。
市の輔さんの司会でおなじみのNHKの科学番組「ためしてガッテン」。17年目に入り4月に700回を迎えました。落語家ならではの柔らかさと"お茶の間"感覚で、素材に命を吹き込みます。「担当ディレクターが、一つのテーマを3カ月かけて調べるんです。私は出入りの業者ようなものですが、担当者は毎回、よう考えるなあと。なぜシューマイにグリーンピースがのっているかっていうどうでもいいことを、一生懸命やるんです」
地震・津波で原子炉冷却に必要な電源をすべて失った福島第1原発。当面の危機を収束させるとともに、これまでの「原発安全神話」の検証が不可欠です。とくに何回も指摘されてきた全電源喪失の可能性になぜ、対応しなかったのか―。原子力規制に携わってきた元原子力安全委員会委員長が反省を込めて問題を語りました。
東日本大震災と原発事故のなかで迎える5月3日の憲法記念日。「九条の会」は引き続き全国に広がり、7500を超えました。ことしは憲法の視点から大震災をとらえる発言が注目されます。作家の大江健三郎氏の講演内容や、森英樹名古屋大学名誉教授(憲法学)へのインタビューを掲載します。
毎年、世界の草原や砂漠を訪ね、人々の暮らしをカメラに収めている女性がいます。東京都八王子市にある"牛と人のしあわせな牧場"磯沼ミルクファームで働く小松由佳さん(28)です。
京都大学在学中の作家デビューから13年。いま、最大の関心事は震災です。「今回の出来事を作品を通じて受け止められないのであれば、僕がこの時代に小説を書き続ける意味はありません」。こうブログに心境を書きました。ツイッター(簡易ブログ)でも震災について連日発信しています。「原発の問題も今まで無関心でしたが、この機会に社会やエネルギーのあり方を積極的に変えていかなければいけないと思います」


テレビのニュースやワイドショー、新聞や週刊誌など日々流されるマスメディア情報の特徴や問題点をマスコミ経験者や専門家が交代で検証します。次の4氏がリレーで執筆しています。ジャーナリズム研究者・丸山重威さん。弁護士・白神優理子さん。ジャーナリスト・沢木啓三さん。ジャーナリスト・臺宏士さん。
揺れながら育つ中学生の姿を描く教育エッセー。筆者は中学校教諭の坂本隆太郎さん。さし絵は黒須高嶺さんです。

つり欄は「釣り人が主人公」。どの記事も季節の釣り物を現場に足を運んで記録したものばかりです。「信頼できる内容」と好評を得ています。全国の釣り人が、厳しい山岳渓流のイワナや、釣りの対象としては最深のアコウダイの記録を寄せています。川から海から、釣りの対象になるほとんどの魚種が登場します。生態系のかく乱をはじめ、自然破壊や地球温暖化にいち早く気づくのも釣り人です。そんな現場の情報も報告されます。
「健康らいふ」 第一線で活躍している医師や研究者が登場し、健康に役立つ最新情報がいっぱいです。《随時掲載》
時代がことばをないがしろにしている。ことばの取り扱いに気を配りながら、いまこそ、ことば磨き――。元NHKエグゼクティブアナウンサーが人の心に響く、思いやりのあることばの使い方のヒントを語ります。
「性の何でも屋さん」の あかたちかこさんがジェンダーについて楽しく考えるエッセーをお届けします。(年4回)
いすに座って気軽にできる介護予防に効果的な健康体操を、ごぼう先生がこと、簗瀬寛さんが紹介します。