■ずさんな管理 居所も実態も把握せず 福島以外も異常事態
原子力発電所の危険性をまざまざと示した東京電力福島第1原発の事故。強烈な放射能にさらされながら、事故収束作業に従事する多くの作業員がいます。証言から見えてきた原発の実態は―。高線量下の事故収束作業について、立命館大学名誉教授(放射線防護学)の安斎育郎さんに話を聞きました。国会で福島第1原発作業員の被ばく問題を連続して取り上げている日本共産党の取り組みを紹介します。
原子力発電所の危険性をまざまざと示した東京電力福島第1原発の事故。強烈な放射能にさらされながら、事故収束作業に従事する多くの作業員がいます。証言から見えてきた原発の実態は―。高線量下の事故収束作業について、立命館大学名誉教授(放射線防護学)の安斎育郎さんに話を聞きました。国会で福島第1原発作業員の被ばく問題を連続して取り上げている日本共産党の取り組みを紹介します。
東京電力・福島第1原発事故をきっかけに、原発から撤退し再生可能エネルギー(自然エネルギー)を拡大する世界の大きな流れが勢いを増しています。イタリア、ドイツ、フランスなど特徴的な動きをみると―。廃炉になった原発の横で太陽光発電が行われている、米国・サクラメント市からのリポートも。
「被災者に心を寄せ、生活再建への歩みを支えよう」。民青同盟は6月8日から6月末まで、全国青年ボランティアセンターを宮城県登米(とめ)市に開設し、日々汗を流しています。280人が参加した第1次の取り組み(4月末から12日間)に次ぐもので、被災地に希望を広げています。
57年前のビキニ環礁での米国の核実験。被ばくしたのは、よく知られている第五福竜丸だけではありません。他の漁船被災の全容は未解明です。最近、高知県で漁船員の日記帳の公開や米公文書の発見などが相次ぎ、乗組員へのさらなる聞き取り調査や健康状態の解明が始まっています。
昭和が舞台のNHK連続テレビ小説「おひさま」で演じる真知子さんは、おっとりしてそれでいて芯が強い。親の言いなりのお嬢様でしたが、女学校でヒロイン・陽子(井上真央)と育子(満島ひかり)に出会い、自分の足で歩き始めます。しかし戦争で、思いを寄せる陽子の兄(田中圭)は戦地へ。「つらい時代です。幸せになってほしいですね。そんな中でも、皆は一生懸命に生きている。その姿が視聴者の心に響くんじゃないのかな、と思います」
「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を―国民的討論と合意をよびかけます」。日本共産党の志位和夫委員長が13日、提言を発表しました。他に類のない危険性が日々、国民に不安を広げている原発。「安全な原発などあり得ない」と強調した志位氏。まず政府が「原発からの撤退の政治的決断」をおこない、「5~10年以内を目標に原発から撤退するプログラム」を策定するよう要求しました。コラムニストの天野祐吉さん、音楽評論家の湯川れい子さん、作家の吉永みち子さんに話を聞きました。
東日本大震災と福島原発事故の影響による電力不足のもとで、1年でいちばん電力を消費する夏がやってきます。家庭の節電対策、上手に暑さを乗り切る方法は―。
長野県栄村(人口約2300人)が3月12日、長野県北部地震に襲われてから3カ月余。6月に入り、かろうじて被害を免れた集落の水田で、例年より10日遅れの田植えが行われました。「なんとか村を再生したい」。住民の必死の思いがありました。市田忠義書記局長は3月30日、島田茂樹村長に義援金を手渡し、被害を調査。石坂千穂県議団長は被災当日に同村入り、井上哲士参院議員や県議らも次々に駆けつけました。党県議団は6月8日、知事に村民の住宅支援策を求めました。
18年間、日本の女子サッカーをけん引してきたエース。中盤(MF)を担い、だれより走り、激しくプレーしながら、いつも「サッカーが楽しい」のオーラがいっぱいです。26日開幕の女子ワールドカップ・ドイツ大会で、5大会連続出場を果たします。「一歩ずつ階段を上り、日本はいま、世界ランク4位。今回はチャンスだと思う。サッカー人生の集大成として、みんなとメダルをとりたい」。静かな言葉に熱い思いが、ぎゅっと詰まります。
東日本大震災から11日で3カ月。被災地では、生活再建と復興への懸命の努力が続いています。なかでも注目されているのが地域の基幹産業であり、国内有数の規模を誇る水産業の復興です。宮城、岩手、福島の3県の漁協トップに今の思いを聞きました。宮城県漁業協同組合の阿部力太郎・代表理事理事長は―。
「実家が被災し、休学することになった」「バイト先が営業停止して、生活費が稼げない」。東日本大震災は、被災した学生、被災地出身の学生を苦しめています。こうした学生たちを救うには何が必要なのか―。「奨学金の会」会長で千葉大学名誉教授の三輪定宣さんのコメントも。
地面から水や泥が噴き出し、家は傾く。東日本大震災では地震の揺れによる液状化被害が各地で起きました。なぜ地盤の液状化が起きるのか、国のこれまでの対策や今後の救済策は―。液状化について考えます。
作家生活35周年です。著書は2008年に500点を突破。いま抱える連載は月刊誌を中心に約10本です。「書いていて、登場人物が生き生きと動いていくと楽しい。時々ですが、考えなくても物語が展開することもあります」。執筆は細字のサインペンで。「仕事量が減った」といいながらも、月400枚(400字)以上の原稿を執筆。ひたすら書く生活かと思いきや、オペラや演劇、映画鑑賞にも積極的。「心の栄養」だといいます。
「トイレなきマンション」―。原子力発電所の致命的欠陥を指摘する言葉です。危険な使用済み核燃料を安全に処理する技術がいまだ確立されていないからです。地震、津波の危険のなか、列島にたまる一方の使用済み核燃料。いまどれだけあるのか―。編集部は電力各社の公表資料をもとに各原発に貯蔵されている、"核のゴミ"、使用済み核燃料を調査しました。放射線防護の専門家で立命館大学名誉教授の安斎育郎さんに話を聞きました。
世界有数の地震多発地帯の日本に、54基の原子力発電所が集中します。原発は技術的に未完成で危険なものですが、それを地震多発地帯に置くのは世界でも異常なこと。現状をリポートします。
北海道夕張市の財政破綻が明らかになってから、この6月で5年。赤字解消のための「財政再生計画」が進められ、しわ寄せはあらゆる市民生活に及びます。その中で、「住民が主人公」のまちづくりをめざす運動が発展しています。キーワードは「住民自治で夕張再生を」―。
きれいごとは、書かない。"本音ドラマ担当"を自任します。林真理子さんの小説をドラマ化した「下流の宴(うたげ)」(NHK)も、辛口の本音が満載。黒木瞳さん演じる主人公・由美子が、「中流家庭」を守るために、高校中退した息子・翔の恋人と勝負する姿を、ユーモアたっぷりに描きます。「子どもを頑張らせるのは、自分が頑張るより、ずっと大変。私も高校3年生の息子がいるので由美子の気持ちはよくわかります」
作・あさのあつこ/絵・題字 佐々木こづえ
作者のことば 連載の依頼をいただいたとき、まず頭に浮かんだのは〝今〟という一文字でした。それから〝今、このときを書きたい〟という思いが、驚くほど強い衝動となってせり上がってきました。主人公の咏子は特殊な能力があるわけでも、飛びぬけて美しいわけでもない普通とくくられる女性です。だからこそ〝今〟を体現できるはずなのです
週刊誌や新聞など数十の連載をかかえる森羅万象漫画家、やくみつるさんの4こま漫画。政治の話題から身近なことまでくすっと笑える風刺漫画です。(隔週)
ますむらひろしさんが宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に35年ぶり3度目の挑戦(2020年は最終形・前編、後編は2022年予定)。数年に及ぶ探究と試行錯誤を経て、カラーも使った綿密な絵で賢治の世界を表現します。
ますむらひろしさん:1952年、山形県米沢市生まれ。73年、手塚賞準入選で漫画家デビュー。83年から宮沢賢治作品の漫画化を始める。85年、ますむら氏のキャラクターで「銀河鉄道の夜」がアニメ映画に。97年度日本漫画家協会賞大賞、2001年宮沢賢治学会「イーハトーブ賞」
「日曜クイズ」はどなたでも応募できる、楽しいクロスワードパズルです。正解者の中から抽選で100人の方に、図書カードをお送りしています。メールでも受け付けています。「日曜クイズ」メール 1人1通のみ有効です。詳しくは各号の、「日曜クイズ」応募欄をごらんください。
「クイズでごジャレ」は、小学生限定の楽しいクイズです。正解者の中から抽選で50人の方に景品をお送りいたします。メールでも受け付けています。「クイズでごジャレ」メール 詳しくは各号の応募欄をご覧ください。
毎日の献立はおまかせください。4人の料理研究家が順番に執筆します。▽子育て世代の忙しいお母さんたちに大人気。ナマクラ流ズボラ派家庭料理研究家の奥薗壽子さん。▽昔ながらの和風料理から洋風、中華まで、「おふくろの味」で親しまれている杵島直美さん。▽食材を自由に使いこなし、手間を省きながらおいしく調理するアイデアを伝える、本谷惠津子さん。▽楽しくなければ料理じゃない。子どもに料理を教えるテレビ番組でもおなじみの「クマさん」こと森野熊八さん。
リレーエッセー
「風の色」は、各界で活躍する女性が執筆するエッセーです。2020年4月から1年間、次の5氏がリレーで執筆します。
石上真由子さん(ヴァイオリニスト)
小川たまかさん(ライター)
小松由佳さん(写真家)
日野美歌さん(歌手)
万波佳奈さん(囲碁棋士)
テレビのニュースやワイドショー、新聞や週刊誌など日々流されるマスメディア情報の特徴や問題点をマスコミ経験者や専門家が交代で検証します。次の4氏がリレーで執筆しています。ジャーナリズム研究者・丸山重威さん。弁護士・白神優理子さん。ジャーナリスト・沢木啓三さん。ジャーナリスト・臺宏士さん。
揺れながら育つ中学生の姿を描く教育エッセー。筆者は中学校教諭の坂本隆太郎さん。さし絵は黒須高嶺さんです。
映画評論家や、日曜版記者が数多くの新作から厳選した映画を紹介します。
漫画家・岡野雄一さんが描きます。認知症の母との思い出を通じ、認知症の人の世界や周囲との交流を描く漫画です。
伝統のコーナーです。▼「新人王戦」は若手プロ棋士がしのぎを削るフレッシュな棋戦。囲碁は結城聡九段が対局のポイントを解説。将棋は、熱戦の勝負どころを石田和雄九段が解説します。▼詰碁・結城聡九段、詰将棋・伊藤果八段、詰連珠・岡田寛九段が出題。▼月1回「実力認定テスト」。囲碁・孫喆七段、将棋・高野智史五段が出題。連続6回応募で免状取得へ。▼上達講座、囲碁・山田拓自八段「拓ちゃんの一手指南」、将棋・日本女子プロ将棋協会蛸島彰子女流五段「将棋ステップアップ」も。
つり欄は「釣り人が主人公」。どの記事も季節の釣り物を現場に足を運んで記録したものばかりです。「信頼できる内容」と好評を得ています。全国の釣り人が、厳しい山岳渓流のイワナや、釣りの対象としては最深のアコウダイの記録を寄せています。川から海から、釣りの対象になるほとんどの魚種が登場します。生態系のかく乱をはじめ、自然破壊や地球温暖化にいち早く気づくのも釣り人です。そんな現場の情報も報告されます。
時代がことばをないがしろにしている。ことばの取り扱いに気を配りながら、いまこそ、ことば磨き――。元NHKエグゼクティブアナウンサーが人の心に響く、思いやりのあることばの使い方のヒントを語ります。
「性の何でも屋さん」の あかたちかこさんがジェンダーについて楽しく考えるエッセーをお届けします。(年4回)
いすに座って気軽にできる介護予防に効果的な健康体操を、ごぼう先生がこと、簗瀬寛さんが紹介します。
花育てのコツを、寄せ植え講師の土谷ますみさんがわかりやすく紹介します。(隔月掲載)
茨城県の筑波山麓で100坪の畑と、鶏の産む卵で自給的暮らしを実践中のフリーライターの和田義弥さん。家庭菜園での、野菜づくりのコツを伝授します。
人物、美しい風景や動物の写真をお楽しみいただく写真連載。20年6月14日号から1年間担当する写真家の方々は尾﨑たまきさん「海からの視点」、渋谷敦志さん「地球にんげん宣言!」、杉本恭子さん「日本彩り季節風」、山形豪さん「サファリダイアリー」です。
各ジャンルの専門家が、新しく発売になった注目のディスクを紹介します。洋楽は山口智男さん。クラシックは、伊熊よし子さん、吉井亜彦さん。ジャズはバードマン幸田さん、天神直樹さんです。
法律、年金・社会保険、税金、子ども・教育、障害児教育、医療福祉、マンション・住宅の7分野の専門家が電話相談にお答えした内容で、広く役立つ内容を含む事例をご紹介しています。
読者の皆様からの、詩・短歌・俳句・川柳の投稿を受け付けています。詩は月2回、短歌・俳句は月2〜3回。川柳は月3回掲載です。〒163-8694新宿郵便局私書箱183号。詩は20字20行以内。はがきに短歌は3首、俳句・川柳は5句まで。「読者の文芸」係まで。二重投稿不可。メール可。
選者の方々。詩・柴田三吉さん。短歌・山本司さん。短歌・下村すみよさん。俳句・高田正子さん、俳句・渡辺をさむさん。川柳・植竹団扇さん、川柳・岩佐ダン吉さん。