2013年10月20日号の目次

■対決　対案　共同　「自共対決国会」たたかい抜く

　攻勢的な論戦で三つの役割発揮
　　党議員団総会　志位委員長あいさつ

安倍政権が消費税増税や環太平洋連携協定（ＴＰＰ）、原発推進、改憲などで暴走を始めるなか、参院選後の初めての本格論戦の場となる臨時国会が15日に開会しました。日本共産党国会議員団は総会を開き、志位和夫委員長が「『自共対決国会』としてたたかいぬく」と決意を表明しました。

■秘密保護法案　広がる反対運動

　「知る権利」制限、戦争できる国ねらう
　国家安保会議創設と一体　超党派国会議員ら勉強会
　報道の自由を侵害　各界から批判

国民に知らせたくない情報を隠し、「戦争できる」国づくりをめざす安倍内閣の秘密保護法案。いま、反対の世論と運動が急速に広がりつつあります。15日開会の臨時国会。政府と自民・公明両党は、秘密保護法案について、詰めの協議をおこない、22日の閣議決定を目指しています。日本弁護士連合会、日本ペンクラブ、日本新聞協会、日本民間放送連盟などが反対や疑問を訴える声明を出しています。

■福岡市の病院火災　防火対策の不備次々

　共産党市議団が調査

　消防設備に行政の支援必要
　　　　関西学院大学総合政策学部教授　室崎益輝さん

福岡市博多区の安部整形外科医院で11日未明に発生した火災で入院患者ら10人が亡くなりました。猛煙にまかれ、犠牲になったのは、70歳以上の高齢者ばかり。機能しなかった防火扉など、防火対策の不備が次々と明らかになっています。

■ブラック企業規制法案　こんな法律がほしかった

　ユニクロ元店長　ロッテリア元社員
　僕も辞めずにすんだのに

日本共産党が「ブラック企業規制法案」提案にあたって明らかにした法案の概要や、提案理由などの要点を紹介します（「ブラック企業規制法案の提案にあたって」と「ブラック企業規制法案」要綱の全文はこちらからごらんになれます）。ユニクロ元店長、ロッテリア元店員、ブラック企業被害対策弁護団代表の弁護士・佐々木亮さんにも話を聞きました。

■ＴＰＰ「聖域」なし崩し　公約違反に怒り

　即時撤退へ共同強め　日本共産党参院議員　紙智子さん

環太平洋連携協定（ＴＰＰ）の交渉をめぐる自民党のあからさまな公約違反に、各地で怒りがわき上がっています。自民党が「聖域」として守ると公約したコメなど重要５項目の586品目について、関税撤廃の「検討」を自民党の西川公也（こうや）ＴＰＰ対策委員長が公言したからです。公約を守るよう求める意見書は高知、山形、秋田でも。高知県では―。

■トラブル続出　福島第１原発　作業員が証言

　識別できない配管や危険な１人作業
　東電"金ない"と放置
　被ばく限界　ベテラン不足
　機器貯蔵プール　補強せず

信じられないようなトラブルが続出している東京電力福島第１原発。放射能汚染水をあびて作業員が被ばくするという重大事故まで起きました。作業員の証言から浮かび上がった現場の実態とは...。

■増やして　認可保育園　　共産党　都議団が条例提案

改選後初定例会　用地購入費に補助

　一致点を広げ　力つくす　党都議団幹事長　大山とも子さん

６月の東京都議選後、初めて開かれた東京都議会の定例会（９月18日〜10月11日）。８議席から17議席へ躍進し、公約実現をめざす日本共産党都議団は、４年ぶりに回復した議案提案権を生かし、認可保育園の用地購入費を都が補助する条例案を提出しました。審議内容と各党の態度は―。日本共産党都議団幹事長の大山とも子さんにも話を聞きました。

■兵庫県　神戸市長選と佐用町長選　27日投票

　神戸市長選　三宮巨大開発は許しません
　ぬきな候補であったか市政に

　子育て支援で元気な町を
　佐用町長選に山田兼三氏

27日投票される兵庫県の神戸市長選と佐用町長選。ぬきな（貫名）ゆうな市長候補（61）と、山田兼三・元南光町長（65）がそれぞれ立候補する二つの選挙を現地からリポートします。

■電子図書館事情

　「青空文庫」１万2000件を電子化
　国立国会図書館　戦後の文献90万冊余
　　図書館司書　田中健美さんが紹介

27日から読書週間が始まります（11月９日まで）。図書館が話題になる時期でもあります。そこで話題のひとつ、「電子図書館」について図書館司書の田中健美さんに現状や利用の仕方を紹介してもらいました。

■手書きで　気軽に楽しめる一筆箋

　手書きコミュニケーションアドバイザー　むらかみかずこさん

　メール感覚で　字が苦手でも

携帯や電子メールの利用が増えて字を書くことが減ってきたこのごろ―。手軽な一筆箋（いっぴつせん）を愛用する人が広がっています。「手書きだからこそ気持ちが伝わる」という、むらかみかずこさん（手書きコミュニケーションアドバイザー）に、一筆箋の魅力と活用術を聞きました。

■身近な「思い」　苦いユーモアで

　石田徹也展　全国巡回

「絵の中に自分がいました」「絵にはさわれなかったけれど心にふれました」―来場者の感想が壁を埋めています。栃木県の足利市立美術館で開催中の「石田徹也展―ノート、夢のしるし」。31歳での死去後も支持者を広げ続ける画家の初の全国巡回展です。

■54年迎えた無声映画鑑賞会

　モノクロはロマンチック　弁士デビュー40年　澤登翠さん

ちゃんばらや悲恋、社会の告発など、多彩に描かれてきた無声映画。無声映画鑑賞会が、毎月１回その上映会を開いて今年で54年になります。弁士デビュー40年の澤登翠さんにも話を聞きました。

■「人類資金」監督　阪本順治さん

　日陰に光あてる。それが映画
　金融資本主義とたたかう人々を描いた経済サスペンス

資本主義に切り込む作品です。映画「人類資金」は、金融資本主義を脱し、分かち合う資本主義へルールを変えようとたたかう人々を描いた経済サスペンス。阪本順治監督は、「目に見えないものへの危機感があった」と話します。

■神田さち子さん　中国残留女性演じ180回超

　ひとり芝居　帰ってきたおばあさん
　母と重ね　証言伝える

戦争で「旧満州」（中国東北部）に残された女性の半生を描くひとり芝居「帰ってきたおばあさん」が今月、東京で上演されます。初演は1997年。過酷な体験を伝える公演は、180回を超えました。演じるのは、自身も引き揚げ体験者の神田さち子さんです。

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■地球一周　祭りの旅　芳賀日向
200頭の象をおもてなし　タイ・スリン

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■ほかにこんな記事が

▼〈連載小説「風雪のペン」作:吉橋通夫、絵:西のぼる、題字:日野原牧〉
〈14〉第三章　縁談　４　さらに遠くへ
▼〈リレーエッセー　風の色〉
　村人に災難　ゾウの受難　ツアーコーディネーター・永松真紀さん（ケニア在住）
▼〈連載漫画「山の奉行ものがたり」作:青木朋〉その四十一
▼〈マリン先生の虹色ノート〉
　(80)　"豆腐小判"どうぞ　小学校教諭・真咲倫子さん
▼〈知って役立つ　労働法〉STOP!　ブラック企業
ファイル８　労働者には退職の自由がある　賠償や罰金は違法です　弁護士・久保木亮介さん

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▼〈スポット〉　かわいさ世界級!?　モーニング娘。・道重さゆみさん
▼〈経済これって何？〉
　貿易赤字の拡大　産業空洞化が最大の原因　中央大学名誉教授・今宮謙二さん
▼〈にちようシネマ館〉
　「もうひとりの息子」「キタキツネ物語　--35周年リニューアル版-」
　「ダイアナ」「101回目のプロポーズ　〜SAY YES〜」
▼〈本立て〉
　エイモリー・ロビンスほか著『再生可能エネルギーがひらく未来』
　倉林靖著『震災とアート　あのとき、芸術に何ができたのか』
　大治朋子著『アメリカ・メディア・ウォーズ　ジャーナリズムの現在地』

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▼〈電話相談〉「手術後15年で後遺症の兄　身体障害者手帳受けたい」
　　　　　　　「誕生祝いで妻にもらった　日傘さすのが恥ずかしい」
▼〈ＮＥＷディスク〉クラシック　宇野功芳の３枚
　「ベートーヴェン：ピアノ協奏曲全集」/ルドルフ・ブッフビンダー＆ウィーン・フィル
　「ベートーヴェン：交響曲第３番《英雄》/第４番/第５番《運命》」/スタニスラフ・スクロバチェフスキ（指揮）、読売日本交響楽団
　「マーラー：交響曲第４番」/エリアフ・インバル（指揮）、東京都交響楽団、森麻季（ソプラノ）
▼〈囲　碁〉依田紀基九段の眼　第38期新人王戦ここがポイント
　模様作り　まとめる　準々決勝第３局　黒・畠中星信四段　VS　白・志田達哉六段
▼〈将　棋〉上達のアドバイス〈30〉
　形の急所　日本将棋連盟指導棋士・木屋太二六段
▼〈詰　碁〉結城聡十段〈詰将棋〉伊藤果七段〈詰連珠〉岡部寛八段

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▼〈読者の文芸〉詩・川柳
▼〈つ　り〉　チヌ　ぐいぐい引き込み　京都・白杉漁港
▼〈メディアをよむ〉
　見逃せない秘密保護法案　元ワイドショープロデューサー・仲築間卓蔵さん
▼〈うれしい一品〉杵島直美さんの「ミネストローネ」
▼〈1週間のおかず〉
　「クリご飯」「ふわふわ肉団子」ほか

▼ 〈日曜クイズ〉　
　 　　正解者には抽選で100人に景品をお送りします。
▼〈クイズでごジャレ〉
　　小学生限定のクイズ。正解者に抽選で50人に賞品。