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2012年12月02日号の目次

これが共産党の「改革ビジョン」
 「政党らしい政党」の議席倍増を 「四つの試金石」で見極める

「改革ビジョン」.jpg日本共産党はこの間、「経済提言」「即時原発ゼロ提言」、さらに「外交ビジョン」「領土提言」と、国政の熱い焦点で政策提言を発表し、解決策を示してきました。今回の総選挙政策「日本共産党の改革ビジョン」は、「これまでの政策提言を集大成するとともに、情勢の進展にそくしてさらに発展させたもの」(志位和夫委員長)。10の改革ビジョンを示しています。このうち、デフレ不況問題をみると―。暮らしと経済研究室主宰、元神戸大学教授の山家悠紀夫さんにも話を聞きました。(「改革ビジョン」全文はこちらから
 総選挙政策の発表で、日本共産党の志位和夫委員長は「改革ビジョン」の内容を説明したうえで「政治姿勢、政策とともに政党のあり方が問われる」と提起、「どの党が『政党らしい政党』か、一票を入れて安心な政党なのか」と問いかけました。そして、①日本の前途を開く綱領を持ち、②草の根で国民と結びついて地に足をつけて活動し、③90年の歴史を通じて平和を破壊する逆流とたたかい、④1世紀近い歴史で試された党―日本共産党こそ「政党らしい政党」だと訴え、「議席倍増を必ず果たしたい」と決意を表明しました。

 被爆国の政治語る資格なし
自民 国防軍 集団的自衛権、人権制限も主張
維新 "核武装" 核兵器廃絶「無理」 広島で暴言

核武装国防軍.jpg総選挙を前に、自民党や「日本維新の会」のウルトラ右旋回の暴走ぶりがすさまじい。"核武装"論や「国防軍」創設案まで飛び出し、これらの党の危険な本質を浮かび上がらせています。

消費税でなく、金持ち増税を 精神科医 和田秀樹さん
 生活保護は経済活性化にも効果がある
 共産党はせめて10%ぐらいの票をとって

生保和田秀樹.jpg景気をよくするには、消費税の増税でなく、金持ちに増税を―。著書で日本経済のあり方について論じている、精神科医の和田秀樹さん(国際医療福祉大学大学院教授)に聞きました。

原発ゼロ 福島の願いを国政に
 遅れる除染や賠償 事故前の暮らしを 共産党の議席伸ばしたい
 災害関連死1000人超 過酷な避難生活今も 
 借り上げ住宅で自分も暮らす 渡辺チイ子1区候補

福島国政渡辺チイ子.jpg原発事故から1年8カ月あまり。16万人以上の福島県民が今も避難生活を強いられています。衆院比例東北ブロック(定数14)で、高橋ちづ子候補(53)=前=の必勝を掲げる日本共産党。「福島の声を国政に届ける」と、候補、党員、後援会員が訴えています。

総選挙 議席倍増へ
東 北   定数14
 被災者主役の復興を  高橋ちづ子候補(53)前

九州・沖縄  定数21
 基地撤去へ党派超え  あかみね政賢候補(64)前
 TPP反対共同広く   田村 貴昭候補(51)新
 「経済提言」語り広げ まじま省三候補(49)新

10面ちづ子180.jpg総選挙での議席倍増をめざす日本共産党の比例ブロック候補を紹介します。東北ブロック(定数14)の高橋ちづ子候補は、「東北の1議席を絶対守り抜き、全国の躍進につなげる決意です」と訴え、広い6県を駆け巡っています。九州・沖縄ブロック(定数21)で現有1議席の倍増に全力をあげる、あかみね政賢候補=沖縄1区重複=は、選挙区でも議席獲得を目指します。国政初挑戦の表明から足かけ8年、離島から山間部までくまなく地域の実情に接してきた田村貴昭候補。「提案し、行動する。」日本共産党の姿を体現しながら、3度目の挑戦で悲願の2議席奪還に死力を尽くしています。

総選挙 議席倍増へ 東京(定数17)
 論戦に外交に大活躍  笠井亮候補(60)前
 原発ゼロへ パパ全力 宮本徹候補(40)新
 正社員が当たり前へ 池内さおり候補(30)新

11面笠井180.jpg東京ブロック(定数17)では2議席以上の獲得をめざし、全力投球です。笠井亮候補は日本共産党の政策委員長代理としてテレビ討論に出席。各党代表と論戦しながら、党の「経済提言」、外交ビジョンなどを訴えています。宮本徹候補は、11月21日、世田谷区で子どもを内部被ばくから守る運動をする母親たちと懇談し、「即時原発ゼロ」の党提言を説明しました。

がんばりすぎない シンプル大掃除
 「家族行事」と楽しむ 生活コラムニスト ももせ いづみさん

シンプル大掃除.jpg大掃除のプレッシャーを感じる時期がやってきました。あれもこれも「やらなきゃ!」とあせって、イライラしていませんか? がんばりすぎない「シンプル大掃除」のすすめを、生活コラムニストの、ももせいづみさんに聞きました。


シリーズ 有機野菜 野菜 花づくり 大学教育農場から
 チューリップ 後輩を歓迎する花 プランターは浅植えで
 恵泉女学園大学 園芸教育センター 菊地牧恵さん

有機学校農場チューリップ.jpg大学教育農場からの定点報告。12月はラディッシュやチンゲンサイ、コカブ、中旬からはダイコン、ハクサイの収穫が始まります。授業では4月中旬の開花をめざして、チューリップを植えます。栽培方法のポイントを紹介します。


木下恵介監督 生誕100年によせて 自然と家族 慈しむ心
 「戦争はいやだ」強い意志の上に 映画キャメラマン・渡辺浩さん

木下恵介100年.jpg12月5日は映画監督・木下恵介さんの生誕100年の日です。戦後の大ヒット作「二十四の瞳」(54年)をはじめ49本の多彩な映画を残しました。テレビ「木下恵介劇場」のメーンキャメラマンをつとめた、渡辺浩(ゆたか)さんが木下作品の魅力を語ります。(木下恵介100年祭・木下作品の特集上映会が11月23日から12月7日まで東京・東銀座の東劇☎03(4541)2711でおこなわれます)


音楽 HY 新譜「Route29」
 「純と愛」の主題歌収録 切なく悩む その先に

HYの新作「Route29」が完成しました。現在放送されているNHK連続テレビ小説「純と愛」の主題歌を含むアルバムの魅力と彼らの軌跡を音楽ライターの山浦祐介さんが解説します。


121202芸能.jpg

追悼 森光子さん 37年のお付き合いを振り返って
 遅咲きの大輪 平和への思い フリーライター 長谷川正人

俳優の森光子さんが、11月10日に92歳で亡くなられました。舞台「放浪記」で、2000回を超えて、主役を務めるなど、芸能界に大きな足跡を残しました。森さんは、「しんぶん赤旗」にたびたび登場し、創刊75周年のインタビューに応じたり、日曜版創刊45周年や50周年にメッセージを寄せました。森光子さんにインタビューしてきたフリーライターの長谷川正人さんが森光子さんの魅力を語ります。


大飯原発 活断層 専門家「運転停止が当然」
 否定できないなら"クロ" 旧安全委の手引きに明記
 新たな危険 三つの断層が連動か

大飯断層.jpg「活断層と疑わしいならまず、原発を止めるべきだ」―。原子力規制委員会が活断層調査の継続を決めた関西電力・大飯原発(福井県)をめぐり、調査にあたった専門家からそんな強い声があがっています。それを裏付ける文書の存在も明らかになりました。



日本の山高尾山.jpg
日本の山四季折々 新井和也
輝くダイヤと氷の華 高尾山



ほかにこんな記事が

▽<日曜クイズ>第2761回 正解者には抽選で100人に景品をお送りします。
▽<クイズでごジャレ>第428回 小学生限定のクイズ。正解者に抽選で50人に賞品。
▽<連載小説「大江戸ドクター」作:和田はつ子、絵:安里英晴>《23》四話・横浜居留地(五)
▽ <リレーエッセー 風の色>不思議ちゃん たのしんじゃう 漫画家・細川貂々さん
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▽ <本立て>唐鎌直義著『脱貧困の社会保障』、大治朋子著『勝てないアメリカ 「対テロ戦争」の日常』、森岡浩著『ルーツがわかる 名字の事典』
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▽ <つ り>コツコツ小気味いい 北風強い岸壁でチヌ 長崎・松浦
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▽<1週間のおかず>「エビと白菜の中華風うま煮」「豚肉とキノコのポン酢炒め」ほか
▽ <うれしい一品>杵島直美さんの「ロールキャベツのトマト煮」

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