■核なき世界へ交渉開始を 原水爆禁止世界大会
市民と国連、政府、自治体が力合わせ
国連事務総長がメッセージ、福島県浪江・馬場町長が初参加
原水爆禁止２０１２年世界大会が２～９日、広島・長崎両市で開かれ、内外の参加者は核兵器禁止条約（ＮＷＣ）の交渉開始へ、市民、自治体、政府、国連が力を合わせようと誓いました。国連の潘基文事務総長から原水爆禁止世界大会へおくられたメッセージの要旨も紹介します。福島第１原発事故で全町民避難を余儀なくされた福島県浪江町の馬場有（たもつ）町長が初参加しました。
■青年が被爆証言ＤＶＤ 愛知・ききプロ
英語字幕つけ海外代表に手渡す
全員が途中で声つまらせた 聞くほど原爆の恐ろしさが
被爆証言をビデオに記録し、将来に伝えようという青年の活動が各地で広がっています。愛知県の青年たちは、証言を英語字幕付きのＤＶＤにして、原水爆禁止世界大会の会場で海外代表に贈りました。
■次期ＮＰＴで核兵器禁止条約交渉合意を
志位委員長、ケイン国連軍縮上級代表と会談
日本共産党の志位和夫委員長は６日、広島市内で、原水爆禁止世界大会に出席した国連のアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表と会談しました。志位氏は、２０１５年にＮＰＴ再検討会議にむけた準備会合でノルウェーやスイスなど１６カ国が、核兵器の使用は国際人道法に抵触するものであり、核兵器禁止が必要との「共同声明」を出したことは重要だと指摘。ケイン氏も「共同声明」の重要性を強調しました。
■大飯原発３、４号機 断層再調査企業 設置時と同じ
経済産業省原子力安全・保安院が大飯原発３、４号機の敷地内の断層の再調査を関西電力に指示しましたが、その再調査を行うのが同原発の設置申請時に同様の調査をおこなった三菱グループ企業であることが分かりました。専門家からは「再調査は第三者がすべきだ」という批判の声があがっています。
■原子力規制委人事案撤回も要求 官邸前抗議行動
首都圏反原発連合の有志が呼びかける毎週金曜日夜の首相官邸前抗議行動は３日もおこなわれ、８万人（主催者発表）が参加しました。
■「原発ゼロ」支持７割 エネルギー政策意見聴取会
福島会場 再稼働!? 脳みそがメルトダウンしてる
「将来の原発比率」をテーマに全国１１カ所で開かれた政府主催のエネルギー政策意見聴取会。「原発維持」「再稼働」を狙う政府のもくろみとは裏腹に、参加者の７割が「原発ゼロ」を選択しました。原発事故で１６万人以上が県内外で避難生活を強いられている福島県。福島県で開かれた意見聴取会（１日）では、政府の対応、とりわけ大飯原発の再稼働に対する怒りが口々に語られました。日本共産党中央委員会は８月
「原発被害で苦しむ福島の被災者支援・復興支援―党機関支援募金」を呼びかける訴えを発表しました。
■オスプレイ墜落 これが実態だ
クアンティコ墜落事故 １９９２年 ７月
マラナ墜落事故 ２０００年 ４月
ニューリバー墜落事故 ２０００年１２月
アフガニスタン墜落事故 ２０１０年１２月
３０年前に開発が始まり、２００７年に実戦配備された米軍輸送機オスプレイ。その過程で一貫して問題になってきたのが墜落事故の多さです。死者が出た事故を中心に検証すると、同機の重大な欠陥が浮かんできます。
■貧困 格差 消費税増税 当事者が今 声あげよう
毎週水曜 夕暮れ官邸前アクション
前日本弁護士連合会会長 宇都宮健児さんに聞く
７月１８日から始まった、消費税増税、生活保護改悪、社会保障切り捨てに対反対する「水曜夕暮れ官邸前アクション」。これに参加した反貧困ネットワーク代表で、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんに、運動への思いを聞きました。
■終戦６７周年 艦砲射撃 釜石の記憶
つらくても語り継がねば
太平洋戦争と３・１１の大津波の実相を伝えていきたい―。東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県釜石市は、米英軍の艦砲射撃で廃虚と化した街でもあります。その体験が、いまも受け継がれています。１５日は終戦６７年―。
■子育て新システム 「修正」法案の問題点は
帝京大学教授（保育学） 村山祐一さんに聞く
公的な保育制度を大本から崩して親の「自己責任」にし、「営利化」を進める「子ども子育て新システム」関連法案。自民、民主、公明３党の「修正」で法案の問題点はどうなったのか。帝京大学教授（保育学）の村山祐一さんに聞きました。
■フジロック 脱原発も
国内屈指の大規模音楽イベント「ＦＵＪＩ ＲＯＣＫ ＦＥＳＴＩＶＡＬ'１２（フジロック）」が７月２７日から２９日まで、新潟県の苗場スキー場で開催されました。今回は過去最高の、のべ１４万人が参加。アーティストが脱原発の思いを発信するコーナーも盛り上がりました。
■今井正監督生誕１００年 フィルムセンターで特集上映
今井正監督の生誕１００年の今年、記念する取り組みが続いています。６月には『今井正読本』（今井正監督を語り継ぐ会編、論創社）が発売。巻頭エッセーで、山田洋次監督は、「日本映画の先行きがまったく不透明な今の時代にあって、日本の文化遺産とも云うべき今井正監督の素晴らしい作品群が見直されなければいけない」とのべています。１～５月に、東京や関西で特集上映が行われたのに続き、７月３１日から、東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで、特集上映後半の第２部が開催中です。２６日まで。
■戦場カメラマン 渡部陽一さん 「世界ふしぎ発見！」出演
巨大さにすくんだ コモドドラゴンに２０㌢まで迫り撮影
戦場カメラマンの渡部陽一さん(３９)が、「世界ふしぎ発見！」（ＴＢＳ系で１８日放送）のミステリーハンターになり、現地をリポートします。取材対象は、インドネシアのコモド島にすむコモドドラゴン。体長３㍍の世界最大のオオトカゲです。
■音楽 震災 日本への祈り
パンクの女王 ８年ぶりの新作 パティ・スミス
８年ぶりの新作「バンガ」を発表した、今年６６歳になるパンクの女王パティ･スミス。新作のタイトルは、ロシアの反体制作家ミハイル・ブルガーコフと関係があるようです。彼女と新作の魅力を音楽評論家の和田静香さんが語ります。
■息子はいじめで自殺した
学校評価の低下恐れ 表面化せずに深刻化
全国いじめ被害者の会理事長 大沢秀明さんに聞く
「いじめられている子どもを一人でも多く救いたい」と全国を駆け回る大分県の大沢秀明さん（６８）。２００６年に「全国いじめ被害者の会」を設立し、０８年にはＮＰＯ法人に。同会理事長として、また、最愛の息子をいじめによる自殺で亡くした遺族の一人として、全国のいじめの相談に乗り続けています。
日本の山 四季折々 新井和也
盛夏のお花畑 白馬岳
■ほかにこんな記事が
▽＜日曜クイズ＞第２７４５回 正解者には抽選で１００人に賞品をお送りします。▽＜クイズでごジャレ＞第４１２回 小学生限定のクイズ。正解者に抽選で１００人に賞品。
▽＜連載小説｢大江戸ドクター」作：和田はつ子、絵：安里英晴＞《７》二話･里永克生診療所（一）
▽＜リレーエッセー 風の色＞ちょっと？ すごく心配 俳優・日色ともゑさん
▽＜連載漫画｢今日もいい天気 PartⅡ｣作：山本おさむ＞第31話 誰のもの？
▽＜マリン先生の虹色ノート＞19 母が娘に残したものは 小学校教諭・真咲倫子さん
▽＜知ってトクする しんこ先生の和食のコツ＞⑦ 切り方・下 アジのおろし方 ①ぜいごを取り除く②頭を落とす③内臓を出す... 料理研究家・清水信子（しんこ）さん
▽＜スポット＞まだまだ、です ギタリスト・朴葵姫さん
▽＜にちようシネマ館＞「『わたし』の人生 我が命のタンゴ」「桐島、部活やめるってよ｣「テイク・ディス・ワルツ」「かぞくのくに」
▽＜経済これって何？＞ＬＩＢＯＲ不正 投機が生んだ腐敗 中央大学名誉教授・今宮謙二さん
▽＜電話相談＞「高校中退した１６歳の息子 ひったくり未遂で警察に」
「指示しないと動かない小２ 自己肯定感どう育てるか」
▽＜ＮＥＷディスク＞伊熊よし子の１枚「テレマン：１２の幻想曲（無伴奏ヴァイオリンのための）」／佐藤俊介（ヴァイオリン）
▽＜読者の文芸＞短歌、俳句、川柳
▽＜つ り＞アユ絶好調 福井・足羽川
▽＜囲 碁＞拓ちゃんの一手指南〔１８４〕 受ける一手ですが 日本棋院・山田拓自八段
▽＜将 棋＞第４３期新人王戦 手どころ勝負どころ 形勢急接近の終盤 ２回戦第５局 村田顕弘四段ＶＳ牧野光則四段
▽＜詰 碁＞結城聡九段＜詰将棋＞伊藤果七段＜詰連珠＞岡部寛八段
▽＜メディアをよむ＞沖縄県民は"実験動物"か 新聞ジャーナリスト・阿部裕さん
▽＜１週間のおかず＞｢レンコンの肉挟み焼き｣「精進揚げ」ほか
▽＜うれしい一品＞杵島直美さんの｢五目チャーハン」
ますむらひろしさんが宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に35年ぶり３度目の挑戦（2020年は最終形・前編、後編は2022年予定）。数年に及ぶ探究と試行錯誤を経て、カラーも使った綿密な絵で賢治の世界を表現します。
リレーエッセー
テレビのニュースやワイドショー、新聞や週刊誌など日々流されるマスメディア情報の特徴や問題点をマスコミ経験者や専門家が交代で検証します。次の４氏がリレーで執筆しています。ジャーナリズム研究者・丸山重威さん。弁護士・白神優理子さん。ジャーナリスト・沢木啓三さん。ジャーナリスト・臺宏士さん。
揺れながら育つ中学生の姿を描く教育エッセー。筆者は中学校教諭の坂本隆太郎さん。さし絵は黒須高嶺さんです。
映画評論家や、日曜版記者が数多くの新作から厳選した映画を紹介します。 
つり欄は「釣り人が主人公」。どの記事も季節の釣り物を現場に足を運んで記録したものばかりです。「信頼できる内容」と好評を得ています。全国の釣り人が、厳しい山岳渓流のイワナや、釣りの対象としては最深のアコウダイの記録を寄せています。川から海から、釣りの対象になるほとんどの魚種が登場します。生態系のかく乱をはじめ、自然破壊や地球温暖化にいち早く気づくのも釣り人です。そんな現場の情報も報告されます。
「健康らいふ」 第一線で活躍している医師や研究者が登場し、健康に役立つ最新情報がいっぱいです。《随時掲載》
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