増税しても税収は下がる
■立正大学法学部客員教授・税理士 浦野広明さん
消費税大増税で問われる税金の在り方―。浦野広明・立正大学法学部客員教授の「そもそも税金講座」。8回目の今回は、消費税の負担増についてです。1997年の3%から5%に上がった時には9兆円の負担増。国民生活を苦しめた結果、税収は増税前より14兆円も減収となりました(増税前の96年度と2010年度の比較)。消費税増税は、財政を立て直すどころか、財政を破綻させるのです。