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2022年5月4日(水)

防災対策 住民の声聞いて

台風19号被災の長野市を調査

たけだ氏ら訪問

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(写真)塩崎遊水池の計画地で農業を営む男性の話を聞く(右2人目から左へ)たけだ、黒沢、和田の各氏=3日、長野市

 日本共産党の、たけだ良介参院議員・比例予定候補は3日、2019年の台風19号で甚大な被害を受けた長野市に入り、地元住民らから復興・復旧に向けた要望を聞きました。共産党の山口典久、和田明子の両県議、黒沢清一、佐藤久美子、竹内茂の各長野市議らが同行しました。

 台風19号で決壊した千曲川の防災対策として、国主導で県内の千曲川中流・下流の5カ所に遊水池の整備を計画しています。たけだ氏らは、篠ノ井塩崎地区の千曲川沿いに位置する塩崎遊水池の計画地を調査しました。

 塩崎遊水池の計画地内は果樹や野菜の畑が多くあり、国は地権者に遊水池全域の用地買収を検討しています。ビニールハウスでアスパラガスなどを育てる農家の男性は「独立して30年以上頑張ってきた。ハウスの設備への補償など気になるが、国はもっと私たちの声を聞いてほしい」と話していました。

 たけだ氏らは、家屋への浸水被害が特に大きかった穂保(ほやす)地区を訪ね、住民約20人と懇談。「流下能力を確保した河川整備をしてほしい」「緊急避難用の道路を造ってほしい」などの要望が寄せられました。

 一行は、豊野地区に昨年11月完成した災害公営住宅を調査。赤沼地区から転居した市民から生活の現状を聞きました。

 調査・懇談を終えた、たけだ氏は「治水対策や住宅再建について結論ありきではなく、何よりも被災者の声が反映されるよう行政に届けていきたい」と話していました。


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