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~4月のテレビラジオ面~
〝春の顔〟が続々登場! インタビュー特集「思いのままに」


☆「警視庁・捜査一課長」~内藤剛志さんが抱く「変えない」勇気


☆新時代の時代劇を担う山本耕史さん、「鳴門秘帖」に挑む


☆実力派・上川隆也さんが華麗に変身!「執事 西園寺の名推理」

内藤剛志さん.JPG            


□「警視庁・捜査一課長」~内藤剛志さんが抱く「変えない」勇気(23日付)

 テレビ朝日系「警視庁・捜査一課長」で主役の大岩純一を演じます。レギュラー化して3回目の見どころは「変えないところ」。100人以上の出演者・スタッフに「『この現場は楽しいな』と思ってもらえるようにするのが主役の役割」だと語ります。(紙面を見る

□新時代の時代劇を担う山本耕史さん、「鳴門秘帖」に挑む(30日付)

 尺八と小太刀を両の手に、クルリ、クルリと敵を倒す…。山本耕史さんがNHKBSプレミアム「鳴門秘帖」で披露する殺陣は、新時代の時代劇を予感させます。40年前に田村正和さんが演じた剣士・法月弦之丞役に「わくわくして撮影できました」。(記事を読む

□実力派・上川隆也さんが華麗に変身!「執事 西園寺の名推理」(2日付)

 人柄も演技も誠実さがにじみ出る上川隆也さんが「執事」に変身します。テレビ東京系「執事 西園寺の名推理」で、奥様に仕えながら難事件を解決。何者にも変化できる柔軟さの背景には、「役者として演じられる幸せ」という信念がありました。(記事を読む

●ミニ対談 亀渕昭信さん×石井彰さん 「ラジオと洋楽」を語る(16日付)

 かつて「オールナイトニッポン」で一世を風靡(ふうび)したラジオパーソナリティーの亀渕昭信さんと放送作家の石井彰さんによる対談が実現しました。年々減る一方の洋楽番組とラジオ復活のカギとは―。2人が縦横に熱く語り合います。(紙面を見る

●人権侵害番組の継続は許さない~徹底検証「ニュース女子」問題(4日付)

 BPOが「重大な放送倫理違反があった」と断じた東京MXテレビ「ニュース女子」の問題点を改めて振り返ります。MX側は番組を終了させました。番組制作会社によるネット配信や地方局での放送継続の動き、それに抗議する市民の声を伝えます。(記事を読む

●紙上解説~NHK「視聴者と語る会in神戸」で語られたことは?(26日付)

 NHK経営委員が各地の視聴者から直接意見を聞く「語る会」が、4月21日に神戸市内で開かれました。「強引な受信料徴収がある」「4K8Kを急ぐ必要があるのか」…。参加者からの数々の質問に対し、NHK側はどう答えたのでしょうか。(記事を読む

●ドラマで活躍・多彩な顔が登場 4月の「休憩室」(毎週土曜日掲載)

 ☆TBS系「プレバト!!」で俳句講師を務める夏井いつきさんは、赤ペンひとつで芸能人の句を名句に。俳句の魅力は「生きていく時に大きな杖(つえ)になる」こととか。

 ☆松平健さんは、NHKBSプレミアム「PTAグランパ2!」でコメディアンとしての存在感を発揮。「まじめにやるほど、おかしく見える」状況を自らつくりあげます。

 ☆佐々木希さんは、NHKドラマ10「デイジー・ラック」でアラサー女性の揺れる心を演じます。今秋に第1子を出産予定。「食べたものが体になると日々感じています」

 ☆デビューから6年。「誰よりも自分が役を愛そう」と決意する工藤阿須加さんは、テレビ朝日系「未解決の女」で、役柄の〝生い立ちノート〟をつくって撮影に臨みます。

●好評・「試写室」 新ドラマ、ドキュメンタリーを紹介

  ジャーナリストや作家、詩人ら多彩な執筆陣が、新作ドラマやドキュメンタリーなどの話題作を取り上げ、見どころを伝えます。みなさんは今夜、どの番組を選びますか?

♪♪♪毎週月曜日付は「テレビ・ラジオ特集」です♪♪♪

 毎週月曜は1面を使った特集面をお届けします。最新のテレビ・芸能情報から、話題の人へのインタビュー「思いのままに」など内容も多彩。一流執筆陣の放送評論「波動」は放送界の「いま」を深く切り取ります。読み応えたっぷりのコラムも好評です。気鋭のライター・武田砂鉄さんの「いかがなものか!」、演出の巨匠・鶴橋康夫さんの「ドラマの種」、脚本家や映画監督として羽ばたく足立紳さんの「七転びな日々」、テレビコラムニスト・桧山珠美さんの「それでもテレビが好き」を、それぞれ毎月1回掲載しています。

 ◆「波動」執筆陣(50音順)◆
 石井彰(放送作家)、碓井広義(上智大学教授)、河野慎二(ジャーナリスト)、桜宮淳一(在阪テレビ局報道記者)、隅井孝雄(ジャーナリスト)、利元克巳(広島マスコミ9条の会)

♪♪♪読者・視聴者の「声」で紙面をつくります♪♪♪

◇あなたも投稿してみませんか~「みんなのアンテナ」
「あのドラマは感動した!」「ちょっとこの番組はヘンじゃない」…。テレビ・ラジオ番組の感想を募集しています。また、放送問題への意見も大歓迎です。

「みんなのアンテナ」は200字程度の原稿にまとめ、①住所②氏名(紙上匿名可)③年齢④電話番号を記入のうえ、以下のあて先・アドレスに送付してください。掲載の場合は薄謝を進呈します。

はがき・手紙の場合
〒151-8675  東京都渋谷区代々木郵便局私書箱62号

   【FAXの場合
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※いずれの場合も「みんなのアンテナ係」と明記してください。


◎思いのままに/NHK40年ぶりのドラマ化「鳴門秘帖」/主演の剣士役 山本耕史さん/役者は皆、同じリング上/工夫した殺陣にやりがい

 NHKとして40年ぶりにドラマ化した「鳴門秘帖」(NHKBSプレミアム、金、後8・0)。主演の山本耕史さんが美剣士・法月弦之丞(のりづき・げんのじょう)にふんし、虚無僧姿で見事な剣さばきを見せます。新世代の時代劇を担う山本さんに聞きました。(田村三香子)

 甲賀の忍者に取り囲まれた弦之丞。尺八と小刀を両の手に、クルリ、クルリと向きを変えながら、一人また一人と倒してゆきます。舞うようです。「いままでいろいろな立ち回りをしてきましたが、尺八と小刀の二刀流は初めて。難しいと思うのと同時に、わくわくして撮影できました」

台本の印象、大事

 天蓋(てんがい、虚無僧の深い編み笠)をどう使うのか、尺八だけでの応戦から、小刀を抜いてどう持ちかえるか、敵をどうかわし、どう切るか――殺陣指導の方と相談しながら、「僕の提案もいろいろ入れていただいて、工夫しました」
 たいていの時代劇で1話に1回の大立ち回りが、4回、5回と出てきます。
 「殺陣はすごく気を張ります。手に刀が当たったりして危ないので、本当に当てないようにして。殺陣師の方から『何十年やってきたけど、何番目かで覚えるのが早い』といわれました。やりがいを感じます。それに、立ち回りがないと、自分でも見ていて面白くないなと思いますから」
 大身旗本の嫡男でありながら剣術修行の旅に出て、やがて隠密となって秘密文書探索の旅に出る弦之丞。「剣に生きる自分は人でなしだ」と、心に影を抱えています。40年前は田村正和さんが演じました。
 「田村さんのために書かれたような作品みたいですね」といいつつ、とらわれることはありません。「どの作品もそうですが、台本から受ける印象を大事にしています。田村さんの弦之丞は心臓の鼓動が非常にゆっくりだったかと思っています。僕の弦之丞は、心臓の動きがほかの人と同じイメージです」

反応しすぎかな

 しかし、試写を見て思うところもありました。「僕の演技は、いろいろなことに反応しすぎていたかもしれません。思っていた以上に弦之丞は〝静〟でした。もっと動かないようにするとか、ほかにもアプローチがあったかなと思っています」
 演技の道は、分かれ道も多く長い。ゴールが見えません。
 「見えたら簡単です。簡単に目指せるし、また、やめられる。でも、昨日デビューした人も、僕と同じリングの上に立つのが役者です。僕が大先輩と当たったりもします。ファイターなら、長くリングにいる人が勝つけれど、役者はそうではない。面白いですね」

鳴門秘帖 原作は昭和初期、吉川英治の新聞連載小説。剣術修行の旅から10年ぶりに江戸にもどった法月弦之丞(山本)は、幕府転覆の密約を記した血判状「鳴門秘帖」を探す密命を受けます。いいなずけ・千絵(早見あかり)、千絵を奪おうとする旅川周馬(武田真治)に、弦之丞を慕う女すり・お綱(野々すみ花)、阿波徳島藩からの刺客・天堂一角(渡辺大)や辻斬り・関谷孫兵衛(袴田吉彦)ら、攻守入り乱れての旅が展開します。

 やまもと・こうじ 1976年、東京都生まれ。1987年、「レ・ミゼラブル」で初舞台を踏み、以後かずかずの舞台、ドラマ、映画で活躍中。主なドラマは大河ドラマ「新選組!」、「新選組!!土方歳三 最期の一日」「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙」シリーズ、「植木等とのぼせもん」(以上NHK)、「トットちゃん!」(テレビ朝日)など。
(4月30日付)


◎思いのままに/13日スタートのドラマ「執事西園寺の名推理」で主演  上川隆也さん/あこがれの先輩と同じ高みへ―/目前の傾斜を一歩一歩

 誰もが認める実力派にして謙虚。「役に出会える幸せ」を胸に歩み続けてきた上川隆也さんはこの春、「執事」に変身します。13日から始まる金曜8時のドラマ「執事 西園寺の名推理」(テレビ東京系)。あらゆることを完璧にこなす西園寺と向き合う思いを聞きました。(萩原真里)

 「執事」といえば、お屋敷の家政全般を取り仕切るのが任務。給仕からお辞儀の仕方まで、細かい作法の研修を受けたといいます。「僕自身、お目にかかったこともない職業です。教わったままをやることでしか、水をも漏らさない状態には近づきようがないですね」
 そんな〝パーフェクト〟な西園寺が仕えるのは、資産家の百合子奥様。八千草薫さんが演じる奥様の要望で、難事件に挑みます。
 「八千草さんがふとほほ笑んでくださっただけで、『この人に仕えていることがうれしい』と本当に思えるんです。西園寺が事件を解決するのは、奥様が喜んでくださるから。自分自身の精神的満足を得ているわけではないんです」

衝撃

 東京出身の52歳。大学在学中に演劇集団「キャラメルボックス」に入団し、NHK「大地の子」(1995年)で中国残留孤児の主人公に抜てきされました。中国の養父を演じた朱旭さんと、実の父役の仲代達矢さんの演技を目の当たりにした衝撃。「井の中の蛙(かわず)どころかオタマジャクシのなりそこないが、龍とペガサスをいっぺんに見た」と例えます。
 「決して追いつくはずのない背中だとわかっていても、役者を続けていればこうなれるかもしれないと、あこがれてしまいました」
 その後、NHK大河ドラマ「功名が辻」(2006年)やテレビ朝日「遺留捜査」(11年)など、多くのドラマに主演。「こうして一歩一歩上ってこられました。先輩方と同じ山ではなくても、同じ高みには到達できなくても、目の前にある傾斜を上っていくことで先輩方が通られた高度は経ることができるだろうと。下る気はないです」
 言葉の端々に「誠実さ」がにじみ出ます。そうした印象を持たれるのも、「お仕事に巡り合えていることの幸せにほかならないのかな」。一方で「実際の僕は、だらしない部分も持ち合わせているんですけどね」と笑います。

実感

 何者にも変化できる柔軟さを支えているのが、強固な俳優としてのプライドでした。与えられた人生の使命も、努力で得られた楽しみも、「すべて役者として演じられる幸せに収れんされていく」と言い切ります。
 「演技って、形にも文章にも、量感的にも、何物にも置き換えられないものですよね。僕の中では、『響いた』っていうことでしかありません。でも、やれることが増えてきている実感はあります。30歳の僕にはこんな楽しみ方はできませんでした。だから、今の僕はあの頃より芝居が好きでいられる。10年後はもっと楽しいだろうなあと思います」

第1話あらすじ
 執事西園寺(上川)は、百合子奥様(八千草薫)と、スイーツコンテストへ。百合子は、親代わりとして支援した香澄(内山理名)と再会します。会場でパティシエの錦野(西村和彦)が殺され、香澄の同僚・青木(葛山信吾)が疑われます。西園寺は百合子の意をくみ、真犯人を捜します。

 かみかわ・たかや 1965年生まれ。東京出身。「大地の子」(95年)以降、「竜馬がゆく」(97年)、「少年たち」(98年)、「花咲舞が黙ってない」(2014年)など出演作多数。
(4月2日付)


◎「ニュース女子」問題/人権侵害番組の継続許されない

 東京メトロポリタンテレビ(MX)が昨年1月に放送した「ニュース女子」に対し、第三者機関の放送倫理・番組向上機構(BPO)の二つの委員会は、厳しい意見・勧告をおこないました。デマで偏見をあおった番組に対する断罪となりましたが、改めて振り返ってみると―。(藤沢忠明)

 問題となったのは、昨年1月2日と9日放送分です。沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設反対運動をとりあげ、「テロリスト」「日当をもらっている」などと表現しました。
 BPOの放送倫理検証委員会は昨年12月、番組内容を放送前に確認する局内の「考査」が不十分だったとして「重大な放送倫理違反があった」とする意見書を公表。同放送人権委員会は今年3月8日、「名誉毀損(きそん)の人権侵害があった」とし、「考査を含めた放送のあり方について局内で十分検討するよう」勧告しました。

謝罪・訂正なし

 東京MXは、「真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努める」というコメントを出すだけで、いまだに訂正も謝罪もしていません。
 BPO放送人権委に申し立てていた人権団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉(シン・スゴ)さんは、3月8日の会見で、「MXがやったことは罪が深い。ネットの中にあったデマを社会に飛び出させた」とMXを批判。朝鮮総連中央本部への銃撃事件(2月23日)にふれ、「襲撃した彼らは、私たちがヘイト(差別扇動)の相手としてたたかってきた人たちだ。ヘイトからテロに移った。その扉を開いたのは、MXだ。やってはならないことだった」と重ねて指摘しました。
 BPOの二つの委員会は、MXの「考査」を問題視しています。それは、「ニュース女子」が、スポンサーの化粧品会社DHCが番組枠を買い取り、子会社のDHCテレビジョンが制作した番組を放送してもらう「持ち込み番組」だったからです。MXは、番組制作の手間も出費もなく、完成した番組を放送するだけでスポンサーから放送の対価として電波料を受け取れる〝うまみ〟があります。

デマ拡散罪深い

 MXは、「ニュース女子」の放送を3月26日で終了することを発表しました。
 しかし、DHCテレビジョンは、番組制作の継続と、インターネットでの配信、地方局での放送の継続を発表しています。公式サイトで「犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を(取材で)聞く必要はない」といった見解を公表、開き直っています。
 いくつかの地方局が4月以降も「ニュース女子」の放送を続けると表明していることも重大です。
 「デマ拡散によって、より人権侵害が深刻化した」として、「のりこえねっと」はDHCテレビが人権侵害番組をネット上で引き続き見られるようにすることも、地方局が継続して放送することも許せないとして、法的手段も視野に入れています。
 沖縄の基地反対運動へのデマとヘイトは続いており、MX本社前で抗議の声をあげ続けてきた人たちは、15日夜、東京都内で「MX『ニュース女子』抗議行動を未来につなげる大集会」を開きます。
(年4月4日付)


◎NHK視聴者と語る会in神戸/受信料値下げ・4K8Kなぜ急ぐ・報道姿勢など要望

 NHKの経営委員が各地の視聴者から直接意見を聞く「視聴者のみなさまと語る会」が21日、NHK神戸放送局で行われました。69人の視聴者が参加、経営や放送に関する質問や要望が出されました。
 NHK側からは、小林いずみ(ANAホールディングス社外取締役)、高橋正美(前損害保険ジャパン日本興亜副社長)の両経営委員と、坂本忠宣(ただのぶ)専務理事らが出席しました。

社員教育に疑問

 のべ30人近い質問で目立ったのは、受信料問題でした。
 「常識はずれの時間に押しかけたり、強引な契約があると聞いている。社員教育、委託社員への教育のあり方はどうなっているのか」という男性。高橋経営委員は、「1カ月間にどういう苦情があったか、経営委員会で報告を受けている。直接、営業局や委託先会社に行って、どういう教育をしているか聞いている」と答えました。
 「若い人の年収が伸びていないのに、(衛星契約で)年2万7000円近く取られるのは、ふところが痛い。安くできないか」「家族割引などがあることをもっと広報してほしい」「受信料を払っているのに、なぜNHKオンデマンドは有料なのか。無料にならないか」などの要望も。
 NHKが今年12月から本放送を始めようとしている4K8Kについても、「今使っているテレビでは見られない。そんなに急いで進める必要性はあるのか」「研究開発に受信料をあてがっているのは、ふに落ちない」といった疑問が出されました。
 小林経営委員も坂本専務理事も「2020年東京五輪」を理由にしつつ、「汎用性が出てくると(対応テレビなどは)安くなる」(小林氏)、「放送事業者に課せられた責務」などと答えるだけでした。

独立した放送を

 NHK神戸に視聴者から事前に寄せられたアンケートには、「政治ニュースが簡素化され、追究する姿勢が見られない」「NHKの独立した放送を期待したい。政府の指示があるように思われる時がある」などの意見もありました。
 「語る会」に参加した神戸市北区の男性(69)は、「国会報道を見たら、野党の質問の後、政府答弁を長々と流し、NHKとしてのコメントはしないなど、報道のやり方に不満はある。視聴者は、もっと意見を言うべきだと思う」と話していました。
 ◇
 今年度の「語る会」は、14日の福岡市に続いて2回目。5月12日には北海道釧路市で予定されています。
(4月26日付)

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