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~6月のテレビラジオ面~

☆歌番組で初司会 歌手・八代亜紀さん

☆第56回ギャラクシー賞 力作そろう

☆10代向け生放送11年 アナウンサー・鬼頭里枝さん

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□歌番組で初司会 歌手・八代亜紀さん(3日付)

歌手の八代亜紀さんが初めて司会を務める歌謡番組「八代亜紀いい歌いい話」。一番の魅力は「ゲストの心のうち、奥の奥。それが見られるんです」とにっこり。来年はデビュー50周年、原点回帰してやりたいことがあります。(紙面を見る

□第56回ギャラクシー賞 力作そろう(17日付)

 放送文化の向上に貢献した番組や個人、団体を顕彰する第56回ギャラクシー賞(主催・放送批評懇談会)。テレビ部門でETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち」(NHK)が大賞を受賞。各部門でも力作がそろいました。(記事を読む

□10代向け生放送11年 アナウンサー・鬼頭里枝さん(24日付)

 静岡県内の中高生から「キトちゃん」の愛称で慕われるアナウンサー・鬼頭里枝さん。静岡放送ラジオの10代向けラジオ番組「テキトーナイト‼」で11年間パーソナリティを務めます。先が読めない2時間生放送。「ドッキリ感がクセになっている」と話します。(紙面を見る

●第37回向田邦子賞に野木亜紀子さん(5日付)

 故向田邦子さんの功績をたたえ、優れたオリジナル作品をかける脚本家に贈られる「向田邦子賞」。ドラマ「獣になれない私たち」の野木亜紀子さんが受賞し「チャレンジを評価していただいて心からうれしい」とあいさつしました。(記事を読む

●技研公開2019 未来のテレビは「VR」「AR」が主流?(12日付)

 NHK放送技術研究所が研究成果を一般市民に毎年披露する「技研公開」が開かれました。「ワクからはみ出せ、未来のメディア」をメインテーマに掲げた展示の目玉は、「VR」と「AR」。将来、テレビはどう変わるのでしょうか?(記事を読む

●次期大河「麒麟」撮影開始(19日付)

 NHKの次期大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影が3日から始まり、美濃の斎藤道三の居城・稲葉山城のセット前で主な出演者が会見。主演の長谷川博己さんは「俳優人生のすべてが出るんじゃないか」と意気込みを語りました。(記事を読む

◆ドラマで活躍・多彩な顔が登場 5月の「休憩室」(毎週日曜日掲載)

菅田将暉さん(2日)演技を評され第56回ギャラクシー賞「個人賞」を受賞。「現場で人と対すると演技を超えた本当の何かに変わる瞬間がある」といいます。

橋本愛さん(9日) 41歳差ラブストーリー「長閑の庭」(NHKBSプレミアム)の主人公を演じました。「作品全体が持つ理性にほれて、やろうと決めた」と語ります。

大野拓朗さん(16日) NHKBSプレミアム「ベビーシッター・ギン!」の主人公ギン役。「メリー・ポピンズ」のように赤ちゃんをあやし歌い踊る…「癒しと楽しさと感動をお伝えできたら」とにっこり。

◆好評「試写室」 新ドラマ、ドキュメンタリーを紹介

 ジャーナリストや作家、ライター、詩人ら多彩な執筆陣が、新作ドラマやドキュメンタリーなどの話題作を取り上げ、見どころを伝えます。みなさんは今夜、どの番組を選びますか?

●石子順の「映画の窓」

 毎週金曜日付に掲載。評論家・石子順さんが、1週間分の映画(地上波、NHKBSプレミアム)を厳選して紹介します。

♪♪♪毎週月曜日付は「ゲツトク」です♪♪♪

  毎週月曜は1面を使った特集面をお届けします。通称「ゲツトク(月特)」。最新のテレビ・芸能情報から、話題の人へのインタビュー「思いのままに」「ラジオとともに」など内容も多彩。一流執筆陣による評論「波動」は放送界の「いま」を深く切り取ります。演出の巨匠・鶴橋康夫さんのコラム「ドラマの種」(随時掲載)が好評です。

◆「波動」執筆陣(50音順)◆

 碓井広義(上智大学教授)、河野慎二(ジャーナリスト)、桜宮淳一(在阪テレビ局報道記者)、隅井孝雄(ジャーナリスト)、利元克巳(広島マスコミ9条の会)

【反響続々! 月イチ連載に注目を】

◇石井彰の「テレビ考現学」(第1月曜日付「テレビラジオ特集面」で掲載)

  放送作家・石井彰さんによる辛口コラム。その名も「テレビ考現学」。放送業界では、いま一体何が起きているのか…。〝ご意見番〟的に語り尽くします。

◇武田砂鉄の「いかがなものか!?」(第3月曜日付)

 テレビから感じるモヤモヤの正体って何? TBSラジオ「ACTION」のパーソナリティー(金曜日)としても活躍する気鋭のライター・武田砂鉄さんが、芸能から政治までズバッと切り込みます。
 

◇やきそばかおるの「ラジオの歩き方」(第4月曜日付)

国内すべてのラジオ局を網羅する異色のライター・やきそばかおるさんが、各地で愛される注目番組をセレクトします。これを読めば、あなたもきっと〝ラジオの達人〟に!

◇「おすすめ民放BSシネマ」&「イマイのこれ観よっ」

「テレビラジオ」欄で、民放BS各局で放送予定の映画を選りすぐって毎月紹介します。NHK朝ドラの脚本など数々の作品を手掛けた〝映画通〟今井雅子さんが、作り手目線でその月に観るべき作品を熱く語る「イマイのこれ観よっ」もあわせて、どうぞ!
 

♪♪♪読者・視聴者の「声」で紙面をつくります♪♪♪

◇あなたも投稿してみませんか~「みんなのアンテナ」
「あのドラマは感動した!」「ちょっとこの番組はヘンじゃない」…。テレビ・ラジオ番組の感想を募集しています。また、放送問題への意見も大歓迎です。

「みんなのアンテナ」は200字程度の原稿にまとめ、①住所②氏名(紙上匿名可)③年齢④電話番号を記入のうえ、以下のあて先・アドレスに送付してください。掲載の場合は薄謝を進呈します。

【はがき・手紙の場合】
〒151-8675  東京都渋谷区代々木郵便局私書箱62号

   【FAXの場合
 03(3350)5298

 【Eメールの場合
 hensyukoe@jcp.or.jp

※いずれの場合も「みんなのアンテナ係」と明記してください。


◎第56回ギャラクシー賞/テレビ部門大賞はETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち」/ろう者の誇り、ひしひし

 放送文化の向上に貢献した番組や個人、団体を顕彰する第56回ギャラクシー賞(主催・放送批評懇談会)の贈賞式が5月31日、東京都内で開かれました。テレビ部門でETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち」(NHK)が大賞を受賞したほか、各部門でも力作が出そろいました。

 ETV特集「静かで、にぎやかな世界」は、授業はすべて手話で行う東京のろう学校・明晴学園の子どもたちに密着しました。共通言語の手話でイキイキ過ごす子どもたちの世界を、全編ノーナレーションで表現。「多様性を認め合う社会のあり方を静かに問いかけた」姿勢が評価され、応募・対象作品351本の頂点に輝きました。
 壇上に立った長嶋愛ディレクターも難聴で、音声を文字に訳してもらって番組を制作しているといいます。そんな長嶋さんは番組のなかで、子どもたちに「もし、耳が聴こえるようになる薬があったら飲む?」と問いかけるシーンがあります。
 「ろう者だという誇りをもって生きている子どもたちを素晴らしいと伝えても、音のある世界の人たちには伝わりにくいだろうと思って質問をしました」と長嶋さん。想像を超えた回答もあったと笑います。「〝飲んで聴者の世界を知ったうえで、またろう者の世界に行きたい〟と。私も刺激をいただきました」
 テレビ部門選考委員の出田幸彦委員長は「制作者の熱いまなざし、こだわりがひしひしと伝わってくる優れた作品」と評します。また、今回の受賞作の特徴として「地方局ならではの発想の豊かさがあった」と強調します。

40年間のバトン

 長期にわたるニュースやキャンペーンが対象の報道活動部門では、山陽放送(本社・岡山市)が1980年から現在まで続ける「ハンセン病に関する報道および活動」に大賞が贈られました。
 40年間で7人の記者が取材のバトンをつないできました。あいさつに立った山下晴海ディレクターは〝6人目〟。「強制堕胎され、ビーカーにホルマリン漬けにされた子どもたちを見たことが、私の取材のスタートでした。国のハンセン病政策の背景には戦争がありました。祖国浄化や優生思想は、まさに今に警鐘を鳴らしているテーマだと考えています」

闇の中に光見る

 ラジオ部門の大賞は、ラジオ沖縄「私宅監置・沖縄~扉がひらくとき」。精神障害者を狭い小屋に閉じ込める「私宅監置」の実態を、アメリカ統治下で置き去りにされた歴史も掘り起こしながら迫ったドキュメンタリーです。西中隆ディレクターは「当事者家族は悲しい歴史を証言してくださるのですが、闇の中に光を見いだそうとしていました。それが今につながるメッセージになると感じます」と語りました。

他の受賞作品(個人)

【個人賞】菅田将暉
【特別賞】NHK・BS1スペシャル「ボルトとダシャ マンホールチルドレン20年の軌跡」
【フロンティア賞】NHK「スローな武士にしてくれ」
【マイベストTV賞】NHK「チコちゃんに叱られる!」
【DJパーソナリティ賞】鬼頭里枝(静岡放送「テキトーナイト!!」)
【志賀信夫賞】今野勉(プロデューサー、演出家・脚本家)
【CM部門大賞】スカパーJSAT 「スカパー!堺議員シリーズ」
(6月17日付)


◎向田邦子賞に野木亜紀子さん/「チャレンジを評価された」

 第37回(2018年度)向田邦子賞の受賞者が野木亜紀子さんに決まりました。受賞作は「獣になれない私たち」(18年10月~、日本テレビ)です。贈賞式(5月28日)で野木さんは「チャレンジを賞で評価していただいて心からうれしい。慢心せず、精進していきたい」とあいさつしました。

 同賞は故向田邦子さんの功績をたたえ、優れたオリジナル作品を書ける脚本家に1982年から贈られています。
 「獣~」は会社の理不尽に心が壊れそうな主人公(新垣結衣さん)と、人を信じない公認会計士の男(松田龍平さん)の、恋かもしれないラブストーリー。いつまでも〝もやもや〟が続く展開が賛否両論でした。
 選考委員の大石静さん(脚本家)は「一つの結論を導きださなければならないという従来のドラマ作りをはるかに飛び越えて、独自のまなざしで人間を構築されている。野木さんらしいオリジナリティーにあふれたセリフが随所にある」と選考理由を説明しました。
 野木さんは「分かりやすいドラマではないし、基本的にドラマで受けるポイントをことごとく避けて作った。私にとってもチャレンジした作品だった」と意識的に〝もやもや〟からの解放を避けたことを報告。また、新垣さんとは4回仕事をした仲です。「欲しかった賞を新垣さん主演のドラマでとれたのはよかった」と笑いました。
 「獣~」の出演者7人が祝福。新垣さんは「いつも野木さんが書く本に『これから生きていく上でこういうふうに物事を捉えたらいいのかな』とか『何にでもなれるんだな』とか、希望をいただいています」と感謝を表しました。ダブル主演の松田さんは、タイトルについて「頭で考えてしまうと頭でっかちになって前に進めないっていう人たちへのエールのドラマなんだな、と。僕自身、獣のように衝動で生きていきたいと思った」と感想を語りました。

 のぎ・あきこ 1974年東京都出身。2010年「さよならロビンソンクルーソー」でフジテレビヤングシナリオ大賞受賞。主な脚本に「掟上今日子の備忘録」(2015年、日本テレビ)、「逃げるは恥だが役に立つ」(16年、TBS)、「アンナチュラル」(18年、TBS)、「フェイクニュース」(18年、NHK)など。
(6月5日付)


◎技研公開2019/未来のテレビは「VR」「AR」が主流?/障害者に優しい技術開発も

 NHK放送技術研究所が研究成果を一般市民に毎年披露する「技研公開2019」(5月30日~6月2日)が開かれました。「ワクからはみ出せ、未来のメディア」をメインテーマに掲げた展示の目玉は、「VR」と「AR」。将来、テレビはどう変わるのでしょうか?(佐藤研二)

 最初の展示は「VR」。180度の大型スクリーンに映し出されるオーケストラは、顔に装着したゴーグル型(ドーム型)のディスプレーから見える仮想映像です。3台の8Kカメラを放射状に並べて撮影した高画質映像と相まって、まるで自分が指揮者になったような没入観や臨場感を楽しめるといいます。

飛び出す立体映像

 出演者の立体映像がテレビのワクを飛び出してきたり、離れた場所にいる家族や友人も近くに映し出すことを可能にするのが「AR」技術です。
 ARの視聴イメージを再現した展示では、人気番組「筋肉体操」を眼鏡状の〝ARグラス〟をかけて視聴すると、等身大の武田真治さんが目の前に登場。さらに別の場所で視聴する友人が、武田さんと並んで体操することも可能になるとか。テレビの番組映像を、インターネットを通じて3次元映像と同期させ、ARグラスで合成表示する仕組みです。
 視聴覚障害者がテレビを楽しむ技術開発も進化しています。
 テレビのデジタル化と音声認識システムの発展で字幕付きの番組が飛躍的に増えましたが、生放送での正確な字幕作成は難題です。不明瞭な発話や方言は音声認識の誤りが発生しやすく、誤りは人手で修正して放送しているといいます。しかし、地域放送局にとって字幕スタッフの人員確保は大きな課題です。

AI使い自動字幕

 そこで今回展示されたのが、AI(人工知能)を活用した音声認識によって生放送の音声から自動的に字幕を作成し、インターネットを通じて配信するサービスです。音声認識の誤りが発生しそうな発話区間を自動検出して、明瞭な発話部分のみに字幕を付ける新たなシステムです。現在、試験的サービスを福島、静岡、熊本の3県で実施しています。
 技研の三谷公二所長は「8Kスーパーハイビジョンの技術をベースにして、将来は3DやAR、VRなど多彩なコンテンツ(番組)を多彩なデバイス(機器)で楽しむことができると考えている」と説明。2030年から40年ごろの視聴システムとして開発を進めているといいます。
 一方で、昨年末から衛星で放送が始まった4K8Kの普及は伸び悩んだまま。そもそも、スマートフォンやタブレットで動画を楽しむ若い世代を、「高品質・高機能化」路線で再びテレビ視聴に呼び戻すことができるのか…。技術の発展以外にも課題はあるようです。

VRとAR VRは「バーチャルリアリティー=仮想現実」のことで、ゴーグルや顔を覆うドーム状の装置を付けることで、仮想に作られた映像空間に入った臨場感を味わうことができます。家庭用ゲーム機やシミュレーション・トレーニングなど幅広く使われています。ARは「拡張現実」の略で、実在する世界に仮想的な映像や情報を加える(拡張する)こと。スマホゲームの「ポケモンGO」もARを応用したものです。
(6月12日付)


◎次期大河「麒麟」撮影開始/「俳優人生のすべて出る」/光秀役の長谷川博己

 戦国の知将・明智光秀の前半生に光を当て、その生涯を中心に英傑たちの運命を描くNHKの次期大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。3日から撮影が始まったのを機に、美濃の斎藤道三の居城・稲葉山城のセット前で主演の長谷川博己ら主な出演者が意気込みを語りました。
 烏帽子(えぼし)姿の正装で現れた長谷川。2階建てで内部も使用可能な巨大セットを見て「やはり大河ドラマのスケール感はちょっと違う」と感心します。「僕自身もものすごく心が躍動している。俳優人生のすべてが出るんじゃないか、日々引き締めてやっていかなくてはならない、と思いました」。撮影では光秀が仕える道三役の本木雅弘、叔父の明智光安役の西村まさ彦と3人で語る場面があり「すごくいい緊張感と、自然に役に入った感覚があった」と振り返りました。
 本木も「セットは本当に素晴らしい」とうなずきます。加えて時代考証をはじめ所作指導、建築考証といった考証5人、指導4人の専門家がいるため「各専門分野の方々が集まり、本当に総合芸術という形だ」と感服。衣装では道三自ら考案したという紋〝二頭立浪(にとうたつなみ)〟付きの羽織があるとして「戦の駆け引きは潮が満ちるがごとくまた引くがごとく。道三の性格を表しているようだ」と語りました。ほかに京の医師・望月東庵役の堺正章、東庵の助手・駒役の門脇麦、光安役の西村、道三の娘(後に織田信長の正妻)・帰蝶役の沢尻エリカが出席しました。
(6月19日付)
 

 


 

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