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多彩に旅案内

9月は、山形県の飯豊温泉を訪ね癒やしの森林浴。「おいしい旅」は埼玉県熊谷市の小麦食文化をめぐり

好評です毎週木曜日の「つり」

10月は東京湾のタイ、和歌山・玉川のアユの網入れ、北海道・小樽港のサケなどを予定

 


飯豊.jpg

                温身平に広がるブナの原生林。秋は紅葉が美しい

<9月 たび/たび/一期一湯/山形・飯豊温泉/ブナの森で深呼吸/湯から望む夏の残雪(記事を読む)>

index_3.jpg 9月の旅から紹介です。9日付では、山形県の飯豊温泉を訪ねます。夏の残雪で知られる飯豊連峰の眺望を、広々した温泉から満喫。マタギ文化の残る地ならではの熊汁料理や、癒やしの森林浴を楽しみます。
 30日付の「おいしい旅」は、埼玉県熊谷市の小麦食文化をめぐります。地元の小麦を使ったもっちりうどんや、ご当地グルメ「フライ」を紹介。利根川舟運で働く人たちが愛したという、大きないなりずしも登場します。
 

<8月 たび/一期一湯/秋田・湯沢市/大地の息吹感じる湯/迫力に圧倒、心身癒やされ(記事を読む)>

 


釣りカット.jpg 釣りが大好きな赤旗応援団による釣行記を、日刊紙の木曜付と日曜版に毎週掲載しています。日刊紙では、10月は東京湾のタイ、和歌山・玉川のアユの網入れ、北海道・小樽港のサケなどを予定しています。日曜版では、イラスト付きエッセイ「森越ハムの全力ゆる釣り日記」(毎月最終週)が好評連載中です。
 

<9月 つり/シマアジ・イサキ/千葉・大原沖/2キロ級マダイに勝る/スリリングな魅力(記事を読む)>

<8月 つり/ハネ/岡山・子父雁港/暴れて網に入らない/孫が大興奮の46センチ(記事を読む)>

釣りたよりは「赤旗」日刊紙の地方版に掲載しています。

 


◎たび/一期一湯/山形・飯豊温泉/ブナの森で深呼吸/湯から望む夏の残雪

旅MAP.jpg 誰もいないブナの森の中で一人、大きく深呼吸。マスク生活が続いているせいか、いつにも増して空気がおいしく感じられます。
 山形県の南西、新潟県との県境に位置する小国町は土地の約90%をブナなどの森林が占めています。豪雪地帯のブナの幹と、雪の色のイメージから別名「白い森」とも呼ばれます。
 町の南部にそびえるのは飯豊連峰。主峰である飯豊山(標高2105㍍)は日本百名山の一つで、選定者の深田久弥氏は「大きな残雪と豊かなお花畑、尾根は広々として高原を逍遥するように楽し」いと、著書の中でその印象を語っています。
 今回の旅で投宿したのは、国民宿舎「飯豊梅花皮荘」。飯豊温泉は約800年前、クマが湯で傷を癒やしていたところをマタギが発見したと伝わります。
 木がふんだんに使われた浴場は、男女別の入れ替え制です。ガラス窓の向こうに雄大な飯豊連峰がそびえ、眼下には涼しげな玉川の渓流。真夏に訪れたにもかかわらず、見事な残雪を拝めます。
 広々とした内湯の湯船には、飯豊山の中腹から引き湯してきた源泉がかけ流し。一見、赤茶色に濁っている印象を受けるのは、湯の花が湯船の底に沈殿しているから。宿のスタッフさんから「毎日しっかり清掃しないと、湯の花がこびりついてとれなくなるほど」と聞いて驚きます。温泉成分が豊かな証拠でしょう。
 食事は山の幸が中心で、イワナの刺し身や熊汁(クマ肉を使った和風汁)、山菜に舌鼓を打ちます。
 翌日は、飯豊連峰の麓に広がる温身平へ。ブナやミズナラの原生林を散策できるスポットで、起伏が少ないメインルートは子どもからお年寄りまで楽しめます。木漏れ日が差し込む散策路はまさに「緑のアーチ」。深く息を吸うたび、日常でささくれだった心が洗われていきます。
 少し歩き疲れた頃に「ブナしずく」という湧水スポットを発見。大きなブナの下から、清らかな水がこんこんと湧き出しています。ひんやりと冷たい泉に手を入れた瞬間、自分もブナ林の一部になった気がします。
 森林浴で汗を流した後は、やはり温泉にかぎります。梅花皮荘の別館「川入荘」に立ち寄り入浴(梅花皮荘の宿泊者は川入荘の浴室も利用可)。露天風呂からは、飯豊の山々の眺望が見事です。湯に包まれながら深呼吸。体の内と外から、エネルギーを充電するかのような心地となりました。
 高橋一喜

【交通】梅花皮荘までは、JR米坂線小国駅から町営バスで約40分。車は、東北自動車道福島飯坂ICから約2時間10分、日本海東北自動車道荒川胎内ICから約60分
【問い合わせ】
 小国町観光協会℡0238(62)2416
 梅花皮荘   ℡0238(64)2111
(9月9日付)

おことわり 
 新型コロナウイルスの感染が続いています。当分の間、紙面でお楽しみください。
 


◎たび/一期一湯/秋田・湯沢市/大地の息吹感じる湯/迫力に圧倒、心身癒やされ

共同浴場.jpg 秋田県南部にある湯沢市は、その名の通り温泉に恵まれたエリアです。その一つ、小安峡温泉は、江戸時代にはすでに湯治場として開けていた山のいで湯。
 まずは温泉地のシンボルである小安峡大噴湯へ。皆瀬川の急流が長年にわたり浸食したV字の深い峡谷で、谷にかかる橋の上から見下ろすと、足がすくむほどの高さです。
 60㍍下の谷底まで続く階段を下りていくと、生暖かい空気が肌をなで、岩の間から激しく噴出する水蒸気に視界が遮られます。地下深くのマグマの熱に温められた地下水が、蒸気や熱湯となって噴き出しているのです。
 江戸時代の紀行家で東北各地を漂泊した菅江真澄(1754~1829年)は、当時の様子をこう記録しています。「湯が三、四丈(9~12㍍)も吹き上がり、滝の落ちる川を越えて向こうの岸の岩にあたり、霧となって散っていく」。これほどではありませんが、大地の圧倒的なエネルギーの一端に触れられるのは今も変わりません。
 もちろん小安峡の熱源は入浴用としても活用されています。小安温泉共同浴場はおもに地元の人が利用する簡素な浴場ですが、豊富な透明湯がかけ流し。熱めの湯に身を沈めると、すぐに全身が温まります。大噴湯を見学した直後なので、まるで地球からエネルギーをチャージされている気分になりました。
 翌日、大地の息吹を感じられる場所をもう一つ訪ねました。川原毛大湯滝は、温泉が滝になって落ちてくる世にも珍しいスポット。滝つぼが天然の湯船です。
 森の中にある滝を目指して歩く途中、観光客の男性とすれ違いました。湯加減を尋ねると「いい感じです。ただ滝つぼは少し深いので気をつけて。酸性の湯なので目に入らないように。しみますから」と入浴の心得まで教えてくれました。
 目的地が近づくにつれて、滝の落ちる音が大きくなります。そして視界の開けた先には落差約20㍍の瀑布。日本最大級の湯滝の迫力に息をのみます。はだしで川に入ると、ぬくもりが伝わってきます。泉温は35度くらいでしょうか。見た目は清流なのに…不思議な感覚です。しばらく岩に腰かけて足湯を楽しみました(入浴の際は水着着用のこと)。
 大湯滝の源流部にあたる川原毛地獄にも立ち寄りました。一面、灰色の世界。草木が生えず、水蒸気や火山性ガスが噴出している風景は、地獄の名にふさわしい荒涼感です。大地のすさまじいエネルギーに圧倒されると同時に、心身を癒やされる旅となりました。
 高橋一喜

【交通】小安峡温泉まではJR奥羽線湯沢駅から路線バスで約50分。車は湯沢横手道路湯沢ICから約50分
【問い合わせ】 湯沢市観光物産協会℡0183(73)0415
 川原毛大湯滝については湯沢市観光・ジオパーク推進課観光物産班℡0183(55)8180
(8月12日付)
おことわり
 新型コロナウイルスの感染が続いています。当分の間、紙面でお楽しみください。
 


◎つり/シマアジ・イサキ/千葉・大原沖/2キロ級マダイに勝る/スリリングな魅力

シマアジ.jpg 今、大原漁港(千葉県いすみ市)からのシマアジ・イサキ船が熱い。
 8月26日、H丸で4人で午前4時半出船しました。私は右舷ミヨシ。6時ごろから、大原沖の水深20㍍前後でスタート。周辺海域には、3隻の遊漁船もいました。
 タックルは、シマアジの強力な引きに耐えられるようにマダイサオを使用しました。60号サニービシにアミコマセを入れ、ハリス2・5号2・5㍍ウィリー2本と空針に、イカタン2個とオキアミを付けて投入しました。

仕掛けが壊れ

 最初のアタリはミヨシ氏で、強力なアタリに耐え、キロ弱のシマアジをゲットです。続いて、私のサオが海面に突き刺さりました。ところが、強力な引きをいなす間もなく、サオのしなりが戻ってしまいました。ガッカリして引き上げたところ、クッションゴムとハリスをつなぐ新品のヨリモドシが壊れていたのです。逃した魚は大きいのです。
 その後は、ポツポツとイサキが釣れてきました。アタリも引きもシマアジに比べて弱いのですが、おいしい魚なので、黙々と釣りに励みました。アタリは多く、ほぼ確実に釣れ、ダブルもトリプルもありました。
 そんな中、シマアジの幼魚がおとな顔負けのアタリと引きで、ワクワクさせられました。手のひらサイズ未満は放流です。
 8時ごろ、今度はイサキ主体のエリアに移動。イサキ用のハリス1・75号ウィリー3本針に切り替え多点掛けを狙いました。もっとも、今日のイサキは活発にエサを追ってくれませんでした。それでも、イサキ特有のツンツンとリズミカルな引きを楽しみながら、十数尾釣ることができました。

夢を追いたい

つりmap.jpg 10時からのラスト1時間は、大物を狙うか、このままイサキを釣りながらシマアジを待つのかと船長から問いかけられました。全員、「夢を追いたい」との希望で、大型シマアジ狙いに決まりました。
 少し走って他の3隻がいた海域に行きました。確かにアタリが少なくなってきましたが、それでも、時々イサキが釣れてきて退屈しませんでした。
 ところが、日が高くなってくると、真夏の直射日光は耐えがたいものになってきました。風もなく、日陰もないので、ひたすら水分を取り、ぬれれたタオルで頭を冷やすことしかありません。
 そんななか、左隣氏のサオが大きくお辞儀をしました。3人と船長は、固唾をのんでサオの引きを眺めていたのですが、海中から引きを弱めた赤い魚体が見えてきて、全員ガッカリでした。2㌔級のマダイですから大喜びのはずが、シマアジの魅力の方が勝っていました。
 帰宅後、イサキは大中型6尾、小型23尾の計29尾、シマアジは中型2枚、手のひら大3枚の計5枚。いずれも大型には届かなかったものの、満足できる釣果でした。
 (千葉・三番瀬守)
9月9日付)


◎つり/ハネ/岡山・子父雁港/暴れて網に入らない/孫が大興奮の46センチ

孫娘.jpg 7月24日、岡山県瀬戸内市の子父雁港で娘一家(両親と5歳の孫娘)と私の4人で夜釣りを楽しみました。昼間は暑かったのですが、日の傾いた夕方の海は、風も少しあってそれほど暑さは感じませんでした。孫は以前夜釣りに行った時、すぐに眠たくなってしまったのですが、今回はしっかり昼寝をしたということで、元気に頑張りました。
 子父雁港は私のホームグラウンドの一つで、家から車で30分くらいです。いつもは外の石波止でやるのですが、今回は孫娘がいるので、トイレもあり足場のよい港の中の小さい波止で釣ることにしました。

簡単な仕掛け

 仕掛けは、とてもシンプルです。この仕掛けで、40㌢を超えるアコウや、60㌢近いスズキを釣ったこともあります。餌はシラサエビを使いました。娘と孫のサオと仕掛けを準備して、私は2人の餌付けなどの世話係です。婿殿はルアーフィッシングです。
岡山map.jpg 午後7時前に始めて、10㌢前後のカサゴやエサ取りのフグがポツポツ釣れました。孫は時々サオを上げます。コツンというアタリがあったと言いますが、魚はついていません。エサ取りの仕業でしょう。しばらくすると、飽きたのか私にサオを渡します。お菓子を食べたり、ジュースを飲んだりしていました。
 そのうち、大きな満月も出てきて、そろそろ終わりだからと再び孫にサオを持たせました。しばらくするといきなりサオ先が引き込まれました。「じいちゃん」と言ってサオを渡します。私がサオを持つと、よく引きます。少し突っ込まれたり走られたりして、網に入れようとしましたが、魚が暴れてなかなか入りません。なんとか網に入れて、波止に上げてみると、大きなハネ(※)です。40㌢は超えていると思いました。後で測ると46㌢ありました。

得意気に解説

 おとなたちは小さいカサゴしか釣れなかったので、孫は大興奮と大得意です。サオの持ち方、角度、仕掛けの位置などなど得意気に話してくれましたが、一瞬引き込まれるのではないかと思って少し怖かったそうです。釣りガール誕生です。まだ釣りたいと言いますが、これで終了にしました。8時半くらいでした。車に乗るとすぐに眠ってしまいました。
 翌日、魚拓を取ってから調理しました。ハネは刺身と塩焼きに、カサゴは空揚げにして、4人でおいしくいただきました。孫は魚の目玉と頬の肉が好物です。
 ※ハネ=出世魚であるスズキの幼魚。40㌢までをセイゴ、60㌢までをハネ、それ以上をスズキと呼びます。
 (岡山・岡田一竿)
(8月26日付)

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