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多彩に旅案内

「日本一の星空」で知られる長野県阿智村、愛知県の海辺の街・蒲郡市、「ツルシのぶらり探訪」は東京・調布飛行場

好評です毎週木曜日の「つり」

5月は琵琶湖のコアユ、丹後半島沖の根魚、アユ解禁釣行などを予定


阿智村.jpg

                村の名物ハナモモが咲き乱れる4月頃の星空(阿智☆昼神観光局提供)

<4月 たび/長野・阿智村/日本一の星見ツアー/宿に戻れば「美肌温泉」(記事を読む)>

index_3.jpg 4月の旅から紹介です。1日付では、「日本一の星空」で知られる長野県阿智村を旅します。「夜空が暗く、星が鮮明に見える度数」で最高の数値を出したことがある阿智村。自然豊かな風景や、信州名物のグルメ、美肌温泉も楽しむことができます。
15日付では、愛知県の海辺の街、蒲郡市を訪ねます。「海辺の文学記念館」では、名だたる文豪たちが滞在した蒲郡市の旅館、「常磐館」にまつわる品々を拝見。深海魚丼に舌鼓を打ち、海辺の温泉に癒やされます。
「ツルシのぶらり探訪」は、東京・調布飛行場。都営の飛行場、調布飛行場の周辺に今も残る、戦争遺跡の数々をめぐります。
 

<3月 たび/一期一湯/北海道稚内温泉/氷点下での露天風呂/「タコしゃぶ」はコリコリ(記事を読む)>

 


釣りカット.jpg  釣りが大好きな赤旗応援団による釣行記を日刊紙の木曜付と日曜版に毎週掲載しています。5月は琵琶湖のコアユ、丹後半島沖の根魚、アユ解禁釣行などを予定しています。日曜版では楽しいイラスト付きエッセイ「森越ハムの全力ゆる釣り日記」(毎月最終週)が好評連載中です。
 

<4月 つり/マガレイ/北海道高島漁港/例年より早いピーク/過去最高の78尾(記事を読む)>

<3月 つり/ヒラメ/さばいて食べ尽くす/〝骨まで愛して〟(記事を読む)>

 

釣りたよりは「赤旗」日刊紙の地方版に掲載しています。


◎たび/長野・阿智村/日本一の星見ツアー/宿に戻れば「美肌温泉」

昼神温泉.jpg 友人がSNSで発信していた「日本一の星空と美肌温泉のある村」が気になって、出かけてみました。
 長野県下伊那郡の西部にある阿智村は、環境省主催の観察調査で、〝夜空が暗く、星が鮮明に見える度数〟で最も高い数値を出したことがある、文字通りの「日本一の星空」を持つ村。
 到着後、まずはレンタサイクルを利用し、宿の周辺を少し回ってみることにしました。カフェ&ショップを併設する観光案内施設「ACHI BASE(アチ・ベース)」裏手から、阿智川沿いに整備されている「せせらぎの散歩道」をゆったりと走り、昼神温泉の中心部へ。朝市広場がある中心街にかかる恩出橋には、巨大なわらの人形「湯屋守さま」が鎮座。村を血脈のように流れる阿智川を見下ろしています。橋上で見渡す、静かな川の流れも、深い緑の山の木々も、川沿いに立つ温泉宿の造形も、なんだか目に心地よく…。
 次に向かったのは、宿の近くにあった「阿智神社」の前宮。奥宮は川沿いに2㌔登ったところにあり、そこには盤座(神が宿るとされる石)もありますが、自転車で向かうには少し厳しい道のり…。前宮も、厳かな美しさの建物でした。
 夕方に宿に入り、早めの夕食をすませた後は、旅のメインイベントである「星見散歩」へ。宿が主催する「星見バスツアー」に参加します。バスで登った目的地は、今は使われていないスキー場の、バス駐車場。標高1100㍍です。
 「お渡しの断熱シートを広げ、寝転がって空を見上げてください」
 同行の〝星の先生(星空解説の専門家)〟の掛け声で始まった「星見会」。期待を込めて空を見上げますが…残念ながら、星は一つも見当たりません。曇り空を恨めしく見上げていると、突然、夜空に向かって青い光の筋が走ります。
 「本来ならこの辺りにこの星座が見えます」
 青い光の正体は、星の先生が持つレーザーポインターでした。ここからは、星や星座の位置を示しながらの「星のおはなし」の時間。参加者の誕生星座を聞きながら、その星座にまつわる神話を次々と披露する「おはなし」は面白く、極寒の山頂駐車場に寝転がっている非日常感も楽しくなってきます。あっという間に時は過ぎていきました。
 ツアーから戻ると、そのまま大浴場へと一直線。温度のギャップのせいか、湯の温かみや、美肌に良いという効能が体の芯まで染み渡ります。
 翌朝は、村の名物でもある朝市をのぞき、その後は、信州特産品の小皿がたくさん並ぶ朝食を堪能。思わず、「星空を見られるまで延泊しようか」と本気で考えた信州の旅でした。
 山本竜也

【交通】JR中央線上諏訪駅、中津川駅から直行バス
【問い合わせ】阿智☆昼神観光局℡0265(43)3001
(4月1日付)


◎たび/一期一湯/北海道稚内温泉/氷点下での露天風呂/「タコしゃぶ」はコリコリ

稚内港北防波堤ドーム.jpg 私事ですが、昨年末に東京から札幌に移住しました。せっかくだから北海道の雄大さを実感したい…そんな理由で選んだ旅先は、日本最北端の温泉が湧く稚内市。
 飛行機でもアクセスできますが、今回はJR札幌駅から特急に乗車。約5時間の道のりです。札幌から離れるほどに雪も深くなっていきます。「ここより先の区間はエゾシカが出没します。急ブレーキにご注意ください」。北海道ならではのアナウンスに驚いていると、本当に急減速。車窓から5頭のエゾシカが林の中へ駆けていくのが見え、2度ビックリ。
 雪の影響で稚内駅には40分遅れて到着。長距離移動でしたが、最果ての地にやってきた達成感に、疲れも吹き飛びました。
 温泉の前に腹ごしらえ。名物の「タコしゃぶ」をいただきました。魚介が豊富な稚内の中でも、ミズダコの水揚げ量は日本一。スライスされた大きなタコを運んできた店員さんは「鍋に入れて半分くらいの大きさになったら食べごろです」。コリコリ、シコシコ。レタス、みそだれとの相性も抜群でした。
 さあ、いよいよ最北の温泉へ。夕日の絶景スポットであるノシャップ岬の近くに稚内温泉「童夢(ドーム)」はあります。日本最北端の温泉施設です。
 露天風呂の向こうには日本海に浮かぶ利尻島と礼文島。曇天のため島影をようやく確認できるくらいでしたが、快晴なら絶景でしょう。
 氷点下での入浴は貴重な体験となりました。露天の湯船に身を沈めると、頭はキンキンに冷えるのに、首から下はポカポカ。不思議な感覚です。泉質は塩化物泉。「熱の湯」といわれるほど保温効果があります。体が熱くなるたびに湯船の縁に上がってクールダウンしますが、すぐに外気の寒さに耐えられなくなり、再び湯船へ。それを繰り返すうちに血行がよくなったのか、汗が止まらなくなりました。
 稚内まで来たからには宗谷岬まで足を延ばそうと、稚内駅からバスに揺られること50分、日本最北端の地に到着。痛みを感じるほどの寒風にたじろぎますが、わずか43㌔沖にあるサハリン島(樺太)がうっすら見えると、感慨深いものを感じました。
 サハリンといえば、稚内港にある北防波堤ドームも必見。樺太へ渡る人々でにぎわっていた頃に建造された半アーチ形のドームで、古代ローマ建築のような太い円柱が並ぶ風景に圧倒されます。
 歴史、グルメ、温泉…充実した旅を思い返しながら帰路の列車内で眠りに落ちました。
 高橋一喜

【交通】稚内温泉「童夢」までは、JR宗谷線稚内駅から路線バスで約20分「稚内温泉前」下車。車は、道央自動車道士別剣淵ICから約4時間
【問い合わせ】童夢℡0162(28)1160、観光については稚内観光協会℡0162(24)1216
(3月11日付)
おことわり
 新型コロナウイルスの感染が続いています。当分の間、紙面でお楽しみください。

 


◎つり/マガレイ/北海道高島漁港/例年より早いピーク/過去最高の78尾

カレイ.jpg マガレイは2~3年で21~23㌢に成長し産卵します。「オタルマガレイ」とも呼ばれ、小樽市民にはなじみの魚です。60年前の釣りキチ小学生は、4月になると、この「手のひらカレイ」を釣りに港に通いました。そして現在、足腰が弱った前期高齢者の私は「投げ釣りはカレイに始まりカレイに終わる」を実感するこのごろです。

信じ難い情報

 3月中旬、地元小樽港で「30㌢超のマガレイが20尾釣れた」という信じ難い情報が舞い込んできました。カレイ釣りは例年4月10日ころがピーク。昨年は絶不調で地元釣り人をがっかりさせました。
 早速26日午後2時、小樽港に隣接する高島漁港に釣行。風が強く、沖防波堤にはしぶきが上がっています。沖60㍍付近の定置網のロープに仕掛けを取られる人が多発。カレイ釣りには最悪の状況です。それでも私はコマセで集魚を目指し、10分ごとに仕掛けを投入。午後4時ごろ、カレイのたまりを発見しました。4本のサオを集中すると、ダブルでマガレイが釣れ始めました。この時期としては大漁、39尾の釣果でした。

怒とうの勢い

 31日は天気もよく、絶好のカレイ釣り日和。前回のマガレイは100%「子持ち」でした。煮つけは非常に美味です。あと2週間で産卵を終えるはずなので、このチャンスを逃すまいと再度、高島漁港へ。準備をしていると、防波堤先端の若者3人グループが帰り支度を始めました。「後に入っmap4.jpgていいですか」と声を掛けると快諾。なんと、カレイ釣り最盛期に初めて防波堤先端の最高ポイントに、すんなりと入ることができました。
 そこで私は目標を50尾超としました。内防波堤と外防波堤の間の漁港入口の船道に投げザオ2本、内防波堤正面沖50㍍付近に投げザオ2本を投入しました。糸ふけを取るとすでにマガレイがハリ掛かりしています。午後2時の開始直後から超入れ食いに突入。30㌢前後が中心で力強い引きです。水際まで潜り抵抗します。怒とうの勢いで目標50尾を軽々超過しました。
 夕まずめの時間帯にエサ切れとなってきたので、イソメとサンマを小さく切って対応しました。カレイが吐き出したエサも再利用、それでもアタリは止まりません。この日の釣果は30~37㌢の大物24尾を含む78尾。私のマガレイ過去最高となりました。
 北海道・北海魚新
(4月22日付)

 


◎つり/ヒラメ/さばいて食べ尽くす/〝骨まで愛して〟

ヒラメ1.jpg 私のヒラメ釣りは毎年10月1日の解禁から翌年の3月末までと決めています。「夏のヒラメは猫またぎ」といわれ、釣りません。この期間に25~30尾超を釣ります。ヒラメ釣りの魅力は、なんといっても食べておいしいことです。
 毎年、暮れに釣ったヒラメは「さく」にして、所属する山の会の忘年山行に持って行き、頂上で刺し身とカルパッチョを振る舞います。年末年始の各団体や後援会の集まりでもヒラメ料理を提供するのが定番でした。

目の前で解体

 孫や親せきの青年たちが集まる時には、生のヒラメを持ち込んで、みんなの見ている前で解体し、にぎりずしを振る舞います。大きくて厚いネタのすし200個ぐらいはぺろりと胃袋に納まってしまいます。カルパッチョは各種生野菜をサラダのように大皿に盛り付け、ヒラメをそいで載せ、塩こうじとオリーブオイルをかけて出来上がり。参加人数に応じて皿数を増やせばいいのです。
 しかし昨年来、コロナですべての行事が中止となってしまいました。
 2月下旬、千葉・館山沖に釣行、60㌢(2・8㌔)を最大に3尾の釣果でした。さくにしたものを友人や赤旗読者、ご近所に届けました。私の〝ヒラメ外交〟です。
 さばき方や料理は、釣り友や船宿のおかみ、居酒屋の板前さんから長年にわたり仕入れた情報をもとにした自己流です。
 まな板は、釣り仲間の大工さんにもらった90×36×4㌢のヒノキ。使う包丁は40年愛用の刃渡り15㌢の中出刃1丁だけです。まず、ヒラメをまな板に載せ、軽くぬめりを取ります。頭を落とし、背の真ん中から包丁を入れて5枚に下ろします。基本の魚の下ろしはここで終わりですが、さらに皮を引き、腹側についたエンガワをていねいに取ります。回転ずしや居酒屋で出るエンガワはヒラメではありません。エンガワは50㌢以上のヒラメでないと取れず、オヒョウなど大型のカレイが使われているようです。

1時間かけて

 ヒラメの中落ち、エンガワ、当座の刺し身分はラップをかけて冷蔵庫に。頭と肝は鍋にします。骨も刻んでアラ煮(酒、みりん、しょうゆ、砂糖を沸騰させてから煮る)にします。皮は刻んで網で干して揚げて塩少々をふり、酒のつまみにします。60㌢級のヒラメをここまでさばくのに1時間以上かかります。
 今回のヒラメは卵を持っていました。タラコよりも小粒で口に入れると溶けてしまいました。アラ煮は、骨に付いている身まできれいになめて食べ尽くします。尾ビレと尾骨に付いた身はしまっていてうまい。まさに「ヒラメを骨まで愛して」やまないのです。
 東京・高橋良
(3月25日付)


 

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