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2022年2月24日(木)

参院選、共産党躍進が共闘の大局的発展の力

『サンデー毎日』 志位委員長が語る

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(写真)『サンデー毎日』に掲載された志位和夫委員長のインタビュー記事

 22日発売の『サンデー毎日』3月6日号が「倉重篤郎のニュース最前線」で、「いま野党の真の役割とは何か」と題して日本共産党の志位和夫委員長とジャーナリストの田原総一朗氏の対談を掲載しています。

 田原氏が昨年の総選挙について「(共産党の)政策が現実離れしていて日本がたいへんなことになると。自民党が煽(あお)った」と述べたことについて、志位氏は「『政策が現実離れ』というのも事実と違う」と指摘。「安保条約、自衛隊、天皇、共産主義などについて、党の綱領をわかりやすく解説したリーフレット(『はてな』リーフ)を作った」「ぜひ手に取って我が党の綱領、政策が、自民党や一部メディアが言うように『現実離れ』したものか皆さんの目でたしかめてほしい」と応じました。

 志位氏は、田原氏が「(国会で)改憲の動きが急だ」と発言したことに対して「(岸田政権は)敵基地攻撃、歴史戦、憲法9条を3点セットで進めようとしている」と述べ、岸田政権が憲法審査会を動かして改憲の発議を狙っていると指摘。参院選で自公と日本維新の会が3分の2の議席を得れば「3年間は国政選挙は行われず、改憲の流れが作られる危険がある。今度の参院選では、野党は岸田政権による9条改憲を許さないという一点では力を合わせて頑張らなければならない」と強調しました。

 田原氏が「はっきり言うと維新は公明党に代わり自民と連立したい思惑で動いている」と述べると、志位氏は「実態的には連携している。やっていることは改憲の旗振りと新自由主義だ。例えば解雇の金銭解決のルール作り。カネさえ払えば解雇できるというものだ」と維新の危険性を告発しました。

 田原氏の「参院選に向けては?」との質問に、志位氏は日本共産党躍進の「三つの意義」―(1)岸田政権と対決し、内政でも外交でも抜本的な対案を持っていること(2)自公と維新などの補完勢力による「翼賛体制づくり」を許さない力になること(3)野党共闘の大局的な発展に必要なこと―を語りました。

 志位氏は、野党共闘の流れとして日本共産党が2013年都議選で17議席、同年参院選で8議席、14年衆院選で21議席という3連続躍進が共闘を発展させる何よりの力になったと強調。立憲民主党の執行部について問われ、「野党共闘の全経過については、現執行部の皆さんもご存じない面もあると思うのでよくお伝えし、前向きの道を得るために努力したい。私たちはあきらめているわけではない」と語りました。

 日本共産党が7月に党創立100周年を迎えることも話題に。田原氏が「日本最長寿の政党だ」と述べると、志位氏は「山あり谷ありの歴史で、順風満帆な時はない。常に攻撃されてきた」と応じ、次のように決意表明しました。

 「それは共産党が古い体制を大本から変えようという志を持ち不屈に戦う党だからだ。その意味で、自民党などの勢力から攻撃があるのは私は名誉だと思っている。次の100年に向けて堂々と進む」


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