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2021年10月29日(金)

痴漢問題・気候変動などに回答

ユーチューブ番組 視聴者質問に小池氏

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(写真)ユーチューブ番組で視聴者の質問に答える小池晃書記局長=27日

 日本共産党の小池晃書記局長は27日夜、総選挙の最終盤に視聴者からの質問に答える「小池さんに何でも聞いてみよう~いのち、生活、未来へ」を「ユーチューバー小池晃」でライブ配信しました。

 小池氏が参院本会議(13日)で質問した痴漢問題が話題に。視聴者から「痴漢問題を取り上げてくれてありがとうございます。私が学生だった頃から30年以上、何も変わらないのはおかしいと気づいた。痴漢対策として何が必要ですか」と質問が寄せられました。

 小池氏は、痴漢はささいな問題ではなく女性や子どもを傷つける性暴力であり、「深刻な問題として政治の課題にすることが重要だ」と強調。政府による実態調査の必要性を指摘し、痴漢防止のキャンペーンも「女性にだけ注意を促すものばかりで、それは違う。社会全体が『痴漢は許さない』と訴えるものに変えるべきだ」と主張しました。

 気候変動に関する質問も相次ぎました。岸田文雄首相が人間の経済活動が気候変動に与える影響について「科学的検証が前提」と発言したことをどう思うかと視聴者。小池氏は、国連の「気候変動に関する政府間パネル」では気候変動が人間の経済活動によるものだということはすでに「科学的に検証」された根本命題だと指摘。「世界に対して恥ずかしすぎる発言であり、非科学の極致だ」と批判しました。

 視聴者から「最近のガソリン価格の急上昇についての対策は」と質問。小池氏は、原油価格の高騰により、ガソリンや灯油に加えて食料品などあらゆる分野で物価が上がり、国民生活全体への影響が懸念されるとして、「ガソリン税の緊急減税も検討すべきだが、全分野に一番効果があるのは消費税減税だ」と主張しました。

 さらに、原油価格が乱高下し、国民生活が危機に襲われる根本的な要因は、化石燃料に依存しているエネルギー政策だとして、「再生可能エネルギーの比率を高めてエネルギー自給率を引き上げることは、気候危機の打開にとっても経済と暮らしの安定にとっても重要だ」と強調しました。

 視聴者から「日本共産党の議席が増えると、具体的に何ができますか」と質問が寄せられました。小池氏は、「ブラック企業なくせ」と訴えた吉良よし子参院議員が当選し、日本共産党が参議院で躍進した時には、議案提案権を得て「ブラック企業規制法案」を提出したエピソードを紹介。「議席が増えれば、法案が出せるようになるし、国会での発言時間も伸びる。きちんと議論する国会に変えることができる。何よりも政権交代の力になる」と語りました。


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