お詫び:音声ブラウザ用簡易ページは現在機能しません。このまま、通常のページをご覧ください。

日本共産党

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

ENGLISH PAGE

赤旗

第五回 校則の影響 「監視されているようで窮屈」が最多

グラフ「校則や決まりがあることで、あなたの気持ちや日常生活にどんな影響がありましたか(複数選択可)」1453件の回答。監視されているようで窮屈(きゅうくつ) 683件(47.0%)、とても疲れる 544件(37.4%)、気持ちが落ち込む 430件(29.6%)、学校にいきたくなくなる 354件(24.4%)、とくに影響はない 417件(28.7%)、安心できるようになる 163件(11.2%)、頭髪・服装・持ち物の指定などでお金がかかった 390件(26.8%)、流行などに合わせなくていいので経済的に助かる 134件(9.2%)その他※ 83件(5.7%)

※その他の内訳

〇否定的な影響 44件/〇肯定的な影響 3件/〇双方の影響を含みうるもの 7件/〇校則がない(から分からない)14件/〇意味がとりにくいもの 15件 全文はこちら


コメント

 第5回も前回に続き、中高生たちの校則への気持ちに関するものです。今回はずばり「あなたの気持ちや日常生活にどんな影響がありましたか」です。例によって選択肢に「その他」をおき、記述もできるようにしました。


 否定的な回答(経済面をのぞく)を一つ以上選択している中高生は919人で、全体の63.2%にのぼります。肯定的な回答の方は165人で、全体の11.4%でした。なお、「安心できるようになる」と「とても疲れる」など肯定と否定を同時に選んだ中高生が47人いて、複雑な胸の内を示しています。「とくに影響はない」を4人に一人以上が選んでいますが(417人)、同時に否定的な回答も選んでいる人が115人います。「影響ない」のみを選んだ人は285人で、全体の19.6%です。大づかみに言って、回答者の6割が否定的、1割が肯定的、2割がほとんど影響ないといったところでしょうか。


 「監視されているようで窮屈」が47.0%で最多だったことは、多くの校則が子どもの主体性を認めず、管理・監視するものとなっていることを象徴していると言えそうです。「囚人みたいで嫌」という記述もありました。「とても疲れる」「気持ちが落ち込む」の多さも心配で、「学校にいる間は『嫌いな自分』でなければいけないという極度のストレス」などの記述がありました。「学校に行きたくなくなる」という回答も4人に一人にのぼりました。校則は不登校にも無視できない影響を与えているのではないでしょうか。


 経済的な影響は、「お金がかかる」が26.8%で、「経済的に助かる」の9.2%を大きく上回りました。制服、指定の靴下・靴・コート・カバン・帽子で総額50万円かかったと書き込んだ私立中学生もいます。公立学校の制服も安くはありません。直接のききとりでは、校則にひっかかりスカートを作り直した、美容院に何回も行ったなどの話がありました。


 校則の検査の有無による回答の傾向にそう大きな差はありませんでした。あえていえば、検査がない中高生のほうが肯定的な意見が少し多めです。


 その他への書き込みでは、「病気なのでどうしても校則を破ってしまうことがあるのにそれすらもだめが意味わからない」「指定の鞄が肩から掛けるタイプだったので荷物が重いときは歩くのがしんどかった」などもありました。「破っている人が平気でいて、守る気が減った」という記述は、校則の守る・守らないを巡る中高生の葛藤が垣間見えます。


第一回 校則アンケート結果の概要(前編)

第二回 校則アンケート結果の概要(後編)

第三回 中高生が疑問に思う校則

第四回 校則検査への「イヤな思い」を訴える子どもたち

第五回 校則の影響 「監視されているようで窮屈」が最多