概要の後編は子ども以外の回答が中心です。
一斉の服装頭髪検査。ときに体罰。
写真撮影や行事前に頭髪を確認、不適となると参加させない。
ある勤務校では頭髪検査グッズとして鏡とはさみが置かれ、長すぎると判定したときに自ら切らせる指導が行われていたが、職員会議で刑法の傷害罪に当たることを指摘して止めさせた。
子どもの意識や生活に寄り添い粘り強い指導・援助
校則指導は、果たしてその中身について教員がどれだけ自分の言葉で納得させられるか、学生側も「これはおかしい」といえる立場にある関係かどうかにかかっていると思う。残念ながら、現状は教員に権力性が偏っている
なぜいけないのか説明しきれない
社会に出て本人が不利益を得るから、という理由で指導される先生もいて、なるほどと思う反面、それなら自分でそう思った時に直せばよい、そして社会は変わっていく、その主役は生徒達なのだから、強制的に直させるのは何か違うと思うから。
主幹教諭の立場上。
周りの教員の目が気になる。
「スカート丈、頭髪」は高校生らしい服装、態度をすることで、自分を守ることになると
守らないと学内推薦落ちる、特待取消しになる、企業からのイメージが悪ければ求人が減る
自分の命は大切にすること、他人に対しての迷惑行為は行ってはいけない等、社会道徳についてが中心。校内の雰囲気を良いものにしようと呼びかけた。
規範意識を育て、社会の一員たる自覚をもつように。
学生としての「ふさわしさ」とは何かが、いまいちわからない。
なんの影響があるのか説明されてないし、とりあえずいちいちうるさいし、オシャレくらいさせてくれたっていいじゃんって思います。年頃なのに出来ないのはストレスです。
ツーブロック=怖いは偏見であって、ヤンキーの証ではないから。
コンプレックスくらい隠させてほしい。そして自信をもって学校に行かせてほしい
もう中学生なので、高校入試の当日などはちゃんと自分で考えてできます。中学3年間そのためにこんな校則があるというのは意味が分かりません。
地域の人に悪い目で見られたくないから
自分の進路を脅しのように使われたのが嫌な気持ちになったから
子ども達はもう決まっているものだと一つ一つの校則について疑問を持たなくなっている。適当にやり過ごしている所もある。疑問を持って欲しい。
「先生、制服しか着ていないと本当に自分に合う服装って分からなくって、制服を着なくなるととんでもない服装するようになるんだよ」「学校指定の靴が足に合わず、修学旅行でとても歩くのに苦労しました」「髪型をとがめられて、髪が抜けるほど悩んだ」と生徒や保護者から言われたことがあります。縛られるからこそ反発したくなる気持ちや、自分たちのためだけでなく学校の面子だと感じているようでした。
合理的説明ができないルールを押しつけてくることに対する疑問や不信感を持っている。
※アンケート結果は全体として大量なもので、自由記述を多く含み、概要で紹介できない項目も少なくありません。第三回以降、順次発表します。