2024年10月18日(金)
共産党の政策いいね!
医療
高齢者一律1割に
「全くその通りです」―。広島県福山市で、福山生活と健康を守る会(福山生健会)の会長を務める森川栄三さん(73)は、年金・介護・医療の「緊急提言」を読んでこう語りました。提言は高齢者の医療費負担を一律1割に引き下げ、最終的に“窓口負担ゼロ”にすることを目指しています。
「社会保障は悪くなるばかり。今のままでは高齢者の尊厳を守れません」。森川さんは、最近相談にきた夫妻の窮状について、本人了承のうえ語ってくれました。
金の切れ目が
福山市内に住む小川道子さん(73、仮名)は夫(70)と2人暮らし。世帯収入は月額16万円程度の年金のみ。預貯金はほとんどなく5万8000円の家賃を払えばギリギリで、食費を切り詰めて暮らしてきました。ところが、夫が大腸がんで倒れて救急搬送されて即手術となり、一命をとりとめたものの自己負担約50万円の医療費の請求がきました。
医療費が払えないため、夫は治療を中断。胸に抗がん剤を点滴するチューブを差し込んだまま、職を探しにハローワークに歩いて行きました。
福山生健会に駆け込み、森川さんに相談した道子さんは、高額の請求書を示し「もう、どうもならん」と泣きじゃくりました。
自公に痛打を
入院中の生活用品の購入で年金は瞬時に消え、国保税や住民税を滞納してしまいました。道子さんが自己負担限度額を超えた治療費の一部が返還される高額療養費の手続きをすると、追い打ちをかけるように市役所から、その支給金から滞納した国保税を払うよう督促がきたのです。
「あまりにひどい仕打ちです。お金の切れ目が命の切れ目か」と森川さん。「高齢者いじめの医療費負担をやめさせ、負担軽減を進める」と掲げる共産党の政策に希望を見いだします。
森川さんは「政治を大本から変え、社会保障を命を守る制度に変えないと解決できません。自公政治に痛打を与えたい」と、力を込めました。(土屋知紀)
共産党の政策から
▽70歳以上の窓口負担を一律1割に引き下げ、軽減・無料化する
▽後期高齢者医療保険料・国保料(税)の減免や引き下げ
▽健康保険証の廃止・マイナ保険証の強制をやめる