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2024年5月27日(月)

自民中枢に女性蔑視思考

田村委員長がユーチューブ番組で

 日本共産党の田村智子委員長は22日、YouTube番組「ARC Times」(アークタイムズ)で上川陽子外相の暴言に表れた自民党の体質や裏金事件の幕引きをはかろうとする姿勢を厳しく批判しました。キャスターは望月衣塑子・東京新聞記者と尾形聡彦「ARC Times」編集長です。

 田村氏は、上川外相が選挙の応援で「この方をうまずして何が女性か」と発言したことについて、「世の中のジェンダー平等の前進を全く理解できていないのが自民党だということの表れだ」と批判。自民党の議員が差別発言を繰り返してきたことを指摘し、「自己改革がかけている」「自民党が抱えている問題の根の深さを表している」と主張しました。

 望月氏が、内閣府の世論調査でも選択的夫婦別姓に賛成が7割になっていることを紹介したことを受け、田村氏は「今度の選挙で、自民党を下野させて選択的夫婦別姓を実現する。同性婚に向けた法制度をどうしていくのかを検討の俎上(そじょう)にのせることができる」と指摘。実現すれば「若い世代にとって、これほど画期的な『政治は変えられる』経験はない」と述べ、総選挙の大争点にするべきだと強調しました。

 裏金問題をめぐる自民党の政治資金規正法改定案について話題になり、田村氏は「裏金に対して全く無反省。だからこんな案が出てくる。自民党がやっていることは裏金事件の幕引きを図る。そこそこの政治改革案を出して、裏金事件から国民の目をそらそうという戦略だ」と批判しました。その上で、「野党の姿勢が問われている」と指摘。日本維新の会の馬場伸幸代表が「いまさら裏金の追及は意味がない」と発言したことを「自民党への助け舟でしかない」と批判しました。田村氏は、裏金事件の真相解明と金権腐敗の根を断つ企業・団体献金全面禁止こそ国民が求める政治改革だと強調しました。


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