2024年5月26日(日)
金権自民・強権維新 審判を
奈良で小池書記局長「共産党大きく」
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来たるべき解散・総選挙の必勝のため、日本共産党の小池晃書記局長を迎えた党演説会が25日、奈良市で開かれました。小池氏は、堀川あきこ衆院近畿比例予定候補(京都2区重複)、井上良子(奈良1区)、宮本次郎(同2区)、太田あつし(同3区)各予定候補の必勝を呼びかけ、「『比例は共産党』と広げに広げ、共産党躍進で政権交代を。そのためにも共産党を強く大きく」と入党を訴えました。
小池氏は、1月の能登半島地震について「災害から半年近くたつが、がれきは放置されたままだ」と指摘。共産党は現地に「共同支援センター」を立ち上げ、「被災地の生活と生業(なりわい)の再建を。国民の苦難軽減へ、共産党は救援と復興に全力を挙げる」と表明しました。
小池氏は「しんぶん赤旗」のスクープに端を発した自民党の裏金事件を巡り、「自民党の裏金は脱税にすら問われない。『国民には増税、自民党は脱税』、こんな政治を許すわけにはいかない」と痛烈に批判。金権腐敗政治の根を断つため、パーティー券購入を含む企業・団体献金の全面禁止、政党助成金廃止を実現しようと訴えました。
小池氏は、4月の衆院3補選の結果に触れ、日本共産党が支援した候補が全員当選し、「岸田政権に退場が突きつけられ、自民党の補完勢力である維新にも厳しい審判が下された」と強調しました。
また、奈良では維新の県知事が、会場予定地でメタンガスが大量発生し、爆発事故まで起きた大阪・関西万博に子どもたちを動員させ、五條市では住民合意のないメガソーラー建設を進めていると指摘。「財界が喜ぶ大規模開発に公費を投入し、カジノ頼みの経済を推進。批判も矛盾も押さえ付ける維新政治は、自民党とうり二つだ」と厳しく批判し、「総選挙で共産党の躍進を。市民と野党の共闘を再構築し、自民党政治を終わらせ、維新にも厳しい審判を」と訴えると会場は大きな拍手で応えました。
小池氏は、大軍拡を進める岸田政権は、奈良市に隣接する京都府精華町の祝園(ほうその)に、長射程ミサイルを配備する弾薬庫を増強しようとしていると指摘。岸田政権発足の2年間で軍事予算は2・5兆円も増えたと告発し、暮らしも平和も財政も押しつぶす大軍拡を止めようと力説しました。
演説会後の入党相談会で小池氏は、一つひとつの質問に丁寧に回答し、心を込めて入党を呼びかけました。会場では5人を党に迎えました。
衆院近畿比例の堀川予定候補ら訴え
奈良市の演説会では、堀川あきこ衆院近畿比例予定候補が「反戦平和を貫き、国民の自由が保障される未来社会をめざす日本共産党の躍進で、近畿から自民党政治、維新政治を終わらせる審判をくだそう」と訴えました。
1区の井上良子、2区の宮本次郎、3区の太田あつしの各小選挙区予定候補が訴えました。