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2024年5月26日(日)

裏金、暮らし、平和から未来社会まで

千葉懇談会 志位議長、縦横に語る

10人が入党

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(写真)「希望を語るワクワク懇談会」で参加者の質問に答える志位和夫議長=25日、千葉市内

 日本共産党の志位和夫議長は25日、千葉市内で開かれた「希望を語るワクワク懇談会」で、政治の展望、暮らしと経済、日米同盟、平和構築、資本主義、社会主義・共産主義―など参加者から寄せられた多彩な質問に答えるとともに、日本共産党の躍進にむけた支持をよびかけました。志位氏は懇談会後半、会場をまわり、社会を良くするため「どうか一緒に歩んでください」と入党をよびかけました。この日、10人が党に入ることを決めました。懇談会は千葉県内110カ所をオンラインで結びもたれました。

 「政治を変える展望は?」―志位氏は、「ずばり日本共産党の躍進にあります」と回答。(1)自民党を断崖絶壁にまで追い詰めてきた(2)戦争国家づくりの悪法に対決を貫く(3)自民党政治に代わる希望ある政治の展望を示す―三つの党の抜群の役割を語りました。

 「4月の日米首脳会談ではどんなことを約束してきたのか?」「千葉県では即売契約する武器見本市もあり、習志野の自衛隊では外国軍との合同訓練もやられ不安だ」―志位氏は、バイデン米大統領が「日米同盟が始まって以来、最も重要なアップグレード(更新)」と指摘した通り、首脳会談の内容は「米軍と自衛隊の指揮統制を一体にする、憲法の根幹にかかわる大問題です」と強調。自衛隊が、情報でも装備でも圧倒的に優越的な立場にある米軍の指揮下に組み入れられることや、米軍の公式文書で同盟国と「シームレスな統合」「主権の一部を切り離させる」と明記されている危険性をあげ、憲法に違反する無法な戦争に日本を巻き込むものと批判しました。

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(写真)日本共産党の躍進を(右から)はたの、さいとう両衆院比例予定候補、小選挙区予定候補らとともに訴える志位和夫議長=25日、千葉駅前

 千葉県ではどうなっているのか?―志位氏は、習志野演習場で陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団が米軍などと合同訓練を始め、木更津駐屯地では陸自のオスプレイが配備され、日本版海兵隊といわれる「水陸機動団」をのせ沖縄の米海兵隊と合流するという動きを告発。「厚木基地とともに沖縄の米海兵隊などのオスプレイ51機の整備・訓練場になっています」「千葉県が米海兵隊部隊の『ねじろ』になっています。こんな事態を許してはなりません」と語り、「『異常なアメリカいいなり』の政治のゆがみにずばりメスを入れる共産党を伸ばしてほしい」と力を込めました。

 「『資本主義を今後も続けていいのか』と若い人たちもとても関心をもっている。貧富の格差や気候変動危機の実態はどうなっているのか」―。志位氏は、貧富の格差拡大と気候危機の深刻化はどちらも「資本主義が引き起こした危機です」と指摘。「利益第一主義」からあらゆる害悪が生まれ、これを変えなければいけないと強調し、「生産手段の社会化」、資本主義から社会主義に移行する展望、「人間の自由」が花開く未来社会の輝きについて語りました。

 フリートークでは「トランプ氏が再び大統領になったらどうなる」「日本と北朝鮮との対話はできないのか」「ロシア、中国との対話は」「野党共闘のあり方は」などの質問や意見が出されました。

比例はたの予定候補・さいとう予定候補

 志位氏は懇談会後、千葉駅前で、はたの君枝、さいとう和子両衆院南関東比例予定候補、千葉県の小選挙区予定候補と街頭に立ち演説。多くの聴衆が集まり、足を止める市民もいました。志位氏は、4月に行われた衆院補選で野党候補が圧勝し自民が惨敗したのは、市民と野党の共闘と日本共産党の貢献、「しんぶん赤旗」の裏金問題のスクープがあったからだと強調。「自民党政治を終わらせる時がきた。総選挙では、日本共産党を大躍進させ、政権交代をかちとり、みんなが希望をもって暮らせる新しい日本をつくろう」と訴えると、聴衆が大きな拍手でこたえました。

 志位氏は、「総選挙では日本の政治の四つのチェンジをかちとろう」と訴え、(1)腐敗政治にさよなら、政治の信頼をとりもどそう(2)経済無策にさよなら、暮らし応援で経済再生を実現しよう(3)「戦争国家」づくりにさよなら、外交の力で平和をつくろう(4)人権後進国にさよなら、ジェンダー平等の日本をつくろう―と語り、「そのために党を大きく伸ばしてほしい」とよびかけました。


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