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2024年5月24日(金)

額賀議長らの進め方強引

皇位継承会議で穀田氏批判

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(写真)皇位継承などに関する全体会議。(左から)塩川、小池、穀田の各議員=23日、衆議院議長公邸

 衆参両院は23日、皇位継承などに関する全体会議を衆院議長公邸で開きました。日本共産党から小池晃書記局長、穀田恵二国対委員長、塩川鉄也衆院議員が出席しました。

 各党発言の冒頭で穀田氏は、会議の進め方について発言。額賀福志郎衆院議長が政府の有識者会議の報告に沿って「主な論点(案)」をつくり、同案に沿って毎週議論し、今国会中に結論を得るとの方針で進めていることについて、「極めて強引で乱暴なやり方だ」と批判しました。

 前回会議で各党・各会派から憲法に基づく議論の重要性、国会の付帯決議の要請など議論の進め方を巡ってもさまざまな意見が出されたにもかかわらず、議長が示した「論点(案)」で進めるのは、あまりにも各党・各会派の意見を無視するものだと指摘しました。その上で、この日法制局長が報告した「要点」は「論点(案)」に沿った一方的で恣意(しい)的なまとめ方だと強く批判しました。

 また、額賀衆院議長が会議は公開せず、会議録の公表は結論が出てからとしたことについて、穀田氏は「議論を進めていくうえで各党の発言を正確に把握することは当然の前提だ。会議の公開はこの問題について国民的な意見を反映していくうえで必要だ」と強調し、会議録の公開を強く要求。今国会中に結論を得るとしたことについても拙速すぎると批判し、「運営そのものについて各党・各会派の意見を丁寧に聞いて、合意を形成する努力が必要だ」と強調しました。

 各党・各会派からも拙速な議論の進め方などに異論が出されました。額賀議長は、進め方について「衆参両院正副議長4者で議論したい」と述べました。


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