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2024年2月27日(火)

二つの怒り結び運動に

全国革新懇が代表世話人会

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(写真)全国革新懇代表世話人会=26日、東京都内

 全国革新懇は26日、都内で代表世話人会を開き、自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる裏金事件や、国民生活を破壊する大軍拡などを議論し、行き詰まる岸田政権を打開する方策について意見を交流しました。日本共産党の志位和夫議長、田村智子委員長が参加しました。

 この間、裏金事件の解明に後ろ向きの自民党に国民の怒りが高まっています。参加者からは、政治倫理審査会が非公開で開催されようとしていることについて、岸田文雄首相に裏金事件が自民党の組織的犯罪だという認識が全くないとの意見がありました。

 国民が物価高に苦しむもと、5年間で43兆円の大軍拡が行われるなか、防衛省の有識者会議でそれ以上の軍拡を求める声があったことが話されました。同会議で、軍需産業が経済の好循環を生むとの議論がなされたことについて、日本国憲法と共存できない危険な道に進もうとしているとの批判があがりました。

 ジェンダー平等では選択的夫婦別姓にかかわり、経済界からも要求が出されているにもかかわらず実現に消極的な岸田政権の姿勢が批判されました。

 参加者からは裏金事件への怒りと、物価高に苦しむ暮らしへの怒りを結び付けた運動にしていくことが大事だとの意見が出されました。

 日米安保条約、対米従属の問題を強調して打ち出すことの重要性が語られ、革新懇が掲げる「3つの共同目標」を重視した運動が強調されました。

 各分野からの報告では「若い世代は政治に関心がないというのは、今の世代には当てはまらない。社会の雰囲気を変えるような規模の運動を繰り広げていきたい」(青年)、「国連の女性差別撤廃委員会で日本の報告が審議される年。今年こそ女性の共同を強めていきたい」(女性)などの意見を交流しました。労働分野からは、労働基準法そのものに対する危険な動きが報告されました。


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