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2024年2月23日(金)

「鎮守府に戻すのか」

自衛隊基地増強計画 住民から不安

京都 倉林・山添両氏が舞鶴・祝園調査

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(写真)舞鶴基地周辺を巡る(右から)伊田、倉林、髙橋、山添、小杉、小西の各氏。後方の木の茂った部分が弾薬庫で、その手前の盛り土が防爆壁=22日、京都府舞鶴市

 2022年に国が決定した安保3文書の下、京都府の海上自衛隊舞鶴基地(舞鶴市)と陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地(精華町・京田辺市)などで軍備増強が計画される問題で、日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員と山添拓政策委員長・参院議員は22日、現地を調査しました。「舞鶴はまた鎮守府(ちんじゅふ、大日本帝国海軍の本拠地)に戻るのか」など不安の声が寄せられました。

 舞鶴市では、伊田悦子、小杉悦子、小西洋一の各市議が同行し、舞鶴平和委員会の髙橋一郎会長の案内で視察。舞鶴基地は、▽核攻撃を想定した地下化▽弾薬庫3棟新設▽所属のイージス艦へのトマホークミサイルの配備―が狙われており、地元住民との懇談では「とにかく何も知らされない」との声が出ました。

 祝園では、堀川あきこ衆院近畿比例予定候補、上條亮一衆院京都6区予定候補、坪井久行精華町議、岡本亮一京田辺市議が同行し、精華西9条の会事務局の信田宜司氏の案内で視察しました。

 防衛省は24年度予算案で弾薬庫8棟を新設する設計・工事費を計上。海自と共同運用でトマホークミサイルなどの保管も予想され、本州の弾薬補給拠点として強化する狙いです。信田氏は「何を、どれだけ保管するか何も知らされない。地形的にもいつ地震が起きてもおかしくない」と話しました。

 倉林氏は「京都を敵基地攻撃の拠点にさせない。地域の運動や議会と連携して頑張ります」、山添氏は「基地や弾薬庫と住宅が密接しているのに、住民には何も知らされない。力を合わせ計画の全体像を明らかにさせたい」と述べました。


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