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2024年2月6日(火)

京都市長選 福山氏大健闘

1.6万票差に肉薄 訴え共感呼ぶ

当選は松井氏

 任期満了にともなう京都市長選が4日投開票され、「つなぐ京都2024」の弁護士、福山和人氏(62)=無所属新人、日本共産党も参加する「民主市政の会」推薦=は、16万1203票(得票率34・4%)を獲得し、大健闘しましたが及びませんでした。(関連記事)

 当選は、自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党が推薦した新人で元民主党参院議員の松井孝治氏(63)。福山氏は、松井氏に約1万6千票差と肉薄しました。

 同選挙には元自民党府議、維新らが擁立した元京都市議らも出馬しましたが、元市議は「架空の政治資金パーティー」が発覚し、維新などは推薦を取り消し。事実上、福山氏と松井氏の争いとなりました。

 松井氏陣営は、会費1万円でミネラルウオーター缶1本という政治資金パーティーを開催。「政治家の仕事は、金を集めることではなく、市民の声を集めること」(福山氏)との訴えは大きな共感を呼び、松井陣営は「政治とカネ」問題の打ち消しに懸命になりました。

 福山氏は、「行財政改革」の名で削減された住民サービスを元に戻すことをはじめ、子育て・暮らし全力応援の「すぐやるパッケージ」を公約。市予算の1%でできるのに松井陣営は財源の裏付けがないかのような宣伝に終始しました。

 「横一線」報道にあわてた松井陣営は、各種団体を締め付けるとともに「時計の針を戻してはならない」との反共広告を地元紙に掲載するなど、市民と共産党の共同を分断し、市民の願いを封じる攻撃を強めました。福山陣営は反撃ビラを配布し、「大型開発から、くらし優先の政治へ、お金で動く政治から、市民の声でつくる政治へ、時計の針を前に進めましょう」(福山氏)と訴え、最後まで猛奮闘しましたが及びませんでした。

 開票結果は次の通り。

当松井 孝治63無新 177454

 福山 和人62無新 161203

 村山 祥栄45無新  72613

 二之湯真士44無新  54430

 高家  悠35諸新   2316

 (投票率41・67%)


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