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2024年2月4日(日)

能登半島1.1地震

職員不足「長期の支援必要」

高橋議員 3市町で調査

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(写真)能登半島地震で甚大な被害となった石川県に入り、金田直之珠洲市副市長(左)から被災の説明を受ける共産党の高橋千鶴子衆院議員(中央)と佐藤正幸県議(右)=3日、石川県珠洲市役所

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は2~3日、能登半島地震で甚大な被害となった石川県内灘町とかほく市、珠洲市の被災地調査を行いました。各役所を訪ね、被災状況や要望を聞くとともに、県庁で馳浩知事とも懇談しました。佐藤正幸石川県議が同行しました。

 3日、高橋議員らは震度6強を観測した能登半島先端にある珠洲市へ。市内に入ると景色が一変しました。

 住宅街の道路沿いの家屋や車庫、納屋が軒並み倒壊しています。地震と津波の被害で住める状態にない住宅が多数ありました。道路は隆起、陥没でいたる所で通行止めとなっています。

 珠洲市役所を訪れた高橋議員は金田直之副市長と懇談。お見舞いを述べたあと、2007年に起きた能登地震の際の自身の質問を紹介しながら、その後被災者生活再建支援法が改正され能登地震にも遡及(そきゅう)されたことや、この地震を契機に中小企業支援策ができていったことなどを説明。住宅の被災状況や、復興に向け必要な支援について質問しました。

 金田氏は、取水場や送水管の破損が大きいが市の中心部を2月中には何とかしたい。仮設住宅は1600件まではめどがあること、地域のコミュニティーを尊重してつくりたいと説明、学校のグラウンドなどに設置すると話しました。また、職員の数があまりにも少なく、長期的な人的支援が必要とも述べ、「道路や家屋などハード面は壊れたが、地域のつながりなどネットワークは壊れていない。復旧に頑張りたい」と話しました。

 前日の2日午後には、かほく市、内灘町を調査。両市町の河北潟に近い地域では、液状化とみられる現象で住宅や電柱が大きく傾いていました。

 かほく市では油野和一郎市長と山森幸平産業建設部長と懇談。内灘町では、松井賢志総務部長が応対しました。

 夕方には、高橋議員は県庁で馳浩知事と懇談し、被災者に寄り添った支援を求めました。馳氏は、7000戸の仮設住宅建設を目標に、「2月中には、いつ入居できるのか示せるようにしたい」などと応じました。


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