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2024年1月22日(月)

農民連が輪島に支援物資

水・食料積んで「少しでも力に」

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(写真)「必要なもの、好きなだけ持っていって」と話す農民連常任委員の水越久男さん(写真左)=20日、石川県輪島市(前田智也撮影)

 能登半島地震の発生から22日で3週間になります。断水をはじめ、復旧・復興の先行きが見えないなか被災者や現地で医療・支援活動を続ける人たちの疲労やストレスが高まっています。農民運動全国連合会(農民連)は20日、石川県輪島市を訪れて支援物資を医療機関などに配布しました。「被災地で不安な日々を過ごす人たちに、少しでも力になりたい」と語りました。

 米や野菜、肉や飲料水、自家製のみそなどが車2台にたくさん積まれています。農民連は今回、北陸信越の農民連会員から寄せられた物資を中心に持ってきたと話します。医療機関や市内で炊き出しを行っている人たちの所へ行き、「好きなだけ持っていって」と物資を渡すと、喜びの声が上がりました。

 同市で医療活動をしている輪島診療所には、食料品と一緒に被災地で活動を続ける医療関係者から要望があった洗濯に使用できるマルチ洗浄機も5台渡しました。

 診療所で事務長を務める上浜幸子さんは、「断水が続き、満足に洗濯ができない状態は衛生面からも課題だったのですごく助かります。新鮮な野菜などもいっぱいいただき、感謝です」と語りました。

 農民連常任委員の水越久男さんは、「石川には雄大な自然があり、畑も多い。地震によって、中心街を含め大変な被害を受けている様子に心を痛めています。農民連として引き続き、現地のみなさんに必要な物資を配布するなど、できることをやっていきます」と話しました。(前田智也)


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