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2024年1月22日(月)

災害に弱い夢洲で万博アカン 「撤退を」

大阪革新懇がシンポ

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(写真)シンポジウムで報告する(正面右から)木下、藤永、桜田の各氏ら=21日、大阪市北区

 進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)は21日、大阪市内でシンポジウム「アカンやろ!夢洲(ゆめしま)万博~傷の浅いうちに勇気ある撤退を」を開き、オンライン参加を含め100人超が参加しました。

 大阪革新懇代表世話人の桜田照雄阪南大学教授がコーディネーターを務め、パネリストとして元大阪日日新聞記者の木下功氏、おおさか市民ネットワーク代表の藤永延代氏が報告・意見交流しました。

 藤永氏は、夢洲の軟弱地盤による沈下状況や土壌汚染・液状化の問題、地震・台風など災害に弱い特性などを示し「こんな危険な夢洲で万博を開催するのは良心が許さない」と強調。「カジノ格安賃料訴訟」原告団長としてのたたかいにも触れ「市民の力で夢洲万博とIR・カジノを止めよう」と訴えました。

 木下氏は、避難計画・輸送計画に弱点があることが夢洲の最大の問題だと指摘し「能登半島地震での液状化の状況を見た上で、このまま夢洲で万博をやっていいのか。日本や大阪の信頼をなくす懸念がある」と強調。万博開催を後から検証できる仕組みの必要性やギャンブル依存症の問題点などに言及しました。

 フリージャーナリストの幸田泉氏、「日本中学生新聞」記者の川中だいじ氏からも会場発言がありました。


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