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2024年1月12日(金)

普天間騒音 34%減

オスプレイ運用停止後

沖縄県が明かす

 米軍が普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22を含めオスプレイ全機の運用を停止した直後の週において、同基地周辺での航空機の騒音発生回数が運用停止前と比べ34%減少したことが11日、分かりました。同日の県議会総務企画委員会で日本共産党の、とぐち修県議が質問したのに対し、県基地対策課が明らかにしました。

 米空軍のCV22が鹿児島県屋久島沖で墜落し乗員8人が死亡した事故(昨年11月29日)を受け、米軍は12月6日にオスプレイ全機を運用停止すると発表。とぐち氏はオスプレイ飛行停止後の騒音について「どれだけ軽減しているか」とただしました。

 基地対策課の長嶺元裕課長は、県環境部が市町村と連携し実施している騒音測定の速報値を公表。運用停止前の週(11月30日~12月6日)の騒音発生が2081回だったのに対し、7日以降の週は1378回だったとした上で「約34%の減少となっている。飛行停止の影響は大きい」と述べました。

 とぐち氏は、名護市辺野古に新基地を造り、普天間基地を「移設」しなければ、危険性が除去できないとする日本政府の説明に言及。「いかにまやかしであるかが証明された。危険性除去をするのであれば、オスプレイの飛行停止と同じように、まず普天間基地の運用を直ちに停止することが一番の道ではないか」と強調しました。


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