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2023年12月12日(火)

「沈黙貫かない」

ガザ停戦 渋谷集会

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(写真)イスラエルのガザへの攻撃をすぐに止め、パレスチナに平和をとアピールする人たち=10日、東京・渋谷駅ハチ公口

 国内外で活躍する著名なDJらが中心となりサウンドデモを行ってきた「プロテストレイヴ」は国際人権デーの10日、東京都の渋谷駅ハチ公前で、イスラエルによるパレスチナ・ガザ攻撃の即時停戦とジェノサイド(集団殺害)を止めることを求める集会を行いました。有志のアーティストがパレスチナ支援のために制作した音楽が響き渡る中、延べ500人の参加者(主催者発表)は「フリー パレスチナ」「ストップ ジェノサイド」と声を上げました。手を振る人やスマホを掲げる人など注目を集めました。

 8月までパレスチナのヨルダン川西岸に滞在していた作家の松下新土(しんど)さんは「ガザには燃料も食べ物もない。ジェノサイドの秒読みの状態だ。絶対に止めるために支援を広げてほしい」と呼びかけました。

 演出家の橋本ロマンスさんと俳優の野坂弘さんはイスラエル軍の空爆で7日に殺されたパレスチナ人作家の「私が死ぬ時」を紹介し朗読。「(アーティストである)私たちは何のために学び、技術を得たのか。『自分自身のことだけを考えるために?』という問いに『違う』と言えると信じている」(橋本さん)、「演劇界が人道危機に沈黙を貫けば今後、どうして命について表現できるのか」(野坂さん)と訴えました。

 東京都荒川区の女性(34)は「アメリカ出身で日本で育ちました。国連の停戦決議に拒否権を行使したアメリカ、何も言わない日本の両政府に腹が立つ。国際世論は停戦を求めていることを示し続けたい」と話しました。


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