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2023年12月4日(月)

アラブ外交団 衆院外務委と意見交換

「最後まで友人でいて」

高橋氏出席

 ワリード・シアム駐日パレスチナ常駐総代表部大使ら在京アラブ外交団らが1日、国会を訪れ、衆院外務委員会理事らと意見交換しました。パレスチナ以外の外交団メンバーは、ヨルダン、エジプト、シリア、レバノンの大使と代理大使です。

 日本共産党の高橋千鶴子議員が出席し、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区の攻撃を再開したことに「非常に残念で憂慮している。戦闘休止ではなく即時停戦という立場は同じ」と述べました。

 シアム大使は、イスラエルの攻撃で死傷した子どもたちなどの写真を広げて「これがハマスに見えますか」と訴え、日本政府を含む各国が10月7日のハマスの攻撃開始ばかりを問題にしていることについて、パレスチナは1948年のイスラエル建国から75年間占領下にあることを知ってほしいと述べました。

 シリアの代表は、日本が原爆の被害から立ち上がり、国際法を順守する国だと評価する一方、日本が議長国であるG7(主要7カ国)が占領側に自衛権を認めているのはおかしいと発言しました。

 高橋議員は、志位和夫委員長がシアム大使と面会し、ジェノサイド(集団殺害)の危険と、党の中東和平の立場について懇談したことのお礼を述べ、「ジェノサイドの危険を招いているイスラエル側の攻撃に対し、日本政府がきちんと批判する立場に立つことと、即時停戦を求めるよう政府にも働きかけていく」と応じました。

 アラブ外交団側は「日本は最後までアラブの友人でいてほしい」と述べました。


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