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2023年11月14日(火)

東西対決の決勝戦 激しく紙一重の差

赤旗全国囲碁・将棋大会

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(写真)決勝戦をたたかう囲碁神奈川代表の硯川俊正さん(右)と奈良代表の赤木志鴻さん=12日、党本部

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(写真)決勝戦をたたかう将棋埼玉代表の原司さん(右)と大阪代表の藤原結樹さん=12日、党本部

 第58回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会は2日目の12日、準々決勝から対局が行われました。決勝は囲碁で硯川俊正(すずりかわ・しゅんせい)さん(25)=神奈川=と赤木志鴻(あかぎ・しこう)さん(25)=奈良=、将棋で原司さん(29)=埼玉=と藤原結樹さん(34)=大阪=と、いずれも東西対決になりました。

 囲碁の硯川さんは、全日本学生十傑戦(2022年)の優勝者で現在も学生です。京都大学大学院の赤木さんとは過去2回打って1勝1敗、3度目の対局となりました。盤面の勢力の細かい計算を積み重ねる「地味な碁」(囲碁審判長の小島高穂九段)となりましたが、1目半差で硯川さんが激戦を制しました。

 硯川さんは「半目差勝ちで神奈川代表になりました。この大会ではリーグ戦突破が目標でした。優勝できて、めちゃくちゃうれしい」と満面の笑みを浮かべました。

 小島九段は「私が対局したら誰にも勝てそうにないくらい、しっかりした碁を打ってくださいました」とユーモアを交えながら、代表選手をたたえました。

 将棋の決勝戦は社会人対決になりました。優勝した原さんは後手番を持ち、藤原さんの三間飛車に二枚銀で対抗。藤原さんの飛車や角を次々と仕留めて、108手で原さんの勝ちとなりました。

 「家族に喜びを伝えたいですね。AI(人工知能)の使い方もあまり分からなくて、将棋は実戦で研究しています」と笑顔になりました。

 将棋審判長の屋敷伸之九段は「大変な激戦続きで惜敗したみなさんも紙一重の差でした。今後の活躍を期待しています」と述べました。

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