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2023年11月1日(水)

ライドシェアやめて

「世界では禁止 なぜ日本で」

自交総連

 一般ドライバーが自家用車を使い有償で乗客を運送する「ライドシェア」解禁反対を求めて全国自動車交通労働組合総連合会(自交総連)は31日、衆院第1議員会館で記者会見しました。


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(写真)会見する高城氏(左から2人目)ら=31日、衆院第1議員会館

 道路運送法は安全性確保のために一般ドライバーが自家用車(白ナンバー)を使って乗客を有償運送することを原則禁止。有償運送には営業許可(緑ナンバー)が必要で、「ライドシェア」は取り締まり対象となる「白タク」行為です。しかし岸田首相は所信表明演説で地域事情に触れ、導入検討を表明。財界も早期実現を求めています。

 高城政利書記長は、欧州などライドシェアを導入した国では性暴力事件の多発などの問題が起こり、8割が禁止に追い込まれていると指摘。「世界で禁止されるものをなぜ日本で入れるのか」と批判しました。

 また、ライドシェアのプラットフォーム事業者は利用者とドライバーをマッチングするだけで公共交通としての責任を負っていないと指摘し、利用者の安全確保について疑問を呈しました。ライドシェアが導入されれば既存のタクシーの売り上げが減少し、公共交通を担うタクシー自体が崩壊する危機感を示し、利用者の移動する権利を確保する立場で公共交通を守る政策を求めました。


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