2023年10月28日(土)
暮らせる年金に上げよ
東京 年金者組合と全労連が「一揆」
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全日本年金者組合と全労連は27日、「若者も高齢者も安心できる年金を」「軍事費削って社会保障充実を」などの要求を掲げて東京・日比谷野外音楽堂で「年金者一揆&フェスタ」を開きました。1300人が参加し集会後、パレードしました。
年金支給額は2013~23年度で実質7・3%も減少。全日本年金者組合の杉澤隆宜委員長は、女性年金生活者の8割超が月10万円以下で、「77歳1人暮らし。国民年金月3万円」などの実態を紹介し、「『死ぬより生きる恐怖』を傍観することはできない」と強調。緊急策として消費税減税や物価高に見合う年金引き上げと、低年金者の底上げや最低保障年金制度を訴えました。
全労連の小畑雅子議長は、「低すぎる年金は低すぎる賃金と一体で現役労働者の課題そのものだ」と述べ、春闘で年金引き上げや安定雇用を求めていると話しました。
15年に提訴された年金裁判は30事案が最高裁に上告しています。弁護団の加藤健次共同代表は年金や最低賃金の底上げで「どの段階でも安心して暮らせる制度をつくるのが国会や行政の責任だと裁判を通じて明らかにしたい」と話しました。
最優秀「むしろ旗川柳」に「痩せ秋刀魚一匹買って半分こ」が選ばれました。
横浜市から参加した女性は、「女性の低年金を放置せず誰もが笑顔で生活できる年金にしてほしい」と話しました。
日本共産党の倉林明子副委員長があいさつしました。