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2023年10月7日(土)

愛知・豊川 豪雨被害補償早く

農家と党市議団、国に要請

もとむら・すやま両氏参加

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(写真)オンラインで要請する(右手前から)愛知農民連の本多正一事務局長、小野田氏、安間氏=4日、愛知県豊橋市

 愛知県豊川市の日本共産党の安間寛子と佐藤郁恵両市議、農民運動愛知県連合会や農家らは4日、関係省庁に、オンラインを交え、6月2日の豪雨による被害について支援と補償を要請しました。もとむら伸子衆院議員・東海比例予定候補、すやま初美同比例予定候補が参加しました。

 豊川市では、増水時に堤防に造った切れ目から水を逃がす「霞堤(かすみてい)」のある地域で特に大きな被害が出ました。根菜などを栽培する小野田泰博さん(45)は、ジャガイモとキャベツ、耕運機などの機械18台が浸水。約1000万円の被害を受けました。小野田さんは、さまざまな生業(なりわい)を持つ住民が浸水被害を受けているとして「一番求めているのは全額補償だ」と訴えました。

 国土交通省の担当者は「もともと堤防が低い地区への補償はなじまない」との回答に終始しました。

 佐藤氏は、2019年に激甚災害指定された台風19号で被害を受けたビニールハウスに補償が9割あったとして「今回も激甚災害指定されたが補償しないのはなぜか」と質問しました。

 農林水産省の担当者は、台風19号は広域的だったなどとして「収入保険と農業共済で備えて」と答えました。

 もとむら氏は「下流の水害を防ぐために私有地を利用し、そのために被害に遭った農家にさらに借金を背負わせるのは理不尽だ」として補償を求めました。

 参加者は浸水のリスクが高い「霞堤」の地域には、住民や来訪者が避難しやすいようにきめ細かいエリアごとにテレビやネットなどでも広報するよう求めました。


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