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2023年9月17日(日)

「泥の始末が大変」

党県議団、いわき水害調査

福島

写真

(写真)体育館前で鈴木校長(左端)から話を聞く(右へ)神山、宮川、宮本、丸本、吉田、大橋の各氏=15日、福島県いわき市

 日本共産党福島県議団は台風13号で発生した8日の線状降水帯による豪雨被害から1週間たった15日、福島県いわき市内郷地区を視察しました。神山えつこ、宮川えみ子、宮本しづえ、吉田えいさく、大橋さおりの5県議と丸本ゆみこ党県災害対策本部員が、住民から要望を聞き取りました。

 越水し氾濫した宮川に近く、一部床上まで浸水したのが、内郷第二中学校です。この日は教職員あげて後片付けに追われ、水につかって床板が波打つ体育館は業者の手で清掃されました。

 鈴木芳美校長は「泥の始末が大変です。車が通ると土ぼこりが舞い、雨が降るとトロトロ状態。登校時にはマスク着用を求めるなど、子どもたちの安全安心が一番です」と話しました。

 1メートル30センチ以上の床上浸水に襲われた、内郷内町前田に住む1人暮らしの女性(85)。急な増水で避難できませんでした。同市に住む三女(54)が消防署と連絡を取り合い、翌午前0時ごろやっと消防職員が接触できました。

 「2日間一睡もできなかった」。しばらく三女宅で同居しながら「今後を考える」と女性は言います。

 市担当者は「被害が大きかった内郷の総雨量は191・5ミリで4年前の270ミリより少ないが、今回は部分的に強く降った。当面、被災支援、ゴミ処理、罹災(りさい)証明に力を入れる」と話しました。


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