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2023年8月9日(水)

スタバ労組つぶし抗議

全米333カ所店舗前行動

“解雇・閉鎖をやめよ”

 【ワシントン=石黒みずほ】米国の大手コーヒーショップのスターバックスが労組つぶしを行っていることに抗議し、全米各地で7日、労働者への連帯を広める行動が取り組まれました。労組結成を進める「スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド(SBWU)」が呼びかけた行動です。


写真

(写真)7日、ワシントンにあるスターバックス店舗前で、チラシを手にして労組つぶしに抗議する人たち(石黒みずほ撮影)

 SBWUによると、32州333カ所で実施され、労組が結成されていない店舗前を中心に行われました。支援者や他分野の労働者らが主導し、スターバックス労働者への連帯を広げる取り組みの一環です。

 首都ワシントンでの行動は、労働団体のTシャツやSBWUのバッジを身につけた市民約20人が集結。通行人やスターバックスから出てきた人たちに、同社の労組つぶしについて知らせ、運動への参加を呼びかけるチラシを配布しました。

 スターバックスではこれまでに、全米で340以上の店舗で労組が結成され、8500人以上が組織されています。一方、会社側は組合員の解雇や店舗の閉鎖など労組つぶしを続けています。

 ワシントンの行動に参加した大学教授のキャシー・シュナイダーさん(68)は「家族を養うことに苦労する労働者もいるのに、莫大(ばくだい)な利益をあげる大企業が賃上げを拒否していることに怒りを感じる」と話しました。


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