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2023年5月17日(水)

リスク明らか 停止を

マイナカード保険証 倉林氏が要求

参院厚労委

写真

(写真)質問する倉林明子議員=16日、参院厚労委

 日本共産党の倉林明子議員は16日の参院厚生労働委員会で、マイナンバーカードと一体化した健康保険証に別人の情報がひも付けされ診療情報が閲覧されていた原因の徹底究明と再発防止等を求め、マイナンバー法案の廃案を主張しました。

 別人情報のひも付けは7312件にのぼります。倉林氏は厚労省が問題を最初に把握した時期を質問。同省は2021年11月に最初のケースを把握し翌月公表したと答えました。

 倉林氏は、河野太郎デジタル相が、誤入力の防止がマイナ保険証のメリットだと説明したが、「明らかに誤入力を起こしている。短期間での大量の入力手続きが医療保険運営団体に過重な負担をかけている」と指摘。「問題が判明しながら長期間放置し、マイナカードの普及をやみくもに進めてきた責任は極めて重大だ。情報が別人に閲覧されるなどあってはならない」とただしました。

 加藤勝信厚労相は「大変申し訳ない。丁寧な対応を行ってきたし今後も続ける」と答弁しました。

 倉林氏は「原因の徹底究明と情報の修正、再発防止策までしっかり整え、国民への丁寧な説明が必要だ」と述べ、利用のいったん停止、たらい回し状態の相談窓口の改善などを要求。「(一体化で)明らかになったのはリスクだ。法案の連合審査を行い徹底審議の上で廃案にすべきだ」と主張しました。


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