2023年4月10日(月)
愛知で議席空白を克服
道府県議選 大阪・吹田 議席守る
福岡、熊本など新たに空白
午前0時10分現在
統一地方選前半戦は9日、9道府県知事選、6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選の投開票が行われました。
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10日午前0時10分現在、道府県議選で、日本共産党は前回唯一の空白県だった愛知県で議席を回復。豊橋市区の元職しもおく奈歩氏が返り咲きました。
大阪は吹田市区(定数3、1減)で現職の石川たえ氏が議席を守りました。
長野では、無投票当選1人を含め現職5氏と元職1氏が当選し、1増の6議席となりました。ほかに党推薦の無所属現職1氏も無投票で当選しています。
現有2議席の千葉で新人を含む4氏が当選し、議席倍増を果たしました。
高知では四万十市区(定数2)で元職が12年ぶりに議席を回復。南国市区(定数2)も含め現有5議席の確保を確実にしています。
青森で3議席、秋田で1議席、山形で2議席、栃木で1議席、群馬で2議席、石川で1議席、岐阜で1議席、三重で1議席、岡山で2議席、山口で2議席、鳥取で1議席、島根で2議席、愛媛で1議席、高知で5議席など各地で現有議席を確保しました。
熊本と福岡などは議席空白が確定しました。
日本共産党は、多くの地方議会で「オール与党」などの妨害をはねのけ、住民とともに子ども医療費助成などを充実させてきた党の躍進で政治をさらに前に進めようと強調。「住民の命綱」「国の悪政の防波堤」「行政のチェック役」となってきた党議員団の値打ちを語るとともに、岸田政権が進める大軍拡への「平和の審判」を呼びかけ、「平和・くらし 希望の1票は日本共産党へ」と訴えました。
日本共産党は、道府県議選で6氏が無投票で当選しました。長野のほか、山梨で新人2氏、京都府で現職・新人各1氏、広島で新人1氏で、山梨は1増で20年ぶりに複数議席となりました。政令市議選では浜松市の現職1氏が無投票で議席を確保しました。
9日投開票の知事選では北海道、神奈川、福井、大阪、鳥取、島根の各道府県で現職が当選。徳島では、自民党県連推薦の現職が敗れ、無所属の元同党衆院議員が当選。大分では自民・公明県本部推薦の新人が、大阪では日本維新の会共同代表の現職がそれぞれ当選しました。奈良では新たに維新公認の新人が当選しました。
日本共産党は9道府県で推薦や公認、支持または自主的な支援を行う候補の勝利のためにたたかいましたが、及びませんでした。
政令市長選では、札幌、相模原、広島で現職、静岡、浜松で新人が当選。大阪では維新の新人が当選しました。
政令市長選で日本共産党は、静岡、広島で公認候補を擁立。札幌、相模原、浜松で無所属新人候補を推薦してたたかいましたが、いずれも及びませんでした。