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2023年3月5日(日)

全国都道府県委員長会議

山下副委員長の討論のまとめ

 日本共産党が3日に開いた全国都道府県委員長会議で、山下芳生副委員長がおこなった討論のまとめは次のとおりです。


写真

(写真)まとめの発言をする山下芳生副委員長=3日、党本部

 討論のまとめをおこないます。

 討論は、全体として幹部会の「訴え」を正面から受け止め、実践する決意に満ちたものでした。「手紙」と「返事」のとりくみが、いま全党に新しい力を深いところから引き出しつつあることが、討論でこもごも語り合われました。これを最大の力にし、確信にして、「手紙」と「返事」の運動をさらに推進していこうではありませんか。

1章と2章の関係――選挙勝利をめざすうえでも「手紙」のとりくみを

 「訴え」の1章と2章の関係について述べておきたいと思います。

 討論で高知の春名県委員長が、選挙勝利にとって「何よりも全党員の総決起だ。そのために『手紙』の返事を書いてもらうことが、選挙にとっても決定的だ」と述べられました。非常に大事だと思います。

 2章で提起された統一地方選挙を勝ち抜く「三つのカギ」は、それぞれ大事ですが、この三つをすべてやりぬく力は、全支部が立ち上がること、全支部総決起にあります。

 この全支部の決起をかちとる。深いところから力を引き出す、つくりだす。その最大の力は「手紙」と「返事」ではないかという発言だったと思います。

 もちろん「手紙」のとりくみは、統一地方選挙勝利のためだけに行うものではありません。党の未来を開くとりくみです。同時に、直面する統一地方選挙勝利にとっても、この「手紙」と「返事」のとりくみが、全支部決起をかちとって、深いところから支部の力を引き出して、選挙勝利の条件を開くという関係にある。このことをしっかりつかんで奮闘しようではありませんか。

「手紙」と「返事」のとりくみが党の民主的運営を体現している

 もう一つ、わが党に対する反共キャンペーンに対して、いま私たちは党の本当の姿を見てほしい、真の姿を見てほしいということを、反撃の一つの内容として訴えてきました。日本共産党がいかに民主的な運営をやっているかということであります。

 討論を聞いて、また寄せられた感想を読んで、いまやっている私たちの「手紙」と「返事」のとりくみそのものが、党の民主的運営を体現しているのではないかと思いました。第7回中央委員会総会で私たちは、支部・グループへの「手紙」を、英知を結集して練り上げました。そしてすべての支部・グループに届ける努力をしてきました。

 そして今度は、支部・グループで2回、3回、4回と繰り返し「手紙」を討議していただいて、中央に「返事」を出し、それぞれの支部の存在意義を再確認しながら、「130%の党」や統一地方選挙勝利に向かって力を発揮しつつある。まさに中央と支部が双方向で学びあいながら、活動している。これほど民主的な党運営をしている政党が他にあるでしょうか。

 いまの「手紙」と「返事」のとりくみそのものが、党の規約の精神にもとづいた民主的運営の実態を体現している、証明していると言っても過言ではないと思います。そういう角度からも「手紙」と「返事」の運動に確信をもって、このとりくみをうんと強めていこうではありませんか。

 幹部会の「訴え」は、都道府県委員長のみなさんに、本当にまっすぐ受け止めていただいて、この方向で3月、4月、頑張ろうではないか、新しい歴史的挑戦をやりぬこうではないかということが、全体の意思になったと思います。

 7中総決定と「訴え」を力にして、3月、4月、党づくりの前進、統一地方選挙勝利をかちとることを心からよびかけて、まとめとしたいと思います。ともに頑張りましょう。


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