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2023年3月4日(土)

“勝負の2カ月”―選挙勝利、党づくりの挑戦をやりぬこう

共産党 全国都道府県委員長会議開く

山下副委員長が報告

写真

(写真)報告する山下芳生副委員長=3日、党本部

 日本共産党は3日午後、全国都道府県委員長会議をオンラインで開きました。山下芳生副委員長が、午前中に開かれた幹部会で決定した「“勝負の2カ月”―選挙勝利、党づくりの挑戦をやりぬこう」との訴えにそって報告とまとめをおこない、19人が発言しました。(幹部会の訴え)

 山下氏は、3月、4月が、強く大きな党をつくりながら、選挙勝利の諸課題をやりぬいて、統一地方選挙を必ず勝ち抜き、「130%の党」へ前進するという、歴史的挑戦をやりとげられるかどうか、文字通り“勝負の2カ月”となると指摘、すべての支部・グループ、党機関と議員・候補者が力一つにこの挑戦を成功させようと訴えました。

「手紙」と「返事」が力を発揮

 「『130%の党』をつくるための全党の支部・グループへの手紙」の討議と「返事」を出すとりくみが、「130%の党」の実現、選挙戦勝利へ、確かな土台をつくり出しつつあります。支部にとっては、その存在意義を確かめ合い、現状と課題を見つめ直す契機となり、党機関にとっては、支部の努力や苦労をまるごとつかむ機会となり、支部に心を寄せて一緒に困難を打開する力となっています。

 山下氏は、すべての支部が「手紙」を討議し、「返事」を出すとりくみをやりぬくことをよびかけ、まだ「返事」を出せていない支部、「返事」を寄せてもらった支部、党機関それぞれに心から訴え、選挙戦のなかでも世代的継承のとりくみを中断させず前進させることを訴えました。

選挙勝利へ「三つのカギ」貫いて

 続いて、統一地方選挙をどう勝ち抜くのかについてのべ、「いまこそ、7中総決定が提起した『現状を打開する三つのカギ』を貫くこと」と訴えました。

 第1のカギは、岸田政権の大軍拡に正面から反対し、平和の対案を掲げるなど、国政において日本共産党が果たしている役割を、広く有権者に知らせることです。

 そのうえで、大軍拡に正面から立ち向かう党にたいする攻撃も激しいものがあるとのべ、「反共は戦争前夜の声」であり、平和の大攻勢、強く大きな党づくり、統一地方選挙の勝利で、きっぱりとした回答を突きつけようとのべました。

 第2のカギは、党地方議員団の抜群の値打ち((1)一貫して掲げ実現に努力してきた住民の切実な要求が前進し実りつつあること(2)国の悪政から住民を守る「防波堤」(3)自治体のゆがみにメスを入れる監視役)をみんなの深い確信にし、有権者のなかに広げぬくことです。

 第3のカギは、「強く大きな党をつくりながら、選挙勝利の独自の課題をやりぬくという新たなとりくみに挑戦する覚悟をかためて選挙戦をたたかいぬく」という7中総の方針を揺るがずに貫くことです。

 山下氏は、「選挙の中でこそ党をつくり、『130%』への道を開く」―ここに思いを定め、この立場を最後まで揺るがず貫いて、選挙戦をたたかいぬこうとよびかけました。

「手紙」と「返事」の運動は規約にもとづく民主的運営そのもの

山下副委員長がまとめ

 3日に開かれた日本共産党全国都道府県委員長会議で山下芳生副委員長は、討論のまとめをおこないました。

 山下氏は、幹部会の「訴え」を正面から受け止め、実践する決意に満ちたものだったとのべ、「『手紙』と『返事』のとりくみが全党に新しい力を深いところから引き出しつつあることが討論でこもごも語り合われました」と強調しました。

 そのうえで「訴え」の第1章と第2章の関係についてふれ、統一地方選挙勝利にとっても「手紙」と「返事」の運動はきわめて大事だと指摘。第2章で提起された統一地方選挙を勝ち抜く「三つのカギ」をやりぬく力は全支部の総決起にあり、その最大の力は「手紙」の討議と「返事」を書く運動にあるとのべ、「『手紙』と『返事』の運動は、党の未来を開くとりくみであるとともに、統一地方選挙勝利にとっても、深いところから支部の力を引き出して選挙勝利の条件を開くという関係にあることをしっかりつかんで奮闘しよう」とよびかけました。

 山下氏がもう一つ強調したことは、「手紙」と「返事」のとりくみが、新たな反共キャンペーンに対して、党の本当の姿、民主的な党運営を体現するものとなっていることです。

 「まさに中央と支部が双方向で学びあいながらすすめる全党の運動が、党規約の精神にもとづいた党の民主的運営そのものにほかなりません」と力を込め、3、4月、新しい歴史的挑戦をやりぬこうとよびかけました。


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