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2023年3月3日(金)

北海道議選 現有3議席絶対確保 4議席以上を

道民の声まっすぐ届ける架け橋

自民、議席増ねらい攻勢

 北海道議選(総定数100)で、日本共産党は現有3議席を絶対確保し、代表質問や予算案の組み替え動議提出などができる4議席以上をめざしています。現時点で8人の予定候補者を擁立しています。道議会で単独過半数を握る自民は、今回さらなる議席増をもくろんでいます。(中川亮)


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(写真)街頭で宣伝する(左から)菊地、真下、宮川の各氏=2月17日、札幌市

 どの選挙区も激戦の様相で、日本共産党が議席を有するところで自民候補らと競り合っています。真下紀子団長が立候補を予定する旭川市(定数6)では、自民が3議席目を狙い、他陣営を圧倒する量のポスターを張り出すなど攻勢を強めています。宮川じゅん予定候補(現)が挑む札幌市東区(同4)では、「激戦区」と位置付けて執念を燃やす公明や自民、立憲民主の各党現職に加え、維新の会も新人候補を出すと発表。丸山はるみ予定候補(新)が菊地葉子議員からの議席継承をめざす小樽市(同3)では、自民現職や前回次点の立民元職が出馬します。

 各党は挙党態勢で臨み、2月に自民の菅義偉前首相や立民、国民民主両党、れいわ新選組の党首らが相次いで道内に入っています。

質問回数断トツ

 議会内では少数でも「道民の声をまっすぐ議会に届ける架け橋」として、住民と一緒に道政を動かしてきたのが日本共産党道議団です。会派別議員1人あたりの平均質問回数は117回と、自民21回、公明40回などを圧倒し、断トツです。

 道立高校の理不尽な「校則」について独自に調査し、議会質問で改善を要求。全ての高校で地毛証明提出が不要となり、8割以上の学校で生徒や保護者の意見を反映しながら校則を見直すことになりました。

 JR北海道による廃線問題で、住民の声を聞き議会で切々と代弁してきた真下団長に、沿線自治体の首長から感謝と路線存続に力を貸してほしいとの声が寄せられています。

 各地の支部は、「130%の党」づくりに挑戦しながら、党道議団のかけがえのない役割を語り、支持を広げています。

 十勝地区・緑ケ丘支部(帯広市)では2月に3人が入党、第28回党大会比で8人増に。「家事、子育て、仕事で時間がなく政治に関心をもつ余裕がなかった」という人を迎え、支部会議や綱領学習会、街頭宣伝に活気が生まれています。「帯広初の議席を獲得し道政を変える」と力を入れています。

軍拡反対広がる

 小樽地区・蘭島支部(小樽市)では、大軍拡・大増税反対の署名の呼びかけや、街頭宣伝にうって出ています。

 有権者約900人の蘭島地域で、署名目標に掲げた300人分を2月末に突破。対話では「抑止力は必要」などの声もある中、ほとんどの人が訴えに共感し、「軍拡も増税も嫌です」「生活が苦しい。増税は困る」と応じています。

 4年前と比べ党員、「しんぶん赤旗」読者で前進し、日曜版読者は有権者比約13%。通算9期にわたる小樽の「伝統の議席」を丸山予定候補に必ず引き継ごうと奮闘しています。

 青山慶二道委員長は「道民の暮らし、営業、酪農は深刻です。戦争か平和かの岐路にあるなか、札幌、旭川、帯広3市が自衛官募集のために個人情報6万人分を提供していたという大問題も明らかになりました。反戦・平和、国民の苦難軽減を立党の精神とする日本共産党の真価が問われています。『不安を希望に変える』のが私たちの仕事です。道民、市民の願いに応える結果を出すために全力を尽くす」と語っています。


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