2023年2月16日(木)
軍拡でなく平和を 国会前行動
婦団連など幅広い女性団体
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岸田政権による大軍拡・大増税に反対する女性たちの行動が15日、衆院第2議員会館前で取り組まれました。日本婦人団体連合会(婦団連)など幅広い女性団体が共同し、「レッドアクション」と題して呼びかけ。「戦争ではなく平和の準備を」とアピールしました。
冷たい風が吹きつけるなか、「大軍拡NO!」と書かれたタペストリーをはじめ、赤いものを身に着けて71人(主催者発表)が集まりました。
開会あいさつで婦団連会長の柴田真佐子さんは、岸田政権が保有を狙う敵基地攻撃能力について、専守防衛を大きく逸脱することが国会審議で明らかになっていると指摘。「万が一にも戦争が起きれば、真っ先に犠牲になるのは子どもと女性、市民です。共同を広げて、大軍拡と大増税をストップさせよう」と訴えました。
日本女医会会長の前田佳子さんは、政府は軍拡のために多額の税金を使おうととしているが、その一方で社会保障費の削減などが狙われているとスピーチ。「こんな政治は間違っています。私たちは『軍拡より生活』で連帯していきましょう」と述べました。
全労連女性部事務局長の寺園通江さんは、岸田政権はジェンダー視点に立った政策が打ち出せていないと指摘し、「暮らし最優先の政治へと変えるためにも、国会など意思決定の場にもっと女性を増やしたい」と語りました。
日本共産党の本村伸子衆院議員、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員があいさつしました。