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2023年2月8日(水)

校閲の目

ジェンダーガイドライン ポイント(5)

性の多様性を尊重した表現にする

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(写真)LGBTQ報道ガイドライン第2版

 ジェンダーガイドラインのポイント(5)は「性の多様性を尊重した表現にする」です。

 日本共産党綱領には「性的指向と性自認を理由とする差別をなくす」が書き込まれました。「性的指向」とは、恋愛や性的関心がどの対象の性別に向くか向かないかを表す言葉です。「性自認」は自分の性別をどのように認識しているかということです。

 性的少数者を当初は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとってLGBTと表記されてきましたが、ほかにもさまざまな性があります。最近ではLGBTQやLGBTQ+などの言葉が使われます。Qは自身の性のあり方について特定の枠に属さない人などさまざまな意味があります。性の多様性を+で表すようにもなってきました。

 LGBは「性的指向」、T(トランスジェンダー)は「性自認」に関する言葉です。トランスジェンダーは「体の性と心の性の不一致」などと訳されていましたが不正確だとの指摘があり、現在は「出生時に割り当てられた性別と性自認が異なる人」のように書くことにしています。

 このように新しい認識が広がる分野です。LGBT法連合会の「LGBTQ報道ガイドライン」なども参考に、性の多様性を尊重した表現を追求していきます。(河邑哲也)

 (毎週水曜日付に掲載予定です)


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