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2023年1月19日(木)

PFAS汚染 国の規制を

沖縄市民団体 参院調査団と面会

宜野湾

写真

(写真)照屋さん(左端)から説明を受ける調査団、左から2人目が紙議員=18日、沖縄県宜野湾市

 米軍基地由来とみられる有毒な有機フッ素化合物PFASの汚染問題に取り組む沖縄県宜野湾市の市民グループは18日、参院政府開発援助沖縄・北方特別委員会の調査で来県中の国会議員団と面会し、住民の命や健康を守るための規制が図られるよう国への働きかけなどを求めました。

 米軍普天間基地(同市)に隣接する小学校で、調査団と面会したのは「宜野湾ちゅら水会」のメンバーら。照屋正史さんは、ちゅら水会として同小学校内の土壌を昨年調査したところ、最も高い地点で米国基準値の約29倍のPFOS(PFASの一種)が検出された結果を説明しました。

 水や土が同基地から流出したPFASによって汚染されている可能性を語り、子どもたちの健康が脅かされていると指摘。日本では土壌におけるPFAS濃度の基準がないことや、原因究明のための基地内への立ち入り調査ができないことなどを伝え、改善する必要性を訴えました。

 ちゅら水会の町田直美共同代表は「(汚染から)子どもたちを守るために、行政と一緒になってやろうと取り組んできた。国を動かす第一歩になったと思います」と話しました。

 調査団には日本共産党から紙智子参院議員が参加しました。


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